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news.yahoo.co.jp/byline/kojimakeiko
今年7月、40歳を過ぎてから発達障害の一つであるADHD(注意欠如多動症)と診断されたことをウェブのエッセイで公表しました。公表後には様々な反響があり、中にはそんな発想があるのか!と考えさせられる意見もありました。発達障害と向き合うと「ここからは障害です、なんてハッキリした線引きはできないよなあ。みんなそれぞれに凸凹はあるし・・・そもそも普通ってなんだろう?」という疑問が湧いてきます。やがて、自分なりの答えが見えてきました。 部屋の中にもカメラが入って 先月放送されたNHK「発達障害って何だろうスペシャル」に軽度のADHD(注意欠如多動症)を持つ当事者として出演しました(12月28日に再放送予定)。今年7月にwebのエッセイでも書いたのですが、私の場合は多くの困りごとは頭の中で起きています。 番組では、部屋にカメラを設置して撮影した映像や、家族が撮影した普段の様子も流れましたが、気が散りや
先日、 日本で働く外国人労働者の問題を考えるシンポジウムを聴いてきました。どうしたって少子化を止めることができない日本では、外国人を受け入れるしか生き残る道はないようで、今やコンビニ業界は、外国人労働者を選ぶ立場ではなく、彼らに選ばれるための努力をしているのだとか。 労働力としてだけでなく、同じ社会に長く暮らす仲間として彼らをどのように受け入れるべきなのか、どんな制度が必要かを議論する壇上を眺めながら、私はずっとモヤモヤしていました。そこにいる人はみんな、自分が ”受け入れる側” であることに疑いがないようだったから。 せっかくなら、実際に日本のコンビニで働いている外国人留学生の話も聞きたかったな。一人一人、違う人生を背負ってここに来ている彼らの声を、生で聞きたいから。 移住して知ったマイノリティの孤独 私は5年前に、子供達の教育のためにオーストラリアのパースに引っ越しました。夫が仕事を辞
自分が男と女のハイブリッドだと知ったのは、夫が仕事を辞めてからでした。 彼の人生の選択を尊重したいと思ったのに、やがてこんな思いが胸に湧き上がってきたのです。 「男なのに仕事を辞めるなんて」 「なんで女の私が大黒柱をしなくちゃならないの?」 自分は人を年収や肩書きで計ったりしない人間だと思っていたのに、こんなに典型的な「男のくせに」「女なのに」に囚われていたなんて! 20年以上、男性と対等に働いてきた自負はあったけど、自分がいつの間にかマッチョな価値観を内在化させていたことには無自覚だったのです。男社会で生き延びるために、女性というマイノリティであることを逆手にとって少数者の特権とするべく、戦略的に自己プロデュースしてきたつもりでした。けどそれは単なる過剰適応だったんですね。そうとしかサバイブできない女の哀しみが骨の髄まで沁み通っている汚れちまったあたしが、まるで仕返しみたいに、まんま男社
国連「UNウィメン」親善大使の女優、エマ・ワトソンさん。『ヴァニティ・フェア』誌の撮影でセクシーな服を着た彼女を「悪いフェミニスト、偽善者」と批判する声に対して「フェミニズムの本質は、女性に選択肢を与えること」と反論しました 。そう、着たい服を着ればいいのです。 「女らしさ」の押し付けに憤る人たちが、女性の権利について勇敢に語る女性に、紋切り型の「フェミニストらしさ」を押し付けてしまうのは、残念な事です。 ところで、男性はどうでしょうか。デパートのメンズ服売り場に行けばわかりますが、彼らは女性よりもはるかに選択肢が少ないですよね。女性はスカートもパンツも穿けますが、男性がスカートを穿くと「女装」と言われます。 男性にも、いろんな服を着たいと思う人はいるでしょう。なのに、「男なら、スカートを穿きたくないはずだ。穿きたいと思うのは、”普通”じゃない」と言われてしまうのです。 エマ・ワトソンさん
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