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うつや内臓疾患も対象 年200万円強支給も 障害年金の受給者は増加傾向で、現在200万人強 外形的なケガだけではなくうつや内臓疾患も対象 障害年金には、国民年金に入っているともらえる「障害基礎年金」、厚生年金に入っているともらえる「障害厚生年金」があり、「年に200万円を超えることもある」にもかかわらず、「障害年金の対象になると知らずに申請しない人も多い」とのこと。 申請の時効は5年。 「障害厚生年金」は、「厚生年金の加入時に初診日」があることが受給条件にあるそうです。体調問題もあって早期リタイアを考えている人は、押さえておきたいですね。 この問題、社労士さんのヘルプが必要です。記事では、「障害年金支援ネットワーク」というNPO法人を紹介していますが、勤め先のEAPとか、リストラを食らった場合に紹介される再就職支援会社でも相談に乗ってくれることがあるようです。 社会保障を使いこなすことが、
記事は、 最近は、経営危機でもないのにリストラする会社が増えている。株主からの提案も要因のようだ。 しがみつくべきだという意見が多いが、転職してうまくいく例も増えているようだ。 みたいな話ですが、5年前、経営危機でもないのに早期退職勧奨を受けて、仙人生活に突入したものとしての実感は、 世の中甘くない。 早期退職は、老後設計と一緒。自分ごとで考えなければいけません。 仙人生活に入れる算段がある。 行き先がすでに決まっている。 このどちらか以外は、今の会社にしがみつくべきです。 シニアの転職はギャンブル 「転職活動を始めて半年以内で7割の人が再就職している」ということは、3割は再就職していないということ。「6ヶ月で78%の方が、納得度の高い再就職」はもちろん再就職支援会社のセールストーク。本当の満足度は、再就職後、1年以上経たないとわかりませんし、再就職支援会社にはそんなところまでフォローする
私は、シニアになってもリスク資産を持ち続けるべきだと考える人ですけれど、持つのが難しい人もいると感じています。 60歳になってリスク資産を持ちづらい人 60歳になってリスク資産持ちづらい人というのは、ずばり、 それまでリスク資産をあんまり持ったことのない人 です。 理由は、たとえば、 運用経験がないので、運用の知識がない。下手に他人に頼ればカモになる。 収入がある時代にリスク許容度がゼロというのは、耐性が低い可能性大。 などです。 同じリスク資産1000万円でも暴落の時の感じ方が違う あと、同じ1000万円のリスク資産でも、地道に資産形成して作った人と、60歳で退職金をもらって、ポンと1000万円リスク資産に突っ込もうかという人では、表面上のリスク許容度は同じでも、暴落の時の感じ方が違うと考えられることです。 リスク資産を長年にわたって積み上げてきた人の場合、たぶん、かなり含み益を持った資
日経さんです。金融庁さんからすらダメ出しをくらった毎月分配型に改良型が出てきているようです。不屈の闘志を感じます。 分配型投信、シニア向けに新型続々 隔月支払い主流 新型の信託報酬率は? 分配金の出し方を工夫しているそうです。モーニングスターさんでは、定率取り崩し型が出てきているという記事もちょうど出てきています。 分配金のあり方が変化?定率分配型ファンドの特徴と共通点を探る 日経さんとモーニングスターさんの記事に共通するのは、取りあげたファンドの信託報酬率が書かれていないと言うことです。なぜだろう(^^;)。ということで、この2つの記事に登場するファンドの信託報酬率(税込)をざざざっと並べてみます。 野村 ターゲットインカムファンド 1.00% ライフ・ジャーニー 1.94% SBI世界高配当株プレミアムファンド 1.47% 人生100年時代・世界分散F 1.59% わたしの未来設計 0
会社を利益の根源とするなら、庶民のところへお金がどう流れてくるかというと、私が思うに、次の4つがあります。 (1)会社 → 労働者への賃金 (2)会社 → 国へ税金 → 労働者の誰か (3)会社 → 株主へ配当ないしは株式価値として還元 (4)じぶんで会社を経営 で、 (1)を基本として、(3)で取り返そう。 (2)は、もらえるものは、もらっておこう。 (4)は、会社とまではいかなくても、自由業くらいやってみよう。 というのが、最近の私の基本的スタンスです。 国家による再分配ではなく自分で分配を取りに行く 「普通の人のための普通の投資」の普及を願っている私ですが、何というか、あいもかわらず道は険しい感じです。その険しいなと思う要因のひとつが、たとえば、多くの人が、どうも(2)に執着しがちなことです。 会社は儲けすぎだ。 しかも、ため込んでいる。 税金が少なすぎるに違いない もっと、税金を払
米国金利のエントリーを上げたのもつかの間、ふと気が付けば、いつか来た道。今年は、既に、急落エントリーを書いていますが、いい機会なのでアップデートしておきます。 急落が気になったら読むエントリー 2018 はじめに 急落が気になったら読む本 もしよろしかったら、こんな時、拙著、「第5章 暴落を利益に変えるシンプルなリスク管理法」をお読みください。「暴落」に対する庶民投資家としての心構えだけを書いた本は、あまりないと思われます。 以上、宣伝でした。さて、今回は、ピックアップエントリーから、私なりの教訓だけ抜き書きしておきます。 ピックアップ1 株価急落 2011/8 ポートフォリオの「比率」をチェックする。(金額ではない) 十分なキャッシュポジションを持つ。 ピックアップ2 相場が急落したときには 2016/1 何もしないのも極意の一つ。 ピックアップ3 スポット投資をすべきか?しないべきか?
