サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
体力トレーニング
minamimitsuhiro.info
南充浩 オフィシャルブログ - 繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般とファッション情報を発信 最近「ダウン(羽毛)」に関する表記がいい加減になってきていると感じる。 これまでもネット通販サイトでは、「ダウン」で検索すると多数の「中綿」ジャケットが上位に表示されたが、最近はメディア自体がこの表記基準を甘くしている。 これは百害あって一利なしである。 2007年から2008年にかけてはこんな問題が起きていた。 忘れている人のため、13年前のことなので知らないという若い人のために記事のリンクを貼る。 asahi.com(朝日新聞社): にせカシミヤあと絶たず 需要増え甘い検査、見分け困難 – ファッション&スタイル 掲載は2008年10月24日だ。 カシミヤ製品の偽装が止まらない。昨夏(2007年:筆者注)以降、4業者が公正取引委員会から排除命令を受けた。今年7月には
南充浩 オフィシャルブログ - 繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般とファッション情報を発信 今日はちょっと引用多めで。 企業名が著名な割にはどんな業務をやっているのか多くの人にとってイマイチわかりづらいのが商社という業種ではないかと思う。 当方だって実は商社についてはあまり深くは知らない。 食品だって雑貨だって衣類を含む繊維だって商社は深く絡んでいるが、とくに繊維だと商社機能は多方面に渡りすぎていてわかりにくい。 繊維業界の人は、恐らく、自分の仕事分野に関わりのある部分だけしか商社を理解していないのではないかと思う。もちろん、当方も含めて。 商社の機能を最も熟知しているのは、当たり前だが商社の現社員、元社員だろう。コンサルタントや評論家の中で最も熟知しておられるのは河合拓さんではないかと思う。 それもそのはずで河合拓さんは元商社の社員である。プロフィールにも書
南充浩 オフィシャルブログ - 繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般とファッション情報を発信 今日は妄想の類なので笑い飛ばしていただいて構わない。 カジュアルウェアにはワーキング出身のものがかなりある。 まず、代表格はジーンズだろう。 リーバイスが炭鉱夫向けにデニム生地のワークパンツを供給したのが始まり、というブランドストーリーは多くの方がご存知なのではないかと思う。 ペインターパンツ、カバーオールジャケット、チノパン、エンジニアブーツ、オーバーオール、サロペット、オールインワンなどなどがワークウェア出身のカジュアルアイテムである。 ジーンズが炭鉱夫の作業着として供給された理由は、「デニム生地がイイ味を出していた」からでもなく、「色落ちを楽しむため」でもない。 当たり前のことだが、当時は、デニム生地が「機能性」素材だとみなされていたからである。 耐久性があり、洗
南充浩 オフィシャルブログ - 繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般とファッション情報を発信 ZOZOが発表したPB(自社企画商品)はオーダーではなくあらかじめ作り置く「既製品」ではないかと指摘してきた。 現在10億円分の大量の納期遅れが発生しているが、当初の予定では、ジーンズやTシャツなどのカジュアルは発注後2~3日後くらいに「オーダー」なのに迅速に到着すると謳われてきた。 発表では「フルオーダー」と謳いあげていたが、業界からの指摘が相次ぎ、あっさりとウェブサイトでは「パターンオーダー」に書き換えられていたというお粗末さだったが、パターンオーダーだと仮定してもいくらカジュアルアイテムとはいえ、そんなに早く到着できるのだろうかという疑問が渦巻いていた。 しかも工場は中国や東南アジアである。船便で送れば送料は安いが時間はかかる。2~3日では絶対に届かない。航空便で
南充浩 オフィシャルブログ - 繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般とファッション情報を発信 洋服や生地・原料の製造や輸出入に関わっている人ならとっくにご存知のことだが、今年に入ってウール、ダウン(羽毛)、カシミヤの原料価格が高騰している。 同じ繊維・衣料品業界でも販売員やインターネット通販関係の人は、この情報をご存知なかったり、知っていてもどういう影響がいつ頃顕現するのかわからないという人が多いのではないかと思う。 今回はそういう人たちに向けて影響をまとめてみたいと思う。そんなもんとっくに知っているという製造業・輸出入業の方は読み飛ばしていただきたい。 例えば、繊維ニュースにこんな記事が今年夏に掲載された。地味だが原材料系については繊維ニュースの報道は価値があるものが多い。 豪州羊毛相場/新年度は踊り場スタート/中国の“様子見”が影響 記録的な高値圏が続く豪州
