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Oracle Database 10gから搭載されている自動ストレージ管理機能「Oracle Automatic Storage Management(ASM)」は、Oracle Databaseの目玉機能の1つだ。ストレージ機器の機能に依存せず、高信頼/高可用なシステムを実現できるとあって、すでに世界中で幅広く利用されており、Oracle Real Application Cluster(RAC)環境での利用率は約6割に、Oracle Database 11gでの利用率は約9割に達する。また近年では、Oracle Exadataを支える技術基盤として多くの企業で利用されている。今回は、Oracle Database/Exadataのユーザーだけでなく、これらの導入を検討中の方にもぜひ知っておいていただきたいOracle ASMの動作の仕組みを、日本オラクルの堅田康祐氏(テクノロジー製品事
第1回では初期化パラメータと表領域に対して、データウェアハウスに最適なチューニングを行いました。今回はこのデータベースと表領域に、どのようにして高速にデータをローディングするかをご紹介します。大量のデータを扱うデータウェアハウスではデータ・ローディングは大きな時間を占めるでしょうから、ここの高速化は重要です。 ■外部表の使用 私がローディングするときに使う方法はSQL*Loaderではなく外部表です。「ローディング=SQL*Loader」と考える方も多いでしょうが、外部表を使ったローディングにはSQL*Loaderにはない、さまざまなメリットがあります。 そもそも外部表とはなんでしょう? 通常の表では表の定義もデータ自体もデータベース内に格納されていますが、外部表では表の定義はデータベース内にあるものの、データ自体はデータベースの外にフラット・ファイルの形式で保存されています。たとえ
「オラクルがサン・マイクロシステムズを買収したことで、Javaも"オラクルのもの"になった」――そんな風にとらえている方はいらっしゃらないでしょうか? ズバリ、それは間違いです。「Javaはこれまでも、そしてこれからも"Javaコミュニティのもの"。私たちはJavaの管理人として、今後もJavaコミュニティのために、皆さんが望む方向にJavaを発展させるお手伝いをしていきます」――日本オラクルでJavaエバンジェリストを務める寺田佳央氏はそう断言します。Javaの現在、そして今後の発展の方向性について寺田氏が語ります(編集部)。 ■Javaはオラクルにとっても最重要のソフトウェア資産 1995年に誕生したオブジェクト指向言語のJavaは、今や世界で最もポピュラーなプログラミング言語の1つになりました。その利用範囲は幅広く、サーバ側で実行するミドルウェアやアプリケーション、クライアントPC上
はじめまして、この連載を担当するExadata技術部の柴田と申します。Oracle Exadataリリース当初から、お客様のSQLやデータを使用したPoC (Proof of Concept) を実施し続けています。本番稼働しているたくさんのシステムのパフォーマンス・チューニングを行ってきましたが、いつも思うことは「もっとシンプルでいいのに」ということです。Oracle Databaseにはたくさんのパラメータやらなんやらがありますが、OLTPでは効果があっても、データウェアハウスではほとんど効果がないどころか、逆に遅くなるだけということも。 そこでこの連載では、データウェアハウスのパフォーマンス・チューニングに本当に効果があることだけにポイントを絞ってご紹介していきたいと思います。これらのチューニング手法はExadataに限ったものではなく、Oracle Databaseすべてにおいて
第6回から大分期間が空いてしまい申し訳ありません。 個人的な事情により、執筆の時間が取れませんでした。やっと落ち着いてきましたので、今月から連載を再開しますので、よろしくお願いします。 それでは、今回はメモリチューニングについて説明します。その中でも、最もチューニングが難しい共有プールについて説明します。最近は、第3回目で紹介した自動メモリ管理や自動共有メモリ管理を使用すれば自動的に設定してくれるからか、基本メカニズムをあまり知らない方も多いようですね。 Oracle Databaseのメモリ管理の仕組みについては、下記を参照ください。 オラクルエンジニア通信:「【セミナー動画/資料】今さら聞けない!? Oracle入門 ~アーキテクチャ編~」 ■1.共有プールについて 先ずは共有プールのメカニズムから説明しようと思います。いくつかのトピックはご存知ですが、完全に把握できている
