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DX。 また随分と大きなバズワードが出てきたもんだなぁくらいに思っていたのです。しかし組織改善屋さんに区分されつつある今、DX領域からご相談を頂くようになりました。こうなってくると本腰を入れてDXなるものを知っておかねばなりません。余談ですが90年代の車好きとしてはDXというと下から2番目くらいのグレードでエアコンとAMラジオが基本装備というイメージが先に立つので単体ではソソられない用語です。商用バン。 今回はDXを語る色々な言説を紹介しつつ、そこから見えてきたDXの姿をお話していきます。 DXレポート まずは基本ですが経済産業省のレポートから。これは読んでいることを前提としている節があります。
自身のキャリアの棚卸しをしていると、前職でも現職でも情シスを創設しているということに気づきます。情シス作りがちな人生です。今回は情シスの業務範囲を整理し、経営層には情シスの認知を、既に情シスの人にはキャリアパスのヒントになればと思って書きました。 情シスの変遷 情シス。社内SEなどとも呼ばれたりはしますが、今となってはコーポレートエンジニアと呼称することも多くなってきました。 2000年代までは「社内のPCに詳しい人が担当する」職務でした。待遇もそんなに良くない時代が長いたのは情シスとしては辛いところです。 情シスの持つ役割が強くなったのは2004年頃ではないでしょうか。個人情報漏洩事件が増え始め、専門的な知識に基づいた管理が叫ばれ始めました。 2007年頃になると個人情報漏洩は企業の責任問題に発展するようになり、企業の上場における情報統制の比重が高まり、情シスの持つ管理面での意味合いも強
今回はBiz(ビジネスサイド)とDev(研究開発サイド)の接続についてお話をしていきます。 往年のガジェット 突然ですがまず私が手元に置いてあるガジェットについてご紹介しましょう。SHARP PA-8500 電子手帳です。電子手帳の収集というのは趣味としてはあまり認知されていないのか容易に購入できました。 1990年に発売されたらしいこの電子手帳。とにかく多機能さをアピールしてかボタンが沢山あります。薄型なので押しにくい。UI/UX全盛な今からすると説明書無しで時刻合わせをしたり、メモを起動して日本語・英語を入力するのは中々に推理が必要です。左側にカードを挿すと機能拡張ができます。技術計算カードというのを挿すと関数電卓になります。 電訳機(痺れる名前)6ヶ国語会話カードを挿すと、シチュエーション別に使いがちな言葉がつらつらと表示されます。 これは旅行の一発目。「JALのカウンターはどこです
高度経済成長に裏打ちされた終身雇用を信じていればよかった時代から、就職氷河期や(社会的に見れば)局所的なバブルで起きたことは何かと言うと労働者の労働に対する志向の多様化です。 「働き方の多様化」「価値観の多様化」などの言葉は数多くありますが、企業採用者やマネージャーとしては「多様化している」という以上に踏み込むことでどういう層に何を期待するかを組み立てた方が効率的です。また働く側としても「何をしたいか」よりもっとプリミティブな「労働に求めることがら」を把握しておくとスムーズな意思決定につながると考えます。 具体的に話を進める前にお断りをしておくと、これからお話する「労働に対する志向の分類」はあくまでマッチング精度を高めるものであり、優劣ではありません。実際の組織においては程よく調合するのが最も強くなると考えています。 それでは詳細を見ていきましょう。すべての人の動きを網羅することは不可能
前回のnoteでは主に2019年までIT業界を席巻していた若手エンジニアの売り手市場についてお話させて頂きました。今回は2018年から発生したプログラミング学校ブームから俄かに増加している未経験エンジニア層に関連し、今作るべき自主制作物についてお話させて頂きます。 自主制作物とは何かというと各個人で自主的に行っているプログラミングであり、実際のソースコードをGitHubに載せて職務経歴書にURL記載の上で提出するものを指します。未経験エンジニアの場合は習作といったところになります。 私は自社の採用だけでなく、リクエストベースですが人材紹介事業からの依頼で未経験者のコードレビューをすることがあります。特に自社については恐らく「未経験者の採用には企業がコストをかけたがらないので直接応募すべき」というマニュアルがプログラミング学校や情報商材で回っているようで、ご応募頂く機会は増えています。 以前
現在進行している21新卒、徐々に始まりを見せる22新卒、そして通年の第2新卒やビギナー層。このあたりの動きをウイルスは大きく変えてしまいました。就活中の学生さんやエンジニアへのキャリアチェンジを実行されている渦中の方はもちろんですが、企業の皆さんもどう振舞えば良いか頭を抱えている頃合いかと思います。今回はこれまでの市場を振り返りつつ、この動きがどうなるのか予測していきたいと思います。 プログラミング学校の台頭とRoRしかやりたくない層の形成 ここで注目したいのがプログラミングスクール受講者です。2017年くらいまでのエンジニア採用は情報系学科を中心に、一部企業で年単位アルバイトとしてプログラミングをしている人が「プログラミング経験者」として珍重されていました。この頃まで学生は課金をしてまでプログラミングを覚えたいという(主に非情報系の)学生は少なく、非常にレアでした。エンジニアキャリアチェ
定年の延長と平均寿命の延長の2つがなされた結果として起きた、技術やトレンドの「サイクル」との狭間について触れていきます。 IT業界ではようやく一期生が定年を迎えはじめた 私の恩師はインターネットの父と呼ばれる慶應義塾大学村井純名誉教授です。先の3月に定年を迎えました。(これまで計算機の専門家の定年はありましたが)インターネットの創成期の人達がようやく定年を迎え始めたと言えます。 特にWEB業界の先頭集団は40代です。誰もロールモデルが居ないからこそ、今からキャリアチェンジ、ジョブチェンジも踏まえた定年までの完走の仕方を想像しながら生きる必要があります。 従来型産業とIT業界の違いは技術サイクルにある 従来型の産業とIT業界、もしくはDXが達成された後の違いは何かを考えていくとその違いの一つは技術サイクルにあると考えています。このサイクルの違いを説明する際に私が好んで引き合いに出すのは自動車
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