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ノーベル賞
news.yahoo.co.jp/byline/yanagiharamika
そのメールが私のもとに届いたのは、2022年12月15日のことでした。 『突然のメールにて失礼いたします。本日、第一回公判期日でした。加害者とは保釈後、一切接触がありませんので、今日は反省と謝罪の言葉くらい聞けるのかと思っていたのですが、信じられないことに、供述の内容を完全に変えてきました。どうか、私の話を聞いていただけないでしょうか』 差出人は埼玉県に住む星野亜季さん(35)。初公判の3か月前、センターラインオーバーのトラックによる正面衝突で、お父さんを亡くされた遺族です。 同乗していたお母さんも脳挫傷の重体で一時意識不明の重体となり、命は取り留めたものの、今も退院の目処は立っておらず、どのような後遺症が残るのかわからないと言います。 私はその日のうちに亜季さんと連絡を取り合い、直接お話を伺いました。 彼女は堰を切ったように、こう訴えました。 「加害者は事故直後、警察での取り調べで、『こ
まず最初に、以下の動画をご覧ください。 2015年、大阪・アメリカ村で起こった飲酒・逆走死亡事故。 娘の恵果さん(当時24)が犠牲となった事故現場でお話をしてくださったのは、母親の河本友紀さんです。 加害者は当時25歳の女でした。多量の酒を飲んでハンドルを握り、一方通行を逆走、自転車に乗っていた恵果さんをはねたのです。 この事故の裁判は、複雑な経過を辿りました。 当初「過失運転致死罪」で起訴されたことに納得できなかった母親の友紀さんは、「危険運転致死罪」への訴因変更を求めました。それを認めた裁判所は補充捜査も指示。しかし、下された判決は「危険運転」はなく「過失」で、懲役3年6月(360日の未決勾留を含む)でした。 河本さんは事故から8年経つ今も、この事故が「危険運転」ではなく「過失」として裁かれたことによって、その後の裁判に悪い影響を与えているのではないかと、苦しい思いを抱き続けていると言
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