南充浩 オフィシャルブログ - 繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般とファッション情報を発信 先日から、デサントと伊藤忠商事の抗争が激化している。 スクープ解説 デサント社長解任狙いか 伊藤忠が株を買い増す理由 https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/101500876/ これについてどうのこうのを言うつもりはないが、正直なところ伊藤忠側の言い分もわからないではない。 デサントが経営危機に陥ったのは、15年ほど前、アディダスがライセンス契約を解除したからである。 日本アパレル市場において、3大ライセンス解除事件というのがある。 1、カネボウとクリスチャンディオール 2、デサントとアディダス 3、三陽商会とバーバリー である。 1の結果はカネボウが倒産した。そういえば、最近韓国資本で人気を盛り返し
塚越繁 より: 2019/04/05(金) 3:20 PM そのとおりです。 幾つかの論点がかけています。 現在の英国のBREXITについての彼の意見を聞いてみたいと 考えるのは自分だけでしょうか? 彼の卒業したオックスフォード大学だけでなく、ケンブリッジ大学もこの件について 沈黙を保っています。 先ず、お生まれになった英国の現状とこれからについても分析することから、日本の 問題を論じて欲しいものです。 毎年一度は英国に行きます。 インフラへの投資が遅れているため、あちこちで 問題が発生しています。 道路、鉄道、などの現状とプアなサービスについてもご意見を伺いたいと思います。 例えば、ロンドン空港とロンドン市内を結ぶAONE(A1)という、リムジンバスが無くなって久しくなります。 不便きわまり無しで 高いタクシーを使っています。 英国の光と影、製造業の凋落の原因についてもご意見を伺いたいで
南充浩 オフィシャルブログ - 繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般とファッション情報を発信 はやいもので今日で七月も終わる。 今年ももう5か月しか残っていない。 本当に光陰矢の如しである。 ネット通販への注目は依然として高いままだが、さまざまな企業やブランドの施策や現場を見ていると、ネット通販なら何でも売れるというわけではない。 客層と集客方法と商品がマッチしないと売れない。 商品の中にはデザイン、価格が含まれており、それがマッチしないことには売れない。 某社で手掛けているブランドサイトとECサイトがあるが、現状を聞いていると、集客はできるしブログの読者も大幅に増えているが、ネットでは物はほとんど売れないらしい。 これは集客は成功しているが、商品の何かが客層に適合していないために起きる現象だといえる。 責任はウェブではなく、メーカー側にある。 おそらく、客層に
南充浩 オフィシャルブログ - 繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般とファッション情報を発信 2008年ごろに上陸し、猛威を振るった外資系グローバル低価格SPAの勢いが目に見えて衰えてきた。 H&Mの銀座店もついに閉店してしまった。H&M自体は日本撤退は考えられないものの、フォーエバー21は店舗数も20店舗を下回っているし、いつ日本から撤退してもおかしくはない。 遅れて上陸したオールドネイビーはわずか4年半で2017年1月に日本から撤退してしまった。 まあ、それだけ売れてなかったということである。 それについてポストセブンに原稿を書いた。 H&Mなど外資ファストファッションが苦戦に転じた3つの理由 https://www.news-postseven.com/archives/20180718_720418.html 多くの業界メディア人が論考を書いているが正直
