サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
大谷翔平
jaykogami.com
ソニーミュージック・グループは、マイケル・ジャクソンの音楽著作権とカタログ原盤権の半分を買収することに合意したとBillboardが報じました。 今回の契約は、アーティストの音楽資産取引では過去最大で、ソニーは最低でも6億ドル (約900億円)を支払うこととなります。 マイケル・ジャクソンの音楽権利の評価額は、12億ドル以上 (約1800億円)とも15億ドル (約2240億円)とも見積もられています。 ソニーミュージックが買収する権利には、マイケル・ジャクソンのMijac Musicの著作権も含まれます。 Mijac Musicは、マイケル・ジャクソンが作曲した全楽曲の権利に加えて、同氏が取得した他アーティストや作曲家によるカタログの権利も保有しており、その中には、エルヴィス・プレスリー、レイ・チャールズ、アレサ・フランクリン、スライ&ザ・ファミリー・ストーン、カーティス・メイフィールド、
音楽レーベル大手の流通と収益源を支える米国RedeyeをExceleration Musicが買収 – 「独立を貫く」音楽企業にサービス提供 世界の音楽ビジネス界隈では、業界再編が続いていますが、また新たな動きです。 世界中のインディーレーベルの重要なパートナーとして長く活動してきた、独立系ディストリビューターのRedeyeを、Exceleration Music (エクセレレーション・ミュージック)が買収しました。買収額は公表されていません。買収後もRedeyeは引き続き同ブランドで経営を継続します。 Redeyeは、米国をはじめ、世界各国のインディーレーベルに特化したディストリビューションとマーケティングサービスの提供している会社です。 特に、アナログレコードやCDなど、インディー音楽ビジネスの重要な収益源であるフィジカル商品の世界流通を強みにしています。 インディーレーベルの収益拡大
ロサンゼルスを拠点にする、音楽ディストリビューターで、音楽フィンテック企業の「Stem」は、音楽業界に特化した現代的な財務管理プラットフォームを開発する新規ビジネス「Tone」(トーン)を立ち上げました。 stem.is image: Stem tone.com Toneをローンチした背景に、Stemは音楽業界全体に蔓延る「壊れた財務プロセスを修正」することを目指していると述べます。 同社によれば、Toneは「アーティストがどのレーベルやディストリビューターを利用するかに関わらず、アーティスト自身が自ら財務状況を把握し、ビジネスを成長させるための意思決定を可能にします」と説明しています。 Toneで提供する最初のサービスは、レーベルやディストリビューターが、アーティストにストリーミングからの支払いを分配する際に発生する、複雑なロイヤリティ料計算及び分配処理を簡単に行うための支援です。 使用
世界の音楽業界に選ばれる音楽ストリーミング、アーティストSNSのデータ分析ツール「Chartmetric」を、初めて使う方向けの手順を紹介します。 2000年以降、ライブやツアーが出来ないアーティストの担当者や、コロナ禍でデジタルマーケティングと、データドリブンな戦略を強化したいレーベルのChartmetric利用が急増しています。 サポート Chartmetricでは、日本語でのサポートを法人のユーザー様に無償提供しています。ご利用の際には、お問い合わせください(メール、フォーム) 登録には、無料プラン、月額140ドル(年間1,400ドル)で全機能が無制限で利用できるプレミアムプラン、月額10ドル(年間100ドル)でご利用できるアーティストプランの3種類を提供しています。 音楽企業の方は企業アカウントが開設出来ます。ジェイ・コウガミまでご連絡ください。 国内の音楽業界団体「IMCJ」また
「アジア最大の音楽IP投資会社」Beyond Music、1.7億ドルを資金調達。韓国カタログヒット曲の著作権を取得 韓国ソウルに拠点を置く、音楽IP投資会社「Beyond Music」が、戦略的な資金調達ラウンドで約1億7000万ドル(約237億円)を調達したことを発表しました。 日本の音楽業界では全く馴染みがありませんが、音楽IPの売買、楽曲の権利の取引は、ここ数年で、最も成長著しい音楽ビジネスとして注目を集めています。 「アジア最大の音楽IP投資会社」を標榜するBeyond Musicは、新たに調達した資金を使って、更なるカタログ投資の拡大を目指します。加えて、アジアの音楽市場で権利を売却したいアーティストや作曲家、権利保有者にとってBeyond Musicが最も魅力的な資本提供者となるよう、地位を高めていくと述べます。 同社は、「今回のラウンドで確保した資金は、長期にわたって価値の
