サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
Wikipedia
bookstand.webdoku.jp
今年は「ハリー・ポッター再ブーム」の年なのかもしれません。6月から9月まで六本木で「ハリー・ポッター展」が開催され、テレビ番組『金曜ロードSHOW!』では立て続けに映画「ハリー・ポッター」シリーズが放映されています。また来年には、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンには、映画シリーズをテーマにした新たなエリアがオープンします。そんな「ハリー・ポッター」に、過去に"ポッター戦争"と呼ばれる騒動があったことをご存じでしょうか。 "ポッター戦争"とは、「ハリー・ポッター」の二次創作に関するファンと映画会社の闘いのことです。 小説『ハリー・ポッター』シリーズの原作者であるJ・K・ローリングさんは、小説のファンたちが作る二次創作に寛容な人でした。また、イギリスの版元である出版社も、アメリカの版元である出版社も、二次創作に寛容の姿勢でした。 ところが、1998年、J・K・ローリングさんから全世界配給権を購
情報で溢れた私たちの生活。歩いているときも携帯でニュースを読み、分からないことがあれば、会話の途中でも調べ、望んでいない情報までも受信してしまいます。そんな現代以上に情報に囲まれた未来を描いたのが、小説『know』です。 『know』の作中では、2040年に「情報材」という物質が開発されたことで、情報インフラは革新的な発達を遂げます。「情報材」で作られた建物や道路は、通信インフラの一部となり、私たちの身の回りのものが、常時周囲の状況をモニタリングし、相互に交信し合うのです。「あらゆる情報が、あらゆる場所で取得できる時代」――"超情報化社会"の到来で莫大な情報に囲まれることになった人類は、果たしてどうなってしまったのでしょうか? 「昔の人は携帯用の情報デバイスを持ち歩いて、自宅ではコンピュータを使って、補助器具に助けられながら押し寄せる情報津波に対抗しようとしていたが。結局それらを扱うのも人
感謝の気持ちを伝えたいのに、実は偉そうな表現になっていたり、文法として間違っていたり。自分に悪気がなくても、相手が不快な思いをしていることは、実は結構多いものです。本当は敬意を表したくても、それが言葉で表現できていなければ、せっかくの気持ちも台なしになってしまいます。 その日本語が正しいかどうかを、◯×形式でわかりやすくまとめ、収録しているのが書籍『知らずに使っている実は非常識な日本語』です。本書を書いたのは、NHKで約40年間にわたって、アナウンサーとして活躍した梅津正樹さん。局の用語委員も務め、「ことばおじさん」の愛称でテレビやラジオで親しまれた日本語のスペシャリストです。「職業柄、誰にでも分かりやすく、そして正しく伝わる言葉を使わなければならない立場にいた」という梅津さんは、本来とは違う使い方や、誤った解釈がされがちな日本語の数々を解説します。 日本語の中でも難しいとされるのが、正し
人気作がひしめく夏の映画興行。8月第4週目の興行が終わった現在、スタジオジブリの最新作『風立ちぬ』が6週連続で1位を獲得しました。公開37日間で累計動員640万人、累計興収80億円を突破しています。また、26日(月)にはNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にて宮崎駿監督への密着ドキュメンタリーが放映され、様々な反響がありました。 スタジオジブリのプロデューサーとして、宮崎駿監督と30年以上の付き合いがある鈴木敏夫さん。本書は鈴木氏が宮崎駿・高畑勲両監督と出会い、スタジオジブリで映画を制作してきた過去を振り返った本です。たとえば、『魔女の宅急便』はクロネコヤマトからの企画で始まった、そこからスタジオジブリはどのように作品を制作したか、というような珠玉のエピソードが、惜しげも無く語られています。 本書は現在公開中の『風立ちぬ』にも多く言及しており、驚きの事実が書かれています。それは、元々、