南充浩 オフィシャルブログ - 繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般とファッション情報を発信 本日はちょっとお気楽に。 先日、ZOZOのオーダースーツが発表されたが、すごく安いという印象が世間で独り歩きしているが、実際のところはそんなに安くない。 今回はお試しで2万円台だが、定価は39,900円と発表されている。 業界の人ならだれでも知っている知識だが、オーダースーツには、大きく分けて3種類のオーダースーツがある。 基本的なことのおさらいをさらっと簡単にしておく。 1、パターンオーダー 2、イージーオーダー 3、フルオーダー の3つがある。 パターンオーダーとは、基となるパターン(型紙)があり、それを体型に合わせて修正する。 標準仕様の服を着て、採寸し、それを基として各部を調節する。 現在の国内価格だと2万~5万円くらいでできる。ZOZOのオーダースーツは価格的
南充浩 オフィシャルブログ - 繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般とファッション情報を発信 スタートトゥデイがオーダースーツを開始することが発表された。 生地が伸び縮みして多少のサイズ違いなんてどうとでもできるTシャツとは異なり、メンズのスーツ、ワイシャツというのはそれこそ「ミリ単位」は大げさでも「1センチ単位」での正確さが要求される。 首回り39センチの男が、40センチのワイシャツを着るのはひどくだらしなく見える。 それほどの精度が求められる。 自己採寸できるZOZOSUITによる計測は現在のところ、誤差が大きく、果たしてあの誤差で大丈夫なのかと思ってしまう。 とはいえ、まあ、オーダースーツに進出するのは規定路線だっただろうから、当方はそれほど興味がなく、発表も注目していなかった。 ついでに言っておくと、スタートトゥデイは「フルオーダー」と言っているが、これ
南充浩 オフィシャルブログ - 繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般とファッション情報を発信 泰山鳴動して鼠一匹。 サイズ計測システムのゾゾスーツに関してはこの言葉がぴったりではないかと思う。 着用して数秒で自分のサイズが計測できるという触れ込みだったが、何のことはない。 勝手に仕様を変更して数秒どころか何回も計測しないといけないシステムになった。 当方は元から興味がないので最初のゾゾスーツも今回のレモンスカッシュの缶みたいなデザインのゾゾスーツも取り寄せるつもりは毛頭ないが、今回のレモンスカッシュ版ゾゾスーツはどうも計測数値に大幅な誤差が生じるようだ。 誤差については、例えばコンサルタントの河合拓さんや人気ブロガーのMB氏が報告しておられる。 ZOZOスーツを信じたら適合サイズは28インチなのに32インチのパンツが届いた話。 ZOZOスーツを信じたら適合サイズ
南充浩 オフィシャルブログ - 繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般とファッション情報を発信 最近、ファッション雑誌をほとんど読まなくなった。 当方はモデルやタレントに一切興味はないので、元からそれが目的では読んでいない。 93年に「デモシカ」で洋服販売員になるまではファッションに興味はなかったから、働き出してから「勉強しなくちゃ」ということでファッション雑誌を読み始めた。 仕事で商品を扱っていることもあって、読んでみると意外に面白かった。 まあ、暗記することが好きなので、読んで新しい用語を覚えることが当方にとっての快楽だっただけのことである。 洋服のコーディネイトなんてまったく知識がなかったから、ファッション雑誌の全コーディネートを暗記するまで繰り返し読んだ。 月刊誌を1冊買って、それを10回以上全ページ読んですべてのコーディネイトを暗記した。 暗記量が増える
8月 10 「今の若者の服装には個性がなくなった」という主張は本当か? Tweet カテゴリ 考察 トレンド 以前に書いたものと重複する部分があるが、20年前、25年前の若者は本当に「個性的」だったのかという疑問がある。 これに対比されるのが、「今の若者の服装は個性的ではなくなっている」という議論なのだが、それはどこかピントがズレていると個人的には感じられてならない。 我が国で、欧米では見られないような「奇抜な」着こなしが生まれたのは事実である。 その理由はさまざまあるだろうが、1つには、我が国には洋服の基本的な文化が定着していなかったということもある。 例えば、シャツの襟の違い、TPOに合わせた色使い、革靴の種類、などなどである。 そういうお約束がまるごと抜け落ちていたから、欧米では考えられないような奇抜なコーディネイトが生み出された。 近年、奇抜さ度合いが低下しているとする
