はやいもので富田倫生が亡くなってから2年がたち、今年の8月に三回忌を迎えました。そこで「本の未来基金」の委員の方々に一度夫の供養に来てもらいたいと声をかけました。生前夫が全精力をそそいでいた青空文庫、電子出版の世界で親交を深めたボイジャー、著作権保護期間延長反対運動で共闘したみなさんです。 あわせて運営委員会の場を持ちました。以下、概要のご報告をいたします。 日時:2015年10月2日 午後 場所:富田倫生の家 出席:八巻美恵、萩野正昭、福井健策、津田大介、富田晶子(運営委員)香月啓佑(事務局) 寄付の現状について これまでのところ、基金から青空文庫に530万円の送金をしていますが、青空文庫側でまだその寄付金の十分な活用には時間を要するため、後述する通り協議を続けつつ、基金からの更なる送金はいったん保留しています。寄付件数は当初より減少したとはいえ、毎月着実によせられています。(まもなく公