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Global Disclaimer(免責事項) このwebサイトに掲載されている情報は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)が信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。 ※Copyright (C) Japan Oil, Gas and Metals National Corporation All Rights Reserved.
1 2018年5月24日 本村 真澄 ロシアから欧州への天然ガス輸出と ノルドストリーム-2の動向について 2 目 次 1.Nord Stream 2の動き 2.欧州でのガス需要見通し 3.欧州向けパイプラインの通ガス量 4.米国による新対露制裁法(2017年) 5.その後のNord Stream 2を巡る動き 6.ソ連から対欧州へのガス輸出の歴史 7.まとめ 3 何故Nord Stream 2パイプラインが必要か? ・1970年代から、西シベリア から欧州向けのガスパイプ ライン網が発達。現在は ユーラシア全体をカバー。 ・欧州は今後もガス需要増 が見込まれる一方で、域内 のガス生産は減退に向かう。 よって、ガス輸入インフラの 長期的な整備が欠かせない。 ・最新のパイプラインとしては 露からバルト海を通り独に 直接ガスを送るNord Stream が2011年に完成。独北部へは 3,20
o.jp 岩間 敏 エッセー 戦争と石油(2) ~太平洋戦争編~ (前号:Vol.40 No.1の続きから) 30. 米国のオレンジ作戦 米国は既に、日露戦争当
51 石油・天然ガスレビュー アナリシス 本格化するヤマルLNGプロジェクト ―最新の状況とプロジェクト成立に向けた要因分析― JOGMEC 調査部 原田 大輔 現地ネネツ語で「ヤ(世界)マル(終わり)=最果て」を意味するというヤマル半島*1 は、ロシア連邦のなか でも最も厳しい自然環境に置かれた地域だろう。北極圏以北、ヤマロネネツ自治管区に位置し、1年のうち、 8カ月を冬季が占める。最低気温は氷点下60℃に迫り(冬季平均は氷点下20℃)、短いながら夏季には温 度は30℃まで上昇(夏季平均は12℃)。永久凍土を溶かし、泥沢地に変えてしまうことから、大量に発生 する蚊や虻 あぶ への対策、地盤未整備地域への重機の持ち込みの制限が開発を阻む*2 。人口密度は1㎢あたり 1人に満たず(世界最大の国土を有するロシア全体では8人、日本では337人)、日本の2.5倍の広さを有す る同自治管区全体で
JOGMEC 石油・天然ガス調査グループ motomura-masumi@jogmec.go.jp 本村 真澄 アナリシス ロシアは信頼に足らないエネルギー供給国か ∼政治的に脚色・報道された対ウクライナ・ガス紛争∼ 本年正月のロシアによる旧ソ連・東欧諸国へのガス価格大幅値上げ要求と、その後のウクライナに対す るガス供給停止は、ロシアによる政治的動機に基づいたウクライナいじめとして、日本を含む西欧メディ アで大きく取り上げられた。ライス米国務長官も、エネルギーを政治の道具として利用するのは好ましく ないとロシアを批判した。しかし、このような見方は必ずしも事実に基づいているとは言えない。 ガスプロムは、2005年における油価の高騰に連動して、2005年11月、旧ソ連、東欧諸国に対して天然ガ ス輸出価格の大幅な値上げを通告した(表1参照) 。ウクライナに対しては、従来の50ドル/1,0
1 石油・天然ガスレビュー アナリシス EU のエネルギー政策とロシア 要因について はじめに EUは、石油・天然ガスの域内生産の低下にともなって急速に輸入依存を強めている。加盟国ではな いが、最も信頼できる供給国であったノルウェーの生産も次第に低下する。再生可能エネルギーのシェ アを倍増させ省エネを加速するとしても、依然として1次エネルギー需要の7割は化石燃料である。原 発の老朽化と3.11福島原発事故の影響からドイツ、イタリアでは脱原発路線が確定し、フランスが原発 依存を堅持するとしても、その将来には不透明感が漂っている。したがって、EUにとって化石燃料、 とりわけ環境負荷が相対的に低い天然ガスを確保することが喫緊の課題となっている。 こうした条件の下で、「ガス黄金時代」が訪れたことは、EUにとって朗報である。加えて、ヨーロッ パは、ロシア、北アフリカ、中東、カスピ海、中央アジア