技術検証が明らかにした、バックアップ/リカバリの進化――SSDとFlashback Databaseの活用法を探ってみた 新日鉄ソリューションズとEMCジャパン、そして日本オラクルの3社は先ごろ、データ保護手段の1つとしてOracle Database 10gから搭載されている「Flashback Database」機能について協同で検証作業を行い、その結果をホワイトペーパーとして公開した。今回は、この検証作業に携わった新日鉄ソリューションズと日本オラクルの担当者に、検証内容やFlashback Database機能の効果、SSDと併用した場合のメリットなどについて話を聞いた(編集部)。
OTNに好評連載中の、Oracle ACE 山岸賢治さんによる「図でイメージするOracle DatabaseのSQL全集」をご紹介します。 山岸さんはOTN掲示板ではおなじみで、ハンドルネーム"Aketi Jyuuzou(明智重蔵)"で活躍されています。 投稿されている発言からもわかるように、SQLを得意分野とされています。 また、ご自身で「SQLパズル」というサイトを運営し、Webマガジン「CodeZine」でも執筆されています。 本サイトのインタビュー記事も合わせてご覧ください。 Oracle ACEってどんな人?世界基準のトップエンジニアにインタビュー 《第1回:山岸賢治氏》アウトプットが自分のスキルを磨く。それがOracle ACEの意義だと思う。 今回の連載のキモはSQLを図でイメージするということです。 SQLのパターンを図とあわせて理解することにより、素早くSQLを考
1. 全文検索は、どうして必要なの? 「全文検索」という言葉をご存知の方は多いと思います。 Wikipediaによると、全文検索とは、「複数の文書(ファイル)から特定の文字列を検索すること」です。イメージとしては、UNIXのgrepコマンドに近いかもしれません。grepコマンドでは、ファイルをシリアルに走査して文字列を探すため、データ量に比例した検索時間がかかります。 Oracle Database における、grepコマンドに相当する機能としては、ワイルドカード検索があります。例えば、データベース表から「ウェンディ」という文字列を含む行を探すには、 SELECT xxx FROM <表名> WHERE <列名> LIKE '%ウェンディ%' のように検索を実行します。 中間一致のワイルドカード検索は、grepコマンドと同様、全データをシリアルに走査して文字列を探します。このため、データ
最終回は、今年に新たにデータベース・セキュリティ製品に加わったOracle Database Firewallについて取り上げよう。Firewallという名がつくことから、何となく機能のイメージはできるかもしれないが、このOracle Database Firewallは、今までのデータベース関連の製品とは毛色の違う、非常に面白い製品である。しかしながら、その中身は質実剛健のごとく的を射たものであり、その代表的な機能について触れていきたい。 ■SQLインジェクション その前に、やはりSQLインジェクションについて説明が必要かもしれない。SQLインジェクション攻撃は以前から存在してはいたが、特に2005年頃から猛威を振いはじめ、2010年もその衰えは見せてはいない。Gumblar(ガンブラー)と並ぶウェブサイトを経由した攻撃の2大トレンドといってもよいだろう。「SQLインジェクション」と
第3回はデータベースの暗号化について取り上げる。まず、データベースの暗号化について真っ先に頭に浮かぶとすると、そもそも暗号化することで何のメリットがあるのだろうか? パフォーマンスへの影響はどれくらいあるのだろうか? という疑問があるに違いない。今回は、その疑問を明確に解消できる方法を具体的に説明していきたい。 ■データベース暗号化の意義 事を起こすには必ず理由があるように、データベースを暗号化する、しなければならない理由もある。その背景となる脅威については、Think ITの記事で詳細に触れているので一度目を通してほしいが、データベースの暗号化によって防ぐことができる脅威は、盗聴と盗難だ。具体的に、Oracle Databaseで考えてみると、 Oracle Netを使ったクライアント~データベース間の通信の盗聴 データファイル、REDOログファイル、アーカイブログファイルの盗難 E
今回は、パフォーマンスに一番影響する索引について説明します。 「パフォーマンスを向上するためには効率よい索引の設計を行って下さい」と言われますが、具体的にどのように設計すればよいか分からない方も多いと思います(多く作成すればオーバーヘッドになりますし、逆に必要なSQL文で索引が使用されないことがありますよね)。そこで今回はデータベースの原点に戻って索引について説明しようと思いますので、参考にして下さい。 Oracle Databaseには、いくつかの索引の種類があります。こちらを押さえておくと、さらに理解が進むと思います。 オラクルエンジニア通信:「Oracle Databaseの索引の種類 - Bツリー、ビットマップ、索引構成表、索引クラスタ」 ■1.索引とは 先ずは、パフォーマンスに関する基本中の基本である「索引とは」について簡単に説明します。皆さんは当然ご存知かと思いますが
