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久慈市は7日、大型連休期間(4月27日~5月6日の10日間)の観光客の入り込み数をまとめた。総数は11万4878人で、昨年(4月28日~5月6日の9日間、5万7135人)の倍に達した。地元では連日の寒さで人出を心配する声もあったが、4月に放送が始まったNHK連続テレビ小説「あまちゃん」効果の大きさが証明された形だ。
五戸町出身の手倉森誠監督が率いるサッカーJリーグのベガルタ仙台。J1で一昨年4位、昨年2位と躍進を続け、今シーズンもさらなる活躍が期待される。同町の手倉森誠・浩後援会(伊賀美栄(いが・よしえい)会長)が主催する「ベガルタ仙台応援ツアー」に同行し、“一日サポーター”になり切った。(五戸支局・鴨沢宏平) ツアーは手倉森監督が就任した2009年から毎年、春と秋の2回開催されている。これまで応援した8試合の戦績は4勝4分けと「負け知らず」だ。 しかし、今季は開幕からけが人が相次いだ上、アジア・チャンピオンズリーグに参戦する過密日程とあり、苦しいスタート。自分が無敗記録を止めてしまうのではないかと不安だった。 13日早朝、バスで町役場前を出発。途中で八戸市からの参加者も合流し、合計46人で仙台市に向かった。 正午すぎに、会場のユアテックスタジアム仙台に到着。応援グッズを購入して、スタンドに入
第三セクターの青い森鉄道(小林巧一社長)は25日、青森県に支払う2012年度の線路使用料が、当初計画より約274万円多い約6546万円になるとの見通しを明らかにした。計画を上回るのは開業した02年度以降で初めて。一方、中期経営計画によると、12年度の県から減免される線路使用料は約6億4千万円。経営努力の成果が現れたとはいえ、引き続き多額の減免を受ける見込みだ。 同日、青森市で開いた取締役会で12年度の収支見込みを報告、13年度の予算などを承認した。 同社によると、12年度は鉄道事業の収入が計画を下回ったものの、JRに支払う車両使用料などの営業費を削減できたことが、県への線路使用料の上積みにつながった。 県への使用料は02~04年度が計画額より少なく、05~10年度は全額免除。11年度は7年ぶりに1390万円を支払ったが、計画を大幅に下回っていた。 小林社長は取締役会後の会見で「大き
サッカー東北社会人リーグ1部のヴァンラーレ八戸を運営する八戸市のNPO法人クローバーズ・ネット(細越健太郎理事長)は8日、同市のユートリーにJリーグ関係者を招き、J3について説明を受けた。終了後、細越理事長は本紙の取材に対し、「準加盟申請の準備をする。認めてもらえれば、できるだけ早く(J参入を)目指す」と、申請手続きに着手する考えを明らかにした。 説明会は非公開で行われ、同法人や八戸市、競技団体関係者ら14人が出席。ヴァンラーレ関係者によると、J3への参加要件や、現状での課題についての詳細な説明があったという。 細越理事長は説明会を終え、「経営基盤を強化するとともに、行政や地域との連携を強め、応援してもらえるチームにするのが課題」と語った。その上で、「準加盟しなければ、前には進めない。Jリーグ参入のためのハードルを越えられるような組織づくりをしていく」と述べた。準加盟はJリーグが将来の
鉄道をモチーフとした美少女キャラクターのスタンプラリー「全国鉄道むすめ巡り2nd」が、十和田観光電鉄(本社・十和田市)など、北海道から広島県まで国内15カ所の駅などで開かれている。事業者側は「春休みなどに地元を訪れる旅行者が増えれば」と期待を寄せている。ラリーは9月30日まで。(工藤文一) 「鉄道むすめ」は栃木県の玩具メーカー、トミーテックの人気企画で、スタンプラリーは2012年に続いて2回目の開催。青森、岩手両県内では十鉄の他、青い森鉄道(同・青森市)、弘南鉄道(同・平川市)、三陸鉄道(同・宮古市)が参加している。 スタンプは直径8センチで、漫画家MATSUDA98さんがデザインを担当した。各キャラクターをかわいらしくデフォルメし、背景に地域の代表的な観光名所も盛り込んだ。 限定商品として、スタンプと同じデザインで直径4センチの「ミニスタンプ」と、キャラクターをあしらったカード型の
