高知県の北東部。ちょっと前まで 物部村 という地名だった場所がある。現在は 香美市 。 「物部」という名前だけで何かありそうな感じ。 地形的にも、険しい山々に囲まれていて、村の外と孤立している感じがある。 この場所に中世から延々の伝承し続ける民間信仰がある。 それは、「 いざなぎ流 」「 いざなぎ流神道 」という名前で伝わる。 こんなオカルト臭がする話、ボク大好き。 これだけでご飯が進む。 でも実際は、ボクに余分なメシを食わせるような、オカルトチックなものではない。 歴史の流れの中で自然に出来、色々な要因でたまたま生き残ってきた、貴重なこの地域の文化だ。 中世の頃は、今ほど物や人の行き来が自由にできないので、もっと地域地域で生活が自立していた。 生活慣習や文化も、その地で独自のものを持っていた。 神道と仏教などの影響を受けながらも、その地の生活習慣や文化を基にした信仰が各地にあったはずで、