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都知事選
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図書館で本を読んでいた。 普段からあまり本を読むタイプではないのだが、時々訪れる積極読書期に突入しており、先日借りた本3冊を返却しに行くついでに、新しく借りる本を選んだ。 (この2冊とExcelの本) 自分は家で集中して本を読めるタイプではなく、移動中や施設などの出先でしか読めない。なので、借りる本は30分ぐらいかけて決めた後、読書スペースで読むことにした。大きなテーブルがあり、そこを挟んで向かい合うように一人用の椅子が2つずつ並んでいる。片方の辺の椅子に1人先客のおじさんが本を読んでいて、自分はおじさんの意識になるべく入らないよう斜め前の席に座った。 今回読んだのはピース・又吉直樹『夜を乗り越える』。影響を受けた本や自身の読書・作家体験を用いながら、「なぜ本を読むのか」「人間とは何か」について持論を展開していく著者初の新書である。共感できる部分もありつつまだ自分が体験したことのない読書体
自分を知ること。 意外と難しいと最近感じる。そもそも最近になるまで「自分を知ろう」なんて考えたことも無かったし、というか知らないように避けてきた面が大きい。 自分のことなんて知らない方が幸せとまでは言わないが、そこそこ生きやすい。 自分を形作るもの・形作ってきたもの大半に食物アレルギーがある。 生まれつき小麦・卵・乳成分を封じられて約20年生きてきたので、それが当たり前になっていたし今更知る必要もないと思っていた。知ったからと言って治るわけでもないだろうし、そもそも完治はしないものだし。それでも知ろうと思ったのは、自分の大半を形成するものの解像度を高めて今後の生活に活かそうと思ったからである。 海老澤 元宏著『食物アレルギーのすべてがわかる本』はその名の通り食物アレルギーについての情報が分かりやすく載っている本だ。詳しい情報よりも全貌を知りたかったので、図書館で何冊かあるアレルギー関連の本
先日、大学時代の友人と久しぶりに電話をすることとなった。別に何かがあったわけでもなく、お互いに他愛のない近況報告をしあう。社会人となった友人は苦労しているようで、将来や人間関係についての悩みも多かった。その点自分は相変わらずのほほんと生きているなと思う。特に悩むことがないわけではないのに悩めないことに悩んでいる。複雑な人間だ。「最近どうしてる?」友人の問いに即座には反応できなかったが、「最近食に興味が出てきた」と返すことが出来た。その会話の中で前にブログにも書いた人生で初めて魚を三枚おろしにした話をしたところ、「私も最近魚食べたよ」と話が広がった。 一人暮らしをして、社会人になって金銭的な余裕も少しは出てきた友人は、日ごろのストレスを料理で溶かすことがあるらしい。魚やに行っていい魚を見つけた友人は同じく魚を選んでいた見知らぬマダムに声を掛け、「この魚ってどう食べるのがいいんですかね?」と聞
先日、久しぶりに大学に行く用事があり、その際以前も伺った『マメトコナ』にお邪魔した。富田林駅から徒歩5分程度の場所にある焼き菓子のお店に行くため、わざわざ後輩の家に泊まらせてもらい、朝のオープンに合わせて家を出た。 『マメトコナ』はInstagramで同じアレルギーを持つユーザーさんが紹介していたお菓子と喫茶のお店で、マフィンやクッキーなどほとんどのお菓子が卵・乳不使用であるため、食物アレルギーの自分にとっては夢のようなお店だ。 以前訪れた際は、喫茶スペースで「米粉と豆腐のラムチョコレートケーキ」と「よもぎ茶」をいただいた。持ち帰りで買った「りんごタルト」「きな粉と甘納豆のタルト」「柚子みそマフィン」も全て大当たりで、次富田林に用事がある際は必ず行こうと心に決めていたのだった。 今回は午後から用事があったためテイクアウトのみ。その代わりにいろんな種類を買おうと結果的に5種類も購入してしまっ