GPIFのホームページがリニューアル。ということで、いくつか気になるコンテンツをたまには見てみます。 GPIFは、公式 #ホームページ をリニューアルしました。国民のみなさまに向けて、年金積立金の運用に関する分かりやすい情報提供に努めてまいります。https://t.co/Pxto4eNs1t pic.twitter.com/Mmi6SpOkzB — GPIF (@gpiftweets) 2018年8月31日 「世代間扶養」における意義 「世代間扶養」における意義というコンテンツです。 年金というのは、貯蓄ではなく、仕送りを社会全体でやっちゃおうという制度です。貯蓄ではないんですね。同じ年金と名の付く、確定拠出年金とか、企業年金は、貯蓄性の資産ですからややこしいですよね。 年金積立金は年金財政の1割 年金積立金は年金財政の1割というコンテンツです。 現時点では、9割が、保険料と国庫負担で賄
私の株式クラスの資産配分は、日本株が半分くらいです。以前、下記エントリーでは、テクニカルな側面、最小分散指向で半分にしたという話を書きましたが、もうひとつ理由があります。書こうと思ってすっかり忘れてました(^^;)。 私は、日本株と外国株の比率をどうやって決めたか? 私が日本株の株式クラスに占める比率を半分くらいにしているもうひとつの理由。それは、けっこう、ベタですが、 日本にも育って欲しいから です。 私が、投資を始めた2000年頃は、まずは、日本株の個別株。日本比率100%でした。これは、リテラシーの欠如によるもので、ネット証券に並ぶ商品を見ていて、すぐ、世界分散の重要性に目覚めた私は、徐々に日本株の比率を下げていきました。 そして、インデックス投資家的思考の常として、時価総額型の考えで行こうと思うようになり、一時は、8割は外国株でいいか、と思うようになったのです。とは言え、一気に増や
はじめに 本記事では、リタイア後の資金計画について、いくつかの視点を提供してくださっています。 資産形成比率 目標代替率 退職後生活年数 さて、本エントリーでは、アーリーリタイア後の私の場合、これらが、どうだったかについて、ちょっと書いてみたいと思います。 私の場合 (1)資産形成比率 正直、生涯トータルでは、よくわからない。 アラフォーくらいまでは、持ち家、ローンの繰上返済などで、作ったお金は使ってしまったので、資産形成比率はトータル0%と言えなくもない。 リタイアのための資産形成は、40代以降だが、子どもの教育費がかさむ時期や、さらにローンの繰上返済があったので、形成率は、ばらついた。 (2)目標代替率 全体では、たぶん40%程度。ベーシックコストだけを見ると、100% 記事では70〜85%。という研究結果があるらしいが、私の場合は違った。 早期退職直前は、ちょうど、ローンや教育費、仕
企業型 確定拠出年金の商品もついにレベルアップか ここに、さりげなく、すごいことが書いてあります。 現在利用している商品が除外される可能性が高いのは、iDeCoよりも、むしろ企業型のほうです。実は、今まで公表されていなかった企業型の提示商品一覧が2019年7月1日には各金融機関のホームページに公表されることになったため、同じ投資対象・同じ運用手法であるにもかかわらず、高い手数料や明らかに劣る運用成績・利回りの商品をラインナップしている企業については、商品の見直しが促されるのは必至だと思います。 なんと、来年、2019年7月1日には 企業型の提示商品一覧が各金融機関のホームページに公表される のです。早い話、非常に残念な商品を並べているDCは、白日の下にさらされるわけです。 もちろん、そのまま、非常に残念な商品を並べたまま公開するということもできます。しかし、その場合、その金融機関に石つぶて
「普通の人が、インデックス投資をするべき最大の目的は、金融リテラシーを身に付けることである」というのが持論の私ですが、今回は、そう思う理由について、少し書いてみようと思います。 金融リテラシーがお金を増やす? 私は、 金融リテラシー>>(インデックス投資含む)投資技術 と考えています。これは、実感です。 圧倒的に大きいのは、収入。次に、住宅や車などの高額支出。そして、教育費、保険といったあたり。このあたりのこととの付き合い方が、「お金を増やすこと」に大きな影響を与えます。 自分のケースで考えるしかない 金融リテラシーは、大きく二つに分けられます。一般的な話と個別事情です。そして、 個別事情>>一般論 だと、私は、思うのです。 一般論となると、たとえば、「仕事をガンバレ」「長く働け」とか、昨今の主流である「保険に入るべきではない」や「持ち家はすべきではない」ですとか「住宅ローンは繰上返済がお
