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keizokuramoto.hatenablog.com
蓮舫民進党はどうやったら「責任野党」になれるのか?についての連作ブログの続きです。今回のタイトルはちょっと変化球的ですが、この記事を最後まで読んでいただけると意味がわかると思います。 結論を端的にまとめると以下の三点になります。 ・民進党は自民党(などの保守政党)に較べて、党員や議員ら関係者だけでなく、支持者のまとまり全体がバラバラで烏合の衆的であり、同じような戦い方をしてたら「まとまり度」で断然負ける。 ・烏合の衆をマネージする時は「流れに任せる部分」と「大枠でシッカリ捉える部分」を分けることが重要。できるだけ「マイクロマネジメントでなくビジョナリーに」動かすこと。 ・「大枠に捉えたビジョン」において最も重要なのは「純粋理想的左翼性」との「距離感」をどう取るか。そこを適当なごまかしでなく「本来的役割分担」について真剣に詰めた大方針に昇華することが、民進党関係者だけでなく今の日本の「左っぽ
私は長年安倍晋三支持者で、2007年に当時の民主党が大勝して安倍氏が辞めることになった時には本当に精神的ショックを受けて、その後数年間ブログその他のネットでの活動を一切辞めちゃったというぐらいの入れ込みようだったんですが。 最近は安倍氏については、「無名時代から応援していたアイドルが超売れっ子になって、別に自分が”推す”必要もなくなってきた感」があるのと、あと、彼以外の選択肢があまりにもなさすぎるのも不健全だと思うようになって、何らかの「現実的代替案になりえる野党」が日本にも安定的に存在する状況になって欲しいと強く思うようになりました。 なぜそういうのが必要かというと、今のように 安倍政権がやってること凄い大事だと思うし基本的に支持してる(特に実務的な部分で)んだけど、たまに閣僚が物凄い時代錯誤に復古主義的なこと言い出したりとか、ちょっとアレな改憲草案とか、「右すぎる部分」はちょっとねえ・
フジテレビのネット専門放送「ホウドウキョク」内の明日のコンパスという番組に呼ばれて、さっき電話インタビューで15分出演しました。テーマは、SEALDs(自由な民主主義のための学生による緊急アクション)の解散について。 って生放送終わってから知らされても!って感じですけど、昨日の夜メールが来て打ち合わせして今日さっき出演して・・・という急なスケジュールだったので、ネットでアーカイヴが全部見れるタイプらしいし終わってから告知しようと思いまして。 こちらのページ↓で きょうのPick Up1 「SEALs」が解散 全部見れます。僕の出演(声と写真だけですけど)はこの分割動画の24分30秒から15分程度です。 以下、打ち合わせ段階で、「4つの論点」について聞かれて送った文章があるので、多少読みやすくしてブログにします。特に最後のリオ五輪柔道の話とかは大事なんだけど時間的に触れられずに終わったので、
英国のEU離脱に関する今朝書いたブログに引用した谷本真由美さんの記事について、色々と事実誤認が含まれているという批判が起きているらしい・・・と教えてくれた人がいて、色々読むと代表的なソース(少なくとも日本のネット界隈での)はこれまたイギリス在住のこのブログの方らしい。 クローデン葉子さんのブログ 「Brexit というパンドラの箱」 これをさっき読んで、今朝ちょっと深く確認せずに引用したのは謝罪したい気持ちでいるんですが、しかし問題はそこじゃないんじゃないか?という強い疑念もあるので、そのことについて話します。 題して、「はい論破!黙れ愚民ども!」で終わりでいいのか?という話。 ・ とりあえずクローデン葉子さんのブログから該当部分を引用すると、 めいろまさんの「イギリスがEU離脱した理由」がわかりやすいと大拡散されていて驚いた。 内容はいつものめいろま節だけど、「離脱に投票した一般人はポピ
英国のEU離脱を決めた国民投票の結果で世界中の市場が大混乱となり、「市場寄り」の立場の人からはほぼ例外なく「愚民どもが!」的な苦々しい反応が溢れていました。 しかし私個人の正直な感覚では、こりゃ結構「希望」を感じる(イギリスにとっては勿論世界の他の国の人間にとっても)出来事でもあるなと感じているので、それについて書きます。 私個人は投票前日まで、「まあ残留するだろうな。でもここで残留すると、イギリスは過去数百年のように特殊な世界的影響力を持った国ではなくなって、”普通の国”になるしかなくなるだろうし、長期的に見てそれが彼らにとって良いことかどうかはわからないな」と思っていました。 なので、離脱決定のニュースには驚くと同時に、「お、イギリス国民結構やるじゃん、男前だねえー」という感じがしました。 言っておくけど私はアメリカのトランプ旋風は嫌いだし、欧州大陸の国々でくすぶってるちょっとネオナチ
