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大谷翔平
deutschali.exblog.jp
二冊を合わせると鉄十字になるというデザイン性にも度肝を抜かれましたが(でもミリタリー偏重ということはありません!)、中身がぎっしり詰まっていて読了後の満足度もハンパない。写真も豊富、ところどころにギャグを織り交ぜ、「第二帝国」がどんな時代だったのかがユーモアと愛情💕たっぷりに解説されています。この本に書かれている中で、いたく共感したのが次の言葉:
Trauerkarte (訃報を知らせるカード) と Kondolenzbrief (お悔やみの手紙) 2010年 12月 13日 先日、ドイツ父の子供たちから Trauerkarte が届きました。昔と違ってメールや電話が一般的となった現代では、訃報もそういった手段で伝えるのが一般的になっていますが、その後に親族一同から、ということで Trauerkarte を送るのがやはり正式なんでしょうね。以前、友人のお母様が亡くなったときも同様のカードをもらいました。封筒やカードに黒の十字架が印刷されており、黒枠で囲われております。今回は火葬後に改めて葬儀を行うということで、訃報を知らせる文面と同時に、Urnenbeisetzung (納骨)の日程が書かれておりました。今の時期、日本でも喪中はがきをいただいて 「えっ あの方が…!」と愕然とすることも多いのですが、ドイツからこういった黒枠の Tra
先日チラッと書きました。DDR(旧東ドイツ)のコーラ、「Vita Cola (ヴィタ・コーラ)」。DDR博物館で買ったのでした。割ったらアカンと思い、Tシャツやタオルにくるんで大事に持ち帰ったのです。そして先日、味見してみました。 ヴィタ・コーラってナンジャラホイ? → ドイツのWiki およびメーカーのHPを読みましたところ、旧東ドイツにおいて第二次五か年計画の一環で1956年から1958年にかけて開発されたコーラ飲料だそうです。アメリカのコカ・コーラに対抗したんだそ~ですよ。主な材料はカフェイン、コーラ・ナッツ、ビタミンC、シトロンオイル(でいいのかな?それともシトラスオイル?レモンの皮を絞ると採れるオイルだそうです)、そしてバニラ。ワタシ、コーラ・ナッツって知らなかったのですが、コカ・コーラも当初はこれを入れていたそうですね。アフリカ原産の木で、その実を利用したことから、飲料も「コー
ドイツへ旅行したのも、もう2か月近く前の話となってしまいました。今頃恐縮ですが、書かせてくださいませ。シュタージ博物館へ行ってしまったのであります。このシュタージ博物館については、詳しいサイトやブログがたくさんあります。今更ワタシが書いてもショボイのしか書けないしなぁ… だけどどなたかのお役に立つかも、と思い直して書いちゃった次第です。既に行ったことがおありの方、お詳しい方は今更ですみません。 シュタージとはナンジャラホイ? → 言わずと知れた、旧東ドイツの秘密警察・諜報機関。正式名称は国家保安省(Ministerium für Staatssicherheit)。シュタージというのはどちらかというと蔑称なのか、当局の関係者は MfSという風に頭文字で呼んでいたようです(「善き人のためのソナタ」では関係者がそう呼んでいました) シュタージ博物館とはナンジャラホイ? → 国家保安省の建物群の
・・・と思われた方は多いのではないでしょ~か。「水と安全はタダ」(安全神話は崩れつつありますが)に慣れた日本人は、お皿を洗う際に水をじゃぶじゃぶ使いますよね。水を大切にするドイツの方々って、シンクにお水をため、食器用洗剤を入れて食器を洗ったあと、水ですすがずにそのまま乾かす人が多かったような。少なくとも約20年ほど前までは。 「さすがに今は、もうやってないだろう~」と思っていたのですが、今回も目撃してしまいました・・・。洗い物の量が多いときは食洗器でガガ~っと洗う家庭が多いと思うのですが、少ないときはちゃちゃっと手で洗っちゃうこともあるみたい。でもって、洗剤入りのシンクから食器を引き上げたあと、水ですすがずに水切りカゴに入れておりました。やっぱり今でもすすがないんだ・・・洗剤が口に入っちゃうじゃん。 洗剤の成分をそれとなくチェックしたところ、やっぱり日本の洗剤と似たような感じでした。天然の
