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中東情勢
hata-k.hatenablog.com
森博嗣2000年の作品。閑静な住宅街にある大邸宅、10人の男女が集ったパーティーの最中に起こった惨劇。皆の歓談する居間のすぐ隣にあるオーディオルームで、参加者の一人が血まみれの姿で発見された。目撃者はおらず、現場は密室と思われる。事件の発覚した時点で10名の内2人はすでに会場を後にしており、後から3人がやってきた。パーティー参加者の一人、名家の令嬢であり自称科学者の瀬在丸紅子(せざいまる・べにこ)が謎を解く、Vシリーズの3作目。 住宅街にありながら孤立した豪邸、そこに集うお金持ち、名家の令嬢、安アパート暮らしの大学生と、登場人物の設定には何か昭和の匂いがするけれど、一ひねりしてあるのが面白い。名家の令嬢、瀬在丸紅子はシングルマザーで名家は没落している。捜査にあたる県警の刑事は彼女の元夫で、部下の女刑事にも彼の子供がいる(なんちゅう奴だ)。貧乏学生の一人は女装が趣味ときた。よく考え付くものだ
著者の中谷健一が実践している「ノマド(=遊牧民)ワーキング」すなわちオフィスのデスクに縛られず、オフィスの外で働く技術を紹介した本。インターネットに接続できるノートパソコンを中心とした仕事術だ。 商社の営業マンという仕事柄、出張は多い。新幹線に乗らない週は殆どないし、飛行機に乗らない月もない。外出先でもノートパソコンを開いて仕事をするというスタイルは7-8年前から日常の一部になっているので、自分はすでに「ノマド」の一員なのだろう。したがってこの本の大方の部分では目新さを感じなかったけれど、オフィスと自宅以外の仕事場「サードプレイス」を著者ならではの観点で分類して紹介しているところは大いに参考になり面白かった。ちなみに電源が使え仕事がはかどる「SOHOスポット」、ムードが良すぎて仕事にならない「リゾート・スポット」、電源もなく雰囲気も良くないが意外とはかどる「ポテンシャル・スポット」、逆にち
およそ四半世紀前のこと。アルバイトで生計を立てていた時期があった。当時は「フリーター」なんて言葉はまだなかったけれど、二十歳前の自分はそのはしりだった。バイトしてたのは学生街の喫茶店。江戸っ子の店長と東北出身のマスター、あとは学生アルバイトで店を切り盛りする。お客さんのほとんども学生だったから元気が良く明るい店で、まるでサークル活動をしているような感覚。そんな店で朝から夕方まで、週6日働いていた。 当時時給は600円くらい。一日働いて5,000円程、月に10万ちょっとの収入だったと思うが、これで衣食住の全てをまかなっていた。下宿は3畳間、お金が無くなるとパン屋さんで袋一杯50円のパンの耳が夕食だったりした。一日一食は勤め先で大盛りのカレーを食べさせてもらえるのが嬉しかった。お客さんが多くて「悪いけどもう1時間いい?」と言われるのも嬉しかった。 基本的には気楽なアルバイトだったのだけれど、誰
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