英語のコミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテストTOEIC(トーイック)で、八戸聖ウルスラ学院高校(中村敬子校長)英語科3年の中谷綾華さん(19)=野辺地町在住=が、990点満点中、895点の高得点をたたき出した。中谷さんは同校卒業後、上智大でさらに勉学に励む予定。「将来は英語力を生かし、国際的なジャーナリストになりたい」と夢を広げている。 TOEICは約120カ国で年間約600万人が受験する。リスニングとリーディングがあり、2時間の試験時間内にマークシート方式で答える。 中谷さんは実用的な英語を身に付けようと17歳の夏から1年間、カナダに留学。帰国後に初めてTOEICを受けた時は、620点だったという。2011年度の高校生の平均点410点を200点以上も上回っているものの、満足することなく、その後も地道な努力を続けた。 実家のある同町から電車とバスを乗り継ぎ片道1時間か
青森県立八戸水産高校(江幡義彦校長)の生徒が、生きたヒラメを疑似冬眠させて水なしで生存させる技術を開発し、26日、校内で研究成果を発表した。首都圏などへの出荷時、大量の海水を使う従来の活魚輸送に比べコストを低減できる技術で、長距離輸送に対応できる2日間以上の無水生存が確認された。研究を支援した県産業技術センターは同校に代わり、22日付で無水生存技術を特許申請した。 疑似冬眠を誘導する実験では、ヒラメの心拍数を計測し、無水生存の時間が長引くような海水の温度などを調査。活ヒラメを水温10~12度の水槽に入れ、24時間安静にさせて漁獲時のストレスを除去した後、5~7度の水槽に移し、低温状態に4時間慣らして疑似冬眠させるのが、最適な手法であることを突き止めた。このヒラメを輸送用の発泡スチロール製の箱に入れ、酸素を注入した結果、最長52時間の無水生存を確認できた。 特許申請の内容は冬眠誘導による
八戸市から太平洋に注ぐ代表的な河川と言えば、馬淵川と新井田川。今冬は昨年末から厳しい寒さが続き、両河川とも結氷する日があった。ただ、馬淵川は新大橋付近から櫛引橋付近まで広範囲にわたって凍るのに対し、新井田川は田向付近で結氷する程度。なぜこうした違いが生じるのか。両河川を管理する国や青森県に聞いても「詳しくは分からない」とつれない返事。ならばと実際に調べてみた。(文・写真とも松橋広幸) 河川の結氷は厳冬期に水温がおおむね0度以下になると起こるとされる。河川のさまざまな条件によって差はあるが、一般的に流量、流速が小さく、淡水であるほど凍りやすい。ただ、干潮時の馬淵川の流速は秒速1・5メートルで、新井田川も同じくらい。流速の違いが原因ではなさそうだ。 13日午後3時から1時間、両河川の水温を測ってみた。この日、八戸の最低気温は氷点下2・9度。馬淵川下流の新大橋付近で部分的に凍っていたが、新井
太平洋戦争中の1943年に墜落した十和田湖から今年9月に引き揚げられ、青森県立三沢航空科学館で展示している旧陸軍の「一式双発高等練習機」のエンジン1基が、製造元とつながりのある日野自動車(東京都)の関連施設で、来春から展示されることが決まった。4日、エンジンは同社に向けて発送された。当時の技術水準を知る貴重な航空遺産として、全国でも注目を集めそうだ。(藤野武) エンジンは「天風」という型で、9気筒の450馬力。同練習機には重さ295キロ、直径1・2メートルの2基が搭載されていた。日野自動車の前身に当たる東京瓦斯(がす)電気工業が製造した。 湖底に69年間、沈んでいたため腐食が激しく、プロペラの先端は墜落の衝撃でぐにゃりと曲がっているが、エンジンの外部は原形をとどめている。 日野自動車は創業70周年に合わせ、4月から東京・八王子市の日野オートプラザで公開する予定だ。 この日は同科学館
八戸短期大(八戸市)の高橋俊行教授は28日、12月1日で10周年を迎える東北新幹線八戸開業に関する調査結果をまとめた。それによると、八戸市への10年間の経済波及効果は概算で1264億円に上ると推計。約8980人の雇用が創出されたと算出した。高橋教授は「新幹線開業を機に八戸は観光がブランド化した。民間の活力が生んだ成功事例だ」と話している。
