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源氏物語の各種現代語訳について少し言及しておきたい。その前に、というか、前提ともなるのだが、源氏物語原文主義というか、源氏物語は原文で読むから味わい深いのであって、現代語訳はその劣化コピーか二次作品である的な立場がある。島内景二先生も『源氏物語ものがたり』でどの現代語訳もなじまないふうに述べているが、先生自身の『新訳 うたたね』はご自身の別の場でのコメントにもあるように、アーサー・ウェイリーの影響はあるだろう。同書では、原文との対応はあえて取れない(なので、私は別途直訳も試みているが)。 こうした原文主義は西洋文学についてもいえて、英語仏語ドイツ語など原文がよいという考え方である。 こうした文脈での原文主義は私は無意味だと思う。好きな人はそうすればよい。現代語訳者や翻訳者がどのような文学的な貢献をしているかという点において、原文主義の主張者がそれにまさるのは、微細な衒学趣味であることが多い
ツイッターを見ていると、多分に「はてな」経由だと思うが、有料noteで稼ぐという話題が目につく。ほおと驚く。そんなことが可能ならたいしたものだと思う。もちろん、有名人がそのファンクラブの会員のような仕組みにすれば、それはそれである程度までは行けるだろうし、ネットのトレンドでいえば、メルマガの時代が終わり、次の有料プラットフォームとしての試みは2年くらいでなんとか見えるようになったということかもしれない。 私はというと、ふーん、という感じである。書籍を執筆するくらいの対価が有料noteでできるなら、よいだろうなと思うし、以前にも書いたが、500人に年間1万、月額だと800円くらいだろうか、そのあたりが維持できれば、ビジネスになりうるようにも思う。が、さて自分を省みて、どうかというと難しいのではないかと思う。一つには、自分が吐き出せるコンテンツの全貌でようやくそのラインくらいだろうが、そうした
以下、cakes連載ように書いた橋本治『恋愛論』の没原稿です。没原稿なんだから、そのまま捨てちゃうのが正しいのですが、まあ、これはこれで愛着がありあます。 というか、こう書いてみたら、違う、これじゃいけないと思ったわけです。思考過程というか。 正式原稿の元原稿はだいたい書き上がったので、そちらのほうはさらにブラッシュアップして、たぶん、cakesのほうで公開すると思います。 ----------------------------------------- 橋本治『恋愛論』 橋本治『恋愛論』を再読した。これほど難しいとは思っていなかった。これまでいくつか本を再読し考察してきたが、その際に核となるのは、その本の最終的な秘密が自分なりに直観できたという確信だった。直観に間違いがあっても、明確に自分の身体に凝縮する強度が感じ取れるならそれでいいはずだと思っていた。だが、橋本治『恋愛論』の再読では
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