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レイングッズ
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Fri, Feb 25 10:34 ワークショップの参加者の一人から「奥出先生はどうしていつも元気なの」と聞かれた。その話をTAをお願いしているKMDの大学院生に話すと「初日に僕らもそんな話をしていたんですよ」と言うので、ちょっとその方法を紹介する。 10:40 アメリカの大学院に留学して博士課程の勉強を始めた頃、非常に体調が悪くなった。疲労がたまり、胃も痛くなる。集中力も無くなる。膨大な課題をこなすために1日12時間ぐらい勉強しているのだが、とにかくすっきりしない。そんなときに何の本だったかわすれたが、自己催眠術の紹介があった。 10:42 やり方は簡単だ。ベッドに横になって右手が重い、左手が重い、と思う。次に同じように右手が熱い、左手が熱い、としっかりと意識的に思う。最初は意味のない感じだが、2〜3週間続けると意識すると重くなったり熱くなったりする。3ヶ月ぐらい続けるとそんなに強
Thu, Feb 17 00:07 博士論文工房終了。楽しかった。大分みな実力を付けてきた。情熱を持って考える。作る。この気持ちを人に伝える。説明ではなく説得する。これを開かれた思考技術と呼ぼう。(加筆)この能力を身に付けると人間はなにものからも自由になる。自分の溢れる思いを人に伝えることが出来る。自分の知らない世界をすぐさま理解することが出来る。 00:08 大学院で学ぶ、博士号をとるということはこの信じられないような能力を身に付けることである。ちまちました就職とか、立身出世とか、そんなことを学ぶことが大学院教育ではない。主体的に何事からも自由に生きていける。そんな素晴らしい実力を身に付けることができるのが大学院だ。 00:10 査読論文の数で出世を競うようななさけないアカデミズムがいま無くなろうとしている。すばらしいではないか。人間の叡智を自在に扱う能力を身につけた人が増えていく
04:40 デザイン思考と民族誌: デザイン思考はフィールドワークを行い、頭ではなく手でものをつくって(Make)考え、複数の人とコラボレーションを行いながらイノベーションを行う。これが基本というかすべて。Makeの部分が弱いとアイデアを組み合わせたコンセプトを反復してつくり直せない。 »» 04:42 デザイン思考と民族誌(2):そこでTinkeringとかスケッチングとか行った手法を身につけるわけだ。民族誌のところは比較的身につけやすいのでいままであまり説明してこなかった。だが最近デザイン思考が普及していくにつれて民族誌つまりは観察のところがどうもうまく伝わっていない。 »» 04:44 デザイン思考と民族誌(3):もちろん民族誌といってもいくつも方法があり背後にある前提も異なっている。だが、人々の生活の中にデザインされた道具を持ち込み、それを使って適切なサービスを提供することを
Thu, Oct 21 15:30 Janの博士論文指導終了。プロポーザルを書く。コンピュータを扱っているのだが、論文は人文系で通用するスタイルで書いてほしい。お手本はDigital Groundなどを書いているMalcolm McCulloughだ。Janはプロポーザル指導二人目。まず大切なことは論文スタイル。 15:51 エンジニアや社会科学者などはAPAとかMLAというスタイルを使う。現実に投稿する雑誌の要求するスタイルとは別に、博士論文ではThe Chicago Manual of Styleを使いこなして書くべきである。ハーバード大学の説明は下記。 http://bit.ly/doP6dg 15:53 学問は様々な人々の知識の引用の連鎖の中で時間をかけて自分のオリジナリティを出す。その連鎖のなかから知性が醸し出されるような引用をするためには、いまのところシカゴスタイルがベス
