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夏の料理
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ἤκουσα τοίνυν περὶ Ναύκρατιν τῆς Αἰγύπτου γενέσθαι τῶν ἐκεῖ παλαιῶν τινα θεῶν, οὗ καὶ τὸ ὄρνεον ἱερὸν ὃ δὴ καλοῦσιν Ἶβιν: αὐτῷ δὲ ὄνομα τῷ δαίμονι εἶναι Θεύθ. τοῦτον δὴ πρῶτον ἀριθμόν τε καὶ λογισμὸν εὑρεῖν καὶ [274d] γεωμετρίαν καὶ ἀστρονομίαν, ἔτι δὲ πεττείας τε καὶ κυβείας, καὶ δὴ καὶ γράμματα. エジプトのナウクラティス地方にこの国の古い神々のなかのひとりが住んでいた。この神には,イビスと呼ばれる鳥が聖鳥として仕えていたが,神自身の名はテウトといった。この神様は,はじめて算術と計算,幾何学と天文
クリストの梱包芸術 1)「梱包芸術」というジャンルがある。第一人者としてはブルガリア出身のアーティスト、クリストとそのパートナー、ジャーヌ=クロードが有名だ。ともかく何でも梱包してしまうというのがコンセプトで、古くは1969年にオーストラリアで「海岸を梱包」して世間の度肝を抜いた。また1985年にはパリの「ポン・ヌフ」を梱包した。ベルリンのライヒスターク(帝国議会議事堂)を梱包したこともある。 小さなところではスヌーピーの小屋が梱包されたこともあった。 (Peanuts 1978/11/20 ワシントンポスト他各紙;画像参照元は Peanuts オフィシャルサイト) (さらに…)
homo sum: humani nil a me alienum puto. (TER. Heaut. 77) 「我は人間。人間的なものにして我に無縁なるものはなしと思う」 という訳は:中井久夫、松田浩則『古代ローマの言葉 コレクション<知慧の手帖>10』紀伊国屋書店、1996, p.21. 「人間は平等である」という標題のもとにまとめられた名句の中に上の引用が有りました。 典拠は紀元前2世紀のテレンティウス『ヘアウトン・ティーモールーメノス』(我とわが身を苛むもの・自虐者)の77行。 これを読んで世間の人はなんと思うかな。ローマにテレンティウスという哲学者がいて、なんだか恰好良いことをいろいろと言っているんだろうな、なんて思うんじゃないでしょうか。『我とわが身を苛む者』なんていうタイトルもなんだかすごく高尚そうな感じがします。ちょっと笑いの入る余地が無さそう。『我とわが身を苛む者(笑)
と言った具合に変化するわけだ。太字に注目。 すると Puella magi は奇妙である。magi は普通にとればここでは男性複数(主格)の形なのである。「魔法少女」と言いたければ Puella maga とするのが本当である。Puella magi では「少女および魔法使い達(男性)」という意味になってしまう。Puella は女性名詞で単数形、magi の男性名詞複数形とは接合しようもないのである。 かたや Magica が Magical(英)に当たるということは間違ってはいないが、こちらも女性名詞単数形であるということは注意が必要である。だから Madoka magica は「魔法少女まどか」で間違いないのだが、これが仮に男の子だったりすると(「誰得」という話ではあるが)、Daisuke magicus という形になる。「魔法使いダイスケ」である。便宜上自分の名前を使ったが、書いてみ
回文の世界(2) Le monde du Palindrome (suite) ★中国語 中国語は冠詞や前置詞,後置詞のような機能語(文法的機能担当の語)を割に要しない言語なので,回文は作りやすい。シンプルな例を挙げるが本気になればすごいものが幾らでも作れるだろう。最初の例は中国語の初等教本によく出てくるそうだ: 我愛媽媽,媽媽愛我「私は母が好き,母も私が好き」 人過大佛寺,寺佛大過人「ある人が大仏殿のところを通ると,寺の大仏は人よりもはるかに大きかった」 船上女子叫子女上船「船上の女性が子供に乗船するよう叫んだ」 ★英語 英語の傑作として夙に知られるものは前回に触れた。ここでは変わり種を幾つか拾う。 tattarrattat「(ノックの音)」 オックスフォード英語辞典に載る最も長い回文英単語で,出典はジョイスの『ユリシーズ』だそうだ。もっともジョイスが使っている,とかラブレーが使っている
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