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都知事選
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ここ数日、Twitter上でAEDに関する話題をよく目にします。 倒れた人にAEDを使ったら通りすがりの看護師に怒られた、という内容です。 ご本人が拡散希望と書いているので、そのまま引用しましたが、下記のような内容です。(今後、ご本人がTweetを消去することがあれば、こちらも削除します) これ本当に拡散希望なんだけど、昨日横浜駅で急性アル中でぶっ倒れてる人がいたから助けに入ったんだけど、徐脈で意識レベル低下してたからとりあえずAED使ったら通りすがりのBBA看護師に「AEDなんか使うな??そんなの点滴すれば治るでしょ??すぐ剥がして??」って言われて(続く)【リンク】 (続き)「何も分かんないの?」的スタンスで言うだけ言って去っていったんだけど、別にAEDって貼ってもすぐ電気流れるわけじゃ無いし必要なかったらちゃんと「使わなくてOK」って言ってくれるから確認の為でも使った方がいいんだよ。
去年、2015年10月に、看護師・准看護師は、気管挿管をできる、と厚生労働省がお墨付きを出したのをご存知でしたか? 「経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの挿管」、「経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの抜管」、(中略)については、従前どおり、看護師および准看護師(以下「看護師等」という。)は、診療の補助行為として、医師又は歯科医師の指示の下行うことができるものであること。 ただし、医行為の実施に当たり、看護師等に診療の補助を行わせるかの判断は、患者の病状や看護師等の能力を勘案し、医師又は歯科医師が行うものであること。 2015年10月1日付で、厚生労働省医政曲看護課長が各都道府県衛生主管部(局)長宛に通知した「看護師等が行う診療の補助行為及びその研修の推進について」(医政看発1001第1号:平成27年10月1日)という文書の中の一文です。 これを見ると、気管挿管は、ただの「診療の
以前に予告した 心電図基礎講座 の第二段です。 今回は心電図の基本となるサイナス・リズム(洞調律)と心臓の動きの基礎について取り上げます。 心臓の動きについて看護学校の1年生のときに生理学で勉強したはずですが、覚えていますか? その頃は分厚い生理学の教科書の一部として漫然と勉強しただけであまり印象に残っていないかもしれませんね。でも心電図理解には絶対に必要ですから、学生時代の教科書を引っ張り出してきて、心臓の電気活動について一度復習しておくことをお薦めします。 現場で働きだしてからの勉強って、実務のため、必要に迫られて、という意味で学生時代の勉強とはだいぶ取り組み型が違ってくるものです。目的もはっきりしていますし、学生時代はわからなかったことでも、いま改めて教科書を読んでみると、すんなりと頭に入ってくることってありますよね。下手に心電図の専門書を手にする前に、一度解剖生理学の教科書を熟読す
手術室に配属になって、初めて電気メスを見たとき、ちょっと意外な気がしました。だってイメージとぜんぜん違ったんですもん。 電気メスと言うからにはいかにも「メス」っぽい形をしているのかと思ったら、意外や意外、安っぽいプラスチックのスティックにぴょこんと金属端子が飛びだしているだけのシロモノ。勝手に、もっとカッコイイものをイメージしていただけに、なんだかがっかりでした。 現代手術室では、どんな手術でもなくてはならないくらいにポピュラーな道具、電気メスですが、どういう仕組みで切れるのか?、凝固モード、切開モード、スプレーモードの違いなど意外と知られてないような気がします。 手術室にいるとあまりにあたりまえすぎて、日頃あまり意識していないME器機 『電気メス』 について取り上げてみようと思います。 ◆ 電気メスの仕組み電気メスの先端を見てみると、どう見ても「刃」という形はしていません。ただの金属の薄
オペ・ナース養成講座 ~ 新人手術室看護師のために 新人手術室看護師(Operating Room Nurse:ORナース)に贈るオペ室事情と手術器具マメ知識、 器械出し業務と麻酔看護の基礎と知られざるオペナース裏話など。
今日は整形外科の骨折の手術 ― 観血的整復固定術(観整固)の話をしたいと思います。 私の勤務する手術室では、新人のナースが整形外科手術の器械出し(直接介助)をするようになるのは、1年目の終わりあたりからです。エレバやコッヘルといった一般の手術器械の他に、エアドリルや業者からの借物のプレートセットなどを取り扱うなど手順が繁雑です。ですので、整形外科手術を受け持つようになるのは、外科・ギネ(産婦人科)等で、外科手術の基礎が終わった後の応用編といった位置づけになっています。 そんな新人看護師が、整形外科手術の登竜門として最初に体験するのが骨折の観血的整復固定術です。術式が長ったらしいのでうちでは略して「観整固(かんせいこ)」と呼んでいます。ORIFと書く場合もあります。open reduction and internal fixation の略で、直訳するなら「観血的整復と内固定=観血的整復固
◆ エピネフリン添加のキシロカインおなじ1%濃度のキシロカインでも、別に1%Eキシロカインというタイプが存在するので要注意です。このEというのが付くと、エピネフリンを添加してますよという意味(パッケージの表示ではエピレナミンと書かれていますが、エピネフリンのことです)。 エピネフリン ―― これは臨床的にもとても重要な薬なので、学生時代の薬理学でも必ず勉強したはずです。覚えてますか? エピネフリンと聞いてピンとこなかった人でも、ボスミンと言ったらどうでしょう? ボスミンというのはエピネフリン製剤の商品名なのですが、テレビドラマなどの救急蘇生場面でよく「ボスミン1A静注!」なんて叫んでいるのを聞いたことあるかと思います。また別称アドレナリンという言い方もあります。ここまで言えばわかるかな。 エピネフリン(ボスミン)にはいろいろな使われ方があるのですが、一般的には静注で強心剤として使われること
手術に使う道具(鋼製器具/器械)のうち、いちばん出番が多くて重要な器械は剪刀(はさみ)かもしれません。 前にも書きましたが、手術のときメスを使う場面というのは非常に限られています。術式によっては最初に皮膚にスッーっと切れ目を入れる以外はまったく出番がない場合もあるくらい。 皮膚に切れ目が入ったら、あとは電気メスで創を拡げていく場合がほとんどですし、他に切る道具を使うとしたらやっぱりハサミ類ですね。 外科手術に使うハサミには実にたくさんの種類があります。 組織を切る用のハサミ、糸を切るためのハサミ、など複数のハサミを使い分けます。血管などの組織用のハサミはかみ合わせや切れ味が命なので、比較的固い結紮糸などは別の専用の糸切りバサミで切るようにするのが一般的です。 医者は「ハサミ!」としかいわない場合が多いので、うちら器械出し看護師は手術をしている部分(術野)をよーく見て、その場面ではどのハサミ
当事者である特定看護師や診療看護師自身もわかっていないことがあるみたいですが、診療看護師も特定看護師も法律的な立場は変わりません。 言えることは、看護師免許を持っていて、特定行為研修を終えた立場であるということだけです。それはどちらも同じ。 特定看護師より上位の立場が診療看護師というイメージがあります。それはある意味、正しいと言えますが、厳密には違います。 ここは両者の成り立ちの経緯を正しく知らないとなかなか理解しづらいのですが、簡単に言えば、日本での診療看護師というのは、現時点ではただの民間資格です。法的根拠はありません。 それに対して、特定看護師(法律的にはこういう呼称はなく、特定行為研修を修了した看護師という言い方になります)は、保助看法に規定された立場。(一応言っておくと、「資格」ではないです) それぞれの設立時の理念や教育内容やレベルは別として、この両者の特権性は、特定行為と呼ば
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