ようやく日差しが春めいてきましたね。皆様、いかがお過ごしでしょうか。この週末、尊敬する先生からDVDをいただき、拝見する機会に恵まれました。U先生、ありがとうございます。それがですねー、ちょうど読んでいたドイツ映画の本に出てきた作品で、「おお、見たい!」と思っていた矢先だったので、「こ、これは…!」となりまして。世界で初めてホモセクシャルを扱った映画だそうで、これが一大スキャンダルになったとか。でも、BLのさきがけ…などとはとても言えない、なかなかシリアスな内容でした。 『Anders als die Andern(1919)』 (直訳:他の人と違う) Richard Oswald (リヒャルト・オズヴァルト) 監督、脚本 Magnus Hirschfeld (マグヌス・ヒルシュフェルト) 脚本、医師役 Conrad Veidt(コンラート・ファイト) パウル・ケルナー役 Fritz Sc
皆様、おはようございます。梅雨を思わせる雨…。いかがお過ごしでしょうか。先週の金曜日、ドイツ映画賞の発表がありました。ドイツのアカデミー賞とも呼ばれている(らしい)この賞、その年のドイツ映画界を占うという意味でも受賞結果を楽しみにしておりました。蓋を開けてみましたら、「Der Staat gegen Fritz Bauer」が、ほぼ総なめ状態。アドルフ・アイヒマンがイスラエルで裁かれるのを傍聴し、「悪の凡庸さ」と呼んだのはユダヤ系ドイツ人の哲学者ハンナ・アーレントでした。そんな彼女を描いたのが映画「ハンナ・アーレント」。そして昨年は、「顔のないヒトラーたち(Im Labyrinth des Schweigens)」が公開されていましたよね(日本公開は今年ですが)。検察官たちの働きでアウシュヴィッツの実態を世に知らしめ、ナチの犯罪者たちをフランクフルトの法廷で裁いたのでした。そして今年の「D
皆様、いかがお過ごしでしょうか。4年ほど前、『和独大辞典』の第1巻をブログでご紹介しました(コチラ)。そしてついに出たのです!そう、待望の第2巻! ホントに待ってましたー。 『和独大辞典』 第2巻 Großes japanisch-deutsches Wörterbuch Band 2: J-N Iudicium Verlag Herausgeber (編者): Jürgen Stalph (ユルゲン・シュタルフ) Irmela Hijiya-Kirschnereit (イルメラ・日地谷=キルシュネライト) Wolfgang E. Schlecht (ヴォルフガング・E・シュレヒト) Koji Ueda (上田浩二) アマゾンのサイトは → コチラ 今回はJからNまで。第1巻同様、非常に濃~い内容です。そして編者の先生方が素晴らしいのです。上田浩二先生は、長くTVとラジオのドイツ語講座を担
「日本で見られるオススメドイツ映画」を久しぶりに更新しましたので、また前に持ってきますね。ただし「その1」は、1本しか更新しておりません。ううう、すみません。もっと観なくちゃダメですね~ =3=3=3 ********************************* ●サイレント映画~トーキー初期 「カリガリ博士の小屋」 (Das Kabinett des Doktor Caligari)1920年 ロベルト・ヴィーネ(Robert Wiene)監督 夢遊病患者ツェザーレを見世物にしながら各地の歳の市を回るカリガリ博士の物語。この博士が現れた町で、不気味な連続殺人事件が起こる。ドイツ表現主義映画の代表的作品。デフォルメされた舞台装置、光と影を駆使した映像、不気味なメイクを施した登場人物は、見る者に強烈な印象を与える。 「吸血鬼ノスフェラトゥ 恐怖の交響曲」 (Nosferatu, ein