「ブックオフ、ハードオフ、モードオフ、TSUTAYAとワンセットになった書店、東京靴流通センター、洋服の青山、紳士服はるやま、ユニクロ、しまむら、西松屋、スタジオアリス、ゲオ、ダイソー、ニトリ、コメリ、コジマ、ココス、ガスト、ビッグボーイ、ドン・キホーテ、マクドナルド、スターバックス、マックスバリュ、パチンコ屋、スーパー銭湯、アピタ、そしてジャスコ。」 これは山内マリコ氏の小説『ここは退屈迎えに来て』に書かれた、「ファスト風土」と呼ばれる地方風景を描写した一節です。 社会学者として活躍している阿部真大氏による著書、『地方にこもる若者たち 都会と田舎の間に出現した新しい社会』では、このファスト風土に注目しています。そして、現在のこうした地方風景の中心となっているのが、小売・流通大手「イオングループ」の存在だと指摘しています。 いま地方の若者の間では、かつて広告宣伝で「シブヤもハラジュクもうら
多くの逸話を持つ戦国時代の武将たちは、数々の歴史小説のモデルになってきました。しかし、歴史マニアのなかで"戦国最強"とも噂される「ある武将」のことまで知っている人は、意外と少ないかもしれません。 それは「水野勝成」。徳川家康の従兄弟でありながら15年間も全国を放浪し、さまざまな大名のもとを渡り歩いた人物で、晩年は福山藩(現在の広島県福山市)の初代藩主として歴史に名を残しています。 そんな勝成が大名たちに重宝されたのは、圧倒的な武勇が理由でした。織田信長にも認められたほどの強者でしたが、気性が激しく、その逸話の数々は荒くれ者たちが多かった戦国時代のなかでも異彩を放っています。以下に、ざっと紹介しましょう。 【水野勝成の逸話まとめ】 ●16歳のとき、高天神城攻めで15の首級をあげ、主君だった信長から戦巧者として永楽銭の旗印をもらう。 ●19歳のとき、甲州黒駒合戦で北条軍(一万人)とひとりで対峙
漫画好きの間で不動の人気を誇る『ジョジョの奇妙な冒険』(以下、『ジョジョ』)。1986年にスタートし、現在はシリーズ第8部『ジョジョリオン』が連載中。昨年10月から今年4月にかけてテレビアニメも放映されました。そんな『ジョジョ』の作者・荒木飛呂彦さんが、自著『荒木飛呂彦の超偏愛!映画の掟』の中で次のように述べています。 漫画家を志したばかりの頃、荒木さんは「面白い漫画とは何だろう?」と悩むようになったとのこと。さらに思考は進み、「そもそも『面白い』とは何だろう?」と考えるようになったそうです。 「そこで僕が研究材料に選んだのが、大好きだった映画です。自分が面白いと感じているものを分析して、ひとつひとつ説明できるようにすれば、「面白い」の正体が見えてくるはず。そして、優れた作家のテクニックを取り入れれば、その「面白い」を自分も漫画で追及できると思ったのです」 そうして映画作品を見ていく中で、
文字サイズ 標準 拡大 BOOKSTAND(ブックスタンド) > ニュース > 「肉じゃがは最大の詐欺!?」日本語ペラペラ、オヤジギャグも繰り出す盲目のスーダン人 笑いと発見の一冊 スーダン出身のモハメド・オマル・アブディンさんは、日本語はペラペラで福井弁も操り、日本の鍼灸の知識を持ち、オヤジギャグまで使いこなすという、日本になじみ過ぎているスーダン人。さらに驚くべきは、アブディンさんが実は盲目だということ。スーダンの大学で「日本の学校で鍼灸を学ぶ」という留学プログラムに出合い、来日したアブディンさんは、日本語も日本の点字もわからない中、猛勉強で鍼灸の国家資格を取得。その後は短期大学、4年制大学へ進学。現在は大学院で論文を執筆中です。そんなアブディンさんの日本での日々をつづった『わが盲想』は、彼の明るく楽しいキャラクターがそのまま表現された一冊です。 ―――今回、執筆に至った経緯を教えても
下北沢の本屋B&Bで開催したイベントのうちいくつかのアーカイブ動画を販売しています。 http://bookandbeer.com/news/eventarchive-2/ それぞれに期間を設けておりますので、お見逃しなく。 BOOKSTAND 出版ニュース 2024年5月9日 行動を変えることで不安は手なずけられる! 精神科医が教える不安のメカニズムと対処法 人間、生きていれば誰しも多かれ少なかれ不安を感じることはあるもの。けれど、まだ起きていないことに対して次々と不安が生じるようになり、仕事や家事にも支障が出るほ... 記事を見る » 2024年5月7日 ヒトはなぜモフモフを可愛いと感じるのか――ヒトの行動や心理の大枠を決めているのは遺伝子だった 私たち人間はそれぞれ違った性格や個性を持ちながら、ある特定の物事に対して共通の行動を取ることがある。例えばうれしいことがあったときに喜んで飛