十和田観光電鉄(十和田市)は鉄道の廃止に伴い、4月から十和田―三沢間で運行を始めた代替バスについて、9月末まで半年間の利用状況をまとめた。輸送実績は、鉄道を運行していた昨年同期に比べ8割台を維持。他県では6割程度に落ち込んだ路線もあるだけに、健闘といえそうだ。
三沢市の青森県立三沢航空科学館で1日から始まった旧陸軍機の一般公開。機体の腐食やさびが、十和田湖での墜落から69年の歳月をしのばせた。貴重な航空遺産を前に、引き揚げに携わった関係者や戦時中を知るお年寄りは、つらく苦しい思いをした時代を振り返りながら、今ある平和の尊さをかみしめた。 「戦争の本当の悲惨さや怖さは身近なところにある。それを感じてもらえれば」。2010年の十和田湖底調査の際に機体を確認、その後も引き揚げ作業を担った静岡県の海洋探査会社、ウインディーネットワークの杉本憲一社長(65)は、会場でしみじみと語った。 杉本社長によると、機体は北海道・帯広が本部の第38戦隊所属。戦況悪化の中、東北沿岸の偵察などを任務とした。少年兵4人が搭乗、荷物は積んでおらず「定期的な訓練飛行ではなかったか」と推察する。 4人は中部地方や西日本の出身で、うち3人は墜落後、行方不明になったままだ。年若
八戸大などは、十和田八幡平国立公園・奥入瀬渓流のマイナスイオン発生状況をまとめた、観光マップの改訂版の作製に取り組んでいる。19、20の両日は学生らが、雲井の滝など渓流の名所を訪ね、専用の計測器で数値を測定した。 現行のマップは2009、10年度に作製した。今回は高校生の感性も取り入れようと、光星学院高校と、青森県立十和田西高校観光科の生徒も加え、6人編成でフィールドワークに臨んだ。 一行は十和田湖畔子ノ口から遊歩道を散策し、滝や流れなどの人気スポットでマイナスイオンの数値を計測、動画も撮影した。 改訂版は12年度中に完成させ、ホームページなどで公表する予定だ。フェイスブックなどソーシャルメディアにも対応する。(工藤文一) 【写真説明】 雲井の滝でマイナスイオンの数値を測定する学生や生徒たち
列車が会議室に―。三陸鉄道(本社・宮古市)は10日、北リアス線宮古―小本間の列車内で、東日本大震災の被災地を車窓から眺めながらの取締役会を開催した=写真=。 “車内取締役会”は10年ぶり2回目で、沿線の被災状況や復興具合を確認するために企画した。出席者は列車に揺られながら本年度上期の営業報告など議案3件を原案通り承認。会議は25分余りで終了し、ダイヤ通りの運行となった。 会議では、予定通り2014年4月に南リアス線を含む全線で運行を再開できる見通しも示され、望月正彦社長は「地域の足として皆さんの力になりたい」と復興の順調ぶりをアピール。(水野大輔)
東日本大震災を受け、青森県で想定される津波の見直しを行っている県海岸津波対策検討会(座長・佐々木幹夫八戸工業大学大学院教授)は2日、太平洋沿岸で想定される「最大クラスの津波」による浸水予測図をまとめた。最も高い津波はおいらせ町の24メートル、浸水面積は東日本大震災の5・5倍となる129・5平方キロメートルに上るとされた。県は今後、浸水予測をもとに建物被害や人的被害などを推計。並行して、太平洋沿岸の各自治体は防災・避難計画の見直しを進める。 巨大津波を引き起こす地震は三陸沖北部から中部(青森県沖~宮城県北部沖)を震源域とし、東日本大震災と同じマグニチュード(M)9・0に設定。階上町、八戸市、おいらせ町、三沢市、六ケ所村、東通村の6市町村への影響を予測した。 押し寄せる津波の高さは、おいらせ町が24メートル、八戸市が23メートルなどと高く、階上町でも20メートルと予測された。 浸水は全6
