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note.com/skasuga
これは個別の失言をどうこうしようという話ではなく、何をどうすると差別的な発言になるのか、という分析のための原稿である。その上で、明らかに「社会的責任の大きな立場」にある上川外相の事例を検討してみたい。報道によれば以下のような経緯である。 上川陽子外相は18日、静岡県知事選の応援のため静岡市で演説し、自民党推薦候補の当選に向け「この方を私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」と述べた。新たな知事を誕生させるとの趣旨の発言だが、野党からは「子どもをうまない女性は女性ではないと受け取られかねない不適切な発言だ」(立憲民主党の逢坂誠二代表代行)との批判が出た。 上川氏「うまずして何が女性か」 静岡知事選の応援演説で | 共同通信1)メタファー(隠喩)の問題これに対して、「発言の切り取りで煽情的な報道を行なっている。発言は問題視すべきものではない」という議論がある。 確かに、ここでの「うむ」が(自
まずは、Military という修飾語が服を示す単語(Uniform, Fatigue, Attire 等々)につく時、それはどういう意味の領域で使われているか、ということが問題になる。 一般的には、この回答は二種類ありうる。つまり(1)法的な機能が問題になっているのか、(2)装いやデザイン面が言及されているか、ということである。 軍服(Military Uniform)であることには、国際法上極めて重要な意味がある。 「撃っていいのは、撃たれる覚悟のあるやつだけだ」という某アニメの名台詞があるが、これは実は戦時国際法の根幹になる原理である。 つまり、軍人として戦争に参加し、銃器で誰かを制圧したり殺したりするためには、明示的に軍人であるとわかる服を来ている必要がある。 民間人の服装で武器を携帯して奇襲をかけることは国際法違反だし、軍服を着ていない人を軍人が攻撃することは戦争犯罪として扱われ
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