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はじめに 私は、2018年に弁護士法人を設立し、それと同時に個人事業を廃止しました。 その主たる理由は、消費税の納税を2年間繰り延べしたかったから*1なのですが(笑)、それ以外にも個人事業の所得金額が増えてきたことによって、法人を設立したほうが課税上のメリットがあるのではないかと考えたためでした。 そして、顧問税理士に課税シミュレーションのソフトを開発してもらい、検討したところ、その当時の所得金額でも十分に課税上のメリットが見込まれることがわかり、さらには所得金額が増えていけばいくほどメリットが大きくなることがわかりました。 そこで、支店設立の予定などはありませんでしたが、法人成りに踏み切った次第です。 その後、私は5年間にわたって弁護士法人を運営してきましたが、思ったとおりの課税上のメリットを享受してきました。そのポイントは以下のとおりです。 Point! 所得税は、課税所得が900万円
0.はじめに 最近、ショートカットキーに凝っておりまして、このブログでもPC作業に役立つショートカット集を紹介していきたいと思います。 今回は、画面切り替えに役立つショートカット集です。 1.「Windowsキー」+「1」~「9」 予め、画面下部の「タスクバー」に、ショートカットアイコンをピン留めしておきます。 ショートカットアイコンをピン留めするためには、アプリのアイコンを右クリックし、「タスクバーにピン留めする」を選択します。 私のPCのタスクバーには、次の通りアイコンが並んでいます。 タスクバーにピン留めすることにより、左から「Windowsキー」+「1」~「9」のショートカットキーが自動的に割り当てられます。 例えば、「Windowsキー」+「1」を押すと、Google Chromeが起動されます。 同様に、「Windowsキー」+「5」を押すと、Wordが起動されます。 即座にア
①事案としての奥深さ、②説明の網羅性、③「試験」における出題可能性、の三点に照らしてセレクトしてみました。 (憲法) No.1 最判平成20.03.06(増森珠美) 住民基本台帳ネットワークシステムにより行政機関が住民の本人確認情報を収集,管理又は利用する行為と憲法13条 No.2 最判平成17.11.10(太田晃詳) 1 人の容ぼう,姿態をその承諾なく撮影する行為と不法行為の成否 2 写真週刊誌のカメラマンが刑事事件の法廷において被疑者の容ぼう,姿態を撮影した行為が不法行為法上違法とされた事例 3 人の容ぼう,姿態を描写したイラスト画を公表する行為と不法行為の成否 4 刑事事件の法廷における被告人の容ぼう,姿態を描いたイラスト画を写真週刊誌に掲載して公表した行為が不法行為法上違法とはいえないとされた事例 5 刑事事件の法廷において身体の拘束を受けている状態の被告人の容ぼう,姿態を描いたイ
第1 はじめに 随分久しぶりのブログ更新となりました。 独立開業してからの出来事をいつか記事にしたいと考えてきましたが、昨年以来、仕事と事務所経営に忙殺され、ブログの更新ができずにいました。しかし、最近になって少し時間的な余裕ができるとともに、過去の出来事を客観的に振り返るだけの精神的な余裕ができたことから、今回、記事として公開することにしました。 本記事が、主にこれから独立する後輩の弁護士の役に立てば幸いです。 第2 自己紹介 まず、私のブログを初めて読む人のために、自己紹介を兼ねて、これまでの経歴を説明しておこうと思います。 私は、司法修習66期、現在4年目の弁護士です。千葉県において司法修習を過ごし、そのまま千葉市中央区の法律事務所(私が入所した当時は弁護士6名。)において勤務を開始しました。いわゆるイソ弁(勤務弁護士)としてのスタートでした。 私は、元々、将来は独立して自分の事務所
玉石混淆の司法試験ブログの中で非常に参考になるものを合格年度ごとにまとめてみました。「これは」と思った記事とそのコメント、大体の優先度(☆~☆☆☆)も付けています。 ・平成27年度 「司法試験関係記事まとめ」 / "ちゅうばふきの休日!新つれづれ日記" 優先度:☆ 各科目の勉強法等について網羅的にまとめておられます。 http://tyuubafuki.blog.jp/archives/cat_10051026.html ・平成26年度 「法的三段論法について」 / "太郎の司法試験ブログ" 優先度:☆☆ 法的三段論法について、深いところまで理解されています。いわゆる「答案の書き方」がわからない方には一読を勧めます。 http://ameblo.jp/sihouoishii/entry-11929840292.html 「目的と勉強方法(勉強内容を含む)」/ "おーらせらぴー" 優先度:☆
