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体力トレーニング
d.hatena.ne.jp/SAIDERA
Audio, EQチーフ・エンジニアの森崎です。ヴォーカルを際立たせるには、一つはヴォーカルそのものをEQする、もう一つはヴォーカル以外のオケを整理する、の2通りの方法があります。 マイクには純粋な声だけではなく、部屋の響き、胸の共鳴、歯の子音など、色々な成分が混ざってきます。それにエンジニアの方が手を加え更に魅力的な声に仕上げていきます。 マスタリングの作業は2MIXを調整するのですが、上記のことを踏まえて聴くとEQのポイントが見えてきます。 例えば全体に声が抜けない場合は、声にかぶっている帯域を少し下げてみます。こちらは250Hz前後の中低域です。 声を太くさせたい、しっかり聴こえるようにしたいときには、声そのものの成分を調整する必要がありますので600Hz〜2KHz辺りを強調します。ただし、この帯域は他のオケに対しても音色ががらりと変わりますので、注意してください。 声をシャープに聴
チーフ・エンジニアの森崎です。 奥行きを出すにはCOMPとEQで行ないます。つなぎ方はEQ→COMPで前に出したい音は強調し後ろにしたい音は削ります。ポイントはQの使いこなしです。Qを狭くすと特定の帯域がはっきりと前に出ます。広くすると広範囲の帯域が緩やかに前に出ます。 例えばkickとBassのバランスで、kickを前に出してBassを後ろにしたい時。kickのビータが皮に当たる音(アタック)、余韻、bassライン、響きを、別々にEQしていきます。 まずはアタックを強調するために120Hz辺りをQをきつめに強調、響きは柔らかくしたいので25Hz、40Hz辺りをQを緩めに強調します。ベースは少し後ろにしたいので60Hz辺りをQをやや広めにして削ります。 このEQを施したあとにCOMPをかけると、強調したところはCOMPが反応し削ったところは反応しませんので、kickが前に出てBassの響き
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