大手小売り、イオン(千葉市、岡田元也社長)と久慈市漁協(皀健一郎組合長)、三陸鉄道(望月正彦社長)は24日、共同開発した新商品「骨取りさんま」を発売した。手軽に魚を食べられる「ファストフィッシュ」として開発。価格は4匹入りで税込み298円。イオングループの約500店舗で売り出す。(水野大輔) イオン側の提案に基づき、東日本大震災復興支援の一環として開発した。久慈漁港などで水揚げしたサンマを同漁協が加工し、パッケージには三鉄のイケメンな男性社員キャラクター「鉄道ダンシ」の「田野畑ユウ」を採用した。 手軽に食べられるよう、あらかじめサンマの骨を取り除いて味付けした。フライパンで火を通すだけで食べられる。スパイシー、バジル、シソの3種類が味わえる。 発売初日は、久慈市の三鉄久慈駅前で商品発表会と試食会が行われ、イオンスーパーセンター(盛岡市)の宮下雄二社長が「これからも岩手のために貢献した
日本原燃は4日、六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場で、高レベル放射性廃液を使ったガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)製造試験に着手した。今後、約1カ月かけて最大40本の固化体を製造する。非放射性の模擬廃液によるこれまでの試験は問題なく推移したが、崩壊熱を持つ実廃液の投入で試験のハードルは上がる。廃液に含まれる重い金属「白金族」が底にたまる問題を回避できるかが焦点となる。
犬や猫の殺処分をゼロにしたい―。青森県立三本木農業高校(十和田市)の生徒たちが、殺処分された犬猫の骨を引き取り、肥料として土に混ぜて花を育てる活動に取り組んでいる。伝えたいのは、ペットブームの裏側で繰り返される殺処分の現実と、飼い主の都合などで〝処分〟された動物たちの命の重さ。生徒は「殺処分がゼロになる方法をみんなで考えてほしい」と訴えている。(岩淵修平) 活動を始めたのは、同校動物科学科愛玩動物研究室の3年生14人。骨を肥料にして校内で育てた花をプランターや鉢植えに分け、犬と飼い主が参加するイベントで配布したり、市内の保育園や老人ホームに届けている。 受け取った人からは、「愛犬と同様、大切に育てたい」などの感想が寄せられる。木崎加奈子さん(17)は「動物を飼っている人もそうでない人も、考えるきっかけになれば」と願いを込める。 活動のきっかけは3月の県動物愛護センター(青森市)見学。
3月末で廃線となった十和田観光電鉄線の歩みを振り返る「89年の軌跡、十和田観光電鉄展」が、十和田市深持の市馬事公苑「称徳館」で開かれている。大正時代に同市焼山地区まで幻の線路延伸計画があったことを示す資料を初公開し、鉄道ファンらの注目を集めている。この他、パンタグラフや警報機の実物も展示している。8月26日まで。 【写真説明】 初公開された、焼山地区まで線路を延ばす構想があったことを示す申請書類
屋根より高い、“イカのぼり”? 八戸市江陽1丁目の江陽児童館(田邊隆館長)で、こいのぼりと並んで全長4メートルの巨大イカのぼりが掲げられ、住民や道行く市民の注目を集めている=写真=。 5日のこどもの日に向けて同館の職員3人と地域住民が約1週間かけて制作した。足には「イカの街から元気発信!」「元気に飛ぼうイカの空」など、子どもたちの手書きメッセージが書かれ、10匹のこいのぼりとともに悠々と空を泳いでいる。 イカのぼりは5月末まで掲げる予定。制作者の一人で、同館職員の田沼良子さんは「ぜひ多くの人に見てもらいたい」とPR。(上ノ山絢)
宮城県美術館が所蔵する国内作家の絵本原画を集めた特別展「かたる つたえる 絵のチカラ」(主催・絵本原画共同企画展実行委員会、八戸市美術館)が、市美術館で開かれ、有名な「ぐりとぐら」などの絵本の世界と美術的な魅力を来館者に紹介している。5月27日まで。 【写真説明】 絵本原画の物語を思い浮かべながら鑑賞する来場者
指定管理者制度導入に伴い、4月から新体制に移行した十和田市現代美術館は21日、同館で記者会見を開き、新館長に就任した坂戸勝さん(63)=兵庫県出身=が「国際的に高い水準の作品を放ち、国内外から注目を浴びる存在となるよう努力したい」と抱負を述べ、世界的な美術館を目指す考えを示した。 【写真説明】 アートを通じた国際交流に意欲を見せる坂戸勝新館長
洋野町の種市、大野両図書館は今月、書籍の電算システムを導入した。本の貸し出し手続きが容易になっただけでなく、図書検索が可能になり、利用者に好評を博している。 電算システムは両図書館の蔵書10万冊以上に対応し、事業費1520万円をかけて整備した。町が所有する移動図書館車2台でも導入している。 【写真説明】 バーコード付きのカードを提示する利用者