いつもよりも忙しかったバイトを終え、ヘトヘトになりながら家に帰る途中、どうしても何かお金が使いたくなった。自分は自分を孫のように甘やかしまくるので、頑張った時やしんどい時は何かお金を使って疲労を誤魔化している。かと言って、「浪費」というわけでもない。基本的には食か服、それもべらぼうに安いものに限る。低価格で元気を生み出せるコスパのいい生き方でよかったと時々思う。疲れている時に限ってチャレンジングな食材を買うことが多い。この前は4連勤の帰りにツバスを買い、家に帰ってから慣れない手つきで三枚おろしにした。より疲れは溜まるのだが、行動に移したことの達成感で疲労で満ち満ちた身体に隙間を作る。 今日も今日とてお金を使おうとしたのだが、帰り道にあるいつも通っている数少ない「財布の紐緩めポイント」にときめかなかった。マクドナルドで期間限定発売されているスパイシーチキンマックナゲットがアレルギーでも食べれ
昨年の夏ごろ、SNSで知り合った友人からYouTubeのリンクと共に1通のLINEが届いた。 「めっちゃビビッときてんけど、だいぶ良くない?」 YouTubeのリンクはとあるアイドルグループのMV。 この友人は音楽ライターをやっていたこともある信頼のおける友人で、元々音楽の趣味が似ていることから知り合った。大きなお笑いの大会の時以外(年2回)は連絡を取らないその友人が、いきなり連絡をくれるということは相当なことである。 少し既読をつけるのを遅らせていると、続けてこんなLINEを送って来た。 「あの頃のスターダスト好きな人は全員好きやと思うわ」 スタダからアイドルにハマった自分としては聞き捨てならない推薦文。 そんな運命的な出会いをしたのが「きのホ。」だった。 この投稿をInstagramで見る きのホ。公式(@kinopo.official)がシェアした投稿 グループ名:きのホ。(kino
飯島奈美『ご飯の島の美味しい話』 ここ最近、“食”をテーマにしたエッセイを好んで読むようにしている。自分自身が“食”に興味を持ち始めたのもあるが、単純に活字で誰かの食を読むだけで美味しい気持ちになる。自ら食欲を掻き立てる、セルフ飯テロだ。 飯島奈美『ご飯の島の美味しい話』はタイトルを見てすぐに手に取った。「ご飯の美味しい話が書いてある」とすぐに分かったからだ。 『ご飯の島の美味しい話』はフードコーディネーター・フードスタイリストとして『かもめ食堂』『深夜食堂』『大豆田とわ子と三人の元夫』といった数々の映画・ドラマ・CMで活躍する飯島奈美の初のエッセイ集。 これまで担当した作品を見てみると、何作も観たことがあるものを担当しており、裏話もあるとのことで俄然読む気になった。 “食”をテーマにしたエッセイは、ジャンルは一つであるが書き手によってきちんと個性が現れる。食を通じて人間関係を描く人、細か
リトルトゥースになって約1年が立とうとしている。 このカウントが始まったのは「オードリーを好きになった時期」ではなく、「オードリーを好きと認識した時期」である。これまでもオードリーが出ている番組は観ていたが、「好きな番組にたまたまオードリーが出ているだけ」という感覚であった。しかし、昨年の夏あたりに『日向坂で会いましょう』や『午前0時の森』を見始めてからようやく「オードリー(若林正恭・春日俊彰)が好きだから観ているんだ」に行きついた。そしてようやく『オードリーのオールナイトニッポン』にたどり着くのである。 【 ↓ 傾倒し始めた頃のブログ】 聴き始めてからは毎週欠かさずに聴いている。基本的に仕事が朝早いのでリアタイは出来ないが次の日は聴けることをワクワクして起きている。(思えば、『激レアさんを連れてきた』や『だが、情熱はある』といったオードリーの出演番組を楽しみにしているおかげで、何とか曜日