安藤美冬 あんどうみふゆ・株式会社スプリー代表。1980年生まれ、東京育ち。慶応義塾大学卒業後、(株)集英社を経て現職。ソーシャルメディアでの発信を駆使し、肩書や専門領域にとらわれずに多種多様な仕事を手がける独自のノマドワーク&ライフスタイル実践者。『自分をつくる学校』学長、スマホ向け放送局『NOTTV』の「テレビをほめるYESTV」レギュラーMC、講談社『ミスiD(アイドル)2014』選考委員、雑誌『DRESS』の女の内閣 働き方担当相などを務めるほか、商品企画、連載執筆、コメンテーター、講演、広告出演など幅広く活動中。TBS系列『情熱大陸』、NHK Eテレ『ニッポンのジレンマ』、フジテレビ『Mr.サンデー』などメディア出演多数。著書に『冒険に出よう』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。 公式ホームページ:http://andomifuyu.com/ 注意事項 メルマガ購読料のお
株式会社文藝春秋は、4月26日に電子小説誌『別冊文藝春秋電子増刊「つんどく!」』を創刊する。過去に、紙の雑誌を電子化して配信するケースはあったが、電子書籍版の形態のみでの雑誌発行は初めてとなる。 誌名「つんどく!」の由来は、本を購入して読まずに積んでおく状態を指す「積ん読」ではなく、タブレットやスマートフォン、電子書籍端末を「指でつんつんして読んでください」の意。創刊号では「ミステリー2013」「新人発掘プロジェクト 第1期全員競作!」の2大特集を掲げ、東川篤哉、有栖川有栖、歌野晶午、貫井徳郎氏ら人気作家による計17作の読みきり小説、コミックエッセイを掲載。新人発掘プロジェクトでは、20代女性作家の大胆な官能小説、現役高校生作家による青春小説など、話題作や力作を取り揃える。 現在、日本語の電子書籍を販売している大手電子書店すべてで販売される予定で、価格は850円(税込)。当面のあいだ不定期
『日経プレミアPLUS VOL.5―35歳からの実用世界史 (日経プレミアシリーズ)』 日本経済新聞出版社 日本経済新聞出版社 751円(税込) >> Amazon.co.jp >> HonyaClub.com>> エルパカBOOKS 放送作家として『料理の鉄人』『世界遺産』『おくりびと』などを手がけ、現在山形の大学で教鞭もとっている小山薫堂氏。ある大学生に教えた「大人の人生の歩み方」が書籍『日経プレミアPLUS VOL.5』で紹介されています。 神奈川から山形の大学にやってきた直哉という学生。小山氏との会話のなかで、貯金が80万円もあることが判明しました。大学生になったら世界を一人旅しようと考えていた直哉が、小学校の頃から貯めていたお金です。それを聞いた小山氏は、冗談半分で、銀座のスナックに連れて行ってくれと頼んだとのこと。当然、「それは、勘弁してください」ということでその場は終わりまし
「世界一幸せな国」として定着しつつあるブータン。ブータン政府は「国民総幸福量」(GNH)を提唱しており、「経済成長だけが人の働く意味ではない」という考えが浸透しています。それでは、日本で一番幸せな都道府県は一体どこになるのでしょうか。 書籍『日経プレミアPLUS VOL.4』には、幸福度ランキングベスト20が紹介されています。これは、法政大学幸福指数研究会の調査によるもので、持ち家率、家の広さ、就職率、貯蓄額、出生数、保育所数、犯罪や火災の件数、交通事故数、平均寿命などの40項目の指標を使って算出しています。気になるランキングは以下の通り。 1位:福井県 2位:富山県 3位:石川県 4位:鳥取県 5位:佐賀県 5位:熊本県 7位:長野県 8位:島根県 9位:三重県 10位:新潟県 いかがでしょうか。北陸3県が上位を占めるという結果になりました。福井県は、失業率、持ち家の広さ、自動車保有数、
『シェアハウス わたしたちが他人と住む理由』 阿部 珠恵,茂原 奈央美 辰巳出版 1,080円(税込) >> Amazon.co.jp >> HonyaClub.com>> エルパカBOOKS 水川あさみ主演の人気ドラマ『シェアハウスの恋人』。水川演じる汐は、スーパー勤務・川木辰平(大泉洋)、コンビニ店員・櫻井雪哉(谷原章介)と、共同生活をしており、奇妙な三角関係を展開しています。第1話では、谷原と大泉が唇を重ね、大きな話題となりました。 キスシーンもさることながら、同ドラマの舞台となっているのが「シェアハウス」です。なかなかイメージの湧きにくい生活スタイルですが、そもそもシェアハウスは、いつから一般的に知られるようになったのでしょうか。 書籍『シェアハウス』によると、首都圏のシェアハウス数は、2000年には25軒しかなかったようです。しかし、2005年に118軒に増えると、2007年に2
