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体力トレーニング
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2012年4月1日日曜日 生産性とベロシティ、測定の話 今回は、アジャイルに関するある翻訳記事から。 アジャイルコーチやスクラムマスターとして、チームがベロシティの本当の意味を理解するのを手助けし、迷信や誤解を取り去ることことはとても重要だ。 【誤】 ベロシティとは生産性である 【正】 ベロシティが生産性を指すものではないことを覚えておいてほしい。生産性とはどれだけチームが忙しいかだ。 生産性を測定しようとする場合、測定者はチームが作ったものから生み出された価値を測定したりはしない。また、生産性は標準と対比されるだろう。しかしベロシティとは、特定のチームのための、特定のコンテキストにおけるもので、決められた期間におけるものである。ベロシティは、ビジネス価値と結び付けられるべきだ。 Ryuzee.com : [Scrum]ベロシティに対する誤解 この記事を読んで、ベロシティと生産性の関係が
2012年2月12日日曜日 アジャイル原理主義とアジャイル現実主義 アジャイル方法論をめぐっては、「アジャイルの各プラクティスはできるだけそのまま実践すべきだ」という原理主義的な立場と、「現実のプロジェクトに合わせて、適用できるプラクティスだけを選んだりプラクティスの内容を柔軟に調整してよい」という現実主義的な立場の両方を目にすることがある。 このアジャイル原理主義とアジャイル現実主義の違いは、アジャイルの価値観に対する態度の違いから生まれている。 では、アジャイルの価値観とは何か。 アジャイル方法論の明らかな目的の1つは、早めに動くシステムを提供することによって、プロジェクトの後半になってから「実は全く的外れなものを作っていた」ことが判明するリスクを軽減することだ。しかし、そのアイデア自体は決して新しいものではない。インクリメンタル開発やスパイラル開発といった方法論は1970年代か
2012年2月7日火曜日 読書: 『Making Software ――エビデンスが変えるソフトウェア開発』 『Making Software ――エビデンスが変えるソフトウェア開発』*1は、ソフトウェア開発にまつわる数々の疑問――テスト駆動開発の効果とコストの関係はどうか、ペアプログラミングは生産性を上げるのか、アーキテクチャ設計にどの程度コストをかけるべきか、等々――について、データやエビデンスに基づいて論じたエッセイ集である。 ソフトウェアの開発手法に関しては、あるべき論や、あるべき論からの演繹に基づいた議論であれば、書籍やブログに多数見つけることができる。しかし手法に潜むトレードオフを評価するためには、エビデンスに基づく検討が必要不可欠だ。だからこそ本書は貴重である。 一方で本書は、エビデンスを用いること特有の難しさについても率直に述べている。生産性や品質を「測定」するためには
2012年1月25日水曜日 SIerのジレンマ なぜ、AppleやGoogleやMicrosoftといった米国のIT企業は優秀な技術者を重視し、日本のSI企業は技術者を軽視するように見えるのだろうか。 実のところ、これは誤った問いだと思う。パッケージベンダやWebサービス企業とSI企業とでは利益構造が全く異なっており、技術者に対する態度の違いは、国の違いというよりは業態の違いに大きく依存している。 パッケージベンダやWebサービス企業について考えよう。彼らの売上はユーザー数に比例するが、コストはそうではない。コストの大半は開発費という名の固定費であり、ユーザーが一人増えてもコストは殆ど増加しない。だから、競合より優れたソフトウェアを作るために二倍の開発費がかかったとしても――それによってユーザー数が十分に増加すれば――価格はあまり上がらないか、場合によっては下がることさえある。 一方
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