Diplo率いるMad Decent Publishing、カタログ楽曲の著作権をIconoclastに売却 世界的な音楽プロデューサーでDJ、そしてMajor LazerのメンバーのDiploが運営している音楽出版社「Mad Decent Publishing」は、カタログ楽曲の著作権を、Iconoclastに売却したことを発表しました。 買収金額は明らかにされていません。 Mad Decent Publishingが売却した楽曲の権利には、Major Lazerの「Lean On」(Featuring MØ & DJ Snake)、「Cold Water」(Featuring ジャスティン・ビーバー & MØ)、「Know No Better」(Featuring トラヴィス・スコット、カミラ・カベロ)、マーク・ロンソンの「Nothing Breaks Like A Heart」(Fe
ライブ・ネイション、香港最大の音楽フェスティバル「Clockenflap」運営会社の株式過半数を取得。アジアのライブビジネスを強化 世界最大のライブプロモーション会社のライブ・ネイションは、香港の都市型音楽フェスティバル「Clockenflap」(クロッケンフラップ)のオーガナイザーであるClockenflapから過半数の株式を買収したとを発表しました。Clockenflapは、アジアで最も知られた音楽フェスティバルの一つです。 今回の契約でライブ・ネイションは、同社がすでに保有する世界各地の音楽フェスティバル・ブランドに、アジアで有名なフェス・ブランドを加えることとなりました。 今後も、Clockenflapは、音楽フェスやイベント運営を独立して続けます。Clockenflapはまた、香港でライブコンサート「Clockenflap Presents」の運営も行っています。同社は、ライブ・
ソニーミュージックグループは、音楽または音楽ビジネスを学ぶ大学生向けの奨学金制度「ソニーミュージックグループ・グローバル・スカラーズ・プログラム」を設立したことを発表しました。同プログラムでは、多種多様な背景を持つ学生の経済的負担を減らすことが目的です。最大50人の学生が経済的なニーズや地域に応じて毎年援助を受けることができます。 奨学金に採択された学生に対して、ソニーミュージックは、大学の課題に対するサポートや、ソニーミュージック・グループまたは音楽業界の専門家と学生を繋ぐネットワークイベントやウェビナーを提供します。これらのサポートを通じて、ソニーミュージックは、将来の音楽業界を担う国際的な人材の育成に取り組みます。 奨学金の対象は、2022-2023年度に音楽または音楽ビジネス関連分野の大学にフルタイムで入学予定の学生で、オンライン応募が始まっています。 詳細はこちらでご覧ください:
音楽ライセンス交渉団体のMerlin、中国動画アプリの快手 とインディーレーベルの配信ライセンス契約で合意 インディーレーベルのデジタル音楽プラットフォームとのライセンス契約交渉を行うデジタルエージェンシーのMerlinは、中国のショート動画アプリ大手「快手Kuaishou」とライセンス契約で合意したことを発表しました。 TikTokに次いで中国2番手の動画アプリである快手は、2022年8月にワーナーミュージックと、今年9月にはワーナー・チャペル・ミュージックと、メジャーレコード会社の楽曲を配信するグローバル・ライセンス契約で合意していました。 快手のDAU(デイリーアクティブユーザー数)は3億5000万人以上、MAU(月間アクティブユーザー数)は5億9000万人以上と、中国内で成長が続いているアプリである一方、中国以外でもユーザーを伸ばしてきました。 中国外では南米市場向けに「Kwai」
中国専門の音楽マーケティング会社「East Goes Global」に高まる需要…100万ドルの資金調達、アーティストをSNSで成長させる戦略に注力 East Goes Global 創業者 中国 の音楽エンタテインメント市場に特化したマーケティングサービスを提供する「East Goes Global」は、100万ドル(1億4500万円、1ドル145円換算)の資金調達を行いました。 East Goes Global このシードラウンドは、募集枠を大きく上回る応募超過となり、招待された投資家のみが参加しました。資金調達時の評価額は1000万ドル(約14億5000万円)でした。 East Goes Globalは、中国の巨大な音楽市場に参入したい欧米のアーティストや、ファンベースを広げたい音楽業界を支援することで知られるエージェンシーです。 同社がこれまで支援してきたアーティストやクリエイター
