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Nikkei Advent Calendar 2020 の 22 日目の記事です。 はじめに 法人向けサービスの UI/UX チームの清野です。 サービスをリリースしてから UI の変更を重ねるにつれて、デザインファイルと実装でズレが生じたり、デザインと実装の関係性がわかりにくくなったりする問題がよくあります。このような問題を防ぐために、カラーやタイポグラフィなどの情報をデザインファイルから取り出して、コード上でデザイントークンとして定義する方法を紹介します。 実現する方法の検討 実現する方法はいくつか考えられます。チーム体制やワークフロー、デザインファイルの構成によって、適している方法は変わってきます。 1. 一気通貫ツールにおまかせ デザインファイルの情報をコード化するまで一気通貫で面倒を見てくれる便利なツールもあります。代表的なものが Diez で、Figma や Sketch など
この記事は Nikkei Advent Calendar 2020 20日目の記事です。 日経電子版Webチームの阿部です。今回はHTTP/2の目玉機能の1つであったServer Pushの事実上の終焉と、現在ChromeチームやFastly社が実験中の103 Early Hintsについて、日経電子版Webでの取り組みを紹介させていただきます。 HTTP/2 Server Push HTTP/2 Server PushはHTTP/2で策定された、一言で言ってしまうと「必要なリソースがリクエストされる前にサーバーからクライアントに送ってしまおう」という技術です。 これによりクライアントがリクエストするリソースを先回りしてサーバーが送ることで、必要なリソースが揃うまでにかかる時間を短縮できるため、パフォーマンスの向上が期待されていました。 Server Pushの問題点 一方、サーバーからク
この記事はNikkei Advent Calendar 2020 19日目の記事です。 日経電子版ウェブチームの伊藤です。 この記事では CSS Containment の紹介と電子版での利用例について書きます。 CSS Containment とは 概要 CSS Containment はDOMのレンダリングを開発者側で調整できるようにするパフォーマンス系のプロパティです。 webサイトが効率的にレンダリングされるようユーザーエージェントに伝えることができます。 次のような値を取ります。 contain: none | strict | content | [ size || layout || paint ] プリミティブな値として size, layout, paint があり、strict と content はこれらを複合した値のエイリアスで、それぞれ size layout p
Nikkei Advent Calendar 2020 17日目担当の澤です。 ふだんは電子版のプロダクトマネージャー、製品や機械学習の研究開発、データサイエンスを用いた事業分析、UXデザイン、エンジニア採用の仕事をしています。 本稿では日経電子版事業の LTV( 顧客生涯価値、 Lifetime Value )についての考え方および計算方法の概要をお伝えします。 サマリー 日経電子版の(契約者の)LTVを金融商品の資産価値評価と同様の考え方で計算(測定、推定)した LTV計算で難易度の高いのは契約者の推定、解約率の推定として計算を実施した 計算に利用するパラメータでKPIツリーを作った Lifetime Value 顧客生涯価値(LTV)とは顧客から将来にわたって得られる利益を予測し算出したもので、ある事業から長期間に得られる利益、およびその事業の成長性・収益性を評価するための財務指標で
日経電子版ウェブで起きた謎のCDNエラーと Header Overflow この記事は Nikkei Advent Calendar 2020 13日目の記事です。 日経電子版ウェブチームのエンジニアの宮本です。普段はサーバ・エッジサイドを主に担当しており、今回はその内のエッジ、CDNについてお話します。 (ところで先月下旬にFastly社のYamagoya Traverse 2020において Fastlyを用いたFeature Togglesの実装についてお話させていただいたのでよければこちらもご覧ください。) 背景と問題 ある日を境目に起きた問題 半年〜1年ほど前、社内の方方から 「ステージング環境にアクセスできない」という問い合わせがありました。 調査に乗り出したものの、自分の環境では特に問題を見受けられず、再現に苦しんでいた記憶があります。 手元の環境で再現しなかったことから、社内
こんにちは。ソフトウェアエンジニアの淵脇です。この記事は NIKKEI Advent Calendar 2020 5日目の記事です。私は「日経ID」といわれる認証認可基盤を担当しており、日々セキュリティを意識した開発を行っております。それに関連して、本日はいにしえのブラウザにおけるセキュリティの歴史的なものをご紹介いたします。 0. はじめに 現代ではブラウザはとても便利なものになりました。単にネットサーフィンのようなオンラインで完結する作業だけでなく、買い物やコミュニケーション、金融取引など実世界に影響を与えるような様々な用途に使われています。しかし、この裏には血のにじむようなセキュリティエンジニアとハッカー/クラッカーとの戦いの歴史があり、その上に築かれたセキュリティの上に成り立っているものです。 ブラウザのセキュリティについては、昔からXSS(クロスサイトスクリプティング)やCSRF