サーバ性能の向上に伴い、サーバ統合は、数年前から大きなトレンドの1つになっているが、一方でストレージ性能はプロセッサほど向上していないため、統合時のI/O性能によるボトルネックをいかに解決するかがサーバ統合の大事なポイントである。 前回はそのソリューションとして、10GbEとSSDによるストレージに対して、Oracle11gのテクノロジーであるdNFSとDatabase Smart Flash Cacheがどれだけの効果を発揮するのかをそれぞれ見てきた。
「Oracle Databaseはちょっと気をつけるだけでもっと安全に、もっと高い性能で運用できる。しかもそれは、すごく簡単で当たり前のことをするだけでいい。」それをぜひ伝えたい!と考えるオラクル社内のエンジニアが集まって、Oracle Databaseの鉄則について議論しました。それがこの「トラブルを防ぎ、性能もアップできる! Oracle Database開発/運用の鉄則」です。
サーバとストレージの性能向上に伴い、それまで複数のサーバで処理していたものを1台の高性能なサーバにまとめる「サーバ統合」は、数年前から大きなトレンドの1つになっている。サーバ統合によりサーバの利用率が向上し、また監視すべきポイントが1カ所になるため運用コストの削減になり、管理すべき対象も減るためにセキュリティの向上にもつながるためだ。
連載の1回目では、アクセスコントロールと権限管理について取り上げた。今回は想定外のアクセスがなく適切な権限管理ができているかを確認し、また万が一の事故発生時には事故原因を究明するために利用するログと監査について取り上げる。 ■監査の意義 一般的に監査は以下の目的で実施される。 権限管理の実装に関する問題の検出 不審なアクティビティの調査・検出 不正行為をおこなっていない証明 不正行為の未然予防(心理的障壁) コンプライアンス要件への対応(監査レポート提出など) 監査というと不正をチェックするものとの認識が多いと思うが、その他にも管理者や社員の身の潔白を証明するためにも利用できる。とくに大きな権限を持つ管理者は、Database Vaultなどを利用した管理者自身の権限の制限(厳格な職務分掌)をおこない、かつ整合性が確保された監査証跡を残す必要がある。 Oracle Databaseで
■データベースのセキュリティで情報を保護することの意義 RDBMSにおける情報保護、いわゆるデータベース・セキュリティは2004年、個人情報保護法の完全施行を前にして多くの漏洩事件が明るみに出た時期を大きなターニングポイントとして、速くて止まらず管理しやすければ良いというだけはなくセキュリティが確保されているということが同時に強く求められるようになったと言えるだろう。 内部犯行による意図的な情報漏洩事件について考えるときにやっかいな問題のひとつは「情報を盗んでも窃盗ではない」ということであるが、この問題を解決する方法の一つとして期待されているのが不正競争防止法の改正である。2009年4月に改正案が国会で可決・成立しており、2011年に入って実際の検挙事例も出てきた。この不正競争防止法では「不正の利益を得る目的」で「営業秘密を記録した媒体等を横領する行為、無断で複製する行為」が処罰対象と
今回は、オプティマイザ統計(Statspackなどで収集する統計情報と区別するため、オプティマイザが実行計画作成のために使用するものをオプティマイザ統計と言うことにします)の収集について説明します。最近、次のようにオプティマイザ統計の収集ついて聞かれる機会がありましたので、ここで説明することにしました。 「コストベース・オプティマイザ(CBO)だけになったためにオプティマイザ統計の収集は必須になりましたが、オブジェクトが多いと収集時間も軽視することができません。かといって収集時間を短縮したいがためにサンプル・サイズを小さくしたり、収集頻度を減らしたりすることで実行計画が最適でなくなったら困ります。オプティマイザ統計の収集に対する指針などあれば教えてください。」 これには、こうすれば良いという明確な指針はないので、皆さん結構悩まれているのではないかと思います。これについて、私の考えをまと
今回は少し趣向を変えてみることにしました。パフォーマンスに関するいくつかのトピックについて、Q&A形式で説明します(これまでの説明でまたの機会に説明しますなどと記述した内容や、もう少し説明が必要と思われる内容を取り上げます)ので、参考にして下さい。 ■1.StatspackからSQLの実行計画を確認する方法について 前回も触れましたが「CPU time」が「Top 5 Timed Events」の上位の場合は、SQL文が過剰にCPUを使用していないかを確認する必要があります。 以下の「SQL」セクションの「SQL ordered by CPU Time」を参照すると「CPU Time(s)」の長い順に出力されます。その上位に出力されるSQL文がCPU時間が長いということですので、その実行計画を出力して確認します(「CPU time」が「Top 5 Timed Events」の上位にな
