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買ってよかったもの
ichiyanakamura.blogspot.jp
このところ漂う第一の問題は、専門家の不足。第二の、そしてより大きな問題は、ここ10年以上、日本に蔓延する「一億総びびり症」です。縮み指向、とも言う。まずいことが起きると、じゃやめとこ、締めてしまおう、となる安全志向。超自粛モードです。そして自縄自縛で動きが取れなくなる。そんな情勢が続いています。 震災後、被災地以外の土地で、集まりや遊びを自粛し、下を向いて歩くのが礼儀のような空気がたちこめました。テレビのCMもしばらく自粛されていました。復興に当たってはこれが最大の敵だと考え、ぼくが会長として5月にとりまとめた知財本部コンテンツ調査会の報告では、「自粛を自粛する」という文句を数度にわたり書き込みました。空気を換えたかったのです。 この国、びびってるなぁと明確に感じたのは、姉歯問題。構造計算書偽造問題と記すべきでしょうか。地震などに対する安全性の計算を記した構造計算書を偽造していたことに始ま
デジタル教科書の計画は日本より6年早く、デジタルネイティブを想定した教育環境が設計されています。デジタルの是非を議論している日本とは異なり、デジタルが当たり前という認識が現場にも定着しています。 その背景として、「教育とITで生きる」という韓国の明確な国民・産業界の意識があり、教育とITに資源を集中投下している実態もあります。先生はIT利用で評価が左右され、教材作りにも熱心。日本の現場から聞こえる声とは異なります。 そして何より、政治リーダーシップの違い。教育をはじめ国全体のIT化を強力に進める決断と、断固推進する実行力。国家管理色の強かった韓国が法律も変えて、デジタル教科書が現場主導で生まれる仕組みも揃えています。
融合研究所で開催してきた「スマートテレビ研究会」の報告書を執筆しています。民放連でぼくが座長を務めた「デジタル・ネット研究会」も取りまとめに入りました。大阪のテレビ局などがスタートさせ、ぼくも顧問として参加している「マルチスクリーン型放送研究会」も実験に向け動いています。出演予定のNHK放送記念日特集もテーマは「スマートテレビ」。スマテレ熱が高まっています。 スマテレのイメージはまだハッキリしません。さまざまな提案が宙を舞っています。大画面テレビにネットサービスをかぶせる、ビデオオンデマンドを通信経由でテレビ端末でできるようにする、タブレット端末で番組を観られるようにする、テレビ画面とスマホでのソーシャルサービスとを連動させる、いろいろあります。そういうモヤモヤした新しい端末+ネット+ソーシャルの最小公倍数、それがスマートだというわけです。
名作です。コシノヒロコ・ジュンコ・ミチコ三姉妹の母、小篠綾子さんの生涯を描いた渡辺あやさんの作品。ストーリーその他の説明はここでは不要でしょう。 半年間、朝に椎名林檎の歌声を聞き続けるのは重いかと思いきや、これほど日々待ち遠しい連続ドラマはありませんでした。 NHK大阪は近年、「ちりとてちん」、「てっぱん」という傑作を続々と打ち出してきましたが、それを越える作品だとぼくは思います。まもなく最終回、今からもうスタンディング・オベーションをしておきます。 (3月に入ってからのカーネーションは蛇足感が否めませんが、これも2月までの快進撃のまま閉じる寂しさを自ら和らげてくれている、と都合よく解しております。) 最も好きな映画と問われたら、川島雄三「女は二度生まれる」と河瀬直美「萌の朱雀」で迷います。ただ前者はDVDでしか見たことがない。その際もテレビ画面の前でスタンディング・オベーションしましたが
東大教授にして理化学研究所AIPセンター長。つまり、日本のAI研究のトップ。 41歳でトップに就いたのはスゴいし、就かせた政府もエラい。 ◆日本のAI研究 世界のトップレベルの研究をする優秀な方は一定数いる。しかし数が少なく、層が薄い。 理化学研究所 革新知能統合研究センターでは10年間続けて基礎研究をやっていくが、そのためには周りをしっかり固める人材が必要。なので、日本国内だけでなく、海外から人を呼んで研究をしている。 ◆シンギュラリティ AIが人の能力を超える時代は来ないとは言えない。確実に様々な場面ですでにAIが人間を超えることが起こっている。我々はシンギュラリティの始まりの中にいる。 ◆研究者とユーザ間のギャップ 研究系の方は技術の中身を知っているので楽しんで技術を開発している。一方で一般のユーザは自分の知らないところでデータを取られているのではないか・監視されているのではないか・
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