音楽ディストリビューターのSymphonic、プレイリスト・プロモーションを実現するサービスStreaming Promotionsを買収 世界中のアーティストの成長と収益拡大に向けて様々なサービスを提供する音楽ディストリビューターのSymphonic Distributionは、米国ナッシュビルに拠点を置く音楽マーケティング・エージェンシーのStreaming Promotionsの買収を発表しました。 Streaming Promotions Streaming Promotionsは2015年の設立以来、音楽ストリーミングで成長するためのプロモーションサービスを、レーベルやマネジメントに提供しています。 特にStreaming Promotionsはプレイリスト・プロモーションを得意としており、1500以上のプレイリスト・キュレーターとネットワークを構築しています。 これまで3000
カリフォルニア州サンタモニカを拠点に、アーティストやマネージャー用のツールを開発する音楽スタートアップ「IndieFlow」が、400万ドル(約55億円)の資金調達を行いました。 IndieFlow IndieFlowが提供するのは、音楽配信からプロモーションまでの作業フローを一元管理できる、オールインワンのプラットフォームです。 IndieFlowでは、新曲配信やMV制作を円滑に進めるためのカレンダー、リリースプランの運用に必要な仕事を整理できるタスク管理ツールが標準装備されています。 また、チームで共同作業するための無制限のファイルストレージやファイル共有機能、外部の協力者がワークフローに参加できる招待機能も提供しています。 IndieFlowでは、ライブのプロモーションもできます。プロモーターやタレントバイヤーのデータベースがあり、アーティストが直接ピッチして、ライブやイベント出演を
ケイト・ブッシュの世界的ヒット曲がNetflix『ストレンジャー・シングス』から生まれた背景。データから見える「音楽シンクロナイゼーション」の魅力 この記事では、Netflixが配信するヒットドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4において起用された、イギリス人アーティストのケイト・ブッシュが1985年にリリースしたシングル「Running Up That Hill (A Deal With God)」が、ドラマ配信からわずか1週間で世界的ヒット曲にまで成長した背景を、音楽ストリーミングやSNSなど様々なプラットフォームからのデータを元に分析しながら、Netflixの作品に起用される楽曲ヒットのトレンドや、Netflixの音楽シンクロナイゼーションの影響を解説します。 元記事は、アーティストやレコード会社が活用するデータ分析ツール「Chartmetric」による分析記事です
Swedish House Mafiaが著作権を売却、ABBAのビョルン・ウルヴァース率いる音楽IP会社Pophouseの戦略 世界的なヒット曲を持つダンスミュージック・トリオ、Swedish House Mafiaは、グループがこれまでリリースした全楽曲の原盤権と著作権を全て売却したことが発表されました。同グループの権利を買収したのは、ABBAのメンバーのビョルン・ウルヴァース (Bjorn Ulvaeus)と、投資会社EQTの創業者コニー・ジョンソン(Conni Jonsson)が設立した、スウェーデン・ストックホルムの音楽IP投資企業「Pophouse Entertainment」でした。 今回の取引では、PophouseはSwedish House Mafiaがこれまでリリースしてきた過去のヒット曲を含む楽曲の原盤権と著作権、作曲家が保有するライターズシェア(Writer’s Sh
ライブ・ネイション、音楽ライブ需要高で2年ぶり黒字化。売上3000億円超え、2022年にライブ大幅回復を予測 ライブ・ネイションは、2021年Q3の業績(7-9月期)が約2年ぶりに黒字転換したことを発表しました。決算報告では、同時期に開催した音楽フェスティバルやコンサートで1700万人以上を動員したことが明らかになり、2020年から低迷が続いたライブやフェスに対する需要が着実に回復し始めたことを示しています。 黒字化の背景には、欧米で有観客の大型音楽フェスティバルやライブが今夏に復活できたことが大きく影響しました。 地域別での売上では、今年の夏期に大型音楽フェスやライブ、イベント再開が間に合った米国と英国が売上全体の95%を占めました。一方で、行動制限の緩和や、経済対策が遅れている日本を含むアジアや中南米地域での業績回復が遅れています。 フェスやライブ再開にあたり、同社は、イベント解禁後に