8月8 「奇抜な服装=個性」という考え方こそカビの生えたステレオタイプだ Tweet カテゴリデザイナー考察 「お客は一定の水準を越えている商品ならどこの商品でも良い」という意味の発言があったがまさにその通りだと思う。いわゆる衣料品に対しても同じことである。 もちろん、こだわりの愛好者を否定するつもりはないし、それはそれで愛好者同士仲良くやってくれよという感じしかない。 例えば、先日プラモデルを作る際、セメダインがなくなってしまったことに気が付いた。 Amazonで調べると何種類か出てきた。 プロ級になると、「〇〇のセメダインは乾きが遅いから云々」とか「〇〇のセメダインはキレが悪いからどうのこうの」とか、それぞれのメーカーやブランドにこだわりがあるかもしれないが、こちとら、素人の暇つぶしの人間にとっては、タミヤだろうがGSIクレオスだろうが値段が手ごろで容量がそれなりにあればどれでも良いの
7月 28 百貨店は「殺される」のではなく「自死」しているだけ Tweet カテゴリ 百貨店 誰が百貨店を殺すのか 閉店続き、市場規模36年ぶり6兆円割れ http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/NBD/15/depth/072400684/ この記事が日経ビジネスオンラインに掲載された。 オンラインはダイジェスト版で、こちらは誌面に掲載されたそのままである。 タイトルのつけ方は何とかの一つ覚えとしか言いようがなく実態を反映していないといえる。アパレルは「殺された」側面があるが、百貨店は記事中にもあるように、小売りの王様だった60年代・70年代にその優越性から、納入メーカーにリスクを押し付け、今に至るわけだから「殺された」というのは当てはまらず、「自死した」というべきであろう。 この記事は全般的によく考察されていると思うが、百貨店の売上高低下につ
7月 27 限界点に達しつつある、しまむらのビジネスモデル Tweet カテゴリ 企業研究 しまむらの第1四半期決算が2ケタ減益と大幅に悪化し始めた。 その兆候は今年の初めから見えており、既存店売上高が連続して前年割れを起こし始めていた。 しまむらは2016年2月期、2017年2月期で大幅増益して、メディアから持ち上げられたが、2014年2月期・2015年2月期と連続減益しており、当時のメディアの持ち上げ方には疑問を感じていた。 もっとも企業としての売上高自体は増収し続けていたから、強い企業であることは間違いないが、「勝ち組」と持ち上げるのはちょっとやりすぎではないかと思っていた。 しまむらの業績が急減速、「しまラー」惹きつけるネット通販やフリマアプリの脅威 http://www.sbbit.jp/article/cont1/33839 この記事は比較的良く書けていると思う。
7月 12 「第二のユニクロ」が出るとするなら、それはライザップじゃなくワークマンではないか? Tweet カテゴリ 考察 今日は妄想の類なので笑い飛ばしていただいて構わない。 カジュアルウェアにはワーキング出身のものがかなりある。 まず、代表格はジーンズだろう。 リーバイスが炭鉱夫向けにデニム生地のワークパンツを供給したのが始まり、というブランドストーリーは多くの方がご存知なのではないかと思う。 ペインターパンツ、カバーオールジャケット、チノパン、エンジニアブーツ、オーバーオール、サロペット、オールインワンなどなどがワークウェア出身のカジュアルアイテムである。 ジーンズが炭鉱夫の作業着として供給された理由は、「デニム生地がイイ味を出していた」からでもなく、「色落ちを楽しむため」でもない。 当たり前のことだが、当時は、デニム生地が「機能性」素材だとみなされていたからである。
7月 10 ファッション雑誌は基本的に無責任。だから読者が離れた Tweet カテゴリ メディア 以前から変わっていないのだが、ファッション雑誌はけっこう無責任である。 だからこそ、信用を失って部数が急落しているといえる。 これまで、メディアが紙媒体しかなかったときは、そこからしか情報が得られないので、多くの人が買っていたが、ウェブメディアが発達し玉石混交とはいえ、正確な情報が得られるようになると途端に部数が低迷するようになった。 先日、こんなエントリーがあった。 うっかりトレンドの服を買ったら、1年後に「ダサい」と全否定されますよ http://t-f-n.blogspot.jp/2017/07/fashion-trend.html どういう内容かというと、チェックシャツ+ボーイフレンドジーンズの「ゆるカジ」を某女性ファッション誌が全否定していたというものである。 スキニー
