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ノーベル賞
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亀仙人のもとでともに修行した悟空とクリリン。当初はライバル関係だった二人も、次第に実力の差が大きくなっていきます。決してクリリンが修行を怠ったわけではありません。悟空はサイヤ人でクリリンは人間。「人間の中では世界で一番強い」と言われるクリリンでも戦闘民族のサイヤ人にはかないません。 これはマンガの世界の話ですが、現実世界でも持って生まれたセンスが全然違うというケースは少なくないと思います。わかりやすいのはスポーツです。「天性のセンス」「持って生まれた素質」など、スポーツの世界では優秀な選手に対してそんな言葉が使われることが少なくありません。反対に「諦めなければ夢はかなう」「努力に勝る天才なし」という言葉もあります。 才能と努力。どちらが大切かという議論はスポーツ界では昔からあるものかもしれませんが、仕事や一般生活においてはどうでしょうか。基本的には「努力が重要」という意見が多いのではないで
先日、Web授業のSchooにて代表の佐々木と私の2名で「新しいダイバーシティ」というテーマで授業を担当させていただきました。 授業中はチャット形式で参加者からの意見や質問が寄せられます。肯定的な意見やご自身のリアルな状況を教えていただく方も多かったのですが、一方で「自分の障害のことをわかっていない」「自分はこんなにつらいのにわかってくれない」という否定的な意見も少なくありませんでした。ただ、私はこれらの意見に対してはっきり言いましょう。 「わかるわけないだろ」と。 障害を抱えているというあなた、障害者から「障害者雇用のおかげで大企業で働けるんだよ」と言われたときの健常者の気持ちがわかりますか? 地方で仕事がないというあなた、東京生まれ東京育ち、故郷は都会のど真ん中の私の気持ちがわかりますか? 「そんなのは詭弁だ。ないものねだりだ。私の方が辛い。私の方が苦労している。」という方もいるでしょ
プラスハンディキャップの読者の皆様、はじめまして。くそ真面目な記事が並ぶ中、エッセイ風味の投稿で空気を壊す、聴覚障害者の「くらげ」と申します。私は「ボクの彼女は発達障害」(学研)を上梓しておりまして、その縁で(正確には佐々木編集長にメールで押しかけた)寄稿させて頂くことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。 簡単に自己紹介させて頂きますと、私は聴覚障害者と言われるであろう存在です。「あろう」というのは、私は一見(一聴)して聴覚障害者であるとまず「見破られない」程度の障害であるからです。聴覚障害は一見してわかる障害ではありません。コミュニケーションを確立させようとすれば一発でわかると考えている方は多い模様ですが、実のところ、そう単純な話でもありません。 私は、進行性難聴です。子供の頃は言葉を覚えるのは通常通りだったようですが、小学2年生の時に難聴が発覚。それ以降、徐々に聴力が落ちて、
こんにちは!宇高みらんです。前回「ゲイの出会いと恋とセックス」を取り上げましたが、今回はバイセクシャルの恋愛事情について取り上げてみたいと思います。 今回インタビューさせていただいたのは、桜沢良仁さん(42歳)。バイセクシャルの世界は、私にとって全く未知の世界です。桜沢さん(以下敬称略)は「あくまでも僕自身の話で、バイ全般に当てはまるわけではないんですが」と前置きした上で、お話ししてくれました。 バイの「おつきあい」の仕方 宇 高:ズバリお聞きしますが、バイの方ってどんな風におつきあいされているんでしょうか? 桜 沢:「つきあいかたは、うーん、女性とつきあうときと、男性とつきあうときとで、だいぶ違いますね。まず女性とつきあう場合。これは「普通」のつきあい方と同じです。そして男性とつきあう場合。これは、ゲイの男性とつきあうことになりますね」 宇 高:なるほど。バイの男性じゃなくて、ゲイの男性