Oracle Databaseのスマートな開発/運用の鉄則 第5回 「共通基盤の構築はココでつまずく ~コスト効果を出すには細かな工夫が不可欠。熟練コンサルタントのノウハウも活用せよ~」 昨今、仮想化技術などを用いたサーバ統合により、社内/企業グループ内の共通基盤(クラウド・インフラ)を構築する企業が増えている。そうした共通基盤の導入にあたっては、技術面の壁に加えて組織など非技術面の壁も乗り越えなければならず、それを考慮して取り組みを進めなければプロジェクトが失敗することすらある。日ごろ、オラクル製品を用いた共通基盤の構築支援に携わるコンサルタントらに、共通基盤導入の成否を決めるポイントを聞いた(編集部)。 日本オラクル コンサルティングサービス統括 テクノロジーソリューションコンサルティング統括本部 データベースソリューションコンサルティング本部 本部長 小田圭二 日本オラクル コン
これまでパフォーマンス問題の原因と改善方法についていくつか説明してきましたが、そもそも原因を特定することができない方も多いと思います。Oracle Directへの問合せにも原因が分からないパフォーマンス問題が多いようです。そこで、今回は「パフォーマンス原因の特定の方法」について事例を使用して説明しようと思います。すべてのパターンの問題を特定して解決することは難しいので、これだけは知っておいてほしいと思う内容を説明しますので、参考にして下さい。 ■1.Statspackについて Statspackは、Oracle8iから提供されたパフォーマンス診断ツールです。Oracle Database 10gからは、AWR(Automatic Workload Repository)が提供されていますが、活用にあたってOracle Diagnostic Packのライセンスが必要になるため、すべて
仮想化やクラウドと呼ばれる環境でのOracle Database導入をご検討の皆さまはまずこちらをご覧ください。物理サーバ上に仮想環境を構築して仮想OSの上でOracle Databaseを稼働させるというような場合に必要なOracle Databaseライセンスについて、どのようにカウントするのかガイドします。こちらでご利用の仮想化環境でのライセンスカウント方法をご確認の上、Edition適応診断へお進みください。 診断方法 仮想化環境を構築する際にサーバリソースを分割する方法としてご利用の手段が、Aグループ・Bグループのどちらに属しているか確認してください。 ・Dynamic System Domains (DSD) ・Solaris 10 Containers (capped Containers only) ・LPAR ・MicroPartitions (capped Contai
オラクルマスター勉強のためのツールは様々なものがあり、どのように勉強を始めようか迷う方も多いと思います。そこでここではオラクルマスター取得に向けてのお勧め学習ステップと学習コンテンツをご紹介します。 オラクルマスター最初のステップ ORACLE MASTER Bronze を取得するには、SQL試験とBronze DBAの2つの試験に合格する必要があります。受験の順番は自由ですが、Bronze DBA試験はオラクルデータベース管理トピックが網羅的に問われる広範囲な試験のため、まずはSQL試験から挑戦して自信をつけた後に挑戦するのがお勧めです。 SQL試験トピック データの制限およびソート グループ関数を使用したデータの集計 副問合せによる問合せの解決方法 データ操作 DDL文を使用した表の作成および管理 その他のスキーマ・オブジェクトの作成 など Bronze DBA試験トピック Orac
Oracle ACEってどんな人?世界基準のトップエンジニアにインタビュー 《第2回:竹村浩二氏》「できます」と言える実力は、 傾向と対策だけでは身につかない。 日本にわずか14人しか存在しない「Oracle ACE」へのインタビューシリーズ。第2弾は、データベース・エンジニアの実力を証明する認定資格制度「ORACLE MASTER」のなかでも最高峰の「ORACLE MASTER Platinum」を歴代3バージョンにわたって一番乗りで取得したトップエンジニア、竹村浩二氏である。(編集部) ■Oracleとの出会いとPlatinumへの挑戦 現在私は、株式会社日立ソリューションズのプラットフォームソリューション本部で、Oracle Databaseをはじめとするシステムインフラ全般の設計・構築を担当しています。 こちらは勤め先としては2社目で、最初に就職したのは一般企業の情報システム子
