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中東情勢
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多くの漫画好きにとっては言わずもがなの話だが、最高のサッカー漫画は『キャプテン翼』ではなく、大島司の『シュート』だ。後世の漫画史家(?)はこの点を決して誤解すべきではない。 天才・久保嘉晴が作りあげた掛川高校サッカー部が久保の遺志を継ぎ、ミラクルチームと呼ばれるまでに成長していく漫画なのだが、なんと言っても見所はトータルフットと呼ばれる掛高の波状攻撃だ。勢いに乗った掛高のメンバーたちが次々と怒涛のオーバーラップを仕掛け、敵チームを圧倒していく際の描写がすばらしい。『キャプテン翼』とは異なり、大島司はクローズアップ気味の絵を主体にコマを構成しており、圧倒的な躍動感を生み出していく。 そして、極めつけは主人公・田仲俊彦の幻の左と言われる脅威のシュートだ。と言うよりも、このシュートを見事に決めた直後の、腕を天に向かって突き上げる勝利の一瞬。この瞬間を大島は、地面すれすれのローポジションから仰角気
漫画を中心としたサブカル系雑誌らしい『フリースタイル』vol.2の鼎談「私たちの『少女漫画』」がおもしろい。参加者はやまだないと、よしながふみ、福田里香。個々の指摘が個人的な賛否はあるものの興味深い。いくつか箇条書き的にピックアップを。 ●よしなが「バレー部とかテニス部の、ふだん漫画を読まない子たちは紡木たくさんに夢中で、私の友だちの少女漫画好きな人は、くらもちさんと吉野朔実さんだったんですよ」 僕はこの手の女の子の消費実態は全然分からないので、かなり興味深い。ちなみに僕の好みも明らかに後者。ただし、よしながふみがくらもちふさこを「職人」だという意味のことを言っているのは納得ができない。「職人」という言葉が褒め言葉として使われていることは承知しているが、僕にとってくらもちふさこは偉大な才能以外の何ものでもない。 紡木たくの技術はかなり高度な達成だとは思うのだが、それへの異論は長くなるのでま
車中の読書。起業についてよりも、IT産業周辺状況をざっと概観するのに便利な本。 おもしろかったのが、プロダクト・デザイナーの深沢直人(auの例のneonの人)がアメリカのアイディオ社にいたときに叩き込まれたというFLOSSという考え方。 最初のFはFailureのF。つまりFailure Firstの精神で、「まずは失敗してみろ」ということ。次のLがLeft HandのLで、「世の中には左利きの人もいるのだから、そういう違った視点から物事を見てみろ」ということ。次のOはOut ThereのOで、「現場に出てみろ」ということ。次のSがSloppyで「いい加減になれ」、最後のSがStupidで「バカになれ」ということ。そう言えば、この「バカになれ」というのは、例の昨年スタンフォード大で行われたスティーヴ・ジョブスの感動的な記念講演(こちら)でも言われてたよね。 起業ってこうなんだ!どっとこむ
先週のことだけど、定期採用の一次面接官なるものをやった。一次面接では若干の質疑応答はあるものの、基本的には学生数人ずつでグループディスカッションを実施してもらい、それを見ることで選考することになる。 面接官を初めてやったこともあって、自分が面接官としてかなり未熟であると反省することしきり。ただし、自分の未熟さを置いておくとしても、学生がみなこんなにも同じに見えるということは少しショックだった。この点については他の面接官からも同じ意見が聞かれた。結果として、二次へと上げる根拠としては、積極的に議論していたという点ぐらいしかない。本当にそれぐらいしかないのだ。もちろん他の面接官によれば、おもしろい意見を提示した人、見事にグループ全体を引っ張った人などもいたようだが、それはあくまで例外中の例外。 だから、学生はとにかく積極的にしゃべるべきだ。とにかくしゃべらなければ、選考の土俵にすら上っていない
本田由紀さんのブログが炎上しているが、僕も本田さんの見解はおかしいと思う。企業はできる限り優秀そうな人間(実際に優秀かどうかは入ってみないと分からない)が獲得できれば良いのだから、それが有名大学からであろうが無名大学からであろうが構わない。単にどちらが効率的かというだけの話にすぎない。むしろ、無名大学にも優秀な人間がいるのは事実なのだから、そういう人を発見し企業に紹介できるシステムを作ることができれば、かなり重宝されると思うので、誰か開発してください。 それはともかくとして、学歴は以前ほど重視されなくなってきていると思う。例えば、上司に部下の出身大学を知らせないようにしている企業は予想以上に多いはずだが、実のところこの方が企業にとって合理的でもある。少なくとも一度企業に入ってしまえば普段の活動で実力は明らかなのだから、学歴にはほとんど意味がない(とは言え、もちろん普通にコミュニケーションを
去年、面接の感想を書いてからもう一年か…。ま、それはともかく、思いついたことを箇条書き風に。 ●全体的に資格をいろいろと取っている人が多い(特にマイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)。そういうので選ばれるということはないとは思うが、同じような評価の人が並んだ場合には加点要素ではあるかもしれない。 ●志望動機などはどれも同じすぎ。他の志願者との差別化戦略が不十分なので、聞くだけ時間の無駄なので、途中からは止めた。 ●大学でやってきたことは、もっと事前に考えて整理しておいたほうがよい。例えば、せっかくおもしろいエピソードを持っている人であっても、そのエピソードから導き出される結論が決まって平凡なのは何故なのか。おもしろいエピソードの意味がない。 ●客観的に見て、女性のほうが優秀。まずコミュニケーション能力が段違い。突っ込みを入れていったときの返しなど、相手との関係をうまく構築しようと自然に
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