第1 はじめに 仕事を始めて以来、私は、実用書を中心に多くの本を読んできました。言うまでもなく、仕事の質を向上させるためです。 働きながら一定量の読書をこなすというのは、想像以上に難しいことでした。余暇の総時間数が限られており、まとまった読書時間を確保できるとは限らないからです。 そこで本日は、限られた時間の中で効率的・効果的に本を読むために、私が試行錯誤して編み出した読書の方法論を紹介したいと思います。 第2 読書の目的を明確にする(目的論) 1 読書の「目的」とは? 私たちは、貴重な余暇をどのような活動に振り向けるかという問題に直面しています。そのような余暇をあえて読書に費やそうとするのであれば、読書には明確な目的意識が必要となります。 すなわち、「なぜ本を読むのか?」という問いを常に持つということです。 このことは様々な「読書法」「速読法」で語られる、言い古された格言ではありますが、
第1 はじめに Amazonの電子書籍リーダー「Kindle Voyage」を買いました。 これに伴い、雑誌・書籍の自炊(自力による私的利用のための電子書籍化)が本格化してきましたので、ここで一弁護士の自炊法について説明してみようと思います。 第2 定期購読している雑誌・書籍をPDFで読む 自炊の目的は、定期購読する雑誌や書籍をPDF化して読むことです。 以下、順次説明していきます。 1 雑誌・書籍 まず、現在定期購読している雑誌・書籍は以下のとおりです。 (1) 判例時報 法律家にとっては言わずと知れた判例雑誌です。 最高裁判例はもちろん、重要な下級審判例が多数掲載されるので、実務感覚を磨くのに役立ちます。 (2) 判例タイムズ こちらも法律家にとっては言わずと知れた判例雑誌です。 判例時報と同様に最高裁判例と重要な下級審判例が掲載されるのはもちろんですが、現役裁判官などが寄稿する特集記
第1 はじめに 今回はメール処理に関する記事です。 弁護士業にも既にIT化の波が押し寄せていて、顧客とのやり取りや弁護士会内部の活動の多くがメールによって行われるようになっています。 そのため、メール処理の方法論を確立することは、業務効率化において極めて重要であり、私自身、この一年間を通して自分なりの方法論を磨いてきました。 今回は、その方法論について書いてみたいと思います。 第2 Gmailに一元化 1 Gmailこそが最適のツールである まず、メールソフトの中でGmailほど操作性や機能性に優れたツールを私は知りません。 特に、Gmailの検索機能は優れており、求めている情報を瞬時に探し出すことができます。これは、日々何十通ものメールを処理する身としては大変助かります。 そこで、独自ドメインを含む複数のメールアドレスを保有していたとしても、メールは全てGmailに一元化するのが適切であ
第1 はじめに 先週、初めての確定申告を終えました。青色申告、しかも65万円控除です。 実は昨年以来、私は、税金についてそれなりに勉強をしてきました。そのため、いざ確定申告を迎えるときには、だいぶ楽な気持ちで過ごすことができました。 そこで今回は、初めての確定申告を終えて気付いたコツのようなものについて書いてみようと思います。 第2 下準備 1 開業届出書、青色申告承認申請書の提出 まず、事業所得の発生する新人弁護士は、管轄の税務署に「個人事業の開業届出書」を提出しなければなりません。「事業開始から1か月以内」に提出するものとされているので、できる限り速やかに提出しましょう(少し遅れても勘弁してくれます)。 また、青色申告を目指す人は、管轄の税務署に「青色申告承認申請書」を出すことが必要です。 こちらは、最初に青色申告をしようとする年の3月15日(提出期限が土・日曜日・祝日等に当たる場合は
第1 普段の生活における情報収集の重要性 現代においては、インターネットに膨大な量の情報が公開されています。その情報をうまく活用することができれば、様々な場面での学習効率を高めることができるはずです。 そこで、今回は、私の行っているインターネットでの情報収集の手法についてご紹介したいと思います。 第2 Web検索 0 前提として・・・ まず前提として、検索エンジンはGoogleを使うことを勧めます。検索の精度が全然違いますから。 1 検索ワードの選定 では具体論に入っていきます。ここでは例として、"仕事に活きる文章作法"について調べるものとします。 (1) 基準 まず、検索ワードは何を選べばよいでしょうか。 ここで私が検索ワードとして勧めるのは、a.調べたい対象を全てを含む最も包括的なワード、次にb.当該分野において鍵となるワードです。 (2) 包括的なワード 包括的なワードとは、可能な限
第1 はじめに この一年で学んだスキルのうち、最も重要なものは何だろうかと考えたとき、それは間違いなく「考える技術」だと断言できます。 そして、具体的な技術こそロジカルシンキング系の書籍から学んだものの、基本的な考え方を私に教えてくれたのは、他ならぬ直属の上司(ボス弁)でした。 そこで、本日は、「考える技術」について、私の思うところを記事にしたいと思います。 第2 「考えること」と「判断すること」 1 上司の手足ではなく、頭脳になる イソ弁(勤務弁護士のこと)になりたての頃の私は、いわゆる「指示待ち社員」でした。何か問題が生じると、すぐ上司に報告し、どのように解決すればよいか指示を求めていました。 しかし、そのような態度は、当然ながら叱られました。「考えろ」と何度も言われました。 思い返せば、当時の私は、部下(イソ弁)は上司の手足として働くものだと思っていました。 しかし、上司は数人いる部