アナリシス Analysis 13 石油・天然ガスレビュー 石油需要量の急激な増加や、世界の主要な生産油田が枯渇化している現状などから、世界の石油生産量 がそろそろピークを迎え、その後は減退に転じて安い原油が供給できなくなるであろうという警告、いわ ゆる"石油ピーク論"が叫ばれている。実際、昨今の油価高騰と需要増加は既発見油田の生産量を増加させ るべく開発支出が膨らむ一方で、リスクの大きい探鉱投資は減少傾向にある。従って、新規油田の発見が 遅れており、埋蔵量のリプレースメント*1 のうち新規油田発見による追加鉱量は年間生産量の半分に達し ていない*2 。このまま推移すると、地質的な探鉱限界が来ていないにもかかわらず、世界の石油埋蔵量が 減少に転ずる危険性が高い。 新規発見油田に目を向けると、かつて探鉱が困難であった大水深部(西アフリカ、ブラジル、メキシコ 湾、東南アジアにおける水深5
特別寄稿 エッセー JOGMEC特命参与 iwama-satoshi@jogmec.go.jp 岩間 敏 戦争と石油(1) ∼太平洋戦争編∼ 平成17年は太平洋戦争の敗戦60年目で、戦争を再度検証するために多くの出版物が発行された。以前か らの専門書・文献に加え、数多くの優れた単行本、新書、文庫本が出され新しい分析・見解が現れている。 太平洋戦争は日本の弱点であった資源、特に石油を求めて日本が始め、戦い、敗れた最初の総力戦であり、 本稿は視点をこの石油に置いた。 「米国が石油禁輸を実施し、日本は石油資源を求め開戦に至った」との 説が一般的であるが、 「米国の石油禁輸の結果、本当に日本はやむにやまれず戦争に走ったのか」「戦争 、 に反対であった海軍は陸軍に引きずられ真珠湾を攻撃したのか」「南方資源(特に石油)は順調に日本に 、 到着したのか」「石油供給の安定は確保出来、持久体制は構築
39 石油・天然ガスレビュー アナリシス シェール層開発で復活する 石油天然ガス開発大国の米国 米国では、ガス・石油の生産量がこの5年間ほど連続 して増加している(図1、図2)。これは陸域でのシェー ルガスおよびシェールオイル生産が伸びていることが主 因である。 シェールガスの生産量は2010年時点で4.4TCF/年で 米国のガス消費量の約20%に相当し、足元では25%を 超えると見られている(図3)。シェール開発成功の先駆 けとなったBarnett Shaleは生産ピークに達し、その後 の 2005 ~ 2008 年 に か け て 新 た に 確 認 さ れ た HaynesvilleやMarcellus Shaleに開発の中心は移ってい る。 シェールオイルによる石油生産量は、2008年時点で 1. 米国の現状 JOGMEC 石油調査部 市原 路子 はじめに 1850年代に
北米のシェールガス革命 2009年4月16日 調査部 市原 路子 1 内容 「北米のシェールガス革命」 前編:概論 米国のガス見通しが一変 新資源 新資源シェール(頁岩)ガスの登場 大手石油会社も続々参入 世界に波及するシェールガス革命 後編:技術 2 1. 1.一変する米国ガス見通し (億cf/日) 米国のガス生産量(年次 1977-2008) 600 550 メキシコ湾沖合 500 450 在来型 減退 400 1977 1982 1987 1992 1997 2002 2007 米国ガス確認埋蔵量 ・2005年から米国ガス生産量急 増中。年率4%増 ・2000年以降、ガス埋蔵量は急増 し、第1ピークとなった70年代に近 づきつつある。 (TCF) 350 300 250 200 150 100 1969 1976 1983 1990 1997 2004
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東京外国語大学 大学院地域文化研究科 講師 hirose@tufs.ac.jp 廣瀬 陽子 アナリシス BTCパイプライン ∼南コーカサス地方への政治経済的影響に関する一考察∼ カスピ海の石油をアゼルバイジャン、グルジア、トルコを通過させて西欧に輸出するためのパイプライ ンであるバクー−トビリシ−ジェイハン(BTC)パイプラインの建設が進んでいる。 歴史的に戦渦が絶えなかったバルカンが「火薬庫」と称されたのになぞらえて、コーカサスもしばしば 火薬庫だと称される。コーカサスは東西の文明の十字路であり、その戦略的意義の高さ故に、古くから他 国による数多の攻撃や侵略を受けてきた。さらに19世紀以降、南コーカサス地方、つまり現在のアゼルバ イジャン、アルメニア、グルジアで構成された地域の戦略性は、カスピ海の石油や天然ガスによりますま す高まったといえる。特に、19世紀にはバクー産の石油が世
石油・天然ガス開発の技術支援、出資、債務保証、備蓄業務など幅広い分野で日本のエネルギーセキュリティ確保に貢献しています。
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