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衆院選
note.com/c0de4
山で自給自足の生活を送る浜田雅功さん。 「しゃあないよ、先になつみ裏切ったん俺やから」 雅功は自嘲ぎみに笑うと、手に持った木の枝をぽきりと折って焚火に投げ入れる。 「お寂しく、ないですか?」 「うん? あー、まあ、なあ」 雅功は少し間をおいてから、 「ハマがね、時々来てくれるんです」 「……ハマ?」 「オカモトズの」 「ああ……」 「時々こんなとこまで来てくれてね、Daddy大丈夫か? Daddy腹減ってへんか? って」 「Daddy?」私は思わず聞き返す。雅功は気恥ずかしそうに指で鼻を掻く。 「そう、Daddy……Daddy、なんならオカモトズくるか? 言うてくれて……それ聞いた時、俺もう泣いてもうて……」 アカン、思い出しただけで、そう言うと雅功は鼻をズズッと啜り上を向く。 「……見てみぃ、星や……」 私は空を見上げる。都会では見られない満天の星空だ。思わず息を呑む。 すると雅功がやや
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