第1 はじめに 質の高い睡眠は、疲労を回復し、ストレスを解消する最も優れた手段であり、生活の質を保つために欠かせません。 私自身、この1年間はそれなりに大変なものでしたが、睡眠の質を保つことができたからこそ、心身の調子を崩すこともなく、元気に過ごすことができました。 そこで今回は、睡眠の質を保つために私が実践していることを紹介したいと思います。 第2 質の高い睡眠のための三段階 1 総論 私は、質の高い睡眠を確保するためには、次の三段階に着目することが重要と考えています。 その三段階とは、①入眠、②メジャースリープ、③目覚めです。 2 入眠 入眠とは、文字通り眠りに入るまでの段階を言います。 質の高い睡眠のためには、次に述べるメジャースリープに早く入ることが重要であるところ、入眠が阻害されると、それだけメジャースリープに入る時刻が遅れるため、睡眠効率が下がります。 3 メジャースリープ メ
第1 はじめに 既に記事にしたとおり、私は、「GTD」と呼ばれる手法を用いてタスクを管理しています。 このGTDの鍵となるのが「Inbox」という概念です。 そこで、本日は、Inboxについて、私の理解をお伝えしたいと思います。 第2 Inboxとは Inboxという概念については、デビッド・アレン『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』の記載が参考になると思います。以下、引用します。 実のところ、「気になること」の多くは、本書を読んでいる間にも自然に集まってきているはずだ。郵便受けには郵便物が届くし、書類受けにもメモが置かれる。パソコンの受信箱にはメールが入ってくる。それだけではない。何とかしなくちゃと思っているもやもやとしたものが頭の中にたくさん詰まっているはずだ。これらはメールのようにはっきりとした実体はないが、何らかの解決を必要としている「気になること」であるはずだ。また、キャ
第1 はじめに 大寒を過ぎてますます寒くなってきました。 さて、この季節は、これまで私にとって最も厄介な季節でした。寒さのために布団から出ることができず、二度寝をして時間を無駄にしていたからです。 ところが、今年になって、以下に紹介する4つの習慣を実践し始めてからというもの、思い通りの時刻に快適に目覚めることができるようになりました。 そこで、今回の記事では、かつての私と同じ悩みを持つ方のために、真冬の朝の二度寝を100%防ぐための習慣をお伝えしたいと思います。 第2 二度寝を防ぐ4ステップ その習慣とは、以下に述べる単純なステップです。 ① 起床時刻に合わせてエアコンのタイマーを設定する ② 目覚まし時計を手の届かない範囲に置く ③ 早朝の10分間ウォーキングをする ④ 帰宅後、顔を洗って水を一杯飲む これらは、一つ一つを取ってみても、心地良い目覚めのためのTipsとして紹介されているも
第1 はじめに 弁護士の仕事の中でも文書作成は中心的な業務です。そのため、キーボードを使って文字を打つ時間は業務時間の大部分を占めます。 そこで、今回は、文字入力の際に私が行っている工夫を紹介したいと思います。 第2 Microsoft IMEではなく、Google日本語入力を使う 1 Google日本語入力をインストールする まず、導入に手間がかからず、しかも文字入力の大幅な効率化をもたらす方法をご紹介します。それは、Windows PCに予めインストールされている文字入力ソフトである「Microsoft IME」の使用を今すぐにやめ、Googleが提供する文字入力ソフトである「Google日本語入力」を導入することです。 Google日本語入力は、以下のリンクから無料でインストールすることができます。 http://www.google.co.jp/ime/ 2 Google日本語入力
第1 はじめに 既に記事にしているとおり、私は、今年の春からNozbeとTaskchuteというツールを使ってタスク管理を行ってきました。 私がタスク管理を始めた主な理由は、タスクの先送りを防ぐことにありました。この点、確かにタスク管理を本格的に初めて以来、タスクの先送りは格段に少なくなりました。 しかし、最近になって、タスク管理をしているにもかかわらず先送りの生じてしまうタスクがあることに気付きました。 そして、先送りが生じてしまう原因は、タスク管理自体にあるのではなく、私のやり方に問題があるためだということに気付きました。 そこで今回は、タスクの先送りが生じる原因に関連して、私のタスク管理のどこに問題があり、どのように改善することになったかを紹介したいと思います。 第2 先送りが生じる3つの原因とその対策 1 先送りが生じる3種類のタスク さて、タスク管理をしているにもかかわらず、先送