前回のエントリー(ポートフォリオ決定の基本2ステップ)は、リスク資産の比率を考えることが重要という話でしたが、決定プロセスの説明のところが言葉だけだとわかりづらいので、図にしてみました。 ポートフォリオ決定の説明の図 こんな図です(クリックすると大きくなります↓) 上記は、現代ポートフォリオ理論で良く出てくる図を、久しぶりにタロットさんのツールを使って、私が描いてみた物です。縦軸がリターン、横軸がリスクです。「水色の雲」みたいなところが、ツールがランダムに生成した組合せ(1000パターンあります)をプロットした集合です。 国内株式、先進国株式、新興国株式を組み合わせたポートフォリオです。条件は、私が、えいっと、適当に決めただけですが、だいたいのイメージとしては合っていると思います。で、 (1)無リスク資産のリスクリターン点から、(2)選んだポートフォリオの点に(3)線を引く (4)無リスク
久しぶりにダウ平均の長期推移です。この長期推移は長期投資をする上での心構えを教えてくれます。毎年エントリーを上げていたのですが、すみません、去年忘れました。2018/7アップデートです。前回のエントリーはこちら↓ 1928-2016 ダウ平均 の長期推移 1928-2018 ダウ平均 の長期推移 まずは、加工無しの長期のデータです。 この世の終わりは近いのではないかと思わせる急カーブですが、見方が悪いわけで、縦軸を対数にして絶対値ではなく倍率で見てみます。(ご参考エントリー:複利の力を直線化する) 長期上昇していることがわかります。100年前の大恐慌をのぞぐと、ブラックマンデー(1987年)もリーマンショック(2008年)も歴史の1ページです。しかし、これに補助線を付けると、また、ちょっと違った見え方になります。 最強に見える米国株もGood times & Bad times。上昇期と停
長期にわたって運用される投資信託 モーニングスターさんは、以下のように指摘しています。 長期にわたって運用されるかを見極めることがますます重要 これは、まさしく、その通りなのですが、「長期にわたって運用されるかを見極めること」は、これまでの投資信託事情を鑑みるに、 ほとんど無理 です。 拙著でも、この点は、つい、力を込めて書いています。 モーニングスターさんの調べによると、「2015年12月末時点で運用されていた5,047ファンド中、2018年5月末までに繰上償還したファンド」が309 本もあったのです。たった3年足らずのうちにですよ。これが、10年、20年、30年と続けば、加速度的に減って行くことが目に浮かびますが、どれが生き残るかを言い当てるのは難しそうです。 次善の策が必要 ですので、次善の策が必要となります。それは、たとえば、今ならこれです。 つみたてNISA対象ファンドにしておく
復習 アーリーリタイアは普通の人生の選択肢ではない。 この記事は、計算して見るにアーリーリタイアは難しいという結論になっていますが、アーリーリタイア(セミリタイア)した人から見ると、「アーリーリタイアできない理由」ではなく、「アーリーリタイアするためのアイデア集」に読み取れます。 まず、最初に復習しておきたいのは、サラリーマンにとってのアーリーリタイアとは、 普通の人生の選択肢ではない。 ということです。 普通の発想ではダメです。資金の調達にせよ、アーリーリタイア後の歩み方にせよ、どこか普通ではないところが必要なのです。(ちなみに、私は、極めて常識的な人間です。しかし、発想能力や行動パターンが、微妙に普通ではないんです(笑)。アーリーリタイアして確信しました。) なので、どこまでも普通の人生を求めるのなら、冒頭の記事のように、アーリーリタイアは難しいという結論にしかなりませんし、論者として
