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いよいよ公開が近づいてきた劇場最新作『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(Febriからもキャラクター本が発売されることが決定しました!)。はやる気持ちを落ち着かせるために、ここでは『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダム SEED DESTINY』の脚本を手掛けた吉野弘幸氏に、当時の制作秘話を語っていただいた。メインスタッフである吉野氏だから見えた『機動戦士ガンダムSEED』の真実とは? ――そしてさらに『機動戦士ガンダムSEED(以下、SEED)』の終盤から途切れなく、続編の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY(以下、DESTINY)』の準備が始まるわけですよね。 吉野 そうですね。ほとんど休みなく仕込みに入りました。ただ、僕はこのとき、『舞-HiME』(2004年9月〜2005年3月放送)がもう動き出していたので『DESTINY』の前半の作業時期は、あまり深く関わ
いよいよ公開が近づいてきた劇場最新作『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(Febriからもキャラクター本が発売されることが決定しました!)。はやる気持ちを落ち着かせるために、ここでは『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダム SEED DESTINY』の脚本を手掛けた吉野弘幸氏に、当時の制作秘話を語っていただいた。メインスタッフである吉野氏だから見えた『機動戦士ガンダムSEED』の真実とは? ――女性ファンの人気が大きかった印象がありますが、そこは当初から想定していたのでしょうか? 吉野 キラとアスランの関係は、両澤さんがある種の少女マンガの文法で考えていたんですよ。竹宮惠子先生の『ファラオの墓』とか、あのあたりの70年代の少女マンガがベースとして、ライター陣に共有されている雰囲気がありました。だから方法論として女性に受けるのはわかっていたんですけど、それが「ガンダム」という作
いよいよ公開が近づいてきた劇場最新作『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(Febriからもキャラクター本が発売されることが決定しました!)。はやる気持ちを落ち着かせるために、ここでは『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダム SEED DESTINY』の脚本を手掛けた吉野弘幸氏に、当時の制作秘話を語っていただいた。メインスタッフである吉野氏だから見えた『機動戦士ガンダムSEED』の真実とは? ――劇場最新作『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が2024年1月26日に公開されます。ほぼ20年越しの企画実現ということで、盛り上がりがすごいですね。吉野さんもいろいろなところでお話しする機会が多いのではないですか? 吉野 そうですね。いろいろな媒体に登場するせいで、劇場版の脚本を書いていると誤解されるくらい(笑)。実際は、世界観の設定でちょっとだけお手伝いさせていただいています
士郎正宗原作によるコミック『攻殻機動隊』を原典としたアニメの最新作『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間(以下、最後の人間)』。全24話からなる壮大な近未来SFアニメのシーズン2(第13話〜第24話)を120分にまとめた劇場版がいよいよ公開。シーズン1の劇場版『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争(以下、持続可能戦争)』から続投となった監督・藤井道人のインタビュー後編では、実写映画の監督から見たアニメーションの世界について聞いた。 ――前作『持続可能戦争』で初めてアニメーション作品に携わった藤井さんですが、実写映画との違いや共通点はどう感じましたか? 藤井 アニメーション作品に関わってよかったなと思ったのは「思っていた以上に実写とアニメーションの間に境界線はない」ということを知ることができたことです。もちろん、それぞれに特性があって、アニメで表現したほうが伝わりやすいものもあれば