Nikkei Advent Calendarの3日目の記事です。 日本経済新聞社でデータサイエンティストとしてサービス開発に関わっている石原です。 本記事では、私が作成した日経電子版のデータを使ったSQL問題集を紹介します。 作成の背景 日本経済新聞社は、テクノロジー・メディアを標榜し、全社的なデータ活用を推進しています。 近年、インターネットの普及に伴い、ニュースメディアにも大きな変革が起きています。 日本経済新聞社は2010年に日経電子版を創刊し、2020年には有料会員数が70万人を超えました。 人々がインターネット上でニュースに触れる機会が増えるにつれ、データという形で読者の姿をこれまで以上に鮮明に捉えられる場面が増えています。 メディアとしての信頼性や情報伝達力を計測してサービスの発展に繋げるなどの目的から、日本経済新聞社ではリアルタイムデータ処理基盤 「Atlas」[1]を独自に
この記事はNikkei Advent Calendar 2020の1日目の記事です。 アプリチームの高木です。iOSエンジニアなのでiOSの話をします。 本記事では、SwiftUIを使って日経電子版iOSアプリのトップのUIを再現しました。簡易的に実装を紹介します。 自己紹介 普段は日経電子版・紙面ビューアー・Nikkei WaveのiOSアプリ及びBFF(Backends For Frontends)を開発しています。 直近だとiOSDC 2020でiOSで安定した自動ダウンロードを実現する話をしていました。 背景 SwiftUIが発表されてから早一年半経ちました。 UIKitからSwiftUIへいつから移行できる(すべき)か、SwiftUIのみでどの程度のアプリを構成できるのか、気になっている方は多いと思います。 日経電子版のアプリをSwiftUIで再現検証してみたところ、iOS 14
はじめに こんにちは。ソフトウェアエンジニアの淵脇です。2020年から日本経済新聞社に入社しまして、日経IDの開発に携わっております。普段は趣味で競技プログラミングというものをやっており、また日経でも以前競技プログラミングのコンテストをいくつか開催しているということで、そのご紹介及び楽しさについて解説させていただきたいと思います。 競技プログラミングとは 競技プログラミングとは問題に対して正しい出力をするコードをいかに早く正確に書けるかを競い合うスポーツです。以前はプログラミングコンテスト(プロコン)といわれることも多かったのですが、最近は特にアルゴリズム系のコンテストを指して競技プログラミングといわれることが多いイメージです。 日本ではAtCoderが有名ですが、Codeforcesといった海外の大手サイトも含めほぼ毎週コンテストが開催されており、毎回数千人~1万人といった人数が参加して
日本経済新聞社のデジタル人材採用サイト
日本経済新聞社は、2019年12月11、12日に開催される「Kaggle Days Tokyo」というイベントで、日経電子版のデータを用いた機械学習コンペティションを開催します。 Kaggleとは? Kaggleとは、世界最大の機械学習コンペティションのプラットフォームです。企業や研究機関などが提供するデータについて、世界中のデータサイエンティストらが機械学習モデルの性能を競います。 常時いくつかのコンペティションが開催されており、日本企業としては例えば、リクルートホールディングスやメルカリによる事例があります。 データサイエンスの発展に伴い、近年日本でも大きな注目を集めています。 Kaggle Daysとは? Kaggle Daysは、世界各地で開催されているオフラインイベントです。普段はオンライン上で競い合っているKaggle参加者(Kaggler)と対面で交流できる貴重な場です。優れ
インターン生の高橋です.iOS アプリや 社内 API などの開発を行なっています. GCP の新サービスである Cloud Run を利用したので,簡単にご紹介したいと思います. Cloud Run とは サーバレスとコンテナ化を統合した Google Cloud Platform の新サービス.現在ベータ版. 2019/4/9 に開催された Google Cloud Next カンファレンスで発表された. なぜ Cloud Run を使ったのか? 1. サーバレス サーバ領域に意識を割くことなくサービスの中心となる開発を進められる.そして自動スケーリング,使用した分だけの課金で良い,という利点もある.ステートレスな関数の集まりとなるため,マイクロサービスと組み合わせることが多くなる. 2. Docker によるコンテナ化 Docker を用いたコンテナ化では,Dockerfile を用