体調不良のため、漫画の執筆を一時中断している安野モヨコさん。現在は、朝日新聞での連載『オチビサン』(毎週1ページ)を書きながら、ゆっくり体調を整えています。 安野さんの代表作の一つ、『働きマン』。密かに同作の復活を楽しみにしているファンもいると思います。『働きマン』休載から5年が経とうとしている今、安野さんは同作についてどう考えているのでしょうか。書籍『日経プレミアPLUS VOL.3』のなかで明かしています。 体調不良から回復しつつある安野さんは、10ページ以上のネーム(漫画の構想メモ。コマ割りを記したもの)を作れるようにまで回復しており、自身も元気になれば『働きマン』の続きを描きたいと考えているそう。しかし、一つ大きな問題があるのです。同作は、体調不良とは別に、休載前から書き続けにくさがあったと言うのです。 その理由は、舞台となっている出版業界(主人公は週刊誌編集者)。出版業界は、現在
2月8日から、NHK Eテレの人気番組『デザインあ』で総合指導をとっているグラフィックデザイナー・佐藤卓さん、映像監督・中村勇吾さん、ミュージシャン・小山田圭吾さんの3名がディレクションを担当し、東京ミッドタウン内で『デザインあ展』が開催中。 "身の回りに当り前に存在しているモノや空間をデザインの視点から見つめ直すことでデザインのおもしろさを発見してもらい、「デザイン的思考」を育むきっかけをつくりたい"という番組のコンセプトに伴い、同展も音や映像を全身で体感できる身体性に訴えかけるアート展となっています。 アート展より一足先に小山田さんは自身の音楽ユニットCORNELIUSで『デザインあ』のサウンドトラックを発表。CDジャケットを開くと「あ」の文字と、立体ピラミッドを象ったオブジェに早変わりする特殊パッケージ仕様が施されており、音源はもちろんジャケットのデザイン性の高さが話題になっています
ローソンで販売されている人気商品「からあげクン」が、なんと自宅の電子レンジで調理できるようになりました。食材定期宅配サービス・スマートキッチンで、「レンジDEからあげクン しょうゆ味」が2月2日から販売中。この知らせは、唐揚げ好きを中心に大きな話題となりました。 子供の頃だけでなく、大人になった今でも唐揚げは、私たちを魅了します。そんな唐揚げと真剣に向き合っているのが、一般社団法人日本唐揚協会。同協会は、「唐揚げが一番好きで唐揚げを食べると幸せになれる人たち」によって組織されており、会員数はなんと15,000人(2012年10月末現在)。会員は「カラアゲニスト」という肩書きを持つことができるといいます。「からあげクン」の監修を行なったり、公式キャラクターの「ピヨからくん」がキティちゃんとコラボレーションしたりと、幅広い活動を行っています。 そんな変わった協会のことを詳しく紹介した書籍『日本
『別冊映画秘宝80年代悪趣味ビデオ学入門! (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)』 伊東 美和,神武団四郎,高橋ヨシキ,多田遠志,中原昌也,船積寛泰 洋泉社 1,620円(税込) >> Amazon.co.jp >> HonyaClub.com>> エルパカBOOKS 昼下がりの時間帯のテレビ東京や、ふと目が覚めてしまい、電源を付けてしまった深夜3時のテレビ。そんなシチューエーションで「二度と見たくない!」B級映画と遭遇してしまった記憶をお持ちの方は、少なくないのではないでしょうか。 破天荒なストーリー、必要性のない"お色気シーン"、無駄な血しぶき、低予算を伺わせる安っぽい特殊メイク、そしてトンチの利いたタイトル。そんな"記録"には残らないけど、"記憶"には焼き付く、愛すべきB級映画を紹介しているのが『80年代 悪趣味ビデオ学入門!』です。 本著を編集したのは、マニアックな映画を特集することで
脚本のみならず、2012年2月には初のオリジナル小説『小野寺の弟 小野寺の姉』も出版され、『本の雑誌』2012年上半期ベストテンの第2位にも選ばれた西田征史さん。小説を書かれたのは日常の何気ない心の揺らぎを描きたかったからだとか。 『小野寺の弟 小野寺の姉』を書き出したのは「怪物くん」と「Tiger & Bunny」の脚本を同時に書いていた時期。スケールの大きい、人間ではない話の脚本を書いていたので、こんどは対極にある日常のなかで泣いたり笑ったりというちょっとしたブレだけを描く作品ができないかなと。ただ、それだけで終わってしまうと地味な作品になってしまうので、そんな中でも各章ごとにオチの効いたといいますか、起承転結がはっきりあって読みやすいものを書いてみたいと思って動き出しました。 日常生活の中に些細な幸せを見出す作品ですが、震災の影響もあったのでしょうか? 書き出したのは震災より一年以上