みなさま、はじめまして。 この記事にて、ライターとして参加することになった岡本直美です。 私は、生まれつき、股関節の作りが甘かった「先天性臼蓋形成不全」からくる変形性股関節症です。18歳、20歳、29歳、32歳、35歳と両足で5回、手術を受けています。障害としては「両股関節機能障害」で2種4級の障害者手帳を交付されています。最初に交付を受けたのは、20歳の夏で29歳の時に障害等級の変更があり、今の障害名と等級になっています。ちなみに未婚の母でもあり、24歳の時に普通分娩で娘を出産しています。 下肢に不安を抱えていると、一種の生きづらさを感じることがあります。それは「性交渉・出産・子育て」の場面です。 『わたし、ちゃんと、できるだろうか。』 障害者の性について、今も若干ですがタブー視されていたりする面もありますが、私は、かなりオープンに医療従事者へ聞いたり、整形外科・外科患者同士でディスカッ
あなたは「ひきこもり」という言葉からどんなイメージを思い浮かべますか。 部屋から一歩も出てこない世捨て人? ネクラなコミュ障? 働きたくない怠け者? 世の中に順応できない社会不適合者? もちろん「ひきこもり」もいろいろあるので、そうしたタイプがいないと言うつもりはありませんが、僕が出会ってきた当事者の多くは、そうしたステレオタイプなイメージからは程遠いユニークさと可能性、そして慈悲にあふれているように思います。 「ひきこもりフューチャーセッション 『庵 -IORI-』」 8月3日、高田馬場にある公共のホールで「ひきこもりフューチャーセッション『庵 -IORI-』」(以下「庵」)が開催されました。僕を含め、ジャーナリストやファシリテーター(「その場のやりとりを円滑にするための進行役」くらいの意味)をライフワークにするビジネスマンら有志で立ち上げ、「ひきこもり」当事者・経験者たちの意見を吸い上
Plus-handicap(プラスハンディキャップ) は、なんとなく「生きづらい」ひとたちの なかなか「知らない」リアルを切り取るWEBマガジンです。
自動車とは、足と手を使って運転をする乗り物です。足が不自由だから車いすに乗っているにもかかわらず、どうやって自動車を運転するのでしょうか。答えを知っている人には簡単かもしれませんが、知らない人には不思議な話かもしれません。 結論から言えば、足が動かなくても、手動運転装置という機械を使うことで自動車を運転することができます。車いす生活歴10年を迎えた今でこそ、自動車は私の生活に欠かせないものになりましたが、車いすデビューしたてのころは、「両下肢麻痺=運転不可能」と短絡的に自動車を運転することを諦めていました。公共交通機関の利用に制限のある車いす使用者にとっては、自動車の運転が可能になることで行動範囲が大きく広がるのです。 百聞は一見に如かず!手動運転装置の解説と合わせて、実際に運転をしている動画をご覧ください。 ちょっと長いです。のんびりご覧ください。 手動で車を運転する私が健常者と同じよう
●出会いと別れ 間もなく私の唯一の理解者で大切な人と離れます。この判断が正解なのか、症状が変化している今、この選択が最善なのかも分かりません。2006年脳脊髄液減少症と診断され、ブラッドパッチ治療(脊髄に自らの血液数十mlを注入)をし、翌年、再びブラッドパッチ治療。そして今夏7年ぶりに同治療を予定しています。病気が発覚した頃、長年お付き合いしていた女性と別れ、その後も幾人かの人に病気を理解されず、いつも怠けている、いつもやる気がない、いつもムスッとしていると思われながら短期間でのお別れが続いていました。 脳脊髄液減少症とは パッと見では分からない内部に障害を抱えた病気というより脊髄の怪我みたいなもの。何らかの要因で脊髄に穴が開き、そこから髄液が漏れ出し、脳が下垂することによって十人十色のあらゆる症状を引き起こす。私は、絶え間ない激痛が主たる症状。将来を悲観し自ら離婚を申し出たぐらいハードな
先日、Plus-handicapでライターの堀さんがアップした記事「生きづらさを生み出しているのは障害者自身かもしれない【ユニバーサルマナー検定受講レポート】」に対して、いくつかの意見を頂きました。非常に本質的だなと感じたので、共有しつつ、議題として考えてみたいなと思います。 コメント①−1 この記者の記事は「障害者」ではなく、「身体障害者」としてほしいです。知的、精神障害とは、課題がかなりズレるので、いつも違和感を感じます。 「障害者」という言葉を用いて、議論を展開したり、意見を発信したりする場合、それが障害者全体に対してのものなのかどうか前提を共有することが大切です。障害者は身体・知的・精神と大別されるので、例えば知的障害者に対して議論する場合は、「障害者」ではなく「知的障害者」としなくては有意義なものになり得ません。 世の中には「障害者◯◯」というものがあります。障害者雇用、障害者ス
