KDDIは2017年10月24日、SD-WANサービス「KDDI SD-Network Platform」を同年12月5日から提供すると発表した。顧客企業の拠点内に敷設済みのインターネット回線またはVPN回線に専用機器を取り付けることで、簡単にSD-WAN環境を構築し運用開始できるという。月額料金は1契約あたり2万円(税抜き、以下同)で、別途専用機器の導入台数に応じ、1台あたり月額1万円からの利用料が発生する。 同社が「SD-BOX」と呼ぶ専用機器は、顧客のニーズに応じソフトウエアで機能を追加可能な仕様としている。最小構成ではルーター機能とトラフィックの可視化機能を提供し、オプションでSD-WAN機能、UTM(Unified Threat Management)機能を追加可能だ。 SD-WAN機能としては、(1)回線の通信品質やアプリケーションに応じて通信経路を振り分ける「マルチパス制御」