――今回のテーマとも近いと思いますし、文芸部時代のエピソードを教えてもらってもいいですか? ペイトン もともとは、文芸部という部活があることも知らなかったんです。高校に入って部活紹介を見て、最初は「入るなら演劇部かな」と思ったんですけど、すでに芸能活動をしていたので、もしかするとじっくり打ち込めないかなと思って。そんなとき、私の前に「文芸部です!」とひとりの先輩があらわれて。「文芸部って何だろう?」と興味が湧いてきたんです。それで、クラスでいちばん仲がよくて本好きだった子を連れて、一緒に入部しました。今思うとすごく強引で「ホントごめん」と思うんですけど(笑)。でも、その子も楽しそうにしていたから、結果的にはよかったのかな。 ――文芸部では、どんな活動をしていたんですか? ペイトン 文芸部と聞いて皆さんが思い浮かべるのは、きっとみんなで小説や詩を書いて、それをときどき本にまとめる、みたいなイ
――物語が進んでいく中で、愛音(あのん)にも挫折があったことが示されます。彼女にもトラウマを持たせた理由は何でしょうか? 綾奈 第1話で愛音が「またダメにならないように頑張ればよくない?」と言いますよね。彼女のああいう吹っ切れ感やある種の雑さが、CRYCHIC(クライシック)の解散後、前向きな気持ちになれなかった燈(ともり)に影響を与えるようにしたかったんです。燈には「ダメになってもやり直せる」という発想がまったくなかったので、愛音のその言葉を聞いてびっくりする。愛音自身は完璧な人間ではないですが、燈にとって自分にない価値観を持った素敵な人に映ったはずです。 ――誰もが悩みを持つというのは現実的な話ですし、第7話でライブが成功したものの、メンバー間には不協和音が流れるところもリアルだなと思いました。 綾奈 あそこは描いていて「面白くなったな」と思いましたね。本作はこれまでの『バンドリ!』シ
――『It’s MyGO!!!!!』の映像演出については、柿本(広大)監督とも話し合いを重ねたのでしょうか? 綾奈 演出プランに合わせて脚本を書いた回もありました。とくに第3話は「一人称視点でやりたい」と希望があったので、参考として(主人公の主観で物語が進む)『マルコヴィッチの穴』を見ました。ここまで映像のイメージがある状態で脚本を書くのは初めてだったので、面白かったです。 ――全編が燈(ともり)の視点から描かれた第3話は話題になりました。 綾奈 脚本のセリフの部分にほぼ「OFF」って書いてありますからね(※キャラクターの口が見えない状態でセリフを話すこと)。まったく映っていないのもどうかと思ったので、ときどき鏡に顔を映したり。燈は基本、下を向いていて、自分の顔を見る機会があまりなくて。初ライブのあと、祥子(さきこ)に「いい顔してますわ」と言われて鏡を見て、そんな自分の顔にちょっと驚いたと
――『It’s MyGO!!!!!』は、視聴者も想定外のシリアスなドラマになりました。 綾奈 最初にプロデューサーから「がっつりシリアスなドラマが見たい」という依頼がありました。それを聞いて「自分の人生を差し出そう」と思ったんです。それが「一生、バンドしてくれる?」というセリフにもつながっていくのですが。 ――つまり、実体験が反映されているわけですね。 綾奈 はい。お話をいただいた当時、燈(ともり)みたいに人間関係で裏切られ、人間不信に陥っていました。その気持ちを、燈に背負ってもらった感覚はあります。 ――キャラクターに託すことにしたと。 綾奈 虚実の実のあるドラマが描けるのではないかと期待して。世間に自分の状況を説明したいということではなく、こういう経験って誰にでも起きると思うし、私自身も悩んでいる真っ最中だから、どこへ向かうかまったくわからない。そういうものと向き合いながら物語を作って
後宮を舞台に「毒味役」の少女がさまざまな難事件を解決する、この秋注目のTVアニメ『薬屋のひとりごと』。主人公・猫猫(まおまお)が放つ不思議な引力は、美しき宦官(かんがん)・壬氏(じんし)にどんな影響を与えていくのだろう。原作をこよなく愛し、シリーズ構成を兼任する長沼範裕監督に、謎解きエンターテインメントの要となるコンビの魅力を聞いた。 ――『薬屋のひとりごと』の放送が始まり、印象的な世界観に心惹かれた方も多いと思います。監督が原作小説を読んだときの、第一印象はどうでしたか? 長沼 まさに、読み始めたら止まらない小説。(日向夏)先生の知識や仕掛けの作り方、そして猫猫を軸に世界がどんどん広がっていくストーリーに一気に引き込まれ、どんな方が書いているんだろうと気になりました。アニメの制作が決まってから先生にお会いしたのですが、びっくりするぐらい気さくな方で。印象に残っているのは「アニメ『薬屋のひ