2014-02-02 司法試験ブログまとめ(2014年10月11日更新) 司法試験 玉石混淆の司法試験ブログの中で非常に参考になるものを合格年度ごとにまとめてみました。「これは」と思った記事とそのコメント、大体の優先度(☆~☆☆☆)も付けています。 ・平成26年度 「法的三段論法について」 / "太郎の司法試験ブログ" 優先度:☆☆ 法的三段論法について、深いところまで理解されています。いわゆる「答案の書き方」がわからない方には一読を勧めます。 http://ameblo.jp/sihouoishii/entry-11929840292.html 「目的と勉強方法(勉強内容を含む)」/ "おーらせらぴー" 優先度:☆ 「目的」の把握と「自己分析」が大切という、当たり前だけれど多くの方が理解していない点について丁寧に説明されています。 http://ouraroom.blog.jp/arch
今回の記事では、私が日常業務で参照しているWEBサイトを紹介したいと思います。 各リンクに対するコメント等は後日追記予定です。 ・リーガルリサーチ 「裁判例情報」 / "裁判所" http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/search1 「法令検索」 / "e-Gov" http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxsearch.cgi ・書籍 "弁護士会館ブックセンターWEB" http://www.b-books.co.jp/ "至誠堂書店WEB" https://ssl.shiseido-shoten.co.jp/index.php "丸沼書店WEB" http://www.marunumashoten.com/ 「第3部 参考書籍」 / "即時・早期独立開業マニュアル 三訂版" http://www.nichibenren.o
第1 本記事の目的 私は、本ブログやツイッターで、これまで司法試験に関する記事やコンテンツを公開してきました。 しかし、合格から2年以上が経ち、本ブログはもちろん、私自身、受験指導に携わる適性を失いつつあるように感じています。 そこで、節目として、司法試験に関する私の考えを総括しておきたいと思います。 第2 司法試験合格への3ステップ 私は、受験生が司法試験に合格するまでに踏むこととなるステップを、以下の3つと考えています。 ① 「合格答案」と「基礎知識」のイメージの確立 ② 「基礎知識」の習得 ③ 各人固有の弱点の確認・克服 上記のうち、②は①を前提とし、③は①と②を前提とする関係にあります。 そして、③のレベルを達成したとき、その受験生は十中八九合格できる実力を身に付けることができると考えています。 以下、それぞれに分けて説明していきます。 第3 「合格答案」と「基礎知識」のイメージの
第1 今回の記事のテーマ 他者から重要な人物だと思われたい。 全ての人は多かれ少なかれそのような「承認欲求」を持っています。 過去を振り返ってみると、ご多分に漏れず、私もそのような承認欲求を主たる動機として行動してきた覚えがあります。人は、人生の重要な局面における選択さえ、承認欲求に突き動かされて行動してしまうのですから、この欲求がいかに強固であるかがわかります。 しかし、他者からの承認を常に期待して生きることは苦しい。なぜなら、往々にして他者からの承認が与えられることは稀だからです。 そのため、私は、他者からの承認に頼らずに承認欲求を満たす方法について、これまで考えを巡らせてきました。 そのような折に読んだのが、岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)です。 同書では、他者からの承認に頼らないもう一つの「ライフスタイル」が提示されていました。そして、それは私がこれまで漠然と考
仕事を始めて以来、必要となる様々なモノやサービスにお金を投資してきました。その投資も最近落ち着いた感があります。 そこで今回は、この1年間に投資してきたものについて、振り返ってみたいと思います。 ・モバイルPC 約14万円 弁護士会の委員会の議事録を取ったり、外出先で作業をする際に、モバイルPCは重宝します。 その際に最も重視するのは、持ち運びに苦労しない軽さです。 私は、NECのPCを使っています。なんと、重量わずか964gです。 ・モバイルルーター 月額約4,000円 そして、モバイルPCとともに必要となるのが、外出先でインターネットに接続するためのモバイルルーターです。 Y!mobileには、通信制限が厳しいなど不満な点もありますが、YouTubeを観ないようにするなどの工夫をして使っています。 ・Nozbe 月額680円 ツアーを見る:どうやってNozbeでGTDをするの? 時間管
