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燃料電池車はどの程度エコか? JHFCの検討結果からエネルギー消費量とCO2排出量を他の次世代自動車と比較する 水素燃料電池車の導入には水素ステーションの整備支援や車の販売助成など政府による多額の援助が必要であるが、果たして燃料電池車に「水素を燃料とし、走行時にはCO2を一切排出せず、省エネルギー・地球温暖化対策に大いに寄与することが期待される・・・」と謳われているようなエネルギー・地球環境への効果はどの程度あるのか? 前の記事「自動車メーカーによる燃料電池車の国際共同開発、『バスに乗らない』フォルクスワーゲン社」の続きとして、本稿では「JHFC(水素・燃料電池実証)プロジェクト」によるWell-to-Wheel評価結果から水素燃料電池車のエネルギー消費量・CO2排出量を他の次世代自動車(ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド車、電気自動車)と比較してみる。 JHFCプロジェクトによる
1、電源構成で変わる電気自動車の炭酸ガス排出量 電気自動車の場合は、電源構成により発電のCO2排出原単位が変わると、車の1km当りの二酸化炭素(CO2)排出量の値も変わってくる。ここで、各種発電方法のCO2排出量を見てみよう。 [注] 燃料電池車(FCV)のCO2排出量については、本プログ内の別項目「燃料電池車はどの程度エコか? JHFCの検討結果からエネルギー消費量とCO2排出量を他の次世代自動車と比較する」を参照されたい。 左図(出所:電気事業連合会)は、各種電源別のCO2排出量を図示したもので、縦軸の1kWh当りのCO2排出量は、所謂「ライフサイクル評価」による値で、発電燃料の燃焼時のCO2排出量のほかに、原料の採掘から発電設備の建設・運用などに関わる全てのCO2排出量を合計したものである。 発電のCO2排出原単位として定義されているものは、この中の茶色の発電燃料燃焼分によるものであ
1,電気自動車と安全に関する最近の米国の報道 米国の環境対応自動車の情報サイトGreenCarReports.comに「電気自動車のエンジン自動車より余分な重量が道路安全を悪化するのか?」というタイトルの記事↓が掲載されていました。(2022年9月2日) これは、米国で近年自動車事故による死者が増加しており、その原因の一つが電気自動車が大容量の電池を搭載することによる重量増が他の自動車や道路使用者の危険を増しているのではないか、という内容の記事です。この記事は、その少し前(2022.08.31)にSlate.com(時事問題・政治・文化・技術などを報道する米国のオンライン・マガジン)に掲載された「自動車会社は電気自動車で致命的な過誤をしている」と題する記事↓から多く引用しています。 これらの記事で言っていることは次のようなことです。 ----------------------------
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