デーリー東北新聞社が青森県内を除く全国の原発立地自治体12道県20市町村を対象に実施したアンケートで、東日本大震災後に定期検査などで停止したままの原発について、再稼働を容認するとしたのが3自治体にとどまることが分かった。ほとんどが現段階での再稼働に慎重で、その是非を検討する前提として、国に東京電力福島第1原発事故の徹底的な検証、原発事故の知見を反映した安全基準の提示を求めている。
青森県が県内の小学校4年生を対象に配布する社会科学習参考教材「あおもり県の電気」2012年度版に、原子力に関して、放射線を浴びる量が多いと健康に悪影響を与える―などデメリットに関する記述が加えられた。編集・発行した県原子力立地対策課は「福島第1原発事故を踏まえ、原子力に関する正しい知識を伝えるため」と修正理由を説明している。 原子力について、11年度版は「原子力施設は、かべを何重にもして、放射線が建物外に出ないように安全に造られている」「少ない燃料でたくさんの電気を作り出す」など主にメリットを強調する内容だった。 12年度版では「かべを何重にも…」が削除され、長所のほかに「原子力発電所や再処理工場などでは放射線を出す廃棄物が出てしまう」「放射線は浴びる量が多くなると健康に悪い影響を与える」などの表現が加わった。 東日本大震災に伴う大停電や、津波により原発事故が発生したことを紹介するペ
国が核燃料サイクル政策の見直しを検討していることに関連し、日本原燃の川井吉彦社長は2日、国内に存在する約1万7千トンの使用済み核燃料を原発の燃料として再利用した場合、原油換算で約15兆円の資産価値がある―とする独自の試算結果を公表した。「本当に再処理せずに捨ててしまって良いのか」と指摘し、再処理の見直し論議にくぎを刺した。 【写真説明】 原発の必要性を強調する川井吉彦社長=2日、六ケ所村の日本原燃
31日で廃線となる十和田観光電鉄線に、通学で世話になった感謝の気持ちを伝えようと青森県立十和田工業高校(槻館俊郎校長)の全校生徒ら約400人が26日、十和田市の工業高校前駅付近の沿線に勢ぞろいし、「ありがとう十鉄」のプラカードや横断幕を手に電車を見送った。 26日は廃線前、最後となる終業式。式典の前に生徒たちは、線路と並行する稲生川沿いに300メートル余りの列をつくった。 【写真説明】 プラカードなどを手にした全校生徒に見送られ、工業高校前駅を発車する十和田観光電鉄線の電車
是川中居遺跡(八戸市)で出土した縄文時代晩期の箆(へら)形木製品は“世界最古”の弦楽器―。弘前学院大学地域総合文化研究所の鈴木克彦客員研究員(64)=考古学=らが21日までに、こんな研究結果をまとめた。琴は弥生時代に中国から日本に伝来したというのが通説だが、鈴木研究員はこの木製品を「縄文琴」と名付け、持論を展開している。 同遺跡では箆形木製品が1926年に18点、2002年に2点出土。ただ、用途は弦楽器説のほかに機織り具説など諸説がある。 鈴木研究員は09年から同研究所の笹森建英所長(81)=音楽学=と共同研究。写真から実測図を作成、ヒバ材でレプリカを製作し、麻や毛髪などを弦に、実際に鳴らしてみた。 木製品の大きさや弦の材質で音の高さは異なるが、音量はさほど変化せず、楽器との見方を強めたという。木製品の長さは平均55センチ。鈴木研究員は「膝などに乗せて弾いたのでは」と推定する。 世
3月末で89年の歴史に幕を閉じる十和田観光電鉄線(十和田市駅~三沢駅、14・7キロ)の月別利用者は、今年2月が3万人を超え、2011年度に入って初めて前年同月を上回ったことが12日、十和田観光電鉄(十和田市)への取材で分かった。営業収入も昨年11月以降、前年同月比プラスを継続。廃線前の〝駆け込み需要〟が数字の上でも明確になった。 【写真説明】 大勢の鉄道ファンや地域住民で活況を呈する十和田観光電鉄線の十和田市駅改札口
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