最近、自分の中の優先順位に大きな変動があった。 『食』 これが箱根駅伝の留学生の如くごぼう抜きをしたのだ。 大学を卒業し、フリーターとして生活を送る中で一番感じたのは「楽しくない」である。大学時代が楽しかった分、分かりやすく「楽しくない」の落差を感じている。人との関わりがほとんどなくなり、行動範囲も職場と家の往復のみ。今までは自然発生的に起きていたイベントも、自らアクションを起こさない限り生まれないことを知った。〇B(バイトの意味)だけが並んだカレンダーを見る度、「このまま」という恐怖の4文字に支配されてしまう。 「何かしらアクションを起こさねば」 かと言って、どこかへ出かけるにしても行きたい場所も無ければお金も余裕がない。人と会うにも周りはみな忙しい。一人でも楽しめる娯楽を開拓しなければいけない。 そこで行きついた答えが「食を充実させる」だったのだ。 日々の生活に密接に関わっている娯楽『
相変わらずPEEKの音楽は聴いていて本当に心地がいい。 エンジニアが同じくポストロックインストバンドtoeの美濃隆章ということもあって音が綺麗だし、個人的にドラムの音が好みとドンピシャ。 4月15日、1年4か月ぶりにリリースされたPEEKの新曲『She was』 2ギター1ベース1ドラムのインストバンドだと個性が出にくいように思うが、PEEKは出す曲出す曲PEEKらしい楽曲に仕上がっている。 PEEKの楽曲はほとんど必ずギターのリフから始まる。 このバンドは2人のギターが肝と言っても過言ではない。楽曲の色であるギターのリフは、リスナーを引き付けるには十分すぎるほどで、イントロからアウトロまでギターの美しさが途切れることは無い。 充分堪能したところでようやくリズム隊が加わる。 PEEKは現在サブスクで配信している17曲中ドラムから始まる曲はアルバム『Afterworld』の『Over The
生まれてから20年以上奈良に住んでいると、よく聞く言葉がある。 「奈良にうまいものなし」 文豪の志賀直哉が随筆「奈良」に「食ひものはうまい物のない所だ」と記したことがきっかけで広まったらしい。他県の人から言われる、というよりも奈良県民が自虐的に言っている印象が強い。 歴史的建造物は多くあり観光名所としては優秀な県ではあるが、特筆すべき食の名産品がなく県民としても「せっかく来てもらったのに申し訳ありません」という気持ちになる。『奈良漬け』や『柿の葉寿司』と保存に特化したものもあるが、お土産としてはなかなか渋い。奈良駅内のお土産屋を見ても、せんとくんがプリントされただけの何のゆかりもない『チョコクッキー』などが販売されている。お土産として最適なオリジナル商品が出てこなかったのだ。 しかし、ここ最近になって県民が胸を張っておすすめできるようなお菓子に出会った。 それが『らほつ饅頭』である。 『ら
https://sakanoueongakusai.com/ より引用 2023年4月8日、9日に開催された『坂ノ上音楽祭2023』に行ってきた。 たまたまTwitterを何の気なしに流し見していたら、開催の情報が流れてきた。参加アーティストの中に大好きなSPECIAL OTHERSと一度は絶対に生で観てみたいと思っていた奇妙礼太郎の文字が見えたので、1か月前から予定を空けていたが、行った後は心の底から「行ってよかった」と思える素敵なフェスだった。 ビルに囲まれた自然「てんしば」で開催された音楽フェスで、入場料はなく無料で各日5組のアーティストが観れるお得感。周りには商業施設や天王寺動物園、フットサルコートにバーベキュー会場と騒がしいし土日ということもあって客層はぐちゃぐちゃだったが、フラッと遊びに来た人でも楽しめる雰囲気で、各々レジャーシートを敷いてのんびりした雰囲気だった。家族連れが特
