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娘(4)と遊べる "ボードゲームらしい" ボードゲームが欲しい…! というわけで、作りました。 リスのタルトやさん / ゲームマーケット2019春で発売 娘 ・当時4さい ・年明けからボードゲームを遊び始める 父(著者) ・30さい ・去年からボードゲームを作り始める これはその制作記録です。 コンセプト自分の中で、ボードゲームらしいボードゲームとしてまず思い浮かんだのは、ワーカープレイスメントでした。ワーカープレイスメントとは、各プレイヤーがワーカーと呼ばれる駒を複数所持し、順番にその駒を、複数あるアクションエリアのひとつに配置していくことで、何かを獲得したり、行動したりして、ゲームが進行していくタイプのゲームです。置ける駒の数に制限があったり、置いた駒の数で獲得できるリソースの量が変わったりするというルールが入っているのが一般的で、これによって、ただ駒を置くだけなのに、「どこに置くか」
ボードゲームの作り方「ボードゲームってどうやって作るんですか?」という質問を何度か聞いたことがあります。答えはどうも「人それぞれ」みたいです。音楽をコードから作るか、メロディから作るか、という話があるように、ボードゲームも、ゲームシステムから作る人もいれば、テーマからシステムを作っていく人もいます。 自分は過去何度か、ゲームシステムから作る作り方にチャレンジしたことがあります。これは例えば、「じゃんけんに競りを加えたら新しいおもしろさが生まれるのではないか?」みたいなことです。結論からいうと、この作り方は自分にはあっていないようで、全く完成しませんでした。システムから入るとどうしても「何がやりたいのか」がぼやけてきてしまって、行き詰まってしまうのです。 そこで、今回は別のアプローチを試しました。「日常でおもしろいと感じたことをゲームに落とし込んでいく」というやり方です。このやり方であれば、
2018年11月24日(土)・25日(日)に開催された「ゲームマーケット2018秋」に「パティスリージレンマ」というサークル名で出展し、ゲームデザインからコンポーネントデザインまで全てを一人で手掛けたボードゲーム2作品を販売し、みごと380個を売り上げることができました。今回、自分の実力を試す意味も含めて、様々なことを考えながら、現時点での全力を出して制作に挑んだので、その約4ヶ月に渡る奮闘をここに記しておきます。 作ったもの今回、2つのテーマから、2つの作品を制作しました。 ひとつめは、「人の価値観」をテーマにした「カチカンモンスターズ」。「イケてる↔︎ダサい」「おもしろい↔︎つまらない」といった2軸のマトリックスを使って、ターゲットとなるプレイヤーのピンポイントな価値観に当てはまるものを予想するパーティーゲームです。詳しくはリンク先をご覧ください。 ふたつめは、「どこを写真におさめるか
解説多くの人が、最初の時点では、どの扉のあけ方も分からなかったと思います。しかし、動画の後半では、それぞれの扉の開け方が全く違うにも関わらず、自然と察することが出来たと思います。このような認識の違いは、いったいどこから来るのでしょうか? 前回、モノと私たちの間には、アフォーダンスという関係性があるということを解説しました。今回のような場合、扉には、開けるというアフォーダンスが存在することになります。もう少し踏み込んで考えてみると、それぞれの扉には、引く、押す、スライドする、というアフォーダンスが存在したということになります。 動画の前半でも、これらのアフォーダンスは変わらず存在していました。しかし、それは私たちの目に見える形ではありませんでした。後半では、扉に取っ手が追加されることで、これらのアフォーダンスが存在することが分かるようになったのです。この、アフォーダンスの知覚を助けるための手
身の回りに、「これ使いにくいなぁ」と思うモノ、溢れていませんか? なぜ、使いにくいモノが出来上がってしまうのでしょうか。それは、人間中心に考えて作られていないから、かもしれません。 人間中心に物事を考えるには、まず、人間がどのように考え、どのように行動するのか、知る必要があります。このマガジンでは、人間中心のデザインを行うための基礎知識を、かみくだいて解説していきます。 このマガジンで紹介する様々な視点で身の回りを捉え直すと、使いやすさとは何であるか、今までと違った世界が見えてくるでしょう。 #1 メンタルモデル
解説椅子には座ることができます。ペンは持つことができます。このように、モノに対して、私たちは何ができるのか、その可能性を「アフォーダンス」といいます。「椅子と私との間には、座るというアフォーダンスが存在する」「椅子は、私に対して座るという行為をアフォードする」といった具合に使う言葉です。 アフォーダンスは、人工物にだけ存在するものではありません。木や石などの自然物を含め、この世にある、あらゆるものに存在する性質です。上の動画では、石には「座る」というアフォーダンスが存在することが示されました。 アフォーダンスについて重要な話が二つあります。 ひとつめは、アフォーダンスとは関係性であるということ。石がポツンと地面に存在したからといって、そこにアフォーダンスはありません。人や動物が出てくることで、はじめて、その人や動物が、石に対して何が出来るのかということが決まり、アフォーダンスが生まれます。
解説おそらく多くの方が、左が前に進むボタンで、右が後ろに進むボタンだと思ったのではないでしょうか。このように、モノを使う人が、それがどのように動いているのか心に思い描いたイメージを、「メンタルモデル」と言います。 たとえ、それが間違っていたとしても。 動画の中で、右のボタンは無反応でした。しかし、種明かしをすると、実際は無反応なのではなく、右は前に進むか後ろに進むか切り替えるボタンで、左はその方向に進ませるボタン、だったのです。それをふまえてもう一度上の動画を見てみてください。その通りの動作をしているのが分かると思います。 まだよく分からない人は、次の動画を見てみて下さい。 これは右のボタンの形状を変えて、ランプを追加しただけで、あとの動きは全て同じですが、しっくり来る動作になっていると思います。 今見てきた例のように、メンタルモデルと実際の動作は、違うものになってしまう場合があります。こ
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