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■その1:糖尿病って本当に遺伝するのでしょうか 答えは、「半分イエス、半分ノー」です。 親や肉親が糖尿病だと、糖尿病の家族歴がない人に比べて 糖尿病になりやすいことは事実ですが、遺伝するのは糖尿病そのものではなく、 「糖尿病になりやすい体質」です。この体質を持った人に、食べ過ぎ、運動不足、肥満、加齢、ストレス、など様々な環境因子が加わってはじめて糖尿病が発症すると考えられています。 この糖尿病になりやすい遺伝的体質のことを糖尿病の「遺伝的素因」と呼びます。 2型糖尿病の原因となる遺伝子異常が何種類かは見つかっていますが、 はっきりと異常が特定できる例はまれで、 殆どは軽い異常が多数積み重なることによってその体質を形成していると考えられています。 これのような形式の遺伝を複合遺伝といいますが、このために糖尿病の遺伝的素因はきわめて複雑で、 糖尿病になりやすい体質も強弱さまざま存在します。 2
■全身くまなく現れる合併症 糖尿病による悲劇をさけるためには、その合併症について正しく理解することが不可欠です。 糖尿病で病院に行って、コントロールが悪いと「目が見えなくなる」とか 「腎臓が悪くなって透析を受けなければならなくなる」などと脅かされた方も多いことと思いますが、 実際に途中失明や透析導入の原因の ナンバーワンが糖尿病なのです。 このような糖尿病による目の病気(糖尿病性網膜症)や腎臓の病気(糖尿病性腎症)に、 糖尿病による手足のしびれなど末梢神経の病気(糖尿病性神経障害)を加えた三つを昔から糖尿病の三大合併症と呼んできました。 また、糖尿病のコントロールが悪いと、細菌などに対する抵抗力が弱まり、ひどい感染を起こす危険が増すことなども有名な話です。 実は、それ以外にも糖尿病の合併症にはさまざまなものがあり、 体中のあらゆる所に出現すると言っても過言ではありません。 ここでは、いくつ
|外来糖尿病教室日程(PDF)| オンライン糖尿病教室| 人ごとではない、糖尿病の脅威 糖尿病という言葉はほとんどの方がご存じだと思いますが「自分にもその危険があるかも…」と身近に考えたことはあるでしょうか? 日本人の食生活がゆたかになるのに伴って糖尿病は増加の一途をたどり現在では患者数700万人、糖尿病の危険を有する予備群を含めると1500万人とも言われています。 そう、人ごとではないのです。 ある日整形外科から紹介されてきた60才の女性。足がすみのように黒くなり、傷口が深く大きく開き、筋肉まではっきり見えているのに、本人はあまり痛くないらしい。 10日位前に足に小さな傷ができ、その後腫れて黒くなったため来院した。最初に受診した整形外科の先生が糖尿病性エソを疑い血糖を測ると400mg/dlもあったというので内科に送られてきた。 患者さんによくよく聞いてみると12年前に糖尿病と言われたこと
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