「若者はなぜ3年で辞めるのか」なんてことが巷でよく言われていますが、私なんかはまさにその典型で。3年どころか半年で辞めました。それも、うつ病で。 入社、配属、そして鬱になるまで 2013年4月。私はとある会社に新卒入社しました。いわゆる“マスコミ”に分類されるような大手の会社です。配属されたのは「ガテン系」なことでよく知られる某部署。 「この部署に来たら、学歴は役に立たない。大事なのはコミュニケーションと根性だ。」 配属初日に教育係の先輩に言われた言葉です。先輩の言葉通り、部署には仕事が山積みで、若手社員はみんな鬼のように働いていました。新入社員の私ができることといえば、電話とりや届け物などのこまごました雑用と、エクセルいじりくらい。それでも作業量は異常なくらい多くて、朝8時に出社して、帰宅はだいたい23時か24時でした。 「会合」という名の飲み会も頻繁にありました。取引先との会
女子高生の生きづらさをお届けしております、飯田です。 1年次の授業が全て終わり、時の流れの早さに少々唖然としておりますが、苦手な世界史の単位も修得し、私はどうにか二年生に進級できるようです。今回は、女子高生の生きづらさを通し、先生が発する言葉の薄っぺらさについてお話させていただこうと思います。 友達と撮ったプリクラをSNSにアップするのは、高校生の間ではよくある事なのですが、1月頃に、私は、私と同じ学年の、男子2人と女子2人で構成されている4人のグループがアップしたプリクラをTwitterで見ました。そのプリクラの落書きには、去年の夏休み明け、文化祭に向けて生徒たちが盛り上がっていく頃に、「服飾の道に進みたい」という強い思いで学校を自主退学した女の子を馬鹿にするような内容が書いてありました。 退学してしまった女の子と私はクラスが離れていたのですが、Twitterで相互フォローをしていたので
みなさん、こんにちは!アトピーと付き合いながら会社を立ち上げた野村です。約3ヶ月ぶりの投稿となりました。 しばらく記事を書く余裕もなくアトピー対策サイト「アトピン」(http://atoping.com)の開発をしておりました。いざ開発するとなると、なかなか思ったように進まず、日々つまずきまくっています。 サービスの価値がなかなか分かってもらえなかったり(私の伝え方が悪いのかもしれませんが)、順調だと思っていたのに急に連絡がつかなくなるなんて事もあったり。こんな逆境の中では、むしろアトピーが悪化するんじゃ・・という感じですが、それでも「自分がやらなくては」という使命感をバネに、開発を続けています。 以前、編集長に記事として「アトピン」を取り上げて頂いたこともありましたが、「アトピン」は、アトピーの人が日常的に活用している、症状を抑えるための対策や小技、テクニックなどを集めたクチコミサイトで
社会的に弱者とカテゴライズされる方への支援やサポートを考える際に、当事者意識という言葉が使われることがあります。社会問題を考える上で当事者というのは、社会問題を抱える本人を指し示すことがほとんどです。障害者の社会進出の問題であれば、当事者は障害者であり、児童養護施設の進路格差の問題であれば、当事者は児童養護施設在所者や出身者ということになります。 先日、Plus-handicapで主催したイベント、「当事者意識ってどうすれば持てるの?〜誰かの困りごとを仕事にするという生き方〜」では、当事者意識について、4名のパネラーだけでなく、来場して頂いた30名近くの皆さまを巻き込んでディスカッションしました。今回はディスカッションの場で出てきた当事者意識に関する言葉を拾ってみたいと思います。 「当事者について考えることは辞めました。1人ひとり環境が違うんだから、一個一個考えていけるほど時間がない。大切
皆さん、ごきげんよう。矢辺です。 今日は、障害者が働く環境を見続けてきたことで見出せた、障害者が辞めない職場の3つの条件をお伝えします。 ●障害の配慮があること これは入社する上での大前提であり絶対条件です。障害のある人が障害者枠を選ぶのは、障害があり、通常の枠では働けず、配慮が必要だからです。ですから、障害の配慮があることを企業に求め、配慮が可能だからその会社に入社する訳です。 最近は少なくなりましたが、人事担当者が障害の配慮をOKだと判断しても、配属された部署では配慮がなされないことがあります。例えば、軽度の聴覚障害のある方。1対1や簡単なコミュニケーションが可能だったため、部署の繁忙期に電話に出ることを求められ、退職するという事例は多く聞きます。 健常者の方のイメージで言えば、年収○○○万と言われ、これで家族を養えるなど、前提で考えていたものが、何の理由もなしに年収を下げられることを