――連載第4回のテーマは「ボクっ娘」でした。 ペイトン まだ4回目なんですけど、テーマのレパートリーがめちゃくちゃ多いなと思いました(笑)。毎回、本当に予想できなくて、「おお! そう来たか!」っていつも思っています。斜め上から球が投げ込まれるというか(笑)。 ――撮影では、どんなことを意識していましたか? ペイトン 男性の方がみんなそういう歩き方をしているわけじゃないと思うんですけど、中性的な印象になるかなと思って、普段よりもちょっとがに股気味に歩いていました。あとは、話すときもちょっと声を低めにしてみたり。 ――声は写真には反映されませんが、気持ちの変化が写し出されるかもしれないですしね。 ペイトン これも個人的な印象なんですけど、ボクっ娘の女の子って自分を「僕」と呼ぶことで、まわりから強く見られたいのかなと思って。あと、なんとなく大人に反抗したい子供が使っているのかなという印象もありま
――TVアニメ第3期が制作されると知ったとき、どんな物語になると想像していましたか? 上田 ゲームのリリース1周年記念に公開されたショートアニメ(ゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」1st Anniversary Special Animation)がキタサンブラックとサトノダイヤモンドの入学編だったので、ふたりが中心のお話だろうとは思っていました。キタサンブラックにとって初めての有馬記念が、ゴールドシップにとっての引退レースになることも知っていましたが、まさかアニメでこんなにしっかりと描かれるとは思っていませんでした。 ――放送されたばかりの第3話について聞く前に、第1話と第2話を振り返っての感想を教えてください。 上田 台本を読む前から、モチーフ馬のキタサンブラック号がめちゃくちゃ強かったことはもちろん知っていたんです。だから、第1話でキタちゃんが負けて終わったのにはすごくびっくりして
新ウマ娘・ドゥラメンテのサプライズ登場という衝撃の第1話が話題を集めている『ウマ娘 プリティーダービー Season 3(以降、ウマ娘 Season 3)』。そのドゥラメンテ役を担当する秋奈へのインタビュー後編では、自身が思うドゥラメンテの魅力や、役作りについて掘り下げる。 ――約1年前にさかのぼりますが、ドゥラメンテというウマ娘の第一印象を教えてください。 秋奈 初めてキャラクターの設定イラストを見たとき、私の好きな要素を全部凝縮したようなビジュアルだと思って、見た瞬間にこの子を演じたいって思いました。 ――とくにどこに惹かれたのですか? 秋奈 いちばん好きなのは、あのブルーの目です。第1話を見ていただいた方はわかると思いますが、吸い込まれるような綺麗なブルーの目をしていて。あと、勝負服もすごくカッコいいんです。足元のデザインまですごく凝っていて、全体的に金の装飾が施されているところとか
――このインタビューは、第3期の第1話の放送まであと1カ月を切った時期に行われています。今の心境を教えてください。 秋奈 ドゥラメンテ役のオーディションの結果を聞いたのが約1年前だったのですが、それからずっとドキドキしています(笑)。家族にもまだ言っていないので伝えられるのが楽しみですし、もちろん『ウマ娘』を応援してくださる皆さんが、ドゥラメンテが登場したときにどんな反応を見せてくれるのかも楽しみです。でも、(モチーフ馬の)ドゥラメンテ号はすごい成績を残した競走馬なので、私が演じさせていただくことが公表されるのが楽しみな一方、緊張感でドキドキもしています。 ――声優という職業は、情報解禁日まで話せないことが多いと思いますが、約1年間も内緒というのは長いのでは? 秋奈 長いですよね。私がドゥラメンテ役だと知っているのは、アニメで一緒のキャストさんとスタッフさんだけなんです。でも、先日の「ぱか
アイドルの視点から見る芸能界、そして転生とサスペンスの要素を巧みに組み合わせた大ヒット作『【推しの子】』。原作ファン以外にもその人気を広げ、幅広い層の心をつかんだアニメ版『【推しの子】』は、どのように作られたのか。監督・平牧大輔に直撃したインタビューの第1回は、その制作体制とアイドルの表現について。 ――『【推しの子】』の第1期は第1話の放送直後から大きな話題になりました。世間の盛り上がりはどのように感じていましたか? 平牧 原作の人気はもちろん知っていましたが、アニメがここまで盛り上がるとは思っていませんでした。久しぶりに友達から連絡が来たりして、ヒットすると親戚や知人が増えるというのは嘘じゃなんだなと思いました(笑)。 ――制作体制をお聞きしたいのですが、各話の演出担当だけではなく、今回は助監督として猫富ちゃおさんが参加していますね。 平牧 助監督がつくのは今回が初めてだったのですが、