コンサートやイベントの電子チケット販売や、ライブ配信プラットフォームを運営するイギリスのスタートアップ「DICE」は、ダンスミュージックやクラブミュージック専門の音楽動画チャンネル「Boiler Room」を買収したことを発表しました。 DICEは9月、ソフトバンク傘下のソフトバンク・ビジョンファンド2などから1億2200万ドル(約1395億円)をシリーズCラウンドで調達したばかりでした。 Boiler Roomは、2010年に動画配信を開始し、主にYouTubeを中心に、DJや音楽クリエイターのライブパフォーマンスを配信する動画チャンネルとコミュニティを運営しています。現在では当たり前になったアーティストやDJのライブ配信ですが、Boiler RoomはYouTubeと動画配信テクノロジーの可能性にいち早く着目してきました。 メインストリームでは日の目が当たりにくいアンダーグラウンドシー
人工知能(AI)を活用して音楽ストリーミングを分析しながら、無名アーティストを発掘するレコード会社、Snafu Records(スナフ・レコード)は、新たに600万ドル(約6.8億円)の資金を調達したことを発表しました。ロサンゼルスとストックホルムを拠点にするSnafu Recordsは、ストリーミングデータとアルゴリズムを使った「世界初AIベースの完全サービス型レコードレーベル」で、将来性あるアーティストやクリエイター、プロデューサーを他社よりも先に発掘するA&R専門のレーベルとして、2018年のローンチから現在まで45組以上のアーティストと契約を交わしてきました。 Snafu Records 新たな資金調達ラウンドはスウェーデンのエンタテインメント企業Pophouse Entertaimentの投資部門、Pophouse Venturesがリードし、The Venture Collec
インディーレーベルの団体Merlin、インドの音楽ストリーミング大手JioSaavnとライセンス契約を強化 世界のインディーアーティストやレーベルのデジタルライセンス・エージェンシーのMerlinは、インドの音楽ストリーミングサービスであるJioSaavn (ジオサーヴァン)とのライセンスを更新し、連携を強化したことを発表しました。JioSaavnはインドおよび南アジアの音楽市場で絶大な影響力を誇り、1億人以上の月間アクティブユーザー数を抱えています。ストリーミングへの移行と収益化が加速するインドにおいて、もう一つの大手サービスGaanaと並び、レーベルやアーティストにとっての重要なプラットフォームとなっています。 Merlinは最近では、地域別に影響力を持つ音楽ストリーミングとのライセンス交渉を重ね、連携を強化しています。2021年10月には中国のテンセント・ミュージック、今年3月には中
音楽フィンテック・スタートアップの「beatBread」は、アーティストやクリエイターが直面してきたマネタイズや資金繰りの課題を改善しようとしています。beatBreadは音楽ストリーミングから分配される収益をインディーアーティストへ前払いするアドバンス・ペイメントの仕組みを、パートナー企業へ提供することを発表しました。 https://beatbread.com/ インディペンデント・アーティストや、レーベルと契約しない音楽クリエイターは、同社が開発する自動化システム「chordCashAI」を導入した音楽サービスを利用することでアドバンス(前払金)を受け取ることができるようになりますが、beatBreadの仕組みでは、メジャーレーベルのアドバンスの仕組みと異なり、アーティストが楽曲の権利を保有し続けられることにあります。 beatBreadと連携して前払いを提供するプラットフォームは、