5月 10 かつての大手アパレルの理想を実現したのはユニクロだった Tweet カテゴリ 考察 ユニクロ 苦戦を強いられているアパレルショップは多い。 基本的にオーバーストアで、供給量が需要を上回っているので売れにくい。 また、低価格品の見た目が良くなったことから、単なるデザイン勝負では高価格ブランドは売れにくくなった。 さらにネット通販市場の拡大で、実店舗の売上高がさらに減る傾向にある。 この傾向が進むとアメリカのように大規模閉店ラッシュとなるが、いずれ日本もそれに近い状態になると考えられる、 その一方で、少数ながら売れているショップもある。 不振アパレルの中にも好調店舗もある。 苦戦店舗の中にあって、確実に「売る」販売員もいる。 いろいろとシステムだ、コーディネイト提案だ、トレンド先取りだ、などと言われてきたが、結局のところ、現在売れている店舗は多くの場合、「人」に客が
4月 24 レナウンの低価格ブランド計画は「隣の芝生」が青く見えただけでは? Tweet カテゴリ 企業研究 また今年も月に何度かのファッション専門学校での講義が始まったのだが、若い人たちとの業界認識の差に驚かされる。 何かの話の拍子にレナウンという企業を取り上げたのだが、10人くらいの新1年生は全員、レナウンという社名を知らなかった。また2年生もレナウンという企業名を知らなかった。 身の回りの少人数に対する調査なので「若者全体」に敷衍することは難しいが、レナウンという企業は、年配層やレナウン社員が思っている以上に、若者への認知度は低い。 今回も「若者は不勉強」という老害の批判は相手にしない。 なぜなら、業界人でもない若い人が勉強するのは興味を持つ事柄に限られていて当たり前だからだ。 少なくとも彼らの生活においてレナウンはこれまで、まったくかかわりがなかったということだし、下手を
4月 21 カネもアイデアも知名度もない企業はEコマースでも売れない Tweet カテゴリ ネット通販 考察 実店舗での洋服販売不振を受けて、猫も杓子も「EC強化」を打ち出しており、あんまり詳しくなさそうなコンサルと称する人は安易に「EC強化」「ネットショップ」を勧めてくる。 本当に最近の猫と杓子は「EC強化」か「大草直子」かである。 アメリカでは大量の実店舗閉鎖、商業施設閉鎖が相次ぎ、その要因はECの拡大だとされており、日本でも何年か後にはそれに類した(完全に同じではない)動きが見られるようになると考えられる。 業界のおじさんたちもすっかりその気で「EC強化」とか「ネットで売ったら何とかなる」なんて極めてイージーに考えている人が増えた。 もちろん、中には「今のご時世でネットの売上高がポンポン増えるとは思えないが、とりあえずやるだけやる」という、まともなおじさんも相当数いるのだが、
4月 19 安く仕入れて高く売るのが商売の基本 Tweet カテゴリ 考察 商売の基本的ルールは「安く仕入れて高く売る」である。 これは全世界・全業種共通のルールである。 出来るだけ安く仕入れて(作って)、出来るだけ高く売ることが利益を最大化するコツであることも常識といえる。 ブックオフが買い取り価格と売価の差で批判されているが、基本ルールに則っているだけである。 しかし、ブックオフが「価値なし」と判断して0円で引き取った商品を、安値で販売していることが周知されてしまっているため、心情的に消費者が納得できないのである。 消費者の論理でいうと、「価値無しと判断した商品を販売するということはどうなんだ?価値のない物を売るのか?」ということになる。 このあたりは、今後、ブックオフが自社のルールを修正して対応すべきだろうが、「10円で引き取った物を500円で売るのはけしからん」という意
4月 17 生徒数の減少が続くファッション専門学校 Tweet カテゴリ ファッション専門学校 先日、あるファッション専門学校の校長と話す機会があった。 その校長によると、今年4月に大阪市内のファッション専門学校に入学した生徒総数は1000人を割り込んで900人台だったという。 この数字が正確かどうかは分からないが、全国のファッション専門学校に通う生徒総数が12000人くらいといわれているから、大きくは間違っていないと考えられる。 大阪市内の学校法人のファッション専門学校は上田安子服飾専門学校、大阪文化服装学院が2強で、大阪モード学園がそれに続き、その次にマロニエファッションデザイン専門学校が続く。 この校長によると、この4校でおよそ800人くらいの入学者があったというから、のこり150人強をその他の学校で分け合ったということになる。 当然、その他の学校の入学者数は少ない。 各
