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d.hatena.ne.jp/freezing
詩-2008 小学生が蹴った小石が足元を転がってゆく駅のベンチに古い雑誌が捨てられていて、よろこびは哀しすぎるいつでも耳の中を知らない曲が流れ、希望は哀しすぎる希望は哀しすぎるが、数行の詩のように過去を舞う木の葉である足元を小石が転がってゆく離れてゆく手をきみの手だと思う秋には遅すぎる時計を追い越して、哀しすぎる希望に比べれば夜さえ明るすぎる一日をむかえる転がってゆく小石が転がってゆくのだが、やがて木の葉であるわたしにはないわたしについての思い出を運び去って散る、木の葉のために秋は目覚める
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