世代を超えたお話 印象的だったのは、岡本さんのお話が、つみっぷ2018に集まる若い世代にすごく響いていたことです。長期投資ですから、世代間でギャップがあってはおかしいわけですが、まさに、変わらない何かがあるという感じでした。 お話は非常に多岐に渡っていました。 遊びの時代 私として印象に残ったのは、 最大限努力をして、その結果として退職をした時に持っている資金で幸福感を最大化できるような生き方をするしか、仕方がない と言う言葉です。以前書いた「アーリーリタイアと老後の生活費に関する感覚」という拙エントリーにも通ずるものがあり、大いに共感し、講話の後、思わず、岡本さんに感動した旨、お伝えしに行ってしまいました。 また、人生は大きく「学びの時代」「働きの時代」「遊びの時代」の3つのステージに渡っているというお話がありました。遊びといってもホントに散財して遊んでいるわけではありません。 自分が一
リタイア後を支える3つのお金 安井さんからは、拙著のたくさんの箇所にご感想をいただいたのですが、やはり、ここ。 金融機関が煽るほどリタイア後にはお金もいらない 日本の充実した年金制度を考えれば、そんなにたくさんのお金をリスクにさらして運用する必要はない リタイア世代である安井さんにもご賛同いただけると心強いです。 リタイア後に必要なお金は、次の3つで支えられます。 年金 退職金(含む企業年金) 資産形成 で、日本の社会システムの場合、「年金」と「退職金」が、けっこう大きいわけです。それだけ、働いているときにいっぱい納付していると言うことでもあります。 退職金も、本来、働いているときに支払われるはずだった報酬の一部分を会社が留保しておいて、退職時にまとめて払い出す仕掛けです。一時金としてもらえば「退職金」、分割してもらえば「企業年金」です。「退職金」であれば、退職所得控除が受けられ、「企業年
なんと、私の本が出ることになりました。ぱる出版さんから、6/1発売予定です。本のタイトルは、「世界一ラクなお金の増やし方 #インデックス投資始めました」です。 どんな内容か この本は、次のような目標を持って執筆しました。本を読んだ人が、 まずは「つみたてNISA」で「つみたて投資」を始めたくなる。 「つみたて投資」を続けたくなる。 「つみたて投資」を卒業して取り崩すようになっても投資を続けたくなる。 この3点について、実体験に基づく現実的な方法論をいっぱい書いてみました。たとえば、普通の人が戸惑いがちなリスクの問題について、けっこうフォーカスしてみたりとか。3番目は、まさにリタイアしちゃった私の視点でもあります。 インデックス投資に特化した内容ですが、他の投資法にも相通ずるところがたくさんある話が多くなったかも、というのが私の感想。投資未経験者のみならず誰もが、つい考えてしまう率直な問題
私としては、つみたてNISAでは株式オンリーで良いと考えていて、バランスファンドはオススメしていません。理由は明快。年40万円という限られた投資枠の中で長期の節税を考えるなら、期待リターンの高い分散投資先にするべきだからです。でもバランスファンドがダメとも言い切れません。二つほど大丈夫な場合を考えて見ました。 その1 バランスファンドしか買っていない場合 そもそも、バランスファンドしか買っておらず、なおかつ、投資は資産形成の一手段と割り切っていて「これ一本」で行くという固い決意をお持ちの方です。 たとえば、こんなファンド。 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 私の妻はこのパターンです。 その2 株式クラスしかないバランスファンドの場合 もうひとつは、株式クラスだけのバランスファンド。たとえばこちらです。 eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
将来が心配、来たるべき日のためにある程度の資産は必要。いや、手っ取り早くお金が欲しい。ならば、投資で資産形成くらいやっとくべき。そう考えて投資を始めようとされている方も多いと思います。これは、もちろん正しいのですが、今や、資産活用期に入った私が気が付いたことがあります。 それは、普通の人が、投資による資産形成を始めるべき重要な理由が、 リタイア後の資産運用術を修得するため であることです。 そして、もうひとつ。資産活用期に必要な安定的な資産運用術の修得には、 10年はかかる のです。個人差ありますが、実感です。 この術の構成要素の99%は、「何があろうと保有し続け適度に使うこと」ということで、門外不出、一子相伝の巻物があるわけでもなく、超カンタンなんです。ところが、人間には「気の迷い」という愛すべき特徴があり、暴落に耐える能力を実践したり、儲けたいという煩悩を撃ち払うのに10年くらいはかか
