はじめにこんにちは。株式会社Rosso、AI部です。 近年、個人情報を保護しつつ機械学習を行う連合学習(federated learning)という新しい手法が登場しています。 ただし、連合学習を行う際は、従来の機械学習モデルと比べ、性能が悪化しないかどうかに留意する必要があります。 この観点を踏まえ、本記事では、連合学習を行う際に使用するデバイス数に着目。連合学習を行う際のデバイス数が変化した場合、性能が従来の機械学習モデルと比較してどのように変化するか、簡単な検証を行います。 連合学習の概要機械学習でデータを使用する際には、個人の顔が映し出された画像や、性別、年収、住所などで構成されているテーブルデータなど、個人情報が入ったデータを取り扱うケースがあります。 そのようなデータを扱う場合、個人が特定されないようにデータを加工したり、個人情報の委託先に監督を行うなど、プライバシー保護に配慮