4月 10 若手デザイナーは大手セレクトショップや百貨店との取引を志向すべきではない Tweet カテゴリ デザイナー 昔は若手デザイナーと知り合う機会が多かった。 90年代後半は独立系デザイナーブームがあったから独立するデザイナーが多かった。 独立したデザイナーはだいたい同年輩か少し年上だったから、いろいろと話を聞いた。 オッサンになるとあまり知り合う機会がないし、こちらもあまり独立系デザイナーに興味がないから積極的に取材はしない。 それでもたまに知り合うこともある。 今、知り合うデザイナーたちは自分よりもはるかに年下で、中には自分の息子とさほど年齢の変わらない人もいる。(笑) ビジネス的に上手く行っているデザイナーもいるが、大半以上の若手デザイナーは窮乏している。 40代前後のデザイナーでも上手くいっていない人が多いという感触がある。 さて、そんな中、先日、ある若手デザ
3月 31 業界では「当たり前」のことでも世間では知られていない Tweet カテゴリ 販促 考察 卸売り型の衣料品メーカーは、小売店を招いて展示会を開催する。 小売り店はここで仕入れる商品を発注する。 展示会開催サイクルとしては、従来だと半年前であり、2017年秋冬商品なら、まさに今が開催時期である。 2月から4月末ごろまでが秋冬向け展示会の開催時期で、数多くのブランドがこの時期に開催する。 だから9月から11月ごろは来春夏向け商品の展示会が開催され、古くは春秋の年2回での開催が標準だった。 しかし、90年代後半ごろから店頭での売れ行き状況にクイックに対応する目的から、店頭投入の2カ月前、3か月前に展示会を開催するメーカーが増えた。 この場合は、だいたい年間に3回から5回展示会を開催する。 衣料品業界の人間からすると、投入2カ月前の展示会なんて製造のリードタイムが短すぎて、
3月 24 リストラ時には、優秀な人から辞める・優良なブランドから売れる Tweet カテゴリ 企業研究 瀧定大阪がスタニングルアーをジャパンイマジネーションに売却した。 瀧定大阪は赤字続きのブランド事業の縮小を発表したが、その中にあって、スタニングルアーは優良なブランドだった。売却額は公表されていない。 おそらくスタニングルアーなら欲しいという企業はほかにもあったのではないかと思う。 企業でリストラが行われると優秀な人から先に辞めていくが、それと同じで優良なブランドほど早く引き取り手が見つかるものである。 ジャパンイマジネ、スタニングルアー譲り受け https://senken.co.jp/posts/STUNNING-LURE-Japan%20imagination セシルマクビーなどを展開するジャパンイマジネーションならスタニングルアーとのシナジー効果はあると考えられるか
3月 21 商業施設・ブランド店単体ではエリアは変えられない Tweet カテゴリ 考察 大阪・京橋の京阪モールが14年ぶりに改装オープンしたらしい。 らしいというのは、報道で読んだだけなので、伝聞系にしている。 京橋という地名は東京にもあるが、大阪の京橋は、JR大阪環状線と京阪電鉄のターミナル駅の一つで、大阪においては乗降客数はそれなりに多い。 しかし、買い物をするエリアかといわれると、極めて疑問である。 京阪モールは長らく京橋に存続し続けてきた商業施設であり、関西圏ならそれなりに知名度はあるが、愛用しているという人はあまり出くわしたことがない。 個人的には京橋には年に何度か出向くことがあるが、京阪モールに立ち寄ったことはもう10年近くない。 京橋は乗り換えて通過するか、駅周辺の猥雑な安い居酒屋に行くか、のどちらかしか利用しない。 おそらくは多くの人が同じ利用の仕方なのでは
3月 16 百貨店がニトリに助けられる時代 Tweet カテゴリ 考察 百貨店 家具インテリアにはほとんど興味がなく、必要に迫られて国道沿いのニトリや家電量販店の家具売り場を物色して必要最小限の商品を買うくらいだ。 だから、大型家具はもう10年以上何も買っていないし、今後もよほど不具合が出ないと買い替える予定もない。 捨てるのにもお金が必要だし。 今、新しく買いたいのは扇風機で、15年くらい使ってきた扇風機がついに昨年夏に動かなくなってしまった。 別にダイソンの羽のない扇風機なんて欲しくなくて、オーソドックスな5000円くらいまでの扇風機が欲しい。 それをまた15年くらい使うつもりだ。(家具ではなく家電だが) まあ、そんな人間なのでニトリやイケアが人気がある理由がわからない。 売れる理由はわかるのだが、そんなに年に何度も家具店で買い物をする人が多数いる理由がわからない。 家
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『南充浩 オフィシャルブログ』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く