「人脈作り」に感じるちょっとした違和感 これには,ちょっと違和感を感じることが、あります。 それはですね。 人脈作りって言葉が、仕事っぽい からです。 私が、アーリーリタイアしても、なんとか楽しくやれている理由のひとつに、社外のコミュニティ活動があったのですが、やはり、ここでもそういう「仕事オーラ」を感じることがたまにあります。目的が、そのコミュニティで活動することそのものではなく、それこそ「人脈作り」に象徴されるある種の義務感を持ったものにも見えちゃったりするんです。 リタイア後を考えて社外の活動をするなら (アーリー)リタイア後を考えた社外の活動をするときの心構えとしては、 単純に楽しいからやる、やり続ける これに尽きると私は思います。 そもそも、楽しくないと活動が長続きしません。実は、長期投資もそうなのかもしれません。「楽しい」ということは大切です。 アーリーリタイアに限らず、リタイ
さて、どんどん安くなるeMAXIS Slimリーズの信託報酬です。昨日は、SMTの話をしたので、本日は、eMAXISネタで、ちょっと整理してみようと思います。 eMAXIS Slim 信託報酬(2018/2/27時点) こちらの図を引っ張ってきました。どれも安いですよね。 やはりすごいのが先進国株式。0.1095%(税抜)って、世界のVT級です。 あと、ついでに、少なからず矛盾を感じてしまうのが、先進国債券のみならず、国内株式や国内債券よりも先進国株式の信託報酬率の方が低くなってしまったこと。単に他社最低水準追従機能(別名ターミネーター機能)を働かせるだけではなく、シリーズ全体としてバランスを取ってほしいですよね。それにしても、もうここまで来ると、要望も棒読み状態です。 Slim シリーズ 品揃え拡充中 Slimシリーズは、今後も拡充の方向のようです。アウターガイさんの記事のEDINET情
私の数少ないLINEスタンプの中に使いたいが使えないというスタンプがあります。それが、「一生遊んで暮らしたい」というスタンプ。(画像を貼るのは権利問題を考えやめておきます。こちらから探してみてください。) 「一生遊んで暮らしている感」がなぜかない さて、アーリーリタイアしたんだから、「一生遊んで暮らしたい」は、とうに実現できているんじゃないの?と思われるかもしれません。それを夢見て、アーリーリタイアを目指している方もいらっしゃるでしょう。 しかし、世間的には、そういう状態以外の何物でもないはずなのですが、アーリーリタイアの不思議現象なのか、いざ、完全アーリーリタイアしたというのに、そうなっていない感じがするんです。 いくつか、要因を書き連ねてみると、 家にいると、介護対応があったりして仕事感がある。 最低限の社会的活動(たとえば、今で言えば確定申告)が妙にストレス。 アーリーリタイアしてや
大丈夫なように、現役時代に働く。 大丈夫なように、キャッシュフローを改善する というのが、身もふたもないですけれど、最適な解決策なんですよね。 その分、厚生年金の受給額も増えるし、老後に必要なお金は減ります、ところが、この結果、資産形成の原資も貯まり、貯金(金融資産)がゼロではなくなるんです。貯金ゼロでも大丈夫な老後を考えて行動したら貯金がゼロではなくなるという。人生はなんとも大きな矛盾に包まれています。 また、このような考え方、というか思考パターンをする自分が根底にあって、私はアーリーリタイアを決断することができたといって、過言ではありません。 この二つの大丈夫な要件ができない人が、お金が足りないからと焦って投資に向かうのはいかにも不健全です。 投資は不安のためにするものではない 私の場合、投資を「不安」のためにしているわけではありません。 私たちの考える「不安」は、多くの場合、合理的に
