つまり、世界を解読するためのツールにしたいわけですな。 なお、レス以外の情報投稿についてはHP掲示板をご利用ください。 『朗読者』 に始まり、『普通の人びと…ホロコーストと第101警察予備大隊…』 を経てさらに続きとなる書物がこちらです。うーむ、何やらいつの間にか 「ホロコースト加害者」 シリーズと化してしまったような。 本書は、アウシュヴィッツ−ビルケナウ絶滅収容所の女看守を母親に持って苦悩した女性が綴ったセミドキュメンタリーです。ぱっと見、文章の出来はイマイチかもしれません。冗長で、なんかむやみに情緒的だし。また、「3パーセントのフィクションを加えた実録」 という著者のスタンスも、デリケートなテーマだけに逆効果な気がします。だったら純粋に小説としての練度を高めるか、100%事実を書くかにしろよと言いたくなるわけで。 そんなこともあってか、Amazonでの評判も芳しくありません。 (但し