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買ってよかったもの
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RDF(Resource Description Framework)というのは,セマンティックウェブにおけるオントロジーを記述するのにRDFSやOWLのベースとなる,一番基本的な部分の仕様なのですが,RDFに関するW3Cの六つの文書 (入門, 概念, 統語論, 意味論, 語彙, テストケース) のうち,ある意味一番大事な文書と言っていいのにもかかわらず,これまでその日本語訳がありませんでした. その理由は明白です.難しいから. かく言う私も以前の会社でセマンティックWebに取り組みだしたとき,これを読むのに大変苦労しました.仕事しながら半年かけて読みましたが,それでも分からない.NIIに行こうと思ったのも,こういうことが分かるようになりたい,というのが大きな動機のひとつでした.それで入学してからしばらくたって,改めて読み直したら,今度はよく分かったのです.もちろん,細かいところでは至
前々回の報告でPowersetの話を書きましたが,その追加というか訂正というか,というような話です.実はPowersetはデータベースとしてFreebaseを使っています.ですから正確に言うとPowersetのやっていることは,Powersetのユーザインタフェースを使って自然言語クエリをFreebaseのクエリに変えて,得られた結果を自然言語に直しているだけなのですね.もちろん形態素解析やWordNetなどはあるのですが,私としてはGoogleのパワーは検索エンジンではなくクローリングで集積された膨大なデータとその処理技術にあり,WikipediaのパワーはGUIではなく人手によって集積された膨大なデータにあるのと同様に,もしPowersetにパワーがあるとすれば,それはFreebaseにその源泉があるのだと思います.というわけでFreebaseを調べてみたら,設立者は何とダニエル・ヒリ
まずは衝撃的な情報から.この絵は何についてのGoogle Trendだと思われますか. はい.正解は上がSemantic Web,下がOntologyです.最初にこの事実を知ったとき,私にとっては大いなる衝撃でした.日本がどこにもない. 日本人は台湾や香港の人たちよりもGoogleでSemantic Webを検索する人が少ないのですよ.これは英語だからということではありません.青色は英語ですが,橙色でちょこっとだけあるかないかのようなのはそれぞれ上が「セマンティックWeb」,下が「オントロジー」です.統計情報がおかしくはないかと疑ってしまいました.それでWeb2.0を引くと,何と日本が一位です.米国がないですね.それで"Bush, Clinton, Kennedy"で引くと,USAが一位です. セマンティックWeb研究者の間では,何故日本でセマンティックWebが立ち上がらないのかとい
セマンティックWeb技術の応用製品を開発しようとすると,コンテンツに意味を付与するわけですが,そのとき,オントロジーは必須です.自分たちのオントロジーを開発するために,出発点となる上位オントロジーが必要になります.さもないと自分たちのオントロジーが他のオントロジーとどういう関係にあるのかがわからない.英語にはWordNetとかCycとかSUMOといった上位オントロジーがありますが,日本語にはそういうものがないのです.これって日本のセマンティックWebにとって大問題だと思いませんか. 日本語の上位オントロジーを作ろうとすると,一番それに近いのがEDRですが,残念ながら単語辞書,概念辞書,英和辞書,等々いろいろあって,それぞれ120万するのです.何かするたびに120万必要となるようでは,とても製品を普及させるわけにはいきません.何といってもWordNetやOpenCycはただですからね.
二つの経済誌が期せずしてGoogleを取り上げました.週刊東洋経済の「グーグル10年目の大変身」と週刊ダイアモンドの「儲かる会社のグーグル化大革命」です.ついつい2誌を買って読んでみました.前者は10年目を迎えて,現状のグーグルとこれからどうなっていくのかという内容で,こう言っては失礼ですが,経済誌にしてはしっかりとした充実した内容でした.米国グーグルのみならず欧州,中国,日本までキーパーソンへの取材と顔写真入り記事で,資料的価値も十分な内容です.結論的には広告のみに依存するビジネスモデルの脆弱性を指摘して(グーグル自身もそれはわかっていて),これからどうその脆弱性を克服できるかというような記事です.ヴィントン・サーフがグーグルの副社長をしているとは知らなかった. 後者はGoogle Appsを中心に置いた記事で,SaaSとかクラウドコンピューティングなどは大企業よりも中小企業向けのツー
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