さて、ブログも長く続けていると、株価急落に関するエントリーをいくつか書いてきました。自分自身の備忘と整理も兼ねて、関連する過去のエントリーをいくつかピックアップしてみたいと思います。 ピックアップ1 株価急落 2011/8 けっこう前のエントリーです。昔から同じことばっかり言ってるんですね、私。「ポートフォリオの比率のチェック」と「十分なキャッシュポジション」を上げていました。 ピックアップ2 相場が急落したときには 2016/1 こういう時は、いっそ「何もしない」のも極意の一つという話です。もちろん、急落に対する心とポートフォリオの準備ができているから、このような悠長な姿勢になるわけです。 ピックアップ3 スポット投資をすべきか?しないべきか?それが問題だ 株価が下がると、「スポット買い」をしたいという煩悩が、百八つぐらい出てきます。でも、「買い時というのは「残念ながら」あるいは「ありが
ファンド償還から個人を守る仕組みが必要 それは、こんな一文。 投信業界では「手数料競争が収益を圧迫しており、いずれ限界が来る」との声も出始めた。個人は手数料だけでなく、投信の存続性にも注意を払いたい。 感じるのは、これって、顧客本位じゃないよなあ、ということ。つみたてNISAという枠組みの中で、投信の存続性を個人投資家の方が気にしなければいけないというのは、少々、変です。 やはり、分別管理と同じような個人投資家保護の観点で、ファンド償還による損失から個人を守る仕組みが必要なんじゃないかと、個人的には思います。たとえば、せめて、つみたてNISAだけでも、償還時の売却益は非課税扱いにするとか。 まあ、つみたてNISA用のファンドを償還するなどという根性のある運用会社がホントに出てくるかどうかは、わかりません。 規模の大きな国産インデックスファンドは出てくるのか? 世界レベルの低信託報酬率を健全
アーリーリタイアをいざ、本気でしようと思って気付いたこと アーリーリタイアをいざ、本気でしようと思ってから変わったのが、必要な最低限のお金に対する感覚です。 昔の考え「必要な蓄えは死ぬまでに必要なお金」→長生きリスクを考えるといくらかかるかわからない(必要なお金は無期限) 今の考え「必要な蓄えは年金受給開始までに必要なお金」→長生きリスクは年金で考え切る。(必要なお金は有期限) 「年金だけで死ぬまで生きる」と割り切ることで、アーリーリタイアに必要なストックが、無期限から有期限なものに変わったんですよね。必要な金額がより現実的になったのです。(ご参考エントリー:アーリーリタイアと老後の生活費に関する感覚) 何度か書いていますが、日本の厚生年金は、けっこう偉大ということでもあります。(1)受給開始の繰下げ(2)夫婦合算(3)企業年金の活用などなどを積み上げれば、死ぬまで死なない程度の年金をもら
つみたてNISAがトリガーを引いた低信託報酬競争。とうとう、0.1%クラスの先進国株式インデックスファンドが出るに至りました。 0.1%の信託報酬差はどの程度? 0.1%の信託報酬差はどの程度の差を生むか、グラフにしてみました。 横軸は年数です。 期待リターンがゼロだったら、コストの影響で、どの程度資産は目減りしていくか?といういつもの図です。 以下は完全に私の主観ですが、 0.1%の差は、たいしたことないが、 0.3〜0.4%の差(ちょっと前のインデックスファンドの信託報酬率水準との差)は、大きい。 と言ったところ。もはや、いわゆるその他コストや、信託報酬を除いた運用の影響の方が大きくなるのではないか、と言うような低水準です。 それにしても、eMAXIS Slim先進国株式には、びっくりしました。まさにインデックスファンド業界のターミネーター(古い)。最低水準を執拗に追いかけてきます。日
SBI証券の積立設定金額が90億円を突破! リリースの内容は、以下の通りです。 投資信託の月間の積立設定金額が、2017年12月24日時点で、90億円を突破 本年10月末の80億円突破に続き、わずか2ヵ月弱での90億円突破 積立設定口座数は19万口座に迫る勢い NISAでの利用も増えていますね。 月90億円を単純に19万口座で割ると、一人、月4万7千円強の積立。90億円を単純に12倍して年1080億、10年で1兆円。(実際はもっと加速度的に伸びるかもしれない) つみたては一日にして成らず SBIさんのこの推移は、日本全体の縮図であるかもしれません。 現在、日本の普通の人は、「ギャンブルが実は好きだけど、地道な長期投資は嫌い」ってことになってますけど、10年後、20年後、がらっと変わってしまうかも。日本の株式資産の岩盤層も、年金と日銀の時代から、年金と個人投資家の時代に変わって行くかもしれま
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