Plus-handicap(プラスハンディキャップ) は なんとなく「生きづらい」ひとたちの なかなか「知らない」リアルを切り取るWEBマガジンです。 私たちが取り上げるテーマ、「生きづらい」って何でしょうか。 普段の生活で「あ~、俺、生きづらいわ~」なんてなかなか使わないですし、 「あなたって生きづらいの?」なんて聞かれたならば、それは悲劇です。 私たちは、何かしらのハンディキャップ(障害)によって、自分の思ったようにうまくいかない もどかしさ・しんどさ・きびしさ・せつなさのようなものを「生きづらい」と考えています。 ハンディキャップという言葉から考えていくと、 「生きづらい」代表格には障害者が挙げられるかもしれません。 目が見えない、耳が聞こえない、足が不自由、心を病んでいる、幻覚が見えるなど 障害者といっても一括りにできませんが、自分自身が抱える障害によって できないことがあったり、
大卒の3年以内離職率が3割というのは、ブラック企業に関連して多くのメディアが報道したこともあり、多くの方が知る事実となってきました。しかし、この状態は20年以上前からほとんど変わっていないということを知らない人もいて、中には「ゆとり教育で根性がなくなったせいだ」という主張をする人がいるのも現実です。厚生労働省から発表されているデータを見れば、20年前から同じ状況である=ゆとり教育が原因だと言えないことは明白なのですが、こういったデータを知らない方々はまだまだたくさんいます。 そして、大卒が3年以内に3割辞めるという事実をもとに、某若者支援・教育系NPO代表の方がSNS上でこんなことを言っていました。 「大企業に入っても3割は3年以内に辞めてしまう。だから大企業を目指すよりも、中小企業でも自分にあった企業を選ぼう」 私はこの投稿を見たとき、憤りを覚えました。なぜなら、この人の言っていることは
2013年に私がfacebook等で取り上げた障害者の便利アイテムを一挙にご紹介いたします。 私が障害者となった1991年当時、今でこそ使われている「ユニバーサルデザイン」という言葉や概念は、日本ではまだまだ浸透しておりませんでした。障害者用のアイテムの存在も皆無で、基本的には健常者が使っているものを障害者でも無理して何とか使うか、もしくは「あれは健常者用の物だからね。障害者は諦めるしかないよ。」という考え方が一般的でした。もちろん、私が障害者用のアイテムを知らなかっただけかもしれませんが、障害当事者が「知らなかった」ということも問題だと思います。 市場原理の観点からいうと、ターゲット(障害当事者)が自分にマッチした商品の存在を知らない、というのでは話になりません。ただ、私の知る限り20年ほど前の日本福祉はそんな状況でした。 現在では「ユニバーサルデザイン」の考え方も広まってきており、世の
初めて大学生のインターンの対応をしたのは、私が社会起業大学の事務局をしていたときでした。当時は猫の手も借りたいくらい忙しい状況。しかも、大学生は学校に来ている数あるインターンシップ先の中から自分の意志で選んでくれたというではありませんか。 インターンとして採用しようと書類選考の時点で決めていたので、顔合わせという感覚で面接を担当しました。どんな学生が来るんだろうと楽しみに待っていたら、やってきたのはちょっと元気のなさそうなひょろっとした学生。大学3年生にしてはやや頼りなさそうです。まぁ「W大学だし、優秀なんだろうな」と思って話してみても、なかなかつかみどころがない。「なんでインターンシップしようと思ったの?」と聞いたところ「やっぱ、就活の前に一度やってみたくて」というちょっとがっかりな答え。なぜ社会起業大学を選んだのかは聞きましたが、どんな答えだったのか忘れてしまうほどでした。 続いて同じ
皆さん、ごきげんよう。矢辺です。 今日も障害者雇用について書きます。 Twitterで見つけたご意見「障害者雇用義務とかマジでクソだと思った今日。管理側の手間が増えるだけで作業効率良いわけでもねえし、デメリットしかねえじゃねえか。」事前情報なく、障害者雇用に取り組むことになれば、こう考えるのも当然だと思います。 障害者雇用はこれまで「法律だから」という採用理由で進められてきました。それは、これまでもPlus-handicapでさんざん指摘してきた通りです。私も以前の営業現場では人事担当の方に「なぜ障害者を雇用しなくてはならないのですか?」と聞かれたとしても、「法律だからやらなきゃいけないんです」としか答えられませんでした。今考えると、法律を盾にしたとてもゲスいヤツです・・・苦笑。 でも、考えてみてください。同じ賃金を払うのであれば、効率や作業スピードの劣る障害者ではなく、健常者を間違いなく