皆様、東京は久しぶりに気温が下がりました。いかがお過ごしでしょうか。ドイツ、勝ちましたね。次はいよいよブラジル戦ですが、ネイマールが背骨を骨折したとのこと。選手生命にも影響が出かねない大けがですよね。背後から蹴るなんて、格闘技みたい…!こういう暴力行為は本当に慎んでもらいたいです。 さてさて、昨夜は例のヒトラー本「Er ist wieder da (邦題:帰ってきたヒトラー)」の翻訳者さんと、TVのドイツ語講座でもおなじみのマライ・メントラインさんとのトークセッションでした。すごーーーく、すごぉぉぉぉ~く、面白かったです! まず、この原作「Er ist wieder da」ですが、お恥ずかしいことにまだ最後まで読んでいないのです・・・。10日くらい前に読み始めたので、計算だと最後まで読み終わっているハズだったのですが、このところイロイロなことでバタバタしていて読めなんだ…。まだ3分の2が残
先日…と言っても、もう2週間前になりますが、ドイツ映画賞の受賞作が発表されました。その中で主演女優賞を獲得した作品(いや、賞を獲得したのは、その主演女優だけど)がとっても、とっても気になります…。 『WESTEN』 (〝西側”。西ドイツを指すと思われます) 監督: Christian Schwochow (クリスティアン・シュヴォホフ) 原作: Lagerfeuer von Julia Franck (ユリア・フランク作「キャンプファイアー」) 出演:Jördis Triebel (イェルディス・トリーベル) Tristan Göbel (トリスタン・ゲーベル) Jacky Ido (ジャッキー・イドー) 舞台は1970年代の東ドイツ。ネリーは西での生活を夢見て亡命申請を出します。ところがそれが原因で勤め先を解雇され、墓地で働くことになります。屈辱の2年間を過ごしたのちにようやく申請が認め
『制服の処女』(1931) という、ヒジョ~に古い映画があります。タイトルだけ聞くとギョギョっとしますよね。レンタルビデオ屋さんで、カーテンに仕切られた奥のコーナーに置いているヤツじゃないかと。しかし違うのです。真面目な映画でございます。この作品を初めて見たのはかなり昔。その時は「ふーん」くらいにしか思わなかったのです。ところが先日の字幕翻訳セミナーでこの作品についてのお話を伺い、俄然興味がわいてきてしまいました。林文三郎さんとおっしゃる方が1930年代初頭、「嘆きの天使」とともにベルリンで字幕をつけたとのこと。当時もドイツ語から直接日本語訳をしていたんですね。ビックリです。(なぜ驚いたかといいますと、ドイツ映画界は当初から海外輸出を念頭に置き、必ず英語版を製作していたからです。当然、「制服の処女」も英語版から字幕がつけられたのだと思っていたものですから…) その字幕がどうしても見たくて、
2020年 09月 03日 早くも出戻り 皆様、すみませんっ あんなに固い決意でブログを終了したのに、もう「はてなブログ」で出戻りしちゃいました…。1年前... 2020年 08月 09日 モロモロ 皆様こんにちは~~ ご無沙汰しております。お変わりなくお過ごしでしょうか?コロナと猛暑のダブルパンチ。ちょっと外...
皆様、お元気でお過ごしでしょうか。今日の東京は暑くなるそうです・・・。夏至だもんね。節電しながら暑い夏を乗り越えないとですねー。うちも冷感グッズを買わなきゃ。先日の続きで、カール・ツァイス社の歴史をだだだーっと書いちゃいますっ 個人的な興味で長々とずびばぜん。参考にしましたのは、カールツァイスジャパンのHP(コチラ)。なんと、カールツァイスジャパンは今年で100周年なんだそうです。めでたい♪ クリックしていただくと、当時のロゴが見られます。『玉鏡眞寫』って何ぞや?「たまかがみしんしゃ?」とか思ったら、右から読むのでしたね(爆)。ZEISSが左からなのに、そのすぐ下の日本語は右から。何となく面白い。このサイトには本社のロゴの移り変わりと波瀾万丈の社史が詳しく記されています。 ************************************* 1846年5月10日、ヴァイマール生まれの
[2017年6月7日更新] 「日本で見られるオススメドイツ映画 その2」は戦後~現代のドイツです。このリストに入っていない作品で「これは外せんだろ~」というのがありましたら、教えてくださいね。更新した作品は赤く色付けしております。 なんとなーく手前ミソで申し訳ない気も… すんませんっ=3=3=3 **************************************** ●戦後のドイツ~東西問題~東西ドイツ統一 「トンネル」(Der Tunnel) 2001年 Roland Suso Richter(ローラント・ズゾ・リヒター)監督 愛する人たちを東ベルリンから西ベルリンへ逃亡させるため、秘密裏に145メートルのトンネルを掘った男性の実話をもとにしたドラマ。Zweiteilerと呼ばれる2話完結ドラマを劇場用に編集したもの。ベルリンの壁が作られたころの東西ドイツの状況がよく分かる。
