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体力トレーニング
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首こりとは、首の後ろに位置する頭部を支えている筋肉群が、過度に緊張状態にあることで生じる違和感を呈した状態です。 首こりで生じる違和感のなかには、「硬い」「張っている」「疲労感」「詰まっている感じ」「鉄板のような硬いものが入っている感覚」「重い」などがあります。また、痛みを伴うこともあります。 また、それらの違和感があまりに強いために、頭痛、吐き気、嘔吐、頭重感、目の周りの重さ、めまい、うなじの痛み、などが生じます。また、首の筋肉の過緊張から、首の可動域が狭くなり、首を回して横を向いたり振り返ったりすることできなくなり、誰かに呼ばれて振り返る時に身体ごと振り向くようになります。 このようなつらい症状ではありますが、これまでは「病気」としては認識されておらず、これといった治療法がない状況が続いていました。このため、湿布を貼る、ハリ、お灸、マッサージ、枕の調整などが治療の主体でした。 しかし最
鵞足炎は「鵞足(がそく)」と呼ばれるひざの内側下方の脛骨の周囲に炎症が生じる病気です。英語ではPes Anserine Bursitisと呼ばれます。「鵞足」とは、脛骨というスネの骨の内側(膝から5-7㎝ほど下)に位置し、縫工筋、半腱様筋、薄筋と呼ばれる筋肉の腱が骨にくっつく部位(付着部)です。この部位にある滑液包に炎症が生じる状態が鵞足炎です。 滑液包(Bursae)とは、膝をはじめとした関節に存在する小さなゼリー状の袋です。 少量の液体が含まれており、骨と軟部組織の間に存在し、摩擦を軽減するクッションとして機能します。 鵞足炎は膝の屈曲や股関節の内転動作によって滑液包に負担が繰り返しかかり慢性的な痛みが生じます。アスリートをはじめとしたスポーツ選手に生じやすく、また、スポーツをしていなくても打撲などをきっかけに発症することもあります。 鵞足炎の治療としては、理学療法や注射などの保存療法
肋軟骨炎は、肋骨と胸骨をつないでいる胸肋関節、または肋骨と肋軟骨の接合部に痛みを生じる疾患です。左の第2から5肋骨の部位に生じることが多いと教科書的には説明されますが、実際には左だけに限らず、両側のすべての肋骨において生じる可能性があります。肋軟骨接合部痛、下部肋骨疼痛症候群などとも呼ばれることもあります。心臓疾患や乳がん、帯状疱疹の痛みなどとの鑑別が必要です。 肋軟骨炎の位置 肋軟骨炎は英語ではCostochondritisと呼ばれます。はっきりした原因無く発症することが多く、通常、腫れは認めません。ただし人によっては肋骨と胸骨の間に腫れを伴うことがあり、この場合はTietze症候群と呼ばれる病気の可能性があります。 せきや身体の動きで痛みが出ることが特徴です。 肋軟骨炎は通常は数週間で自然に治まりますが、それ以上続くこともあります。また改善と再発を繰り返すことがあります。治療は鎮痛剤な
足底腱膜炎(そくていけんまくえん)は、かかとの痛みの原因としては最も頻度の高いものです。つま先から踵(かかと)まで足の裏を縦に走っている足底腱膜という分厚い膜があるのですが、その膜が踵にくっつくところ(付着部と言います)における炎症です。朝の起床時に立ち上がりの最初の一歩で踵をついた際に強く痛みが出ることが特徴です。中高年の女性に多く見られます。若い男性のアスリートにも時折見られます。 一般的にはリハビリやインソール、痛み止めなどで対処することで改善することが多いですが一部では治りにくく、体外衝撃波治療や手術などを受けている人もいます。 朝の起床時に床にかかとをついた際に鋭い痛みを感じる人が多いです。痛みの発生源となるのはかかとのやや内側よりやや前方の部分です。起床後は動かすにつれて痛みは弱まることが多く、朝の支度をしているうちに忘れてしまうということもあります。しかし日中に椅子などに長く
モヤモヤ血管とは、不自然に増殖した異常な血管のことです。こちらの写真をご覧ください。 ↑これは手にできたモヤモヤ血管の写真です。 黒くべったりとしているところが、異常な血管、通称「もやもや血管」です。この人の場合は手首や人差し指にモヤモヤ血管ができていて、しかもそこが痛い場所でもあります。 「どうして血管が痛みの原因になるの?」と読者の方は疑問に思うかもしれませんね。 実は人間の身体の基本ルールの一つとして、「血管と神経は一緒に増える」というものがあります。つまり、血管が増えているときは、一緒になって神経線維も増えています。 五十肩や腰痛、ひざの痛みなどは半年とか1年、あるいはそれ以上長く続くことが知られていますよね?このような「長引く痛み」の病気はいくつかあり、当然これまでにも「なぜ痛いのか?」という疑問を解決するために様々な調査や研究がなされてきました。 特に痛みの発生している場所(五