皆さん、こんにちは。 今日はアトピーと仕事について書こうと思います。 —アトピーにより仕事を3回断念 私は生まれつきのアトピーで、27歳になった現在もアトピーに悩まされていますが、これまでの人生でアトピーの悪化が原因で仕事を続けられなくなった事が3回あります。いずれも過労やストレス、食生活の乱れ、埃や乾燥といった外部環境が積もり積もって、自分の許容範囲を超えたことが原因でした。 私の場合、ステロイドやちょっとしたケアでアトピー症状を抑えられるのですが、許容範囲を超えた途端、症状が短期間で急激に悪化してしまうのです。じきに動けなくなり、数ヶ月間殆ど寝たきり生活を送るようになります。 大学生の頃からビジネスの世界に興味があり、大学4年生のころから仕事中心の生活を送り始めた私にとって、仕事に夢中になりたくても出来ないというのはすごく辛いことでした。やりたい事が色々あって、そのチャンスも掴んだのに
「ダウン症の女の子たちにAKB踊らせれば感動するんじゃない?どうせ視聴者なんて、障害者ができそうになさそうなことをやれば、すご〜いって言って感動して涙こぼすんだから。」と企画会議でこんな言葉が出たとか出ないとか。 今年の24時間テレビでも「障害者が頑張ってる→感動して涙こぼれる」という流れが繰り返され、障害当事者兼視聴者である私としては、怒りと悔しさが入り混じるような感情に悩まされました。よくぞ手を変え品を変え障害の種類を変え、毎年毎年企画を練り上げてくるなと感心します。もちろん、頑張っている姿に心打たれ、私自身、元気をもらえたことは事実ですし、努力の道のりを否定するつもりはありません。 皆さんに素朴な疑問なのですが、「ダウン症の女の子たちがAKB48のダンスを踊ること」はテレビで放映するほどのことなのでしょうか?ネット上で放送事故と叩かれてまで。 ニコニコ動画の【踊ってみた】を検索すれば
世間一般で言われているブラック企業は範囲が非常に広く、人によって定義が違います。そのため、どんな企業もブラック企業と言われてしまう可能性があります。ブラック企業の定義があいまい過ぎるが故に、元・現従業員が「この会社はブラックだ!」と言ったらそれだけでブラック企業と言われてしまう現実が広がっています。 ブラック企業かどうかは判断する人によって異なります。先日より、私自身のメディアでブラック企業について、記事を投稿しているのですが、今回はアラサー世代なら誰もが知っているスラムダンクを例に取って考えてみます。 スラムダンクは、バスケットボールは素人だけど超人的な身体能力をもつ桜木花道が、一目惚れした相手に誘われるまま弱小の湘北高校バスケ部に入り、個性的なメンバーと衝突しながらも成長し、最後には無敵を誇る山王工業高校に勝つというストーリーです。個性的なメンバーのうちの一人が、キャプテンの赤木。彼こ
秋葉原から亀戸まで約9分。優先席に座った私の前のオジサンが右足を覗き込むこと10回、私の顔に何か訴えてくること3回。義足を履いている人間として絶対に負けられない、絶対に退くことができない戦いを終えて、先ほど帰宅しました。 義足を履いている右足のヒザが固定されているため、ヒザを曲げられない私にとって、実は電車の座席は非常に座りにくいのです。通路側に大きく足を投げ出さねばならず、座っているだけなのに気を遣うことが多く、気苦労が絶えないといったほうが正確でしょう。 都営新宿線の場合。※ドア付近だが優先席ではないので悪しからず 普段は電車の中で座ることはなかなかありません。座ったときの気苦労が嫌だということもありますが、20代後半という年齢もあり、人生の先輩方に座って頂きたいというのが本音です。障害があっても、足が不自由であっても、立つことにより負荷がかかる人が座席に着くものだろうと思います。 し
「自己責任」や「自助」というワードに対して、嫌悪感を抱く人は多いようです。生きづらさは、他人や環境が影響していたり、今の社会的課題の犠牲になっていたりします。そうやって考えると、生きづらさの原因が100%自分にある人は、ほぼいないのではないでしょうか。
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