今回は超過去の回想から入りマス・・・(Netflixの海外ドラマ形式で) 三鷹高校の3年間では毎年1本、文化祭で発表する8ミリ映画を作っていたので、学芸大に入ったらスグ「俺は絶対に映画研究会に入って映画を作るぞ」と力んでいたのだが、オリエンテーションでは紹介も無く、冊子にも載ってない。当然勧誘もされないし、映研てあるのか?と探したら、あった。 「サークル長屋」というボロボロの建物(戦時中は陸軍練兵場の兵舎だったらしい)の窓にペンキで「映像芸術研究会」と書かれてある。 が、毎日そこに通っても、いつも鍵がかかっているので、しびれを切らして遂に学生自治会の人に聞いたら、 「ああ、あそこは、押井さんという人が鍵を持っているんだよ」 と言う。 「押井さんに電話しとくから、明日の3時に、前で待っていて」 と言われて、翌日サークル長屋の前で待っていると、それらしい背の低いズングリした人が遠くからトコトコ