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アメリカ大統領選
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「広告が嫌われる”本当”の理由」という文章を読んで違和感があったので、「”本当”の理由」を書いておく。 この問題提起。これについては非常に重要なことだと思う。 一方で、「本当の理由」とタイトルにある割には本質的な部分が全然的を得てなくて、本文の内容に違和感もあり、誤認識があるように思った。 そこで以下を書いておきたい。 ・そもそも冒頭にあるアドフラウドと「嫌われる広告」の話は別問題。 ・「広告が嫌われる理由」について、幅広く「広告」と言った場合のそれと、「ネット広告」に限った場合のそれとの問題の切り分けをしないといけない。上記文章では残念ながら混同されてしまっている。 ・「広告が嫌われる」のはなにも最近に始まった話ではなく、テレビCMが「トイレタイム」と言われる時代からあった。その頃の「広告が嫌われる理由」は、楽しんで見ている番組が中断されることにあった。テレビの前を離れればいいだけなので
リコメンデーションウィジェット型ネイティブ広告の質が悪い状態が続けば、ネット広告崩壊の危機を招く気がする件 ええ、私もごくごく短い間ですが、リコメンデーションウィジェットの広告プラットフォーム企業に勤めていましたよ。 でもそれはリコメンデーションウィジェットというのは、「適切なコンテンツを適切な相手に届ける」はずのものだと考えていたから。 その昔、AdSense for Content が出てきて、「コンテンツとマッチングする広告なんて凄いやないか!!」、「ユーザーの今起きてる興味関心(=読んでるコンテンツ)に合わせるとか、めちゃくちゃスムーズに広告見てもらえるやんか!」と興奮したわけですが、本来的にはリコメンデーションウィジェットというのはそれと同等の役割を果たすはず“だった”ものだろう、というわけですよ。 そもそも今のリコメンデーションウィジェットの原型は、ブログの下にそのブログの過去
デジタルシフトって本当はなに?~デジタルマーケティングを、「デジタルによるマーケティング」と考えるのではなく、「デジタルが変えた世の中に対するマーケティング」と考えるべき。 デジタルシフトが劇的に起きているのはユーザー側なのであって、企業はそれをフォローしているに過ぎない。 なので、企業側ができることは、ユーザーのアクティビティを「支援」することなのであって、ユーザーのアクティビティを「支配」することではない。 にも関わらず、多くの企業、データマーケティングやマーケティングプラットフォームを提供する企業は、企業のデジタルシフトを、まるでユーザーのアクティビティを支配できるかのように思っていたり、あるいはそういうことができるかのようなメッセージを撒き散らしている。これは大きな誤謬を生み出しているように思う。 もう一度繰り返す。 デジタルシフトとは、ユーザー(バイヤーといってもいい)の側で起き
マーケティングオートメーション(以下MA)の導入は、それ単体ではなく、サイトの改修と同時に行われることが結構ある。その際、企業はサイト制作会社に発注することになることが多いわけですが、しばしば、そういう関係のコンサルに入った案件で、サイト制作会社によって作られたサイトを見ると、「こりゃいかん」と思わされることがあります。 なんでこういうことが起きるのかというと、これまでの「サイト制作」の考え方とMAを活用したサイトの活用というのが違うから。 MAを使うというのは簡単に言ってしまうと、 ・サイト訪問者〜見込み客を一人一人把握する ・サイトだけではなく、メールやブログ、ときにはパーソナライズしたコンテンツ配信も活用する ということなのであって、単にサイトを準備して、そこを訪れる人々の行動の“傾向”を把握するということではないからです。 さて、そんなわけでこれまで見てきた中で、“MAのことがわか
広報関係者の間で話題になってる記事がありました。とあるメディアの中の人(=編集側)の書いた記事でした。 その記事を読んだ広報関係者と思しき人々のコメントとしては、 「メディアの中の人の考え方が勉強になりました」 「スタートアップの広報のあり方についてタメになりました」 と称賛の記事が多かったので、僕もその記事を読んでみることにしました。 こちらです(魚拓はこちら)。 文章の主旨としては、「設立されて数年のスタートアップはいろいろなネタがあるので取材対象になりやすいけど、それなりに成長したスタートアップ(=”お兄さんスタートアップ”by上の文章の筆者)の場合は取材のネタがない」ということを書いてます。なるほど。 で読み進めていくと、 メディアから見て悩ましいのは、スタートアップのお財布具合です。要は「この人たちってわれわれにとってお客様になるのか?」という点。売上のほとんどを広告に依存してい
ネット広告はほんとこのまま行くとゴミばかり(いやすでにゴミばかりとも考えられるが)と言われるが、実際には広告だけの問題ではなく、広告枠が掲載されるメディア側の問題もある。つまり今のネット広告には、メディア側の質による問題と、広告側による質の問題、その両側面がある。 今のネット広告の問題(その1):メディア側の質が低いからブランドに対するブランド毀損が起きるという側面 概してネットはメディア構築の参入障壁が低いため、記事の質が悪かったり、時にはフェイクな記事、パクリ記事を堂々と乗せるメディアが多数出現してしまっている。それらのメディアはセンセーショナルでバズる記事で集客し広告収入を得ようとするので、ことの真偽などは関係なく、単に人々が読みにくればいいという姿勢をとっている。 これらのメディアは、マネタイズのためにアドネットワークを通じての広告枠を多数設置している。 それら広告枠に対して、ブラ
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