福島香織さんという中国問題に関するジャーナリストの方に、「SEALDsと東アジア若者デモってなんだ!」という本を献本頂いたんですが、それを読みながらタイトルのようなことを考えました。 アメリカ総選挙ではいわゆる「右」も「左」もかなりムチャなことを言う極論人間が人気になり、アメリカこれでいいのか?と全世界が不安にさせられている世の中ですが、それに限らず、「右でも左でもない必要なことをやれる政治」というイメージがキャッチフレーズとして広く望まれる時代になっていると思います。 しかし、このキャッチフレーズは誰でも言ってる時代だが難しい。安倍政権ですら多分「右でも左でもなく必要なこと」をやってると思ってると自覚では思ってるんじゃないかと思います(勿論それは安倍政権嫌いの人から見ると「物凄い右」なわけですが)。 また、さらに”安倍とは逆”の立場の人でも、8割ぐらいまで「まともなこと言ってるなあ」と思
「テロリストとだって話せば分かる、酒を酌み交わせばわかる」的な理想主義について、まあ無理なもんは無理だという現実は認めた上で、理想を諦めないためには何ができるだろうか?ということを考える記事を書きます。 結論から先に言うと、 酒を酌み交わせば理解しあえるぜ!というのは、自分以外の誰の人生についても、たった一時間酒飲みながら話せる程度の事情以外は俺は勘案しないよと言ってるようなもの なので、 本当に話せば分かるを目指すなら、世界の見方全体を変えようとする必要が出てくるんだ ・・・ということになろうかと思います。 では以下本文です。 ・ 私は若いころ、一人暮らしをしているといつの間にか誰か女の子と一緒に住んでいることになる・・・というビョーキだったんですが、大学時代に一緒に住んでいた女性は文化人類学を専攻していて、わざわざ旧ユーゴ(当時NATOが爆撃した直後)の言葉を覚えて、現地に数ヶ月行って
フランスのテロ事件は、今まで「その話は公的には黙殺することで現代社会を成り立たせていた」問題をすべて白日の下に晒しつつあるように思います。 ベイルートの死者は無視なのに、パリで死者が出たら全世界が大騒ぎするってどうなんだ?という話は、事件以前だってずっと「リアルに存在する大問題」でしたが、事件前にこんな話を堂々とフェイスブックで言い出したら「はいはい中二病」扱いで黙殺されていたようなことです。 それが今や、全世界的にホットな話題になり、”キャッチーでファッショナブルな範囲で”堂々と扱える内容になった。(余談ですが私は少年時代”にザ・イエローモンキー”というバンドが好きで、こういう問題を扱った彼らの有名な歌詞をネットで酷評されまくっていたのを見ていたので感慨深いものがあります) ・ また、「テロをする人間にはテロをする人間の正義(あるいは少なくとも”切実な事情”)がある」という話と、「テロリ
お久しぶりの投稿です。次の本の原稿が完成するまでソーシャルメディア絶ち!とかやってるうちに半年もたってしまいましたが、一応原稿できたのでネット活動再開します。(出版の続報についてはまたいずれお知らせします) 再開一回目の話題は、パリでのテロについてトリコロール(フランス国旗の三色旗)を掲げて弔意を表すことは、中東の人に対して失礼なのではないかという議論について。 今日久々にフェイスブックに入ったら、いろんな友人がこういう方向の意見を述べていました。 ネット的に有名になったのは、 note.mu とかですかね。 特に慎さんの記事に紹介されていたデータが議論を呼んでいるようです。 テロで実際に死んでいる数が圧倒的に多いのは中東諸国であり、今回のパリのテロで死んだ数なんて、それに比べたら大したことないじゃないか・・・と言うのはある種の真実を突いているような気もします。 今回のことで騒ぐなら、中東