シンスプリントは、主にスポーツによるオーバーユーズ(繰り返しの負担)によって生じるすねの内側下方3分の1に痛みを伴う疾患です。別名を脛骨過労性骨膜炎、英語ではMedial Tibial Stress Syndromeとも呼びます。 シンスプリント疼痛部位 激しい運動をしている人がなりやすく、さらに急な発進と急ブレーキを繰り返すスポーツ(テニス、バスケットボール、サッカー)、などでかかりやすいです。他に長距離走やダンスやスキーなども挙げられます。一度かかると競技や練習を休む必要があり、なかには数か月ないし数年続くような治りにくい難治例も見受けられます。 症状は主に脛骨(すねの部分)の前方内側に鈍くてズキズキするような痛みが生じます。初期は運動し始めの痛みで、しばらく運動をすると軽快しますが、ひどくなると運動の後半、そして安静時にも痛みが出現するようになります。 また多くの場合、患部を指で押す
五十肩は正式名称を「肩関節周囲炎」と呼びます。または「凍結肩」とも呼びます。 英語ではFrozen shoulder ないしAdhesive capsulitisと呼ばれることが一般的です。 肩の関節には袋があり、関節包と呼ばれますが、この関節包という袋に炎症が起きてしまうことで痛みが出て、さらに炎症によって袋が固くなり肩が極端に動きにくくなってしまうのが五十肩という病気です。 五十肩で痛くなる場所について、下の動画で解説しました。 肩関節周囲炎は中年以降に発症することが特徴です。40代で発症した場合は四十肩、50代で発症した場合は五十肩と呼び、呼び名が変わりますが同じ病気です。全人口の2-5%がかかるとされており、特に40歳から60歳の女性に多いとされています(※1)。また糖尿病の人は五十肩になりやすく、10%近く頻度が増加します(※2)。 特に大きなきっかけがなく肩に痛みが発生し、その
バレーボールやバスケットボール、走高跳やサッカーのゴールキーパーなど、跳躍動作を繰り返す人、あるいはランニングをする人でひざの前の方に痛みが出ている場合は、ジャンパー膝(別名:膝蓋腱炎)である可能性が高いです。ジャンパー膝はひざのお皿のすぐ下に位置する「膝蓋腱」というスジが過敏な状態になり、スポーツや日常生活など様々な動作が痛くなってしまう状態です。 名前は「ジャンパー」と入っていますが、必ずしも跳躍をしているひとにだけ生じるわけではありません。マラソンランナーなどの長距離走をしている人にも生じますし、野球やその他の競技の選手にも生じます。 ジャンパー膝(膝蓋腱炎)は放っておいて簡単に治ることもありますが、残念ながらなかなか治らずに時間が経過することも少なくありません。なかなか症状が改善しない方は専門の医療機関への受診が望ましいです。
かかとの後ろやふくらはぎの下の方が痛い、つま先立ちなどで痛い、動き出しの時にかかとが痛い、などの症状はアキレス腱炎である可能性が高いです。 アキレス腱炎はアキレス腱が過敏な状態になり、スポーツや日常生活など様々な動作が痛くなってしまう状態です。特に走ることが多い競技をする人に多いですが、それだけでなく日常生活しかしていないのにアキレス腱炎になる人もいます。 アキレス腱炎は放っておいて簡単に治ることもありますが、残念ながらなかなか治らずに時間が経過することも少なくありません。なかなか症状が改善しない方は専門の医療機関への受診が望ましいです。 アキレス腱炎は2つの場所に起きやすいです。 一つは踵(かかと)の骨に非常に近いところ(アキレス腱付着部と言います)、もう一つはアキレス腱の中腹(ふくらはぎとかかとの中間くらい)で、アキレス腱が少しくびれているあたりです(アキレス腱中央部とも言います)。
重いものを持つときに肘が痛い、肘が痛くてペットボトルのふたが開けられない、などの症状はテニス肘(正式名称:外側上顆炎)である可能性が高いです。テニス肘は「上腕骨外側上顆」というところが過敏な状態になり、スポーツや日常生活など様々な動作が痛くなってしまう状態です。 名前は「テニス」と入っていますが、必ずしもテニスをしているひとにだけ生じるわけではありません。ゴルフや釣りでも生じますし、あるいは重いものを持つ仕事でも生じます。また、赤ん坊を抱っこするようになって生じることもあれば、主婦の方で特に負担をかけているわけでもないのに発生することもあります。 テニス肘は放っておいて簡単に治ることもありますが、残念ながらなかなか治らずに時間が経過することも少なくありません。なかなか症状が改善しない方は専門の医療機関への受診が望ましいです。 テニス肘の正式名称を「上腕骨外側上顆炎」といいます。テニス肘で痛
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