Oracle Databaseの特長として、内部アーキテクチャを含めた、多様な管理情報、性能診断情報を公開している点があると考えています。最近では「ソースコード」という究極の内部情報を公開するオープンソースソフトウェアが一般的になってきたため、近年はOracle Databaseのオープン性にあまり着目されていないように思われますが、「情報公開」という意味ではなかなかの優等生であると思います。 この管理情報、性能診断情報は、「ディクショナリビュー(DBA_?、ALL_?、USER_?)」、「動的パフォーマンスビュー(V$ビュー)」として、SQLで問い合わせ可能な表形式で公開されています。またその提供ビューは数多く(Oracle Database 11g Release 2のディクショナリビューDBA_?の総数:642、動的パフォーマンスビューの総数:460)、これらのビューから得られるデー
Oracle ACEってどんな人?世界基準のトップエンジニアにインタビュー 《第1回:山岸賢治氏》 アウトプットが自分のスキルを磨く。 それがOracle ACEの意義だと思う。 ワールドワイドに認定される「Oracle ACE」は、日本にわずか14人しか存在しないスーパー・エンジニアだ。彼らはそれぞれ多忙な毎日を送りながら、エンジニア向けの著作、OTNやブログへの技術記事の投稿、カンファレンスでの講演など、オラクル技術者のコミュニティをサポートする多彩な活動を行っている。本連載では、4人のOracle ACEのインタビューを紹介していく。 第1回目は山岸賢治氏。その方面では知らない者のいない"SQLスペシャリスト"にご登場いただいた。(編集部) ■論理に綻びがないSQLのおもしろさにハマる 私は、現在ソフトウェアの会社で、ソフトウェアの開発・製造を担当しています。業務としては要件のヒ
津島博士のパフォーマンス講座 第2回 RAC(Real Application Clusters)の時のバッチ処理について 今回は、シングルノードの時はあまり気にしなくても良いこともRACになると無視できなくなることがあるので、それについてRACとバッチ処理で説明しようと思います。 ■1.RAC(Real Application Clusters)について RACを知らない方はもういないと思いますが、念のために簡単に説明しておきます。 RACは、Oracleの高可用性とスケールアウトを実現する共有ディスク型クラスターデータベースシステムです。全ノード(インスタンス)が全データベースに直接アクセスできるため、どのノードからも意識せずにデータベースにアクセスすることが可能です。各ノードのキャッシュの一貫性はキャッシュ・フュージョン技術を使用して実施しています。 クラスタ・ノード間のデータ
「"プロアクティブ"なパフォーマンス・チューニングの心得」 Oracle Databaseのスマートな開発/運用の鉄則 第2回 ITエンジニアにとって、データベースのパフォーマンス・チューニングは日常的な作業の1つだろう。だが、実際の現場を見てみると、チューニングへの取り組み方に問題のあるケースが少なくない。今回は、日本オラクルのデータベース・コンサルタントらの視点から、ユーザー企業の現場に見られる問題点や、今日データベース・チューニングに臨むうえでの留意点などを紹介する(編集部)。 日本オラクル コンサルティングサービス統括 テクノロジーソリューションコンサルティング統括本部 データベースソリューションコンサルティング本部 データベースソリューション第1部 マネージングプリンシパルコンサルタント 中島益次郎 日本オラクル コンサルティングサービス統括 テクノロジーソリューションコンサ
はじめまして。本日からこの連載を始めます津島と申します。 長年に渡りデータベースの構築やパフォーマンスチューニングなどに従事し、最近では若手エンジニアの育成および大規模データベース案件などの支援に従事しております。今までの経験が少しでもお役に立てればと思い、この連載を始めることに致しました。できるだけ長く続けたいと思いますのでよろしくお願い致します。 さて、第1回目である今回は「パフォーマンス問題はなぜ起きるのか」と題して説明します。事前に考えておくと回避できることもあると思いますので、参考にしてください。 ■1.パフォーマンス問題はなぜ起きるか 最適なパフォーマンスはCPUをできるだけ多く使用して動作することですが、一般的には、何かの待機(例えばI/O待ち)でCPUリソースを使用しきれないでパフォーマンス問題になる場合が多いと思います。これを解析ツール(StatspackやAWRレ
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