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コーヒー沼
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去年はあきらめざるを得なかったことが多くある。その一つには、多くのかたと同様、海外旅行がある。 海外に出掛ける直前には、私の感情は、愉しみ八割、不安二割ほどで満たされる。 その二割とは何か? 海外旅行において、あまりよろしくない点は飛行嫌いでもあるが、ここで言及する二割は現地に到着してからの不安の割合である。 すなわちトイレ事情である。 日本の高級デパート、あるいはサービスエリア等のトイレに慣れているとトイレ事情がストレスになるということはあまりないかもしれない。 北欧のトイレも、デパート、およびレストランでは内装内観に凝っているところが多く、そのレベルは高い。しかし、その分、トイレを探すのもあまり容易ではない。有料のところも多い。 スウェーデンのトイレ事情に関しては多少、哲学をさせていただきたい点がある。 全てのトイレに該当する事情ではなく、ここで要所要所で感知した点である。 デザイン性
私の家系は代々、仏壇屋である。 私が最初に婚約した時、仏滅の日に式を挙げるのなら絶対に式には出席しないと、北陸に散らばる親戚一同に宣言された。 よって仕方なく(代金は割高になったが)大安の日に式を挙げた。大安の効果は残念ながらあまりなかったようであるが。 そのような信心深い仏教徒の親族でさえ、クリスマスシーズンになると、いそいそとプレゼントを買いに出掛けたりしている。 農耕社会が主流であった時代と比較して、現代社会は家族の絆が希薄になっている傾向があると言われている。 その現代社会においては、クリスマスは、家族が集まり、その絆を深めることに貢献する機会である。少なくともキリスト教国においては非常に重要な日になっている。 逆に、家族を有さぬ人々にとっては孤独感が増長させられるシーズンともいえる。 仏教/神道において、家族が集まる機会には、どのようなものがあるであろうか。 すぐに思いつくものは
毎年、この時期になるとストックホルムの街がそわそわとし始める。 日本人がノーベル賞を受賞した年には、日本からのロケ隊を市内のあちらこちらでも見掛ける。 アカデミックな機関が多いウプサラ市などでもその傾向はあったと記憶している。 私が最初と、おそらく最後に参加したノーベル賞晩餐会は六年前であった。 今年は、スウェーデンにおいて、物理的な授賞式が行われないためか、まわりの関心も例年よりは薄い印象を受ける。 本来なら、今日は、ニュースなどで晩餐会のドレスの批評等がされている。 昨日、朝の会議で「ノーベル賞を二回獲得した女性は誰か知ってる?」とノーベル賞の話題を投げかけてみたが、その話題は、大統領選挙の時と比較して、いや比較しなくてもまったく盛り上がらなかった。 ちなみに解答は、日本ではキューリー夫人と伝記になっているマリー・キューリー女史である。 ノーベル賞受賞、晩餐会、カクテルドレス等、華やか
カメラで撮る写真というものの魅力に憑りつかれてからというもの、一旦、カメラと三脚を背負って外に出てしまうと、最低でも600枚ぐらいの写真を撮ってしまう。 実際はそれほど撮っていないのであるが、3レベルの露出度で撮っているため3倍の枚数になる。 24枚撮りのフィルムが売られていた時代にこのようなことをしていたら、とうの昔に破産していた。 特に現在はクリスマスシーズンなので、ストックホルム市内では、光の饗宴が至るところで繰り広げられている。 よって、指が冷えきって動かなくなるまで撮りまくっている。 しかし、それだけ数を打つと、「あ、これ結構いける。バックアップもう一つ取っておこう」、などという写真も出て来る。 何色にもライトアップされたオペラハウス 遠い昔にインスタグラムというものをいじったことがあった。 記憶に間違えがなければ、6000人ぐらいの方にフォローしていただいたはずだ。 バックアッ
打たれ強さ、という言葉を最近時々考える。 また、 半分だけ水が入っているコップを見た時、果たして、 「半分も水が入っている」と考えるか、あるいは 「半分しか水が入っていない」と考えるか。 価値観の違いが顕著に表れるこの一例を思い起こすことも多い。 自分の場合はどうか? 「半分も水が入っている」と、喜ぶタイプである。 私は重度の片頭痛持ちであるため、「今日は片頭痛に襲われなかった」というだけの、ほんの些細な理由であっても、得した気分になれる。 具体的な数値は出ていないと思うが、学校を辞めようとしている、あるいは休学しようとしている大学生が、スウェーデンにおいては、ちらほらと出て来た、という話をちまたでは小耳に挟む。 その理由は、 学友に会う機会がなく、孤独に遠隔講義を受けることが、精神的に非常に苦痛である、遠隔講義は物理的講義よりも効率が悪いと感じられる、等である。 この状況をニュース等で耳
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