脚本家として映画「怪物くん」、テレビドラマ「妖怪人間ベム」、テレビアニメ「TIGER & BUNNY」のヒットで日経エンターテイメントにて「ヒットメーカー・オブ・ザ・イヤー2012」準グランプリを受賞。2012年の12月には映画「妖怪人間ベム」が公開し、昨年には小説家デビューも果たした西田征史さん。最近ハマっている本や、青春時代の読書体験について話をうかがいました 小説でいうと、最近はまた宮部みゆきさんが多いですね。つい先日は『スナーク狩り』と『レベル7』を読みました。やっぱり(宮部さんは)エンターテイメントしているなと。物語の構造がすごく好みなんです。あとは日本語の表現がやっぱりきれい。"物語の構造"と"素敵な日本語"の両方が読めて、すごくおいしいなといつも思いますね(西田征史さん) 宮部さん以外に、お気に入りの作家さんはいらっしゃいますか? 高校生の時とかは、江國香織さんや川上弘美さん
「子どもたちのママゴトで『ペットになりたがる子』が増えている」 以前、新聞で上記記事が紹介され、大反響となりました。これまで人気だったママ役よりも、ペットが人気だというのです。驚きの事実について、東京大学大学院の秋田喜代美教授はこう解説しています。 「家電の進化などにより、料理や裁縫で母親の技を見る機会が減ったことや、ペットが家庭の中心的存在になったことが影響しているのかもしれません」(朝日新聞) ペットになりたい、何もこれは子どもだけのことではないようです。精神科医で立教大学の教授でもある香山リカ氏は、大学の授業で「いま何にでもなれるとしたら、何になりたい」かと、毎年聞いているそうです。すると、ここ数年の一位はなんと「ネコ」に。「イヌ」も上位に入るとのこと。「ウチのネコを見ていると気ままだから」「ペットの犬はいつも楽しそう」「どこにも行かずにゴロゴロしていられる」と、学生は理由を語ります
『飲み食い世界一の大阪 そして神戸。なのにあなたは京都へゆくの』 江 弘毅 ミシマ社 1,728円(税込) >> Amazon.co.jp >> HonyaClub.com>> エルパカBOOKS 今年の夏、ニューヨークでお好み焼きがちょっとしたブームになりました。関西と言えばたこ焼き、お好み焼きといった具合に日本では完全に市民権を得ている「コナもん」ですが、ニューヨーカーにも「コナもん」が愛されたことで海外から見た日本食の顔になる日も近い...かもしれません。 そんな「お好み焼き」ですが、実は「コナもん」と呼ばれ始めたのはここ10年くらいで、実際「コナもん食べに行きたい」なんていう関西人はいないそうです。むしろ、この「コナもん」という呼び名にはありがたくない部分があると書籍『飲み食い世界一の大阪』の著者でミーツ・リージョナルの元編集長・江弘毅さんは語ります。 「"コナもん"という言い方に
毎週、旬の書き手が、ここだけでしか読めないとっておきのネタをあなたに送信。それが「BOOKSTANDプレミアム」メールマガジンです。あえてテキストにこだわり、価値ある情報をお届けしていきます。
「水道橋博士のメルマ旬報」について 「水道橋博士のメルマ旬報」は2019年4月に別サイトとしてリニューアルし、「読み放題+電子書籍」で運営してまいりましたが、2022年9月末日をもって定期購読販売終了し、2022年11月末日をもってサービス終了しました。これまで支え続けてくださり、誠にありがとうございました。 本件に関するお問い合わせはBOOKSTANDメールマガジンまでお願いします。
『~「生き方のプロ」はツライことこそ笑いに変える! ~ 大阪人の流儀』 小杉なんぎん 徳間書店 1,080円(税込) >> Amazon.co.jp >> HonyaClub.com>> エルパカBOOKS 大阪といえば......すぐに想像できるのは、お好み焼き、通天閣、道頓堀、阪神タイガース、食い倒れ人形といったところでしょうか。観光地としても人気の高い大阪ですが、実際に大阪に住んでいると、名所以外のディープな「大阪人」の文化を目の当たりにすることがあります。 キャンディーの呼び名は、「あめちゃん」。また、同様に鳥肉は「かしわ」、オレンジ色は「柿色」と、独自路線を突き進んでいます。 そんな個性的な大阪の文化をまとめたのが、書籍『大阪人の流儀』。辛辣な言葉の裏側に人間味が見え隠れする大阪人の言葉を集めており、漫画家の小杉なんぎん氏が鋭くツッコミを入れています。 ■足音まで大阪弁や 生粋の
