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「50万部突破!」とか「たちまち20刷」などという文句を、電車の吊り広告などで見かけたことがあるだろう。そして「すごいなあ、こんなに売れているんだ。俺も買わなくちゃ」なんて思ったこともあるかもしれない。 今回は出版界のタブー「部数」について触れてみたい。 そもそも部数って何だ! 当たり前のことを書くが、発行部数とは「発行した本の合計部数」である。発行部数が50万部なら、その本は50万冊存在しているはずだ。 少し考えてみてもらいたい。全国にある書店の数は2~3万店といわれている。単純に割り算をすると、50万部発行の本は一店舗につき17冊ずつ置いてあることになる。大きな書店にはそれ以上置いてあることもあるだろうし、すでに売れて誰かの家にもあるだろう。 かなり深刻な出版不況といわれる現在、50万部のヒット作ともなれば、どの書店もこぞって注文したがるはずだ。 しかし50万部突破したはずの本が小さな
作家は個人事業主。自分の商品(作品)がどのように扱われ、どのぐらいの収入が得られるのか。それぐらいは知っておかなければ。 みなさんも作家になったときのために、出版業界の基礎知識を身につけておこう! 1.印税 言わずと知れた作家の収入源。一般的には本の定価の10%が多い。1000円の本がミリオンセラーになれば、1000円×10%×100万部=1億円。ただミリオンセラーは一年に数冊出るか出ないか。小説なら初版5000部スタートがよくあるケース。 印税率は作家によってかなりの差がある。売れっ子作家なら、10%を超えて15%なんてこともあるし、新人作家の場合、5%ということも。 出版不況といわれる現在、刷り部数はどこの出版社でも押さえ気味、相当なヒット作が出ない限り、印税収入だけで食べていくことは難しい。 「生活にゆとりができるのは、著書が100冊以上になってからだ」というのは、有名作家の言葉。
売り込む決心がつき、道具も揃ったら、どこに売り込むべきかを検討しよう。 電車の吊り広告、街角にある店の看板、新聞折り込みチラシ、雑誌の挿絵……辺りを見渡せば分かるように、「イラスト」は至る所に存在する。ということは、イラストを使っている、つまりイラストレーターを求めている業者も無数に存在するわけだ。この章ではイラストを頻繁に使う主な業種を紹介する(評価は「イラスト使用頻度=使」「アプローチ成功度の高さ=ア」「ギャラの高さ=金」でABC段階評価。Aが最も高い。) ただし、イラストを使うからといって手当たり次第に売り込んでも無駄足となる。本のカットでも実用書の解説図案のようなものから、童話、小説の挿絵までと、求められるイラストは様々だ。器用に何でもこなせる人は別だが、多くの人は自分のイラストに合う媒体を吟味した後、制作を担当する会社の連絡先をチェックすることになる。 ●出版社(使A アB 金B
客(企業)に「自分(のイラスト)を使ってほしい」と、積極的なアプローチをする営業活動が「売り込み」だ。通常、「電話でアポイントを取り、後日担当者との面接に臨み、自分及び自分の作品をアピールする」という流れになる。魅力ある作品を武器にこの活動を続けていれば、いつしか必ず仕事は来るだろう。 しかし、「売り込み」についての根本的な知識を持たずに、ポイントのずれた活動をしていても、時間と体力の無駄である。営業などやったことがない、という人のために、今回はイラストレーターという職業における「営業」とは何か、「売り込み」とはどういうものなのかを解説する。 ○ イラストレーターと営業活動 あなたはイラストレーターという仕事の中の「営業活動」を、どのように位置づけているのだろうか。 「私はクリエーターだから、大事なのは創作活動。営業活動は二の次だ」などと考えている人がいたら、今すぐ認識を改めるべきだ。 余
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