新卒 1 年目、Web 開発チームの宮本(shqld)です。先日(2019/2/14)に開催された Developers Summit 2019で登壇させていただいたので発表内容の一部をかなりざっくりと端折ってご紹介します。 その前に 社員・インターン 大大大募集中🙇 現在電子版 Web チームのメンバーは5人ですが、今年予定されているリニューアルもあり、より開発を活発にしていきたいということで我々のチームで一緒に働いてくれる仲間を募集中です! 先日ちょうど Wantedly の募集ページも公開しました。 https://www.wantedly.com/projects/285177 特にウェブ開発、弊社のインターンシップに興味のある方は、この Wantedly からでも Twitter でもぜひ気軽にご質問やご連絡していただけると嬉しいです! 電子版の高速化についての記事が日本語に
ワクワクしています。 内製したリアルタイムデータ処理基盤 Atlas のソースコードを段階的に公開します。 まず最初に、日経電子版を継続的にご利用頂き支援くださっている読者の皆様と、Atlas の開発に参加した方々、Atlas を活用して日々業務を遂行している全ての利用者に、お礼を申し上げたいと思います。有り難うございます。 課題意識から生まれた Atlas 2 年半前、日経ではデータについて大きな課題をいくつも抱えていました。 膨大な記事が流通する電子版で、その運営に必要不可欠なデータをいかに迅速に編集業務の現場で活用するか? サービス開発やマーケティング施策において、全ての読者・全ての記事について正確な情報に基づく意思決定を下すためのデータはどうすれば得られるのか? 読者が必要とするであろう情報を提案できる賢いレコメンデーションやプロアクティブなコミュニケーションを実現するには、どれく
メンバーシップチームの長島です。メンバーシップチームは主に日経ID認証・課金決済基盤の開発を行なっているチームで、私は課金・決済基盤の開発を担当しています。 今後、課金決済システムにおいて銀行 API などを利用する可能性を見据えて Financial-grade API について調査しましたので、その簡単な概要とコンフォーマンステストについて書きたいと思います。 FAPI(Financial-grade API)について FAPI は OpenID Foundation の WG が標準規格の策定を進めている金融データを 3rd party がセキュアに使用できるようにするための API 仕様のことを指します。 近年、FinTech 関連のスタートアップが増えており、金融機関が持っているデータをセキュアに扱うことや銀行データを API を通じて広く扱えるようにするオープン化に関心が高まっ
Start Developing iOS Apps 活用法 はじめに 弊社の iOS 開発チームでは Storyboard を使わずに View をコードで実装している。アプリ開発初心者にとってコードと Storyboard の情報がインターネット上に混在するため、実装方法を調べることは困難を極めた。また、初心者用アプリ開発入門本をみてみても、全て Storyboard でチュートリアルが組まれているため、全てコードで書かれたようなまとまった情報が探しにくくストレスフルだった。クラスの概念をわかっていないノンエンジニアの新卒にはコードで全てを書くということは非常に厳しかったのである。わからない感覚がわからなくなる前にアプリ初心者がどこに躓き、何がわからないのかを紹介したい。 公式チュートリアルの概要 Apple 公式が出しているアプリ開発のドキュメント Start Developing i
Web 開発チームの宍戸(sisidovski)です。現在カリフォルニアの Mountain View で開催されている Google I/O 2018 で、日経電子版が Web パフォーマンス改善のセッションで事例として紹介されたので報告させてください。 何が紹介されたの 電子版モバイル Web https://r.nikkei.com が、パフォーマンスの最適化事例として紹介されました。既にいくつかの資料やカンファレンスで公開していますが、r.nikkei.com はパフォーマンスを最重要の KPI として、例えば以下のようなパフォーマンス向上のためのベストプラクティスを愚直に検討・実行しています。 アセットの圧縮 HTTP キャッシュ 画像サイズ、フォーマット、最適化 遅延ロード Resource Hints による先読み ルーティングベースの JS/CSS ファイルの分割 サードパ
滑らかな UI とは 滑らかな UI とはどんなものか。UI の滑らかさを語る上で欠かせないのがフレームレートという指標である。1 秒間に表示されるフレームの数を FPS(Frame Per Second)という。この値が高いほど人間の目には滑らかに表示されているように見える。 iOS デバイスの最大 FPS は UIScreen.main.maximumFramesPerSecond を使って取得することができる。2018 年時点で販売されている iPhone 端末で上記のコードから得られる値は 60 であるため、常に 60FPS で UI を描画することが iOS アプリケーションで「滑らかな UI」を実現しようとする際の一つの目標となる。 日経電子版 iOS アプリの高速化 図表に日経電子版 iOS アプリの UI をいくつか掲載する。日経電子版 iOS アプリではどの画面にもほぼ例