大阪都構想の住民投票は、物凄い僅差で否決されましたね。 個人的には結構ショックを受けて、数日ネットで何かアップするような気持ちにはなれなかったんですが、その後多くの人の分析や論評記事を拝読して、その分析自体には「ナルホド」と思うと同時に、あまりにも「この混乱した大阪の状況自体をどう好転させられるのか?」についての感覚があまり湧いてこない状況は良くないんじゃないかという気持ちを持つようになりました。 コンサル会社では、「分析としては面白いけど、どう打ち手に繋がるわけ?」というような手厳しい(笑)、でも本質的な指摘が上司からよくされます。むしろ混乱が増して前に進めなくなるような分析なら、いくら正しくても無い方がいいんじゃないかというような文化です。 まあ、そういうのはマジなアカデミック的には不誠実な態度ということになるのかもしれませんが、しかし、ただ分断をさらに煽るだけになる方向性しか示されな
安部首相の米議会での演説を受けて(なのかどうかはわかりませんが)、自民党の若手議員有志が、「歴史修正主義的な過剰なナショナリズムを排し、保守の王道を歩む」勉強会を始めたそうです。 これはまあ、どんな立場の人にとっても「良いニュース」と言っていいように思います。しかし、これがどの程度広がるのか、ただ一部の議員のヒソヒソ声に終わってしまうのか、それとも1つの大きな傾向として育っていくのか?には、「よくある陣営対立」を超えた視点で物事を見る姿勢が、どんな立場の人にとっても必要なタイミングではないかと私は考えています。 究極的には、安倍政権の一部に「やり過ぎな右傾的要素」が含まれていることの、「現状そうならざるを得ない事情」自体を解決するように持っていかないと、いくら一部の議員が勉強会を開いても、「自民党のマジョリティ」や「その支持者」の方針は変えられないからです。 なぜ変えられないか? そりゃあ
大阪都構想の住民投票が迫り、推進派・反対派の宣伝合戦がタケナワです。 それについて、「賛成派・反対派」の両方のカルチャーの事情を身を持って知ってる私なりに議論に役立つような視点が提供できそうなので書きます。 というのも、都構想を推進しているグループには、私が昔いたマッキンゼーというコンサルティング会社の人間がブレーンとして多く関わっていて、元直接の上司や、先輩などからたまに話を聞くことが過去にありました。今も私は経営コンサルタントだから彼らがやりたいことは内容としてわかります。 一方で、過去に私の本を出してくれたある編集者の人は、「都構想絶対反対派」の有名人のほとんど全員と次々と仕事をする人で、その結果私が出している本の読者の人をツイッターなどで見かけると、かなりの比率で「大阪都構想絶対反対」という人が多いです。 だから私は「2つの全く違うカルチャー」の交差点にいると言っていい。 そもそも
はじめまして、倉本圭造です。普段は経営コンサルタントとしての仕事と、あとは本を書いたり、「日本で働いている個人」に直接文通して何らかの変革的行動を促していく「経済思想家」を名乗る仕事をやってます。 最近までグーグルの「ブロガー」を使ってブログを書いていたんですが、このたびはてなブログに引っ越しをすることにしました。 最近は色々と忙しくなってしまって、月に2本もブログを書ければ良い方で、そうなると「ブロガー」では頑張って書いてもあんまり読んでもらえない悲しさもあり。もちろんツイッターや、あるいは特にフェイスブック経由で地道ぃぃぃな広がりはあるんですが、もうちょっと読んで欲しいよなーという色気もありまして。 「はてなブログ」は、ちゃんと良いもの書けば読んでもらえる仕組みが整っているよ、という話を聞きつけまして、ゴールデンウィークを利用して引っ越しをしてみた次第です。 まあ、それがどれほどのもの
以下の記事は、先日古いブログにアップしたものですが、好評だったので「はてなブログ」移行後も引っ越しさせたものです。(大塚久美子社長ご本人にもツイッターでお気に入りに登録していただきました。) ・ 大塚家具の話をしたいと思っています。いまさら?と言うなかれ。 あれだけ話題になってもあっという間に流れ去ってしまう忙しい世の中なので、「いまさら?」感は確かにあります。(すぐにブログを書こうと思っていたんですが、ウィークディは何かと忙しく、週末には家族旅行で離島に行ったり結婚記念日にクルーズ船に乗ったりと、前から決まっていた予定が詰まっていて書けなかったんですよ。) しかしこれだけたってから書いて良かったと言えることがひとつあります。 それは時間があいて冷静になることで、父の勝久会長と娘の久美子社長の「2つの相容れない全く違う世界観」だと思われていたものが、実はそれほど違うものじゃないように見える
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