SpotifyやApple Music、Amazon Musicなどストリーミングサービス大手が音楽業界に広く定着し、アーティストやクリエイター、レーベルやマネジメント会社は音楽配信で活動を続けるためにファンを獲得したり、収益を得ることができる時代になりました。 しかし、アーティストのブランド価値を最大化するため、ストリーミングで成長し続ける音楽マーケティング戦略の構築は、多くのレーベルやマネジメントの担当者にとって課題になっています。この企業課題を解決する上で重要な点の一つで、本記事でお伝えしたいのは、ストリーミングのデータの意味を深く理解することです。 例えば、Spotifyを伸ばしたいアーティストがいるとします。その場合、大前提として、目的に沿ってSpotify活用を優先事項にしたプラン設定が重要になってきますが、施策を構築するマーケティングやデジタル、アーティスト担当者に、ストリー
インディーアーティストに選ばれる音楽配信サービスDistroKid、企業価値13億ドルでユニコーン企業になる 世界各地のインディペンデントなアーティストの音楽ストリーミングへの配信を手がけるディストリビューション・プラットフォーム、DistroKidは、新たに資金調達を行なったことを発表しました。 注目は企業評価額です。DistroKidの企業価値は13億ドル(約1,427億円)へ押し上げられました。 これでDistroKidはユニコーン企業(評価額が10億ドルを超える企業)の仲間入りを果たしたこととなります。ニューヨークのInsight Partnersが出資しましたが、出資額は明らかにされていません。 DistroKidは主に世界中のDIYアーティストやトラックメイカー、レーベル契約をしないインディペンデントアーティストを対象に、SpotifyやApple Music、Amazon M
ドイツの音楽市場、サブスクリプションとアナログレコードが共存。2021年上半期に売上12.4%増で成長続く ドイツの音楽市場は、2021年上半期の売上高が前年同期比12.4%増の9億380万ユーロ(約1,172億円)に達し、市場が順調に成長していることが伺えます。 メジャーレーベルやインディーレーベルを取りまとめる業界団体、BVMI(ドイツ音楽産業連邦協会)が発表したレポートによれば、音楽ストリーミングサービスの売上が勢いを維持。2021年上半期の売上は前年比19.9%増加し、市場シェアは70.6%まで拡大してきました。 ストリーミング、ダウンロードを含むデジタル音楽売上全体の売上が、市場シェアの78.6%を占めるまで伸び続けており、近い将来80%を超えることも予想されます。 しかしながら、ダウンロード売上は前年比25.9%減少と、市場シェアでは3.3%に留まりました。多くの予想通り、ダウ
ワーナーミュージック、インディーレーベル「12Tone Music」を買収。Anderson .Paakや88Risingと契約 ワーナーミュージックは、アメリカのニューヨークを拠点にするインディーレーベル「12Tone Music」の資産を買収したことを発表しました。 12Tone Musicは2018年設立と歴史の短いレーベルですが、ユニバーサルミュージックとソニーミュージック・エンタテインメント、ワーナーミュージックのメジャー3社でトップを務めた音楽業界のベテラン経営者、ダグ・モリス (Doug Morris)がインディーアーティストをリリースするために設立したレーベルとして業界で知られてきました。契約は7月中に完了予定。 12Tonesの運営は引き続き、モリスと元デフ・ジャム・レコーディングスCEOのスティーブ・バーテルス (Steve Bartels)によって共同経営されます。
アマゾンは、アナログレコードのサブスクリプション・サービス「Vinyl Of The Month Club」(ヴァイナル・オブ・ザ・マンス・クラブ)を開始しました。 「Vinyl Of The Month Club: The Golden Era」と名称のサブスクリプションに参加すると、1960年代〜70年代にリリースされた作品から、Amazon Musicのエキスパートが選曲したLPが毎月1枚届けられます。 月額料金は24.99ドル(約2,800円)。いつでもキャンセルすることも可能です。送料は無料です。 「Vinyl Of The Month Club」は、プライム会員に登録する必要なく、誰でも利用できることが特徴です。 アマゾンはすでにAmazon Music Unlimited、Amazonプライムでの音楽や映像のサブスクリプション、オーディオブックに特化したサブスクリプションのA