第1 私のデスク周り 私のデスク周りです。自分で言うのも何ですが、かなり綺麗なほうだと思います。 ところで、私は普段から3つのルールに基づいてデスクの整理を行っています。 すなわち、①紙で保管する必要のないものはデータ化する、②紙で保管する必要のあるものについて保管のルールを確立する、③デスクに出すのは一度に一案件とする、というものです。 本日は、思いつくままに私の実践している整理法について書いてみたいと思います。 第2 弁護士会からのFAX等 →PDF化してEvernoteへ 1 紙に振り回されていた従来の状況 同業の方であればわかると思うのですが、弁護士の事務所には、弁護士会や業者などから一日に何回もFAXや郵便物が届きます。例えば、研修のお知らせや法律相談の割振りなどです。 また、月例の委員会や年に2回開かれる総会の後には、膨大な量の資料が手元に残ります。 こういった書類を、従来、私
第1 ブロガーズフェスティバルとは 8月23日(土)、京急蒲田駅近くの太田区産業プラザで開催された「ブロガーズフェスティバル2014」というイベントに参加しました。 ブロガーズフェスティバルとは、その名のとおり、“ブロガーによるお祭り”です。プロブロガー、すなわちブログの収益で生活していたり、WEB上の連載を持っているの方々による講演が聞けるほか、ブロガー同士の交流の機会が設けられていたりと、最初から最後まで楽しめるイベントでした。 ところで、今回、このイベントに参加しようと思ったのは、最近ブログ活用の方向性に悩んでいたからです。 私は、大学1年生の終わり頃にYahoo!ブログを開設して以来、ブログを書いてきました。当初は旅行やイベントのレポートを中心に書いていましたが、ロースクールに入ったことをきっかけに司法試験ブログの色彩が強くなっていきました。ところが、司法試験が終わって以来、テーマ
第1 私のタスク管理手法 ~GTD(Getting Things Done)~ 私は、デビッド・アレン氏が考案したGTD(Getting Things Done)と呼ばれるタスク管理手法を用いています。同氏の著書『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』(田口元監訳、二見書房)によると、GTDの手法は次の3つに要約されています。 頭の中の「気になること」を“すべて”頭の外に追い出そう。 それらすべての「気になること」について、求めるべき結果と次にとるべき行動を決めよう。 そうして決めたとるべき行動を、信頼できるシステムで管理し、定期的に見直そう。 以下では、弁護士1年目の私が、GTDの実践として行っている作業をご紹介したいと思います。 第2 私のGTD実践ツール 私は、GTDを実践するツールとして、「Nozbe」と「Taskchute」という2つのアプリケーションを使用しています。 N
論文式試験の試験時間は120分あり、前半の答案構成パートと後半の記述パートに分けることができます。その比率は人それぞれだと思いますが、私は答案構成パート30~35分、記述パート85~90分を目安にしています。 そして、圧倒的に大切なのは約30分間の答案構成パートです。「大工は家を二度作る」と言われますが、「試験」もまさにそんな感じです。記述パートで作られる現実の答案は、答案構成パートで観念上作られる答案を文章化したものです。「観念」以上のものを作ることができないからこそ、「観念」をそのまま再現することが求められます。 1.答案構成パートでしなければならないこと 答案構成パートでしなければならないことを整理してみます。 まず、①設問を読むことです。「試験」は、設問に正しく答えることに尽きます。その重要性については私自身苦い経験がありますし、過去の記事でも何度か触れてきたところなので、あえて繰
1 問題意識 元日付けの「日弁連新聞」の報道を引用するまでもなく、司法修習生の就職難は深刻です。 しかも、就職が決まらない理由は当の本人にもわからないことが多く、終わりの見えない就職活動に途方に暮れるしかありません。私自身、就職活動には非常に苦労し、一時は就活うつになるんじゃないかというほど落ち込んだ時期もありました。 しかし、就職活動を終えてみて、なかなか就職が決まらないのは本人の能力の問題ではなく構造的な問題であること、そして(逆説的ですが)この就職難は個々の司法修習生の工夫によって乗り越えられることに気付きました。 そこで、今回は司法修習生の就職活動に関する私の考えをまとめてみようと思います。 2 司法修習生の就職活動の現状 (1) 法律事務所の分類 公募している 公募していない 人気が高い ① 競争過多 ③ 競争少なめ 人気がない ② 競争少なめ ④ 競争なし 司法修習生の就職活動
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