Thu, Aug 19 哲学者(あるいは反哲学者)の木田元さんの外国語学習法。上級者にいまいち手が届かない人にはとても参考になるので紹介をした。猿飛佐助は彼のある本のタイトルから。 11:39 猿飛佐助の語学忍術習得法:最近現象学でもメルロポンティについてちょっと詳しく調べているのだけれど、ポンティといえば僕の世代は木田元さんの訳でみずず書房から。読めもしないのに購入して書棚に並べた。初級文法を終えたら単語を丸暗記する。単語帳を作り、一日4ページ。次の日に復習をする。 11:42 まあここまでは皆やったことはあるだろう。日本語を見て英語を書いて、間違えたら印を付ける。3日目は8ページこの方法でやって、4ページ足す。5日おこなったら最初の一日分は外す。毎日やる。毎年4月から6月を語学月間としてドイツ語、ギリシャ語、ラテン語、フランス語。一日8時間。 11:49 ここが終わったら夏から冬
Sat, Aug 14 前書き: デザイン思考とインタラクションデザインを身につけるということについて書いてみました。デザイン思考の授業を終えて、本格的にリアルプロジェクトに挑戦しているKMDの学生を想定していますが、同じようなことに興味がある人にも参考になればと思います。 14:33 インタラクションデザインについて:インタラクションデザインとは何か、という議論を少ししてみたい。デザイン思考でデザインの専門家と開発(つまりはエンジニアリング)の専門家がコラボレーションをしてインタラクションデザインを行う。だが勘違いしてはいけないことがある。 14:34 デザイナーとエンジニアはインタラクションデザインにおいてすることはない。ここを胆に命じる必要がある。インタラクションデザインのフレームワークが出来上がった後はデザイナーもエンジニアもたっぷりとすることがある。だがそれまではデザインとか
Wed, Aug 11 10:29 中野坂上。ある会社のあたらしい組織立ち上げ。第一回ミーティング。新しいマーケティングの方法の確立が出来るかどうか。 15:59 Read Marketing3.0 by Philip Kotler et. at. Marketing1.0:Mind:Product, Marketing 2.0: Experience:Heart, and Marketing3.0:Spirit:Change. 16:04 So, in Marketing 3.0, offering is "changes" in consumer's behavior and attitude. New technology drives the rise of spiritual market. 16:10 マーケティング3.0というコトラーの新著。大量生産したプロダクトの機
Sat, Aug 07 18:11 いま京都のオークラにとまっているのだが、アメニティのシェーバーの切れ味が抜群。ジレットに慣れていると別の感じがする。デザインは実は知り合いだが、うーん、売れないなと感じる。ブランディングが駄目。「おれはいいもんをつっくってんだ、てやんでい」って親父にデザインを提供するには? 18:13 このシェイバーは貝印なのだが、プロダクトデザインとしてカミソリの切れ味と持った感じ、使った感じも良い。だがデザインってこれを超えなくてはいけない。顧客とコミュニケーションしなくてはいけない。広告業界あがりのデザイナーはここが上手くて、社長と友達になってがんがんブランディングする。 18:14 こうした分かりやすいデザインはマスコミにも受けが良いし、たしかにブランディングという意味では一目おいてしまううまさがある。だが、こうしたブランディングだけで勝負していると売り上
Tue, Jul 13 博士論文工房夏休み宿題にむけての準備と心構えについて 08:14 博士論文工房の学生諸君にはすこし夏休みに英語の勉強をしてもらおうと思う。その勉強の前に自習をするようにという話は、「博士課程の英語は独学で鍛える」で紹介した。http://okude.blogspot.com/2010/06/mon-jun-14.html 08:18 さて、それを各自自助努力でおこなっているとして、次の課題に進もう。僕はアメリカから帰ってきたあと岩波書店から『夢の秘法』というウィリアム・ドムホフの本を翻訳出版した。(ヴァーチャルリアリティの哲学的考察を巻末解説でのせている。ここは今でもいけるとおもうので、一読を。) 08:20 ところが原稿を出したら、名編集者で後ほど岩波書店の社長にもなる大塚信一さんが「こまったなあ。これじゃあ出版できない」ということで、英文学者で名翻訳者であ
