前回伝えたかったことは、3つあって、 1. 組織においては、現場での日常的なコミュニケーションやカルチャーこそが人を動かす。人事制度が動かすのではない。2. とはいえ、コミュニケーションやカルチャー浸透を後押しするものとして人事制度は必要。3. 人事制度が力を発揮するためには、力の強いお兄ちゃん的存在が必要。それは「業績管理」と言われる仕組み。リクルートはここが強い。 という感じ。 リクルートの事自体を書くのが目的ではなく、あくまでも題材にして、経営が良くなるための人事の本質を抽出できたらうれしいな。 前回、3つめの「業績管理」について書くことができなかったので、今回はそこをメインにしたい。 業績管理とはそもそも何か? 「業績管理」という言葉は、世の中的には2つの意味で使われる。“パフォーマンス・マネジメント”とも言われる。 1.戦略的/管理会計的な意味 会社が目指すゴールと打ち手を決めて