3月末に、小中学生時代の友人に連れられてパチンコ屋に初めて行った。 久しぶりに話したかったのと、人生で一度くらいはパチンコを打っておいた方が役に立つと思い、デビュー戦を組んだ。結果は4000円負けだったが、友人がそこそこ勝ったため補てんしてくれて負けはチャラ、かつその後お寿司を奢ってくれた。(後で聞いたら、どうやら人に優しくして得を積むためだったらしい) kakusika.com 1、2週間後、友人に騙される形で再戦が組まれたが、またも4000円負け。前回負けた分と同じだったので、勉強代としては払う価値があったのかなとも思う。 「1万円以内の負けは勝ち」 というルールにより、お金は減ったが判定勝ちとなった。 kakusika.com そして、実はこの第2戦の後、すぐに第3戦が開催されていた。 一緒にパチンコを打っていた面々で、お寿司屋に行った後のことだった。まだ時刻は18時を回ったところで
先日の衝撃的なデビュー戦(4000円負け)から2週間、早くも次の試合がセットされた。 kakusika.com 前回と違った小中の友人から久しぶりの遊びの約束がきた。前回はビリヤードに連れて行ってもらったが今回は何に連れて行ってくれるのだろうと期待して待ち合わせ場所へ向かうと、パチンコのデビュー戦をセッティングした友人も一緒に待ち構えていた。 小中学生の頃の「遊ぼう」は鬼ごっこ・スポーツ・ゲームの分かりやすい遊びだったが、成人になるとそこにギャンブルが追加されるらしい。 騙される形でパチンコ屋に向かった。 大阪市内の大きなパチンコ屋へ向かうと、平日にも関わらず人気の台はほとんど埋まっていた。(2戦目なので普段の相場は知らないが) 3人並んで「ガンダムUC」から始める。あまり回らない台だと思っていたら、隣で早速当たり。 続かなかったが、初めて知人の当たりを見ることが出来た。 自分は結局、20
この春、大学を卒業した。 コロナもあったりでリモートもあり4年間通っていたわけではないが、初めと終わりの1年は毎日のように大学に行っていた。 芸術系の学部の中でも人数が少なく話が合う人がいない学科に居場所はなかったが、運よくサークルに入ったことで「部室」という居場所を見つける。授業以外は夜遅くまで部室に居座っていたので、「大学に通っていた」というよりは「部室に通っていた」という表現の方が正しいかもしれない。 部室の環境がいいからそこを気に入ったわけではない。自治会棟の3階の一番奥の部屋。OBが昔過ごしやすくするためにカーペットをしいてくれていたので、他のサークルの部室よりかは環境がよかったが、ボロボロのソファや硬いベンチ、不揃いの漫画に壁に書かれた落書き。綺麗なんて到底思えない場所だった。 夏場は暑いし、冬場は寒い。エアコンも無いから扇風機とこたつで凌ぐ。環境なんて全然良くなかった。 だけ
16時頃、朝早くからゴミ収集のバイトで働いたこともあり、自室のベッドの上でうつらうつらしていた。夢を見る一歩手前のところで意識を急に取り戻しスマホを見ると、小中学生時代にサッカー部で一緒だった同級生から電話がかかってきた。日ごろから連絡を取ることはなく、何かのきっかけで2年に1度のペースでかかってきていたのだが、3ヶ月前にかかってきていたのでスパンは短めだ。何事かと思って出たら、「パチンコ行くぞ」と元気な7文字が聞こえてきた。 話を聞くと、大学に通っている間にさまざまなギャンブルを学んだらしく、最近ようやくパチンコに手を出したみたいだった。 「う~ん」と渋っていると、「俺、来年からNSCに通うことにしてん」と唐突な報告があった。 「行くわ」 その話が聞きた過ぎて、秒で身支度を済ませて電車に飛び乗った。 「パチンコは絶対にやらないでおこう」と固く誓っていた。 治安の悪そうな客層や自動ドアから
大学の授業が終わり、3月の卒業式を終えれば晴れてフリーターとなる。そうなると基本的にはバイト先と家との往復のみが行動範囲となり、仕事柄朝が早いため、なかなか遠出してエンタメに触れる機会がなくなってしまう。サークルも追い出されてしまったので人間関係も狭くなっていく。 「癒し、なくない?」 焦っていた。エンタメも触れられない、人間関係も少ない、働いて文章書いて畑仕事して。このままいくとおそらく精神がやられる。 22歳男性、真冬の大冒険 かわいいぬいぐるみを買うことにした。 2月の頭、大阪は梅田へとぬいぐるみを買いに行った。梅田周辺であれば、キャラクターグッズを販売しているショップが多くあると踏み、大阪一の繫華街へと繰り出したのだ。 この買い物には2歳下のサークルの後輩を連れて行った(男)。元々、遊びに行く予定は立てていたので、せっかくならこのタイミングでお買い物にも付き合ってもらおうと考えたの
