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〈天保四巳日記〉海獺談話図会 天保4(1833)年写 歌月庵喜笑(小田切春江)原著 天保4(1833)年7月、尾張国名古屋で時ならぬ騒動がもちあがりました。台風の影響で熱田の新田の堤防が切れて海水が流入した所に、一頭の海獺(かいだつ)が迷い込んだのです。海獺はウミウソとも読み、アシカやオットセイなどの海獣類をさす漢名です。珍客来訪のうわさは瞬く間に名古屋中に広がりました。熱田の渡し場から現場の新田までシャトルバスよろしく見物客を運ぶ船が百とも千とも知れず押し寄せ、見物人でごった返した堤防は、その人たちのさす日傘の連なりで、遠くから見るとまるで幕を張り巡らせたようだったといいます。見物客を当て込んだ屋台などまで出店し、静かだった新田はにわかに繁華街と見まごうにぎわいとなりました。また堤防からの見物だけでなく、船をチャーターして海獺の側まで漕ぎ寄せる人たちもおり、水面に顔を出した海獺にいっせい
西尾市岩瀬文庫は、明治41年に西尾市須田町の実業家である岩瀬弥助が、本を通した社会貢献を志して創設した私立図書館として誕生しました。戦後に西尾市の施設となり、平成15年4月に日本初の「古書の博物館」としてリニューアル 、19年12月7日に登録博物館となり、20年5月6日には創立100周年を迎えました。 岩瀬文庫は重要文化財をふくむ古典籍から近代の実用書まで、幅広い分野と時代の蔵書約8万冊を保存・公開し、日本の本の長い歴史やゆたかな文化について体験しながら学べるユニークな展示を行なっています。 本サイトでは岩瀬文庫の膨大なコレクションの中から厳選して一冊ずつ学芸員の案内とともに3分間のハイビジョン映像でご紹介しています。 ※本サイトは株式会社モーション・ビジュアル・ジャパンが無償で作成、管理運営しています。 西尾市岩瀬文庫の公式サイトはこちらになります。 The library has mo
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