サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
iPhone 16
lequiche.blog.ss-blog.jp
廉価盤のCDを随分買っていた時期があって、ともかく曲数を多く効率的に聴くためには少しでも安いほうがいいだろうと考えたからだが、その中にサンソン・フランソワのEMI盤もあった。 最初に聴いたフランソワはドビュッシーのレコードだったと思うが、それはまだピアニストとか作曲者の違いもよく分かっていなかったずっと前のことで、だからそんなにフランソワというピアニストに対する印象が残っていない。 最近CDを整理していて、するとこんなの持っていたっけ? というような盤が出てきて、フランソワもそうして再発見したのである。 夜想曲、前奏曲、マズルカ、即興曲と比較的短めな曲が番号順に入っている。もっとも古い録音がマズルカの1954年、もっとも新しいのが夜想曲の1966年で、これがフランソワの録音のどのへんに位置するのかはよく知らない。フランソワにはたぶん同曲の複数の録音があるはずだと思う。 基本的に買ったCDは
フランス・ギャル France Gall を聴いた。 《Poupée de son/France Gall》というタイトルの一種のベスト・アルバムである。 タイトルになっている Poupée de son というのはセルジュ・ゲンズブールが彼女のために書いた〈Poupée de cire, poupée de son〉(邦題:夢見るシャンソン人形) からとられているが、この曲がフランス・ギャルの歌の中でたぶん最も有名であるので、こうしたタイトルになっているのだと思う。収録曲をかえたベスト盤が何種類も繰り返し出されているようだ。 〈Poupée de cire, poupée de son〉が最初に収録されたのは、1965年4月にリリースされた4枚目の同名のアルバム《Poupée de cire, poupée de son》である。データを見ると、バックのベーシストに Pierre Mic
音数の多い音楽を聴き慣れてしまった耳にはモートン・フェルドマンはあまりに音が少な過ぎる。 ただ、ブライアン・イーノやフィリップ・グラスは、いわゆるアンビエント・ミュージックなのかもしれないが、ジョン・ケージはアンビエントではないし、そうした延長線上でフェルドマンを語るのにはもっと無理があると思う。と念のため、一応断っておくことにする。これは音数とか繰り返しパターンといったvisibleな外見だけで一括りにしてしまおうとする粗雑なカテゴライズへの予防線である。 フェルドマンのソロピアノ作品を識るための標準的なディスクとして、mode recordsからリリースされている高橋アキの《Aki Takahashi plays Morton Feldman》があげられると思う。フェルドマンもケージと同じで、名前は知っているけれど名前のみがひとり歩きしてしまっていて、肝心の現物の作品を知らないというよ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『lequiche.blog.ss-blog.jp』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く