自分は重度の自意識過剰である。人からどう見られるかを意識し、何か行動を起こすたびに「これで合ってるかな?」「変なことしてないかな?」と気にしてしまう。自意識過剰はとにかく生きづらい。 自分の自意識過剰がここぞとばかりに発揮されるのが『初めての場所に行くタイミング』だ。バイトの初日なんかが特にそう。初日だから何も分からないのが当たり前なのだが、勝手が分からない場所で、知らない人たちに囲まれていると勝手に『アウェイ感』を感じてしまう。 「ここにいて大丈夫かな?」 「何にも言ってくれないからしょうがない」 「これをやっていいかな?」 「ちゃんと言わない方が悪い。やる」 疑問と言い訳の自問自答を繰り返し、心の声が早口言葉みたく聞こえてくる。どの場面でも経験者や集団がいる場合に、勝手に疎外感を感じて縮こまってしまう。 そんな自意識過剰人間が人生で初めて『男性アイドルグループのライブ』に行くことになっ
昔から、朝に対する楽しみが全くなかった。 クリスマスやお正月はサンタがプレゼントを届けてくれたり、お年玉をもらえたりするので早起きをしていたが、それ以外の朝は全部憂鬱だった。学校に行かなければならないし、時間が無いから手軽に朝食を済ませないといけないし、寝癖直したり着替えたり。そもそも布団から出ることが億劫だった。一度布団に入れば『生涯現役』といった気持ちで布団に潜っている。人生訓だけは『HUNTER×HUNTER』のゼノ=ゾルディックと同じである。 20代前半になった今、ここ1年なぜか朝早く目覚めてしまう。自分としてはもっと寝たいのに、勝手に7時くらいに目が覚めてしまう初老モーニングを過ごしている。それがきっかけで早朝バイトを始めるようになったのだが、狙いはもう1つあった。朝を潰したかったのだ。 朝の使い方がずっと分からない。昼からはなんとなく身体も脳も起きてきて「あれやろう」「これやろ
昨日書いた記事の続き。 kakusika.com 昼過ぎに富田林にある喫茶室『マメトコナ』でお茶をした後、時間もあったのでサンダル後輩と1駅歩いた。よく通った道だが3月で大学を卒業するため、もう来なくなるんだと思えば少しノスタルジックな気持ちになった。看板に描かれていた小学生が描いた田んぼのイラストを見て、「『刈れるもんなら刈ってみろよ』という態度の稲もいるかもしれない」と話したらドン引きされた。相変わらずキモイ先輩だ。 駅に着く。サンダル後輩は次の日実家に帰る予定があり、それの荷造りがあるので駅で解散することになった。帰りの新幹線もサンダルで帰るらしい。冬を知らない可能性が出てきた。今度会ったら広瀬香美を聴かせてみようと思う。 この時点で夕方の5時。晩ご飯を外で食べるには中途半端な時間だし、ついさっき『マメトコナ』で「米粉と豆腐のラムチョコレートケーキ」を食べたばかりなので、お腹に余裕が
食物アレルギーを持っているとさまざまなジャンルの食事が制限されるが、その中でも一番と言っていいほど制限されるのが“お菓子”である。自分は卵・乳成分のアレルギーなので、軒並みアウトとなる。“お菓子”というホームページがあるとして、「卵・乳製品不使用」の絞り込みをかければ、グッと件数が減るだろう。洋菓子のほとんどは卵や乳製品(バターやチーズ、生クリーム)を使っているので特にダメだ。小さいころの誕生日はケーキではなくおはぎ(和菓子は比較的大丈夫)ということがよくあった。卵や乳成分に慣れさせるため、昔は少量摂取して特訓することも試したが、あまり改善されなかった。 20年以上生きてきて、食べれるお菓子に限界を感じていた折、たまたまInstagramに同じアレルギーを持つアカウントを見つけた。関西を中心とした卵・乳製品不使用の飲食店を紹介している個人的なアカウントで、わざわざアレルギー表を掲載している