日本経済新聞社は、2024 年 6 月 12 日に Apple Vision Pro 向けの新アプリ「日経空間版」を発表しました。 Apple Vision Pro向け「日経空間版」 ニュースを3Dで - 日本経済新聞 Apple Vision Pro の日本発売日である 6/28 から提供を開始します。 日経空間版のトップ画面 日経空間版のリリースを記念して、本記事と発売 3 日前の 6
本稿では、現在の日経電子版モバイル Web(以下、日経電子版)における広告掲示の技術について解説する。 広告とサイトパフォーマンスの関係 dev.to に代表されるような「高速」と言われる Web サイトは、CDN や ServiceWorker などを駆使して表示に関して適切なチューニングを行っており、日経電子版もほぼ同じ思想の元チューニングを行っているが、一点大きな違いを挙げるとするならば、広告表示の有無が挙げられる。 現在の日経電子版では 7 タイプの広告を表示しており、うち 4 タイプは外部 DSP からの配信を行っている。 その他にも様々なサイトトラッキングのサードパーティスクリプトを導入しているが、ご存知の通りこれらはメインとして打ち出したいコンテンツとはほぼ関連性はなく、パフォーマンス観点から見れば劣化させる要因でしかない。広告が無ければもっと速く表示できるのに…と思ったこと
ブラウザのパフォーマンス指標 Web アプリケーションにおける表示速度がサービスの品質・ビジネスに与える影響は大きい。サイトの遅さはブログサービスではユーザの離脱、広告売上の低下、EC サイトではコンバージョン率の低下などに影響を与えるといった点が知られ、Google は 2018 年 7 月からモバイル検索においてもサイトの表示速度を検索インデックスのシグナルとして加味する旨を公開している。 サイトパフォーマンスの改善は CDN やキャッシュサーバなどを用いたサーバサイドでの改善はもちろんだが、フロントエンドのレンダリングやユーザインタラクションの応答速度などの指標も重要である。また、これらは通信環境にも大きく影響する。ここでは主にクライアントサイドのパフォーマンス指標のモニタリングについて取り上げたい。 ブラウザの画面表示までの流れは以下のとおりである。 Time To First B
こんにちは!アプリチームの山崎です。このたび、技術書典4で「日経電子の本」という技術書を頒布いたします!!本書は、電子版開発に携わるエンジニアの有志が集まって作られました。サービスの開発を通して得られた知見やノウハウをふんだんに盛り込んだ内容です。 内容 頒布物に掲載されている内容は以下の通りです。 iOS iOS アプリの技術スタック/アーキテクチャ/開発プロセス Start Developing iOS Apps の活用法 Texture の導入とヌルヌル化 Android 非同期処理による UI ロックの改善 Widget フレームワーク詳解 ログ サーバーアクセスログの活用 改善 アプリ改善におけるユーザーの声の反映方法 アプリのエラー検知 Web 広告のパフォーマンスの向上 Web アプリケーションのパフォーマンスモニタリング その他 新卒エンジニア技術研修について 日経システム
日経ではアクセスログ、所謂クリックストリームデータを用途に合わせた複数のデータベースに格納し、サービス開発やマーケティングに携わる社員が自身でデータ分析ができるよう、セルフサービス化を進めています。 セルフサービス化を進めている背景として、データの集計や分析のニーズは日々増え続ける一方で、アナリストやデータサイエンティストのリソースはオンデマンドに増やせないため、いかにしてデータのアウトプットをスケールさせるかという課題があります。この課題に対するソリューションとして、データ専門チームの設立やオフショアのような人のリソースを拡張する施策に加え、ツールの整備と教育によるセルフサービス化に力を入れています。 データの集計や分析のセルフサービス化において、特に大きな課題がクエリーの負荷です。現在、およそ 200 人が BI ツールにログインして Redshift でクエリーを実行できる権限を保有
iOS日経電子版アプリ、紙面ビューアーアプリの iOS 版の開発・運用が主な業務です。アプリケーションの構造を含めた設計・開発を始め、新機能の企画、UI/UX の検討、品質の改善、バックエンドAPIとの連携、CI整備による開発者体験の向上など、iPhone、iPad 向けアプリに関わる幅広い業務があります。 READ MORE AndroidAndroidアプリの開発をします。UI/UXの検討からアプリケーションの構造を含めた設計・開発や品質の改善を行ってもらいます。ユーザの行動分析やデザイン、APIとの連携、CI、リリース自動化など多岐にわたります。 READ MORE Backendデジタルサービスで使うバックエンドシステムの設計・開発をします。具体的には、Python/Django 及び Golang を用いた API 開発、AWS 及び Terraform を利用したインフラストラ
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