荒廃した近未来を舞台に、たくましく生きる主人公たちの姿を描いたアニメ『SYNDUALITY Noir』。その作中で歌姫として登場するシエル役・青山なぎさへの全3回のインタビュー。その最終回となる第3回は、アニメの映像や今後の見どころについて語ってもらった。 ――完成した本編の映像を見て、印象に残ったシーンはありますか? 青山 第7話の「眩惑Desire」が流れる戦闘シーンは本当に驚きました。じつは映像が完成する前に、制作途中のCGムービーを見せてもらっていたのですが、その時点でめちゃめちゃ迫力があって「完成したらどうなるんだろう?」と思っていたんです。完成した映像は私の想像をはるかに超えていて、圧倒されました。ずっとポカンと口を開けながら見ていた気がします(笑)。スタッフさんたちの情熱や魂が詰まったシーンだなと感じました。 ――歌ともとてもマッチしていましたね。 青山 そうですね。しかもこ
――『SYNDUALITY Noir』という作品について、世界観に対しての第一印象はいかがでしたか? 青山 近未来でAIが登場する作品と伺っていたので、感情に乏しい、いわゆるロボット的なAIが人間のサポートをしながら生活する感じなのかなと最初は想像していたんですけど、台本を読んでみると、メイガスたちが予想以上に人間っぽくて、まずそれに驚きました。あとはストーリーにも謎がたくさん散りばめられていて、物語全体の背景を把握するのが大変でした。新しい台本が届くたびに、少しずつ理解しながら進んでいった感じです。 ――シエルの役作りはどのように進めていきましたか? 青山 シエルはマスターがいないメイガスなので、そこがいちばん悩みましたね。メイガスって、その人にとって最高のパートナーになれるように、マスターに合わせて最適化されて人格が出来上がっていくじゃないですか。なので、マスターがいないメイガスは本来
――7月26日に開催されたアニバーサリーイベント『Naomi Payton 20th Anniversary Princess』について振り返りたいのですが、まず、終えた直後の率直な感想はどのようなものでしたか? ペイトン 本当にもう、やらせていただいてすごくよかったなと思っています。バースデーイベント以外にも、皆さんに直接お会いできる機会を設けたいと思ったし、今までは東京でしかイベントをしたことがないので、大阪とか福岡とか、東京以外の地域にも私から会いに行きたいなと思いました。 ――イベントの中でとくに印象に残っているのは? ペイトン 本編の最後に林明日香さんの「小さきもの」というバラードをカバーさせていただいたのですが、そこがいちばん楽しくて、いちばん緊張したところでした。大好きな映画の主題歌で、本当に子供の頃から何度も聞いていた曲なんですけど、この曲は今年の7月1日に20歳になった私
――前編では物語に登場する「人魚」について語ってもらいましたが、架空の生き物としての「人魚」に抱いている印象はありますか? ペイトン 聖徳太子が人魚に会ったっていう伝説があると聞いたことがあって(※編注:滋賀県の観音正寺は、聖徳太子が人魚の懇願を受けて建立したとされる)、そんなに昔のすごい人が会ったっていう伝説が残っているくらいなら、私たちに姿を見せていないだけで、絶対にいるでしょ!と思うんです。海のことって、まだほんの数パーセントしかわかっていないらしいですし。きっと人魚には人魚の世界があって、そこで私たちみたいにお友達とおしゃべりをしていたり、パーティーをしていたりしたら楽しそうでいいなぁと思います。もちろん、会ってみたいなって気持ちもあります。 ――海もそうですし、地上にも前人未到の場所がありますからね。 ペイトン そうですよね。ただ、会ってもたぶん話が通じないんだろうなとは思います
――5人の中でも楽奈はとくに個性的な女の子に見えますが、初めて楽奈に出会ってから現在までの間で印象は変わりましたか? 青木 基本的に変わっていないです。ただ、アニメのアフレコがスタートしてから、ライブのときの自分の表情には変化がありました。映像を見るまでは、楽奈ちゃんがどんな風にライブをするのかわからないじゃないですか。彼女はクールな女の子なので、ステージ上で笑うのかな?とか、笑わなかったとしたらどんな顔をして演奏するんだろう?とか、いろいろ想像しつつも、実際のライブでどういう表情をするのがいいのか、なかなか見えなかったんです。でも、アニメのアフレコ用の映像を見ていると、楽奈ちゃんが笑いながらライブをしているシーンがあったんですね。それを見て「あ、楽奈ちゃんも笑顔でライブをするんだ」って。私はライブで演奏をしていると楽しくて、自然とニコニコしちゃうんですけど、それでいいんだなっていう確証を