Twitterの検索ページを見ているとトレンドに『ぎょうざの満州』があがっていた。インタビュー記事に対して反響があったらしい。それを見て、自分が初めて外食でラーメンを食べたのが『ぎょうざの満州』だったことを思い出した。 たしか高校生の卒業式の少し後だったと思う。大学の試験期間も終わり、通っていた塾も辞めた自分はアルバイトを始めた。 イベント派遣のバイトで主に音楽系のライブの案内や設営、たまにスポーツ系のイベントがあるかないかみたいな内容だった。 週に一度、登録している会社から電話が来て、日程の調整を合わせる。3月から始めたので研修中だった自分は、なるべく多くバイトを入れようと思っていた。いくつか提案されたイベントの中で一際異彩を放っているイベントがあった。 それは平たく言えば、ある特定の料理を集めたフードイベントだった。 それまで音楽・スポーツしか行っていなかった自分からすればとても興味を
自分は長風呂が苦手である。 お風呂は結構好きな方だ。普段は信じられないほどの寝癖が付いてしまうので朝シャワーしかしないのだが、何か疲れた時は湯船にお湯を張って、身体の中をじわじわと溶かしている。自分の疲れを癒すとともに、「自分ってこんなに疲れてたんだ!」と毎回新鮮な驚きと共に確認する作業でもある。 ただ長風呂は苦手だ。ゆっくり浸かっていたいとは思うのだが、何もしていない時間がもったいない気がしてじっとしてられないし、何より身体が「もう無理―!」とロバート・山本博ナイズされた悲鳴を上げるので、比較的短めに済ませてしまう。 まずは身体を洗って入浴、5分ぐらいしたら一度上がって頭を洗う、そしてまた3分ほど入浴。 この無理なく行える手順が風呂に入るルーティンと化していた。 昨日、久しぶりにお風呂を入れた。連日寒波の影響で身体は芯まで冷え切っているのに、凍えながら朝シャワーをしているのは本当に意味が
昨年の12月頭ごろ、なんで思い立ったのか分からないが、急に懸賞に応募したくなった日があった。応募したのは大学の授業中だったのであまりつまらなかったのだろう。それに、卒業まであと少しとなった段階で「少しでも無料で生活の糧に」と思ったのかもしれない。たった1日だけそんな日があった。 その日は怒涛の個人情報入力ラッシュだった。 懸賞サイトを開き、片っ端から応募できそうなページに飛んで個人情報を入力していく。 氏名、年齢、住所、電話番号、メールアドレス。 何個か応募していくと“応募者に優しい懸賞サイト”と“応募者に優しくない懸賞サイト”の違いが分かってくる。 一番嬉しいのは、『郵便番号を打ち込んだだけで住所まで勝手に入力してくれるやつ』 これが本当にありがたい。あとは番地さえ打ち込めば完成の状態まで持っていってくれるので、さながらチンするだけの冷凍食品のようである。食器を洗う必要もない容器ごとチン
ブログの名前を変えてみた。 始めた当初は 『書く書く鹿鹿』 だったが、今回の変更で 『書書鹿鹿』 になった。 「く」×2がこの度、卒業を発表したのだ。 本人たちは卒業したくなかったみたいだが、グループ(ブログタイトル)の売り出し方を巡って事務所(ほりい)と衝突し、事実上のクビという形で去ることとなった。 前の「書く書く鹿鹿」も今の「書書鹿鹿」も読み方はどちらも同じで「かくかくしかじか」である。この名前に別にこだわりがあるわけではないが、なんか自分の書く文章やジャンルを表す言葉としてピッタリな気がしているので、気に入ってはいる。 自分は何か1つのジャンルに絞ることが苦手だ。ハマっては飽きてハマっては飽きてを繰り返すので、何事にも一貫性が無い。お笑い、音楽、演劇、本、映画と趣味は多いが、特化型ブログを書けるほどの知識量は無い典型的な“広く浅く人間”なので、特定のジャンルに絞ったブログの名前は付
