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都知事選
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「Jリーグの開幕戦に行きたいと思っているんです」 横浜F・マリノスや柏レイソルなどで韓国語の通訳を務めてきた高橋建登のもとに、一本のメールが届いた。 送り主はユ・サンチョル(柳想鐵)。韓国代表で通算122キャップを誇る韓国のレジェンドで、計4シーズン在籍したF・マリノスでは2003、2004年のJリーグ2連覇に貢献している。引退してからは指導者に転身。2019年5月から韓国1部・仁川ユナイテッドの監督に就任した。しかし体調に異変があったことで精密検査を受けた結果、すい臓がんのステージ4であることを11月にクラブの公式サイトで公表。1部残留のミッションを成し遂げ、がん治療に専念している。 高橋はピンと来た。F・マリノスのファンに、挨拶がしたいのだろう、と。 始まりは昨年11月23日の松本山雅戦だった。スタンドに病気と戦うユ・サンチョルを励ます横断幕が掲げられた。韓国で開催されたE-1選手権で
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ベテランGK榎本哲也は2016年シーズン、レギュラーとしてチームの堅守を支えた(写真:長田洋平/アフロスポーツ) 普通なら、あり得ない移籍である。 横浜F・マリノスの正GKが、浦和レッズの控えGKへ。しかも小学1年から下部組織に所属して以降27年間にわたって横浜一筋で在籍したベテランが、である。 1月7日に発表されたリリースには榎本のコメントが記されていた。 「F・マリノスでユニフォームを脱ぐことが、自分の夢であり、家族の願いでしたが、プロのサッカー選手としてやり切り、やり尽くしてから引退したいという思いからF・マリノスを離れるという決断をしました」 横浜でやり切りたかった、やり尽くしたかった。だがその「夢」「願い」を、かなえることはできなかった。 フロントの体制が変わった昨年の春。 シーズン当初はサブGKでリーグ戦の出場がなく、2016年シーズン限りで契約が切れる榎本にはクラブから契約非
来季年俸で50%減を提示された中澤。来季も横浜で彼の勇姿を見ることができるのか。(写真:田村翔/アフロスポーツ) 38歳のセンターバックはチームで唯一、リーグ戦全試合に出場。 それも3年連続のフルタイム出場。 昨季ゼロだったイエローカードもわずか一枚だけ。 チーム失点数は38で18チーム中5番目に少ない(昨季は32で2番目)。 これだけの数字である。個人的に思うのは、チームの年間順位が昨季の7位から10位に後退したとはいっても、今季年俸1億円から来季年俸が50%ダウンの5000万円(※金額は推定)となる理由にはあたらないだろう。 もうひとつ、考慮しなければならないことがある。 中澤佑二は、横浜F・マリノスの功労者であること。 2002年に東京ヴェルディから移籍して以来、15年間にわたって最終ラインで体を張ってきた。03、04年のリーグ2連覇に大きく貢献し、2004年にはリーグMVPを獲得し
右目の手術を受けた田中隼磨。自らの意思で会見を開き、自分の口で病状を報告した(写真:YUTAKA/アフロスポーツ) 田中隼磨は突然、ピッチから姿を消した。 開幕から6月4日のギラヴァンツ北九州戦まですべてフル出場していたのに、中3日で迎えた8日のコンサドーレ札幌戦、何の前触れもなくベンチからも外れた。 熱烈なサポーターの大声援を背に疾走する魂の背番号3。松本山雅のいつもの光景が、日常ではなくなった。 6月9日、クラブのホームページに「田中隼磨選手負傷・手術について」の情報がアップされていた。 診断結果は右眼裂孔原性網膜剥離。全治は「未定」と記されてあった。以降、彼に対する新しい情報がなかなか更新されなかった。 LINEにメッセージを残してしばらく経ってから電話が鳴った。田中からだった。横浜市内の病院を退院したという報告だった。 わずかな時間ながら、話をすることができた。 手術までの経緯、手
心にずっと引っかかっていた。 2015年10月31日、埼玉スタジアム2002。 ヤマザキナビスコカップは鹿島アントラーズがガンバ大阪を破り、優勝を果たした。両チームがスタンドで記念メダルを授与される前、先にこの試合の審判団がメダルを首にかけられていた。筆者はこの光景を何気なく見ていたのだが、メダルを手にした家本政明主審が観客席に向けて手を振っていた。 選手がファンや知人にするのはよくある話だとしても、レフェリーの行為としてはちょっと珍しい。勝者もいれば敗者もいるのだから、周囲への配慮を考えて淡々と受け取る場合がほとんどだと思う。 筆者は以前、家本主審を追ったことがある。 08年2月、鹿島とサンフレッチェ広島が戦ったゼロックススーパーカップ。警告11枚、退場者3人を出したゲームは試合後、怒声と罵声が審判団に降り注いでいた。淡々と厳格なレフェリングを務めようとした家本に対し、試合をコントロール
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