――アニメの放送スタートは、どんな心境で迎えましたか? 林 ようやく皆さんにMyGO!!!!!の物語を知っていただけるなっていう、安心感みたいなものがすごく大きかったです。MyGO!!!!!はプロジェクトのスタートからライブ活動が基本で、キャスト名も公開しないという、今までの『バンドリ!』シリーズの先輩方とは違う道筋をたどってきたので、みんな、「この子たち、どういう子なんだ?」って不思議に感じていたと思うんですよね。なので、やっと本格的にMyGO!!!!!を知ってもらえるアニメがスタートして、とにかくうれしかったです。 ――1年以上活動をともにしてきたMyGO!!!!!の5人ですが、自分以外のメンバーの第一印象はおぼえていますか? 林 羊宮さんは、こんなに燈(ともり)にぴったりの子が見つかるんだ、ここまでハマり役の人がいるんだというのが第一印象です。凛ちゃんは、愛音(あのん)と違って超おと
――この記事の公開タイミングでは第9話までが放送されていますが、始動から1年以上をかけて、ようやくアニメがスタートしたときの心境から教えてください。 羊宮 まず、プロジェクトがスタートして、私たちがMyGO!!!!!として活動を始めることになったときに、皆さんからいろいろなコメントをいただきました。私は、そのコメントに対して自分が思ったことを「MyGO!!!!!日記」というかたちで書き残していて。それを見返していたら「燈ちゃんと一緒にこうなっていきたいね。こういう景色を見たいね」と書いていたことが、皆さんの反応も含めて徐々に現実になっていることが実感できて、とてもうれしかったです。ちなみに、日記を書いた情報解禁日の天気は雨だったので、「壱雫空(ひとしずく)」にはやっぱり運命を感じています。 ――「MyGO!!!!!日記」は、どんな気持ちで書いていたのですか? 羊宮 すぐには私たちの歌や声を
――アフレコも久しぶりだったと思いますが、感触はどうでしたか? 石原 キャストさんたちには全幅の信頼をおいていますから、僕としては今回もおまかせするだけでした。音響監督の鶴岡(陽太)さんからは「また新しい気持ちで作り上げよう」という言葉があったので、もしかしたらこれまでと違う部分もあったのかもしれませんが、最後まで違和感なく、皆さん素晴らしいお芝居をされたと思います。 ――演奏シーンの描写についてはどうでしたか? 石原 珍しかったのはマリンバですね。マリンバの演奏シーンは、専門的な言い方をすると「1コマ打ち」、つまり秒間24コマのフルアニメーションで描いているんです。でも、そうすることで逆にロトスコープ(実写映像をトレースして描く作画技法)っぽく見えてしまうのがちょっと悔しいです(笑)。トレースはせず、アニメーターが1枚1枚手描きで描いているんですよ。これは声を大にして言いたいです。 ――
――『アンコン編』は、もともとOVA企画だったそうですね。 石原 そうなんです。TVアニメ第3期の“久美子3年生編”の放送がちょっと先なので、その間に何かを届けられればと思って。それが、運よく劇場で上映できることになったという感じです。 ――時系列としては『劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(以下、誓いのフィナーレ)』直後のエピソードで、“久美子3年生編”までをつなぐ物語です。『アンコン編』をピックアップした理由は何でしょう? 石原 おっしゃる通り、『誓いのフィナーレ』と“久美子3年生編”をつなぐエピソードであることがいちばんの理由です。久美子が2年生のときの原作エピソードは他にもあるのですが、この流れがごく自然なのかなと思います。『誓いのフィナーレ』の最後で新部長となった久美子が慣れないポジションで奮闘するお話で、“久美子3年生編”のプロローグ的な立ち位置になればいいなと思
――とくに印象深いシーンはどこですか? 黒沢 私はやっぱり中盤の水道のシーンです。手を洗って帰るときのあのイチャイチャした感じがすごく好きで、このくだりだけで一本お話を作ってほしいくらい(笑)。 安済 あそこは動きもすごくかわいいんですよね。「久美子なら私以外と組まないって信じてたから」と話す麗奈が、手を後ろに組んじゃったりして女の子らしいんです。あそこは麗奈自身も意識してかわいこぶっている感じがしますね。 黒沢 そのあと、肩を押されて押し返す感じも、なんか人間らしくなってきていますよね。 安済 そうそう。これまではもっと動物みたいに野生的だったのに。どこかで人間のマニュアルをゲットしたのかな?(笑) 黒沢 いやあ、あの麗奈はかわいかった。 安済 でも、そのシーンの最後に「もし、来年、私よりもうまい子が入ってきたら、麗奈はどうするんだろう?」って久美子のモノローグが入るじゃないですか。なん
