トシコに叱られながらムーンウォークをしたり、小学生に入り混じりミニ四駆を走らせたり(専用コースまで購入、6畳一間占領)、エアガンで野良猫を狙撃したり、仕事帰りにうんこを漏らしノーパンで帰宅したり、処女の娘(私)に「駅弁は結構キツい」と余計な感想を言ったりする我が父は本当に頭が悪いのだが、ギャグのセンスもそれはまた最悪であった。トシコ(母)はご存知の通り70kgオーバーのデブなのだが、そのトシコがうたた寝するたび「ア!なんだか急に暗くなった…トンネル(豚・寝る)」と、妙なしたり顔で言うのだから堪らない。(無論私は完全にスルー。) とはいえそんな父にも稀に秀逸な言動があった。まず思い出されるのが家族で行った流れるプールでの出来事。トシコはデブの癖に水着姿になることを厭わず、それどころか肩丸出しのセクシー仕様を着用していた。そしてその肉塊を顕示しつつ「黒(の水着)は痩せて見えるからいいわー。」と