2010年6月14日 博士課程における英語力は独学で鍛える。その方法について説明したい。 23:55 博士論文工房と英語:いま勉強しているメンバーのうち、アメリカやイギリスで勉強したりして英語がまあ出 来て問題ない学生が4名。仕事などの経験がありどうにか使えるのが2名。先が長いのが7名。全員に同じ方法でアカデミズムの修辞学を教えている。だが、そ ろそろ英語にてこ入れがいる。 00:01 博士論文工房と英語:英語は自分で学ぶ。それしかない。そしてその方法は次のやり方しかない。まず、音読。これができないとどこにも行かない。いろいろな方法があるが、やはり恥ずかしくても歌を歌おう。松澤喜好氏の『英語耳ドリル』を買って最初からやる。プロソディが分からないと先にすすまない。 00:03 博士論文工房と英語:『英語耳ドリル』ではfly me to the moonを歌う。これだけで良いくらいだ。本
2010年5月27日 06:26 Ideoはインドに事務所を開き、シンガポールにも結局は駐在員を置く形になる。上海の事務所を通じての 事業展開。民族誌が出来るスタッフを募集中。 06:28 一方フロッグデザインは、マーケット調査を徹底的に地元のスタッフで行い、その結果が出たらカリフォルニ アからデザイナーがやってきて、スタイリングを行う。昔ながらの方法。だがいまのところこの方法がアジアの消費市場では喜ばれる。経験デザインと大量消費 型洗練デザイン、さてどうなるか。 06:31 結局の処デザイン思考を前にだしているデザインコンサルタント事務所が大企業のイノベーション戦略にどれ だけコミットできるか、がポイント。ここは実はマッキンゼーのような戦略コンサルタント事務所も手が出ていない。勿論IDEOなどのデザインコンサルタン ト事務所も同様だ。 06:35 デザイン思考とTinkering
2010年5月21日金曜日 デザイン思考にはTinkeringが不可欠である。この問題について考えてみたい。 09:01 「出来るならやってみろと言いたい」これは数年前デザイン思考ワークショップの走りの頃ある巨大企業のR&Dのトップの人と僕とで作りながら考えるという方法を仕掛けたとき、トップが部下について語った言葉。作りながら考える、エンジニアもデザイナーも実は出来ない。そこに謙虚になることが大切。 09:03 いまデザイン思考ワークショップが多く行われているが、これはこれで問題がある。出来ることしかしない。出来ないこと、動かないことに挑戦しないと、イノベーションではなくて小さな発明ごっこになる。つくるけど考えない。これも問題なのだ。なので大切なことは何を作るかの哲学とビジョンを持つ。 09:04 哲学とビジョンをもって、フィールドワークを行う。ここでもなにか「気付く」こを焦る。する
09:33 デザイン系のプロジェクトにおいて、プロトタイプのデモへの心構えが不足している。全体を感じさせるデモをして評価をして次に進む。要素技術のデモは駄目。プロトは最初から全体の姿を持っていなくてはいけない。未熟で構わない。作りたいモノの全体を最初から見せる。電子工作はそのための武器だ。 09:36 Jef Raskin The Humane Interface, Bill Buxton Sketching User Experiences,そして、Bill Moggridge Designing Interactionsの3冊はプロトタイプデモの必読書。座右に置くように。 09:39 自分が獲得した経験がアイデアを生み、それがコンセプトになりそれをプロトタイプデモにして人に説得的に伝える。この作業を地道に繰り返してブレークスルーをしたチームだけが「デザイン」にジャンプしたと言える
18:20 KMDの新しい挑戦であるグローバルイノベーションデザインが「大学の世界展開力強化事業」に採択されました。メディアイノベーターのグローバル展開に挑戦します。この採択は嬉しい。http://t.co/LzxStls5 Powered by twtr2src.
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