アニメ『響け!ユーフォニアム』シリーズ。2024年にはTVアニメ第3期の放送も予定されるなか、新部長となった久美子の奮闘を描いた『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』が劇場上映中。ここでは、黒沢ともよ(黄前久美子役)と安済知佳(高坂麗奈役)のキャスト対談を前後編でお届けしよう。前編はキャラクターたちの成長を中心に語ってもらった。 ――映像作品としては映画『劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜(以下、誓いのフィナーレ)』以来で、約4年ぶりとなりましたね。 安済 そうなんですよね。今回は正直、「どうしよ〜」って思いましたね。 黒沢 その心は? 安済 シンプルに演じるのが久しぶりっていうのもあるんですけど、それ以上に「経験値問題」ですね。最初に麗奈を演じたときから数えると7年以上経っていますから。これまでに積み重ねてきた人生の経験値を削ぎ落とすべきなのか、あるいは
中村明日美子原作の劇場アニメ『同級生』の監督を務めるなど、さまざまな作品にアニメーター、演出家として参加する中村章子。彼女のアニメ遍歴を聞くインタビュー連載、その第1回は「いまだに忘れられない」と語る、富野由悠季監督の名作をめぐって。 ――中村さんは、子供の頃からアニメを見ていたのでしょうか? 中村 小さい頃に住んでいたのがまったく娯楽のない田舎だったこともあって、テレビを見るのが大好きだったんです。テレビが消えると不安になるというか、興味のうすい番組でもついている限りはずっと画面を見ていた気がします。歳の近い兄がいるんですけど、両親がテレビをあまり見ない人たちだったので、兄が好きで録画したロボットアニメを流していることが多くて、私も一緒に見ていた感じでしたね。 ――お兄さんの影響が強かったわけですね。 中村 サンライズ系のロボットアニメを、ずっと見ていた記憶があります。夏休みになると『機
――全12話を完走して、今はどんなことを感じていますか? 出合 個人的なことで言えば、反省点はけっこう出てきてしまうのですが、作品全体で見ると、スタッフの皆さんが一生懸命に丁寧に作業していただいたこともあって、自分が思っていたよりもまとまりのある、いいものになったのではないかと思っています。 ――全体として実写の映像作品を見ているような感覚があったように思います。 出合 そうですね。『スキップとローファー』は、年齢や性別を問わず、いろいろな人が見て楽しんでいただける作品だと思っていました。ふだん、アニメを見慣れていない人にも見やすい感じにしたかったので、ルックは試行錯誤しましたね。 ――出合監督はシリーズ構成も担当していますが、全体の展開や構成はどのように決まったのでしょうか? 出合 文化祭(原作4巻のエピソード)を最終話にしようというのは、すっと決まりました。原作は今も続いていますが、ア
「毎週の癒やし」「青春がまぶしい」――2023年の春アニメで、多くの大人たちの心を動かした『スキップとローファー』。ここでは、監督を手がける出合小都美のインタビューを前後編でお届けしよう。前編は監督と『スキップとローファー』の出会い、そしてキャラクターの魅力について聞いた。 ――出合監督はアニメ化の話をもらう前から原作を読んでいたそうですね。読者として、最初はどんな印象を持ちましたか? 出合 まず、美津未のキャラクターに惹かれました。今までになかったバランスのキャラクターですよね。美津未も他のキャラクターも、彼らの内面を見ていくにつれて「最初に思っていたのと違う」という風に印象がガラッと変わる。そこがおそらくこの作品の根幹のテーマなんだと思いますが、そういうことが嫌味なく丁寧に描かれていて、そこに新しさを感じました。 ――原作を手に取るきっかけはどんなものでしたか? 出合 もともと高松(美
Webアニメ『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP(以下、ROAD TO THE TOP)』に企画スタート時から関わってきたCygames開発スタッフのコンテンツディレクターとシナリオディレクターへのインタビュー。最終回は、TVシリーズと同じく史実の再現度が話題となったレースシーンへのこだわりなどを聞いた。 ――前回も少し話題になった、実際の競馬に関連する小ネタは、シリーズ構成やシナリオ制作の段階でアイデアを出し合うのでしょうか? 絵コンテや作画の段階で盛り込まれることもあるのでしょうか? Cygamesコンテンツディレクター(以下、コンテンツD) TVシリーズも含めて、いちばん多いのはシナリオ制作の段階ですね。ただ、レースの勝敗だったり、史実的に重要なエピソードなどはドラマの大筋に影響する部分ですので、シリーズ構成の段階でも盛り込んでいます。また、コンテの段階で監督
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