・感情の浮き沈みが激しい ・自慢話ばかりする ・人の手柄をすました顔で横取りする ・引き立てられないと機嫌が悪くなる ・人に何かを「してあげた」ことはすべて覚えている ・わざとらしいことをするのが平気 ・ギブ・アンド・テイクが成り立たない 上記のような傾向に心当たりがある人は、「病的な自分好き」な可能性が高い? いくらなんでも、自分は該当しないと思うようなことばかりですが、この「病的な自分好き」、実はかなりの勢いで蔓延し始めていると、心理学博士の榎本博明氏は言います。 その大きな原因となっているのが、インターネット。 かつては不特定多数への情報発信の権限は、マスコミ関係者が握っていました。マスメディアは、各界の専門家や実績を残した人を選出し、発言権を与えてきました。時には、街頭インタービューなので、一般人の声が反映されることもありましたが、それもマスメディアが編集を施してからの情報となって
『クリエイティブの授業 STEAL LIKE AN ARTIST "君がつくるべきもの"をつくれるようになるために』 オースティン クレオン,Austin Kleon 実務教育出版 1,404円(税込) >> Amazon.co.jp >> HonyaClub.com>> エルパカBOOKS 「創造的」なものと「模倣的」なもの、仕事のタイプを2つにわけるとすれば、これらがあげられます。新しくて独創的な発想が求められる「創造的」な仕事と、確実に業務を進める「模倣的」な仕事。これらは対極として考えられており、創造的な仕事が得意な人は模倣的な仕事が苦手とされており、逆もまたしかりとされています。 しかし、書籍『クリエイティブの授業』を読んでいると、どうやら、これらはそう遠い関係ではないようです。 「芸術とは盗むことだ」 こう言ってのけたのは、偉大な芸術家であるパブロ・ピカソです。 「未熟な詩人は
『結局、どうして面白いのか ──「水曜どうでしょう」のしくみ』 佐々木玲仁 フィルムアート社 1,944円(税込) >> Amazon.co.jp >> HonyaClub.com>> エルパカBOOKS 北海道ローカル番組から全国区へと瞬く間に拡大した人気番組『水曜どうでしょう』。鈴井貴之と大泉洋、そして、ディレクター・藤村忠寿、嬉野雅道の4人が、「旅」をテーマに、さまざまな企画に挑む人気バラエティです。 この人気番組を九州大学大学院人間環境学研究院准教授で臨床心理士の佐々木玲仁氏が、「『水曜どうでしょう』はなぜ面白いのか」と「『水曜どうでしょう』の面白さはなぜ説明しにくいのか」といった点について分析しているのが、書籍『結局、どうしておもしろいのか』です。 特に、同番組の面白さはなぜ説明しにくいのか、といった点は、答えるのが難しそうです。「何だかわからないが面白い」。いざ考えてみるとこの
『遠藤保仁がいればチームの勝ち点は117%になる データが見せるサッカーの新しい魅力 (ソフトバンク新書)』 西内 啓 ソフトバンククリエイティブ 788円(税込) >> Amazon.co.jp >> HonyaClub.com>> エルパカBOOKS W杯予選でグループ首位の日本代表が、ジーコ率いるイラクと対戦します。注目すべきはジーコも警戒しているというMF遠藤のプレー。ジーコ監督が日本を率いた06年のドイツW杯では、遠藤はフィールドプレーヤーでは唯一、 出場機会がありませんでした。今や誰もが認める日本の中心選手。当時の悔しさを、ピッチで晴らしてくれるでしょう。 そんな遠藤はすでに32歳。ブラジルW杯の頃には34歳になります。日本代表としては、遠藤の後継者探しが急務となっています。そのなかで、高橋秀人、柏木陽介、柴崎岳、扇原貴宏、山田直輝、細貝萌ら、数名の候補が上がっていますが、未だ
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『BOOKSTAND(ブックスタンド)~本から始まるよもやま話~』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く