ドイツの刑事モノのほにゃくをする際、よく出てくる言葉が Rechtsmediziner だったりします。「法医学者」。これを「監察医」と訳していいものかどうか、毎回迷います…。だもんで、ここでちょっと書き出しちゃいます。 日本語における法医学者と監察医の定義は?(デジタル大辞泉から引用します) 法医学:法律の運用の際に重要な事項について、医学的に研究・鑑定・解釈などをする応用医学の一分科。死因・死亡時刻・血液型・親子鑑定などを扱う。法律医学。裁判医学。 (法医学学会による定義は:法医学とは医学的解明助言を必要とする法律上の案件、事項について、科学的で公正な医学的判断を下すことによって、個人の基本的人権の擁護、社会の安全、福祉の維持に寄与することを目的とする医学である。) 法医学者:この言葉ではデジタル大辞泉には載っていなかったのですが、法医学の学者さんですよね、たぶん。 監察医:不審死体の
ちょっと前の話になるのですが、週刊文春10月29日号の「新・家の履歴書」というコーナーに指揮者の大野和士さんが出ていました。2008年よりフランス国立リヨン歌劇場の首席指揮者を務める方でして、数年先までオペラを中心としたコンサートのスケジュールがびっしり組まれているんだそ~です。この記事にも載っていましたが、『クロアチアのザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団を振り出しに、ドイツ、ベルギーと渡り歩いてきた大野和士さんだが、ヨーロッパでの評価は、日本では想像もつかぬほど高い』(記事より引用)。拙ブログには音楽にお詳しい方が多く来てくださるため、ワタシがたくさん書くとボロが出るので引用だけにしちゃいます^^; 「家の履歴書」のコーナーは有名人が幼少期から現在にいたるまで住んできた家を紹介するものなのです。でもって、大野氏も子供のころの家から指揮者として活動する際に住んでいた家まで、いろいろ紹介して
とある作品の中で「Romanisches Cafe」というのが出てきました。毎度のことながら、初めて知りました…。知らなかったのは私だけでしょ~か(← 毎回そう書いてますが^^;)。 何でも、20世紀初頭のベルリンで流行ったカフェで、多くの芸術家が出入りする場だったんだそうな。具体的には作家、画家、批評家、演出家、俳優、ジャーナリストなどなどなど。ネットではエーリッヒ・ケストナーやシュテファン・ツヴァイクの名前が挙げられておりました。ワイマール文化の担い手たちですよね。このカフェの歴史って面白そう…。1916年にオープンして以来、華やかに栄えたそうですが、ナチの台頭によって文化人たちの亡命が相次ぎ、次第に寂れていったそうな…。そして第二次大戦中に焼失してしまったそうです。 ちょっと今はバタバタしているのですが、ヒマになったら読んでみようかな~という本をネットで見つけてしまいました。読む前か
個人的なことを書いちゃって恐縮ですが、とある事情でドイツへユーロを送金することになりました。よくある「日本円 → 外貨」という海外送金は何度かやったことがあるのですが、今回は 「ユーロ → ユーロ」の送金をしたいと思っているのです。と言いますのも、昨年の8月にドイツへ行った際、戻ってきた年金保険料が手元にあり、できればこれを使って送金したいな~と思ったからなのです 。 さてさて、ユーロ → ユーロ という送金は可能なんでしょか?ドイツ系金融機関に電話で問い合わせたのですが、個人向けの業務は行っていないみたいなのです。冷たく断られました(元職場だったりするので、ちょっとフクザツ)。ちぇっ 郵便局も 円 → ユーロのみ。 そこで、三菱東京UFJ銀行に電話をしてみました。若い方はもしかしたらピンと来ないかもしれないのですが、おばちゃん世代の私にとって、「BOT(東京銀行)」と聞けば「外為」を連想
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