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夏の料理
medium.com/@takaha.shoko
最近思ったことで、一見「矛盾」している2つの行為を、意志を持って同時に行うことができる人は強い、というものがあります。 起業をした頃に難しいなと思ったことの一つが、例えば「現実を受け入れる」ことと「夢をまっすぐ見る」ことのように矛盾する2つのことを同時に行う必要があるということでした。多くの人は厳しい現実に晒されると夢を持てなくなったり、逆に夢ばかり見て現実が見えなくなったりしてしまうことがあります。 しかし起業家の場合は、しっかりと現実も直視しなければ会社は潰れますし、同時に理想も掲げなければ未来に対して強い推進力が保てなくなってしまいます。 この「同時矛盾的行動」に関心を持つようになったのは起業をしてしばらく経った頃で、全く自分の得になるわけでもなく他人の邪魔をするために邪魔をするような人からの嫌がらせなど様々な矢面に当てられて、人に対しての信頼を手放しかけたことがありました。 そのと
いま様々な場面で「超高齢化社会だから」「人口減少だから」「暗い世の中だから」など課題が山積している社会だという悲観的な風潮が見られることがあり、また昨今の世界状況をVUCA、つまりVolatility(不安定)、Uncertainty(不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)と表現することがよくあります。 しかし私は、そんなカオスな状況こそが我々にとって最高を描くきっかけになり得ると考えているため、その考え方をシェアしたいと思います。 なぜカオスを生きた人は最高を描きやすいか輝いている人々を観察していて気付いたことの一つで「カオスを生きた人は最高を描きやすい」という持論があります。 例えば、私は起業してから6年目になりますが、順調に進んでいたときよりも予想不可能なことや理不尽なことが起こったときこそ、自分自身や企業が目指したいものが何なのかということを明確に
私の持論で、生命の仕組みについて学ぶと、個人の生き方や組織の作り方にも役立ち、課題解決力も上がるというのがあります。特に経営者や企業の人事に携わる人は、みんな生命の仕組みについて学ぶといいと考えています。 たとえば企業の運営においてありがちなこういう問いも、生命の仕組みに則って考えるとわかりやすくなります。 ・退職率は低ければ低い方が良いのか? ・朝型勤務を推奨すべきか? ・縦割り社会は悪か? ・職場で男女以外の性を認めるべきか? 機会があれば全体をまとめたいと思いますが、今回はその中でも活かせると思う考え方を掻い摘んで書きたいと思います。 なぜ、生命は「死」の仕組みを手放さないのか生命科学に関わる仕事をしていると、よく「人類は不死を実現できないのですか?」という質問をいただきます。 秦の始皇帝が不死を求めたという話があるくらい、昔から人類は不死を切願してきましたが、そもそも何故わざわざ「
取材等でときどき聞かれる「なにがきっかけで情熱が芽生えたのですか?」という問いに対してこれまで興味を抱いてきませんでしたが、ベストセラーとなった著者ユヴァル・ノア・ハラリのサピエンス全史の続編の「Homo Deus」を読んだことがきっかけで、一度考えてみようと思いました。 人類のこれまでの史を書いてきたサピエンス全史とは対照的に「Homo Deus」はこれからの人類の未来がテーマです。人類が飢餓や貧困を克服してネガティブな面を克服しつつあるからといって人類の継続的な幸福が達成されるわけではなく、今後の人類の最重要課題の一つとして残るという話が書かれています。 期待値に現実が追いついたときに幸福ではあるものの、それは刹那的であり、継続的に達成されることはないという課題を人類はどのように克服していくのかという話です。(まだ日本語翻訳されていませんが、日本語で概要を知りたい方は落合陽一さんの解説
ある日唐突に、Twitterにこのような質問が飛び込んできましたので、皆さまが命を燃やすときに少しでもお役に立てればと書きました。 「鶏が先か、卵が先か」問題への終止符 鶏が先か卵が先か問題は、鶏がいないと卵が生まれないし卵がないと鶏が生まれないという、因果性のジレンマの例として使われ、私が世の中で最も危険だなと思うものの一つです。 例えばビジネスにおいては、市場が大きくならないと成功事例が出ないけど成功事例がないと市場が拡大しない、とか、多くの人が買ってくれないと原価を安くできないけど安くできないと多くの人が買わない、などのシーンです。このような行き詰った状況の場合に、「これは鶏が先か卵が先かという問題だ(だから打ち手がない)」という風に言う人もいます。 しかしほとんどの場合においては、AとBはそれぞれからしか生まれないという状況は視野を狭く定義しない限り、そんなことは成り立ちません(な
いま様々な場面で「超高齢化社会だから」「人口減少だから」「暗い世の中だから」など課題が山積している社会だという悲観的な風潮が見られることがあり、また昨今の世界状況をVUCA、つまりVolatility(不安定)、Uncertainty(不確定さ)、Complexity(複雑性)、…
元旦にこういうツイートをしたらたくさんリツイートしていただいたので、せっかくならそう思った背景と決意を書き残そうと思い、初めてブログの筆を取りました。 すべては宇宙の大原則から始まるこんなにも世界は進化しているのに、何故また次々新たな問題が出てくるのだろうと、疑問に思うことがあります。 たとえば、インターネットによって確実に世界は便利で安全になっているのに、より孤独を感じます。WHOは、世界で鬱病に苦しむ人が急増し、推計約3億人強にも上ったと発表しています。飢餓問題が減っても、肥満患者は世界に約10億人いて、今度は過食で死ぬ人が増えています。 たとえば会社経営においても、組織としては確実に成長しているのに、課題を解決したと思ったらまたどんどん新しい課題が出てきます。以前、オリックスの宮内さんが、会社小さいうちはいろんな問題があると思って頑張って会社を大きくしたけど、結果的には、会社が大きく
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