Netflix初のポッドキャスト責任者が誕生。元Appleのポッドキャスト担当N’Jeri Eatonを任命 Netflixはポッドキャスト番組制作を強化するため、Appleポッドキャスト部門のコンテンツ責任者だったエンジェリ・イートン (N’Jeri Eaton)を同社初のポッドキャスト責任者に採用したことを発表しました。 イートンは今後、 Netflixのマーケティングチーム内に新設された編集・出版チーム (editorial and publishing team)に加わり、同社のポッドキャスト制作を統括する役割を担います。 先日、自らのSNSでAppleからの退職を明らかにしていました。 Appleでポッドキャスト部門のコンテンツ制作を担当する以前、米公共ラジオ放送、NPR(National Public Radio)で、番組編成などを担当していました。 制作編集に関わってきたポッ
イギリスで突如成長する新世代インディー音楽。聴かれた音楽の25%以上を非メジャーレーベル作品が占める理由 イギリスの音楽業界団体、BPI (英国レコード産業連盟)と、同国のインディーズレーベルのビジネス活動を支援するNPO団体のAIM (Assosiation of Independent Music)が発表したレポートによると、2020年にイギリスで消費された音楽の26%が、インディーレーベルまたはインディペンデントアーティストの作品だったというデータを明らかにしました。BPIとAIMは、過去5年でインディーアーティストがイギリスで市場シェアを拡大し続けているとも説明しています。 26%はアルバム相当売上 (AES、Album Equivalent Sales)。 2020年の売上の内訳をフォーマット別に見てみると、インディーレーベル発の作品がアナログレコード市場では35%、CD売上では
ソニーミュージック、大手ポッドキャスト制作会社のSomethin’ Elseを買収。音声コンテンツ事業の世界展開を本格化 ソニーミュージックは、ポッドキャスト戦略をグローバルで強化するため、イギリス最大の独立系ポッドキャスト、オーディオコンテンツ制作会社の「Somethin’ Else」を買収しました。買収額は非公開。 Somethin’ Else買収に伴い、ソニーミュージックは社内にグローバル・ポッドキャスト事業部を立ち上げます。 グローバルポッドキャストは、Somethin’ Elseの設立者でCEOのジェズ・ネルソン(Jez Nelson)と同社副会長でチーフ・コンテンツ・オフィサーのスティーブ・アッカーマン(Steve Ackerman)が共同で統括し、ニューヨークとイギリスのポッドキャスト事業、コンテンツ制作、ビジネス戦略を強化します。 Somethin’ Elseは1991年の
ケンドリック・ラマー、Roddy Ricchらが100万ドル出資する、サウンドエンジニアの問題解決を目指すEngineEars DEREK ‘MIXEDBYALI’ ALI, FOUNDER/CEO OF EngineEars, A PLATFORM PROVIDING BUSINESS TOOLS TO MUSIC CREATIVES, ANNOUNCES FIRST ROUND OF FUNDING スキルあるミキシング・エンジニアと、楽曲を制作したいアーティストやレーベルとをマッチングさせ、楽曲制作プロセスを効率化する、音楽制作者専用のプラットフォーム「EngineEars」(エンジニアーズ)が、100万ドル(約1.1億円)の資金を調達しました。 出資者には多くのヒップホップアーティストや、プロデューサーが名を連ねています。 ケンドリック・ラマー、Roddy Ricch、Russ、D
音楽教育をオンライン化する「Yousician」、約30億円の資金調達。ポール・マッカートニーらが支援 教育現場では、オンライン授業やリモート学習の導入において、今も課題が山積みです。生徒に平等な学習機会と環境を提供することの難しさが浮き彫りになっただけでなく、先生や学校も、オンライン用の教材やカリキュラム、ツールなど新たな学習方法に対応が迫られています。 そのような厳しい状況下で、音楽レッスンや練習メニューをオンライン化で支援するフィンランドの音楽教育専門プラットフォーム「Yousician」は、2800万ドル(約30億円)の資金を調達したことを発表しました。今回の投資によって、同社の合計調達額は3500万ドル(約38億円)になりました。 ラウンドBは、True Venturesがリードしました。またポール・マッカートニーが運営する投資会社MPL Venturesも出資しています。 Tr
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『All Digital Music | デジタル時代の音楽ビジネスメディア』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く