「文章を書いていてどの瞬間が一番楽しいか?」と聞かれれば、「自分の思ったことをそのまま言語化出来た時」だと答えるだろう。 でも、自分は言語化することををサボる瞬間が多々存在する。 言語化のサボり方は2パターンある。 1つは100ではなく70程度にするパターン。自分はこれがめちゃくちゃ多い。 つまりどういうことかと言うと、完璧に言語化出来たものを100とする場合に、7,80程度の言葉で片付けてしまうということである。言語の手抜き作業だ。 自分の中での“完璧な言語化”というのは、“少しのユーモアを交えつつ的確に状況や熱量を届けること”と位置付けている。自分が日記やエッセイを書く時は出来事を中心に書くことが多いので、情景描写に本腰を入れることはほとんどない。その時の景色や場面をありとあらゆる形容詞を総動員したところで、着飾った感が丸出しになってしまうためである。それよりも、自分は出来事に対し少し
先日、最後の学内ライブがあった。 学内ライブとは自分が所属する大学のお笑いサークルによる月1のライブのことである。例年は1月には開催しないことになっていた。当時は控室が屋外の教室を借りてやっていたので寒すぎてセリフを嚙む人が続出したのと、単純にテスト期間や課題提出期間と被っていたので人が来なかったのが理由だ。なんなら部員も来ない。 けれど、今年度は1年生が多く入ってきて積極的に学内ライブを開いていたので、1月もやることになった。演者の立候補もそれなりに多かった。 自分は4年生だ。必然的に最後の学内ライブとなった。本当は前回(12月)の学内ライブが最後だろうと思ってネタを披露したらあんまりウケなくて心残りがあったので、開催してくれてありがとうと思った。 1月の学内ライブではネタを2本披露することにした。1本は前からやりたかった始めから設定に入ったキャラ漫才。前回やりたかったのだが相方との予定
『THE FIRST SLAM DUNK』をようやく観に行った。 漫画『SLAM DUNK』が家に全巻揃っている自分としては、もちろん公開日である2022年12月3日に観に行きたかった。映画を楽しむため、久しぶりに全巻読み返しておさらいもしていた。しかし、卒業に必要な課題の提出と被ったり、年末年始で人が多くなる期間と被ったりでなかなか観に行けなかったのだ。 『THE FIRST SLAM DUNK』は予告でもあまり前情報がなかったし、観た人が口をそろえて「前情報は入れすぎない方がいい」と言っていたのでなるべく情報は調べずにいたのだが、それでも人気作なので情報統制するのが大変だった。 中でも一番大変だったのは『ハライチのターン』だ。元々バスケットボールが大好きな澤部さんは公開されるや否や映画を観に行き、それをエピソードトークで話していたし、次の週では岩井さんまでもがエピソードトークで映画を観
値引きシールには昔から目がない。 高校生の頃、金銭的にも時間的にも余裕ができるようになったので、夜な夜な近所のスーパーを巡り安くなったお刺身やお惣菜を買うことに没頭していた。 あれから数年経った今でも 割引シールが張られた商品を見ると心が躍ってしまい、ついつい買ってしまう。定価で買うことが珍しいぐらいである。(スーパーで働いている人間がそんなことでいいのか) 大学の1限終わり、歩いて3分ほどのところにあるスーパーへ昼食を買いに行った。ほとんどの人は大学内にある購買や食堂、カフェで昼食をとるのだが、スーパーの方が圧倒的に品ぞろえが多く安いため、自分はスーパーを利用している。 基本的なお目当ては、いつものように鮮魚コーナーとお惣菜コーナーなのだが、掘り出し物に出会うかもしれないという期待感もあるため一応野菜コーナーから1周することにしている。 もちろん午前11時なのでどの商品も割引されておらず
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