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現代の「傭兵」　民間軍事会社とは何か 犠牲続出　現代の「傭兵」　民間軍事会社とは何か （論座　2004年８月号掲載） (無断引用、無断転載を禁じます） 米国ではITやサービス分野が人件費の安い国へ次々にアウトソースされ、米国内の雇用の空洞化を招いているが、実はこのイラク戦争でも人々の知らない間にかなりのアウトソースが進められている。米軍の業務の一部を請け負う民間軍事会社（PMF : Private Military Firms）がイラクで急速に存在感を高めている。 PMFはイラクで主に、武器・弾薬などの輸送の兵站任務や給食など米軍の後方支援、軍事基地の護衛、ＶＩＰの護衛、新生イラク軍の訓練などの業務を請け負っている。現在イラクにいるＰＭＦ社員は１万５０００人から２万人といわれているが、正確な数字はわからない。だがこの数字が正しいとすれば、実はイラクに派兵している米国の同盟国のどの軍隊よりも